ハリー・ポッターRTA ヴォルデモート復活チャート 作:純血一族覚書
油断大敵! なRTA、もう始まってる!
前回、半純血のプリンス本を入手することに成功しました。今回からは、この本をしゃぶり尽くしていきたいと思います。みんな見とけよ(カメラ目線)。
さて、教科書窃盗から一週間が経過しました。ロックハート君主催の「決闘クラブ」のお時間です。
このイベントでは、イベントキー「蛇語」の取得、並びにハリーのメインスペル・武装解除が習得できます。
「さあ、皆さん集まって。我々がよく見えますか?」
やってきたのは、
ロックハートとスネイプ、それから本来はいないはずのフリットウィックです。
何だお前!?(困惑)
やはりロックハート君関連のイベント管理がおかしくなっている……おかしくなってない?
学期末が不安になってきましたね……。
「──今回の決闘クラブでは、助手にフリットウィック先生と、スネイプ先生にお手伝いいただきます。
フリットウィック先生は若い頃決闘チャンピオンでいらっしゃったとの事で、今回のクラブの監督を。
スネイプ先生は決闘についてそこそこの知識をお持ちらしく、模範演技にお付き合いいただくことになりました!
ああ、みなさんご安心を! 決闘が終わっても我々は変わらずそこにいます。ご心配めされるな!」
……。
配役は変わらないみたいですね。
原因不明のランダムイベとかこんなんじゃRTAになんないよ〜(抗議)。
ロックハート君が仰々しくお辞儀をする一方で、スネイプ君は不満げに軽く腰を折った程度でした。
お辞儀をするのだ、セブルス(闇の印)。
「はい、みなさん見えますか? 我々は今から同じ呪文を使います。杖の振り方をよ〜く見ておいてくださいね! おっと、私の顔を見るのは決闘の後にすることです!」
1──2──3──。
「エクスペリ──」
あーっと、ロックハート選手吹き飛んだーッ! これは痛い!
歓声と悲鳴の中で、武装解除されたロックハート君がよろよろ立ち上がりましたね。
「──さあ、みなさんわかりましたか?
これが『武装解除術』です。呪文は『エクスペリアームス』。ご覧の通り、杖はスネイプ先生の元へと渡ってしまいました。
ん? ミス・ブラウン。スネイプ先生は呪文を使わなかったじゃないかって?
いえ、いえ。
しかし、
はぇ〜、すっごい(棒)。
無言呪文の概念を解禁してもらえるのは嬉しいんですが、ステータスがまだ足りないんですよね……。どっちみち四年生で解禁する予定だったので、ここでの幸運はフヨウラ!
「それでは実践と参りましょう!
我々がこれから皆様をペアにします。フリットウィック先生、スネイプ先生、お手伝いお願いします……」
ここからは蛇語イベントまで一直線です。特にやることはありませんが──おっと、フリットウィック先生がこっちにきました。どしたん? オビワン? サーティーワン?
「──ミス・レストレンジ、あなたはミスター・ポッターと組んでください」
ファッ!? クゥーン(失神呪文)。
あっ、そっかぁ……。
フリットウィック君がいる前ではさしものスネイプ君も強権を振るえないのかぁ……。
さて、どうしましょう。
蛇語イベントは最悪レズちゃんが蛇召喚すればどうにかなりますが、「スリザリンの継承者」に関する風聞が酷いことになりますね。
んー、どうすっかなーわたくしもなー。
……まぁ、いいや!(ガバ思考)
風聞なんてハーマイオニーちゃんが石になるまで数ヶ月耐えれば回復するんだからどうでもヨシ!(現場ミネルバ)
後に尾を引くガバでなければ続行じゃい!
それに、よくよく考えればここでハリーの育成度を確認できるのは都合が良いかもしれません。
ロックハート君周りのイベントを解明できればという但し書きはつきますが、更新案としてチャートにちゃーんと書き込んでおきましょう(HHEM)。
というわけで突発イベント戦です。
じゃあ、ハリー、よろしくお願いしますって言ってみな!
「それでは皆さん、くれぐれも危険な呪文はなし!
では杖を構えて、1──2──3──」
「フリペンド 撃て!」
プロテゴ 護れ!
……生きてるぅ〜アッハッハッ!(煽り)
これまでひたすら熟練度稼ぎまくった上、ナナカマド君のブーストもあるレズちゃんの「盾の呪文」は、現在のハリー君が破れるものではありません。
全ての呪文を完封して、敗北を糧に頑張ってもらいましょう!
「フリペンド 撃て!」
残念、プロテゴ! 正面からの呪文なら余裕で防げます。
「ヴェンタス 風よ!」
プロテゴ、ついでにエクスペリアームス!
……惜しい! 当たりそうでしたがぎりぎりで躱されました。
まぁ体勢を崩した以上、もはや詰将棋です。
ハリーくんは苦し紛れに何かするようですが──
「ルーマス・ソレム 太陽の光よ!」
はいはい、プロテ──ンアッー!?(即落)
盾で閃光呪文は防げません!
しゃーなし適当に魔法撃ってリカバリーすればまだ舞える、まだ舞えますぞ──
「エクスペリアームス 武器よ去れ!」
──うわー! 取られたァー! ナナカマドの杖取られちゃった!
どうか行かないで……(悲嘆)。
ウワァァァァァァ……(一速)。
マアァァァァァァ……(二速)。
……は?
戦闘終了です。お疲れ様でした。
できるだけ戦闘を長引かせてハリーの熟練稼ぎをするつもりでしたが、普通に負けましたね……。
──二刀流封じ、消極的攻撃とかいう舐めプしといて負けるとか恥ずかしくないの?(自問)
──未熟です……(自答)。
済んだことは切り替えて、戦闘リザルトに移ります。
ハリーの成長が思ったより早いことがわかったのは収穫です。適性があるとはいえ見たばかりの武装解除を使いこなせるほどに基礎能力が上がっているのはかなりのものでしょう。
レズちゃんがどんなに強くなろうともハリーがヴォルデモートを頃せなければ無意味な以上、ハリーの方が強いのはむしろプラス!(負け惜しみ)
決闘の感想戦です。ハリー君、勝因は?
「閃光呪文かな。──去年助けられたからね」
あっ、そっかぁ……(頭トロール)。
禁じられた森で閃光呪文を使ったところを見られてましたね……。
意図せず搦め手を教えてしまっていたようです。
「はい、ズィラ」
ナナカマド君が帰ってきました。
どうやらハリー君に汚された(意味深)ようで。忠誠心が削れてしまいました。
じっくり取り戻していきましょう。
「──ストップ! 一旦手を止めて!
これから皆さんの中から何組か、代表の方々にモデルとなってもらおうと思います」
おっと、イベントが進行しましたね。
フリットウィック君が目を光らせていたせいで、本来ほど酷い乱痴気騒ぎにはならなかったようですが、それでもあちこちでパニックが起こりました。
気になるハーマイオニーちゃんですが──はい、ミリセントちゃんにアームロックを仕掛けられていますね。ガバさえなければ、このタイミングで猫の毛を回収できたはずです。
レズちゃんが辺りの狂乱を見回している間にも、ロックハート君は話を続けます。
「さてそれでは誰かに──おお、ハリー、どうだい? ミス・レストレンジも」
リベンジ行くぞオラァ♂
「いや、ロックハート先生」
ん?
「我輩が思うに、決闘の相手が常に同じというのも、練習にならないと思うのだが」
「なるほど! それでは──」
「マルフォイ、来たまえ。君がポッターの相手をするのだ」
「いいですね!」
やったぜ(ルート復帰)。
スネイプ先生が決闘に向かうマルフォイ君に囁いています。蛇召喚呪文を指示しているのでしょう。
どうやら「蛇語」イベントは無事回収できそうです。
さすがスネイプ先生。プリンス本といい名アシスト。
教師の屑にして騎士団員の鑑。
というわけで、ここから先のイベントにめぼしい見所さんはもうありません。
マルフォイ君が蛇を呼び出し。
ハリーが蛇語を自覚し。
ホグワーツ中の風聞がハリー継承者説に染まり。
ジャスティン・フィンチ−フレッチリーと「ほとんど首無しニック」が石化しただけです。
ほんへ通りなので加速だ加速。
と、言いたいところさんですが。
狂いそう……!(敗北への怒り)
なのでレズちゃん強化イベントを決行いたします。
取り出したるは、半純血のプリンス教科書と、今までナナカマドの杖の陰に隠れていたトネリコの杖!
既プレイ兄貴達には釈迦に説法ですが、プリンス本には魔法薬学のステータスに補正をかける他にも、複数の有用呪文を習得できるという効果があります。
代表的なものとして、
塞耳呪文・マフリアート
縛舌呪文・ラングロック
浮遊呪文・レビコーパス
などが有名でしょうか。
これらは順に、「盗聴防止」、「物理的沈黙」、「呪文対象または自身の一時的浮遊」という効果があり、どれも強力なものです。
とりわけレビコーパスに関しては、うまく使えば上方向への緊急回避も可能で、同時習得可能なリベラコーパスと合わせれば、擬似的な三次元戦闘が行えるようになります。
はえ〜、すっごい(感嘆)。
そんな夢いっぱいの呪文たちもさることながら、本チャートにおける目玉呪文はやはりこれでしょう。
切裂呪文・セクタムセンプラ!
この呪文は、「回復阻害付きの高威力切断呪文」として利用可能ですが、もう一つ隠された効果があります。
それは、「使用キャラの闇の魔術適性を上昇させる」という効果です。
本ゲームにおいて「禁じられた呪文」のような高位の闇の魔術は、要求ステータスが足りていない場合、詠唱者にいくつかのデメリットをもたらします。
呪文効果が鼻血程度に減衰される程度ならまだいいのですが、詠唱者が自爆するなどの悪質なデメリットを引いては「アーチ」の向こう側行きは避けられません。
だから、闇の魔術カテゴリの中でも比較的安全な切裂呪文を覚えて、次の闇の魔術への足がかりにする必要があったんですね(メガトン構文)。
これからは来たるべき時のために、闇の魔術適性を上げていきますが、闇の魔術嫌いなナナカマド君に臍を曲げられないように、トネリコ君を闇の魔術専用の杖として調教していきましょう。
お前を芸術品に仕立てや……仕立てあげてやんだよ。お前をげいじゅつし……品にしたんだよ! お前を芸術品にしてやるよ(妥協)!
というわけでいつの間にやらクリスマス。
ポリジュース薬イベントの日です。
なお、今年はとりわけ予想外のプレゼントはありませんでした。
……ちなみに、冬休みに一時帰宅していないため、現在透明マント(偽)を補充できていません。
これにより残念ながら来年三月からの学期末までの三ヶ月間、「必要の部屋」を用いたキャラ育成が滞ってしまいます。
これは育成時間で安全を買った形になります(走者の屑)。
だってダンブルドア不在ホグワーツでのバジリスクとのデスエンカが怖いからね、仕方ないね♂(安定チャート)
なので、プリンス本収録呪文のような「必要の部屋」でしかできない呪文の練習は今のうちに進めておきます。
話を戻して。
ポリジュース薬イベントですが──レズちゃんのすることは特に何もありません。
ああん、なんで? とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、なんのメリットもないイベントなんてフヨウラ!
このためにスリザリン生を襲うのも手間ですし、万が一動物の体毛なんて引いてしまったら目も当てられません。
なので、事前に拠点(トイレ)の保守をすると言ってその場に止まりましょう。理由はこの中で一番ドラコと親しい自分はちょっとした仕草で正体がバレかねないから、などとしておけば問題ありません。
マルフォイ君と仲良くしていたのは無駄ではなかった……?
ポリジュース薬を飲むためにハリー、ロン、ハーマイオニーの三人がトイレの個室に入っていって──
「ウワー!」
「ウワーの二乗!」
ウワーの便乗!
ハリーの部屋からはゴイルが、ロンの部屋からはクラッブが出てきました。なんだこれは、たまげたなぁ……。
「ごめんなさい、私……いけないと思うわ」
ハーマイオニーが入った部屋からは、そのような甲高い声が聞こえてきました。
さもありなん、ハーマイオニーちゃんは現在ニャーマイオニーちゃんと化しています。
時間もないので、ハリーたちには早く行ってもらいましょう。
……行きましたね。さて。
「アロホモラ 開け!」
か゛わ゛い゛い゛な゛ぁ゛ニ゛ャ゛ー゛マ゛イ゛オ゛ニ゛ー゛ち゛ゃ゛ん゛(黒猫の眼光)。
ニャーマイオニーちゃんを保健室にぶち込んでやるぜ!(友達の鑑)
じゃ、流しますね……。
ばいそく完了!(忍びの地図)
既に、ポリジュース薬イベントから二ヶ月以上経過してしまいました。
現在ハリー周りでは「日記帳イベント」が発生しています。
が、しかし。これにもレズちゃんはなんら関わりません。
(イベント連続放棄とか)うせやろ? いえ、本当です。
というのも、このイベントはデスリスクノーリターンという糞爆弾の役にも立たないイベントだからです(絶望)。
渦中のアイテム・分霊箱「トム・リドルの日記帳」ですが、あれは腐ってもお辞儀様の魂のカケラです。
分霊の彼は非常に高威力の開心術を使ってきますが、様々な要因から、レズちゃんの心をアロホモラ(物理)された場合その時点でリセットが確定してしまいます。
なんだこのクソゲー!?
故にノータッチを貫きます。やむを得ない♂
イースター☆
来年度の教科選択イベントが発生します。
全部「レ」印つけて、終わり、閉廷!
少し時間が流れて。
グリフィンドールとハッフルパフのクィディッチの試合が行われる予定の日です。
ここまでに、ハリーが日記帳を入手し、ハグリッド犯人説という冤罪を吹き込まれ、再び日記帳がジニーの元に渡ったりしましたが、どうでもいいわ♂
結論から言えば、この日はクィディッチの試合は開催されません。ハーマイオニーちゃんと鷲寮のペネロピー・クリアウォーターがバジリスクとデスエンカするからですね。
ところで、あくまで例え話ですが。
ここでハーマイオニーちゃんに同行することで、バジリスクを撃退することは不可能ではないでしょう。
熟練度が些か不足しているとはいえ、「セクタムセンプラ」であれば、魔法生物特有の装甲を抜いて眼球にダメージを与えることが理論上可能です。とんでもない豪運とキャラ育成度さえあれば、バジリスク君を蒲焼きにすることだってできます。
チキンのトム君は、バジリスクがやられた段階で一時撤退を行うことが多いため、ハーマイオニーちゃんは石化せずに済むかもしれません。
「不可能ではない」、「理論上」、「豪運」、「かもしれない」……。
──そのような希望的観測は、チャート構築にはフヨウラ!(ゴブリン銀の意思)
本年度のグランドクエスト「秘密の部屋」の絶対事項!
一つ、死者を出さないこと!
二つ、「トム・リドルの日記帳」を絶対確実に始末すること!
毒塗りグリフィンドールの剣の入手は最悪リカバリー可能ですが、本年度終了時点で「日記帳」破壊に失敗して、あまつさえ逃げられていた場合その時点でリセットします(断定)。
今年度「日記帳」を破壊するため、ひいては「神秘部の戦い」でヴォルデモートを札害するため。
──涙を飲んでハーマイオニーちゃんには石になってもらいましょう。
悲しいなぁ……。
石化マイオニーちゃんお見舞いの後。
ハリーたちの誘導により、「日記帳」証言における「秘密の部屋」の犯人、ハグリッドの元へ調査に行くことになりました。
ここではハグリッド投獄、ダンブルドア停職というイベントが発生します。
前者はともかく、後者はバジリスクとのエンカ率の上昇という悪影響をもたらします。注意しましょう。
「じゃが──ホグワーツでは助けを求める者には、必ずそれが与えられる。覚えておくことじゃ」
「何かを見つけたいなら、蜘蛛の後を追いかけるこった。ファング、俺がいない間は、誰かから餌をもらうんだぞ」
そうだよ(便乗)。
これ以上ガバが広がらないように始祖とホグワーツとダンブルドアに助けを求めたところで、今回はここまで。
ご笑読ありがとうございました。
感想欄での後書き余談がいくつかありましたが、秘密の部屋終了まではほんへ優先します。
ごめんね!