今回は後日談編です
ちょっと簡潔かつ短めになっています
以下の話を参考にしています
https://syosetu.org/novel/180532/501.html
バルカン護衛作戦から数日後
S07前線基地地下1階喫茶スペースのテーブルに座りながら俺とM14さんは徒労感で疲れた体を休ませていた
これは近いうちに義体のオーバーホールを受けた方がいいかもしれんな
「一体俺達……なんのために命がけで戦ったんだろう」
「皆だって、分かりませんよ……ここまで命がけでたたかってきたのに、あんな終わり方だなんて」
俺は力が抜ける感覚を感じながら、隣に目をやると半ば疲れた目をしながらコーヒーを啜っていた。
俺も手元のサイダーを口の中に流し込みながら、あの時の戦いの事を思い出していた
そう……ターミネーターの正体が未来のバルカンさんであったことが判明した跡の事を……
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バルカン護衛戦当日第四陣地内にて
ついさきほどまで俺達にとって脅威であったターミネーターがスミスさんの前で子供のように泣きだす姿に俺達は困惑していた
コト小隊のSG550達も俺達のすぐ近くで銃口を彼女に向けつつも正直どうしたらいいのか分からないのだろうか、困惑していた
「ねぇ……あれどうしましょう?」
「どうするって……完全に空気に糖分が含んだような状態よね?」
「う~ん」
俺がターミネーターがスミスに泣きつく様子を指差すとMP5Fさんが両手をあげた
その隣でリーが首を傾げていた
「リー?」
「もしかして、あのおばさんはターミネーターが未来のバルカンだと知らなかったのかな?」
リーの呟きをみみにしたのだろうSG553さんがリーの方に振り向いた
「どうして、そう思うだよ?」
「だってさ……最初からターミネーターの正体がバルカンだと知っていたら、スミスに交渉させることを提案したんじゃない?」
「確かにスミスさんの説得すれば、ターミネーターをと、止められたのかもしれませんね」
「確かにな……だとしたら、あたしたちの備えはなんだっただろうね?」
リーの推測にP228が苦々しいものかみつぶしたように呟く傍らで、SG553さんが大きいなため息をついた
それをみた俺達も体から緊張が抜けるのを感じた
(たしかに、ターミネーターが別のバルカンさんだと知っていたら、こんな大げさな備えはいらなかったかもしれませんね……けど)
スミスさんとバルカンさんがどういう仲か知っていた俺は、リーの推測に若干の疑問を感じつつもナニカがひっかていた
普通に考えてみれば、あのオバサンが見かけ以上にボケて……いや、調査を怠っていたということだが、あそこまで綿密に作戦を練っていた彼女がそんなポカをするとは思えないのだが……
だが、そんなことを考える余裕は突如入った指揮官からの緊急通信で一気になくなってしまった
『お前ら、緊急事態だ……バルカンの奴がソフィスに攫われた!!』
「え!?」
「バルカンの居場所は分かっているのですか!?」
「状況しだいじゃバルカンが危険よ」
M14さんとSG550さんは突如の自体に混乱せずに状況を指揮官達から確認する
それを見たやSG551さんもバルカンさんを助けにいくために武装のチェックを始めていた…………
まぁ……結局バルカンさんと蛮族が戦っていたリ、その最中で彼女覚醒したりやスミスさんがソフィスを実質取り押さえたらしい
そして、俺達が向かった頃にはすべてが終わっていた後だったが……
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あの時の回想から現実に戻ると俺は他のBB小隊のメンバーの事が気になった
「M14さん……他の皆はどうしているんですか」
「パラちゃんとMP5Fさんはメメントス街への警備、リーはS07情報支援基地のコト小隊と共に回収任務よ」
「ふーん、P228さんは?」
「ジル主任の付き添いでIOPですよ」
M14さんの投げやりな回答を聞いた瞬間、なんとなくだが嫌なモノを感じた
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IOP本社ロビーのベンチでP228とジル主任はお互いに缶コーヒーを手に座っていた
そして、二人はロビーを行き交う人や人形を見ながら、防衛戦について語り合っていた
「それでソフィスにいいように動かされた事を知った指揮官はひどく不機嫌で「いい度胸だ、次にあったら覚悟しておけ!!」と怒鳴るほどでした」
「それは災難だったホーね」
ジルは訛りが強い口調で相槌を打つと被っていたマスクを少し上げて口を露出させ、缶コーヒーを一口飲んだ
「まぁ、今回の一件はホーにとっても大きな教訓を得たホー」
「それは一体なんですか?」
P228の質問にジルは一息つくと半ば皮肉るようにこう言った
「自分で見つけて、完全に理解できないモノ以外を完全に信用するなと言う事だホー」
「確かに、今回の一件は完全にソフィスにしてやられたモノですから……」
P228もどこか悔し気に顔を歪めるのを見て、ジルは彼女に優しく声を掛けた
「まぁ、結果的に大した被害が出なくてよかったホー……」
そして、どこか遠くみるかもしくは誰かに話しかけるようにこう言った
「どっちにしろ、バルカンが自分の銃から逃げているようじゃターミネーターと似たり寄ったりの末路を辿るかもしれないホー」
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S07情報支援基地司令部では、タケミ指揮官は姿を見せない依頼人であるグリフィンの声に緊張した表情で通信機のモニターを注視ししていた
モニターにはグリフィンの姿は映し出されず、ただ「音声のみ」の文字だけが彼女とグリフィンの立場の差を明確に示していた
『今回のターミネーターの拿捕及び護送任務、ご苦労』
「いえ‥…結果的にターミネーター拿捕に貢献したのはDG小隊のスミスです」
「S&WM500のことか、こちら側の損害が少ない状態でで拿捕できた彼の活躍素晴らしい事だ……」
(やはり、この人は……)
グリフィンが淡々と語るのを見たタケミはある一つの疑念が心の中から湧いてきた
「さて……報酬はこちらから振り込ませてもらうが何か気になる事があるのかね?」
「拿捕したターミネーターはどうなっていますか?」
『君達が知る必要はない……通信は以上だ』
タケミの疑問にグリフィンは一切も答えずに通信を切るとそれを見たタケミは納得したように小さく呟いた
「やはり、あなたにとってグリフィン(私達)は切り捨てても構わない存在ということね」
今回で、死滅回遊編は終了です
まぁ、色々とリアルであったために投稿が遅れました