MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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試作強化型アサルト氏の危険指定存在徘徊中とのコラボ企画に参加しました
最初の任務開始ですが、別の勢力も動き出したようです

今回は以下の話を参考にしています

https://syosetu.org/novel/190378/186.html
https://syosetu.org/novel/242317/34.html



霧中探査:1

作戦開始から約1時間半が経過した頃

 

俺達S07前線基地とS07情報支援基地との合同チームが他の捜索隊と共に森林山岳地帯の中にある砕石所……万能者が発信している場所へ向かっていた

道中は高低差がある上に濃霧で視界が悪い……P228さんやM686さんのようなHG型戦術人形がいなかれば、逆にこちらが遭難しそうなぐらいであった

 

そんな中でパイソンさんとM686さんを偵察も兼ねて先行させ、その後をM3さんとP228を前衛、M2重機関銃とセンサーユニットを装着した戦闘用外部ユニットを装着したワカさんを後衛という隊形で進軍している最中、さっそく濃霧に紛れて迫撃砲による爆撃の晒されていた

 

「きゃああ!?」

「迫撃砲?」

「とにかく、遮蔽物に一度身を隠せ!!」

 

アラマキ元指揮官あらため、アラマキ隊長の指示で俺達はは道の凹み等のに身を隠した

砲撃は数分間俺達の周囲に爆音を響かせ爆炎と土埃を舞い上げていた

 

だが、俺達は砲撃が着弾とほぼ同時には身を隠せたために全員がダミーに多少の損傷を追うだけで済んだ

そして、砲撃をやむとアラマキ隊長は懐から探査用スコープを取り出し、スコープ越しに周囲の状況を確認した

 

「ふむ、とりあえずこの霧で詳細な位置まで分からないが……着弾音の方向からしてここ以外にも砲撃を加えているようじゃな」

「ホントだ……でも、闇雲に撃っているという訳でもないみたい」

 

アラマキ隊長とSDMRが言う通りここから離れた所からも着弾音が聞こえるが……音の方向からしてこことは別のポイントを集中砲撃しているようだ

それを聞いたM3さんが首を傾げた

 

「方向からして、P228さん達が向かった方向とは別ですよ」

「それが気になる……着弾音が聞こえる方向にグリフィンの捜索隊は展開していないはずだ。第三勢力だとすれば、面倒なことになる」

 

M3さんの疑問にアラマキ隊長も考え始めたその時、前方の方からM686さん達が戻ってきた

 

「ちょっとあんた達大丈夫、着弾音が聞こえたから戻ってきたけど……自動迫撃砲で設置されていたの?」

「分からん……そっちはどうだ?」

 

アラマキ隊長の質問にパイソンさんは首を横に振った

 

「案の定、爺さんの予想通りこの先にはワイヤートラップや地雷がわんさか仕掛けられていたよ」

「ふむ……嫌な予感がしたから二人を偵察に向かわせたが正解だったな」

 

彼が頷くと俺の側にいたワカさんが顔をしかめた

 

「では、この後どうするつもりだ?」

「このまま突っ切るにしても迫撃砲の砲撃に晒されたままでは、回収用のヘリも危険にさらされる……深追いしすぎない程度に砲撃陣地を黙らせよう」

 

アラマキ隊長が決断するや否や俺達に同行していた支援者……量産型万能者の一体が声を上げた

 

《砲撃ノ発射音ト砲弾ノ落下時間ヲ探知及ビ計算完了、コレヨリ重装1・2ハ迫撃砲陣地ト思ワレル地点ニ向カウ、同行シタイ者ハツイテ来イ》

「どうやら向こうも迫撃砲を無力化する方針のようだな……了解したS07合同チームも同行する」

 

彼はそういうと手にしたM14を構え直すと移動を開始した支援者に声をかけた

 

そして、支援者が探知した方向へ向かった俺達を待っていたのはいつぞのフードマント集団……のpawn replicaに似たナニカだった

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

グリフィン捜索隊とは別にpawn replicaによる迫撃砲に砲撃に晒された地点の中心にいたソレは伏せていた体を起こすと手にしていた長銃身の自動式スナイパーライフルを構える

それの身体には迫撃砲による外傷がいくつもデキていたが、それもほんの数秒のうちに殆ど治癒してしまった

 

「表層に浮上してから数分で砲撃に晒されたのは想定外であったが……行動に狂いはない」

 

そう呟くソレの姿は一言で言うなら各所に鎧のように緑色の甲羅を纏った全長2mの灰色の四本脚の人狼であった

下半身には、サブウェポンらしきサブマシンガンとそれらの予備弾倉をいくつも提げ、頭部の中心……眉間に当たる部分に狙撃用スコープが突き出していた

 

そして、ソレの瞳が地面に視線を投げると地面から浮上するように5台の4足歩行の小型戦車とも言える機械が姿を現した

それらは機体上部にレーザー砲と重機関銃を一つにしたような銃器と大きな箱を乗せ、それらの銃器はソレ……アブノーマルの視線の方向に銃口を向けていた

 

「ターレット・ビーストはマウス展開と同時に行動開始……1号から3号は妨害勢力へ攻撃、残りの3番から5番は対象の捜索を優先」

 

アブノーマルの指令が下ると同時にターレット・ビーストと呼ばれた四脚戦車は後方の箱を開いた

するとそこからそれぞれの箱からさまざな銃器や対戦車砲を背負った多数の5cm程の兵士の装束を着たネズミのフィギュア達が飛び出るとそれぞれ森の中へと姿を消す

ターレット・ビーストも箱を閉じるとネズミを追っていくように森の中へ入っていく

 

それと同時にアブノーマルが手にしたライフルのスコープを覗き、スコープに映る陣地変換を行うと移動し始めるpawn replicaの一体に照準を向ける

そして、くぐもった発射音と共に薄緑色の弾丸が二発連続に発射され、木々の間を縫うような弾道を描きながらpawn replicaに迫る

 

そして、弾丸はそのままpawn replicaの背部のバックパックや腹部にに着弾、pawn replicaが痙攣をすると同時に着弾箇所が急速に緑色に腐食し始める

そして、着弾から数秒後に腐食が全身に及ぶとそのまま、崩れ落ちて錆と塵、砂の山へと変えってしまった

 

アブノーマルはさらに周囲に展開する下級兵使用のpawn replica数体を狙撃、錆と塵、砂の山に変えるとその場を移動した

 

一方の散開したターレット・ビーストの一機は周囲に展開したマウスの兵隊、約60匹(内10匹は対戦車砲装備)が左右の木々の上に陣取り、濃霧と倒木に紛れて、砲塔のレーザー銃と重機関銃をターレットビーストも体勢を低くする

そして、照準を正面から接近するアウレール達、その中でもに多様な鉄血製武器で破壊するウォーモンガーに向け、発射

 

銃口から照射された高出力レーザーが彼女の左手に保持するキメラウェポンの銃身を両断すると同時に木々に隠れたネズミ達が各々銃器や対戦車火器を発射し、彼女の左腕やに多数の細かい穴や左わき腹や太ももに硬貨状に抉った

 

「ぐぅ、伏兵か!?」

「突出するからだ……くそ」

 

左腕を抑えるウォーモンガーを諫めるもその隙を狙うネズミ達の銃撃を躱すと手にしたアサルトライフルで発射元の木々に掃射するも元から小さなネズミ達はすばしっこく、全弾を躱すとすぐに発砲、それを援護するようにターレット・ビーストも重機関銃で掃射を加える

 

 

それと同じ頃、森林地帯の各所では別のターレット・ビーストとネズミ達が各々に課された指示を全うしようと行動していた

ある個体は木々や高低差を利用して、身を隠し待ち伏せし、ある個体はネズミ達と共に砕石所へ侵攻する

 

そして、それらを指揮するアブノーマルは別の場所に移動を終え、伏せ射ちの体勢をとるとスコープを覗いていた

狙撃スコープに映る支援者に同行するアラマキ元指揮官の姿を……

 

 

Emergency!!! Containment breach!!!!

 

異常存在:猟犬の狩人(アブノーマル・ハウンドハンター)による収容違反が観測されました

異常存在器具:砲塔獣(アブノーマル・ターレット・ビースト)の稼働が観測されました

 

Emergency!!! Containment breach!!!!




はい、今回もアブノーマルが色々と妨害を加えてきます
とはいえ、今回は積極的に敵対するという訳ではありません
彼らの狙いは、万能者を拉致すること
なので、戦況しだいでは状況が悪化すると明言しておきます

後、ターレット・ビーストとネズミ達はアウレール達が戦っている個体をのぞけば、砕石所のルート上で待ち伏せするのが二機、砕石所へ移動する個体が二体ずつそんざいします

そして、統括であるハウンドハンターの腐食弾は大型ライフルしか使えませんが、弾道誘導能力はサブマシンガンでも使用できます

そして、ハウンドハンターの現在の狙いは支援者と同行するアラマキ元指揮官率達です
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