MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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今回は危険指定存在徘徊中(https://syosetu.org/novel/190378/)のコラボ企画編です
今回は、後日談のバカンス回です

投稿が遅れたのとすごく短めです


グリフィンの奇妙な航海:エンディング・イン・ビーチ

キノコマンとの死闘を制し、山崩れと蟲の狂乱を逃れた調査隊一行は国連が管理する島でひと時の休息を楽しんでいた……だた、一人……M16A4を除いては

 

「はぁ……今回も大して活躍しなかったな」

 

ビーチパラソルの下で彼はため息をつくとビーチ遊びに夢中になったリー達、S07地区所属の人形達を注視した

 

「冷たいよ!!!」

「リーさん、550さん、フレイマーさんと一緒にビーチバレーをやりましょう!!!」

「じゃあ、M4さん達も誘いましょう」

「何を落ち込んでいるんだ?」

 

はしゃぐ彼女達を目にして、彼は落ち込んだ表情を浮かべていた時、後ろから聞き覚えのある声が彼の耳に入った

M16A4が振り返るとそこには、アロハシャツに、短パン、幅広の帽子姿のアラマキが立っていた

アロハシャツの隙間から痛々しく包帯が巻かれた腹部

 

「……アラマキ元指揮官」

「どうした、おまえらしくないじゃいか?」

「……」

「黙秘は嘘をつけない人形達が本心を隠す唯一行動じゃが……話してみてもいいんじゃないか?」

 

M16A4がうつむくとアラマキは首を少し振るとそっと彼の隣に座った

そして、ビーチ遊びを楽しむリー達を見ながらこう切り出した

 

「もしかして……今回の一件で役に立つことができなかった事を悔やんでいるのか?」

「……はい」

 

M16A4が力なく頷くとアラマキは彼の背中を軽く叩いた

 

「人間であろうと人形であろうと上手くいかない事もあるもんだ」

「ですが……」

「ワシが新人だった頃は、先輩が奮戦する背中を見る事しか出来なかった事がよくあった事じゃ……みろ」

 

アラマキが微笑むと砂浜を一角を指差し、M16A4が目を向けると水着姿のSOPが二人の元へ駆け寄っていくのが彼らの目に映った

 

「お兄ちゃん、SOP達と一緒に遊ぼうよ!!!」

「ほれ、SOP達が呼んでおる……今はこのバカンスを楽しみなさい」

「はい……今行きます!!!」

 

M16A4が声を上げながら、SOP達の元へ駆け寄るのを見守りながら小さく呟いた

 

「さて、「左手の答え」を使ったせいで奴らに認知されたかもしれん」

「爺さん、ちょっといいか?」

 

アラマキは包帯が巻かれた腹部をさすると彼の耳に足音が聞こえ、振り返ると彼の背後に万能者が立っていた

 

「万能者、どうした?」

「ちょっと俺と付き合ってくれないか……リヴァイルに聞きたいか事がいくつかあるんだ」

「ふむ……ワシも奴の本音を知りたいと思っていた所だ、付き合おう」

 

アラマキは万能者の意図を察すると立ち上がると万能者の後をついていく

 

 

 

 

 

アラマキが万能者と同行したのと同じ頃、首から下を砂浜にしっかりと埋められた国連軍の兵士達を前にして、ワカは戸惑いを隠せなかった

 

「ペンギンさん、助けてくれないか?」

「というか、日差しがきついんだ」

「なぁ……お前らはをナニをしでかした?」

 

今にも泣きそうな表情を浮かべる兵士達はビーチ遊びに興ずるバルカンとスミスに人が余り近寄らないを岩場を紹介した事をワカに話した

だが、それを聞いたワカは無表情で右翼を軽くばたつかせながらこう言った

 

「自業自得だ……スミスが来るまで反省しろ」

「「「「ペンギン!!!!!!」」」」

「熱中症になるのはマズイから日よけのビーチパラソルと水を持ってくるよう頼んで雇用」

 

国連軍兵士達の悲鳴を背にワカはビーチの休憩所へ日よけと水を運んでもらうために体を左右に揺らしながら歩いていく

 

 

 




今回でコラボ回はおしまいです

個人的には、ちょっと不完全燃焼でしたがそれも次の人形を守るモノ主催の大型コラボで発散しようと思います
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