ハリー・ポッターRTA ヴォルデモート復活チャート 作:純血一族覚書
開始わずか2話にして多数の感想・評価をいただき誠にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
「お母様が仰っていました。闇の帝王は永劫不滅。一度御隠れになられても、いずれまたお戻りになられると。……だったら、その日に向けて、
──
そう言って、ズィラ・レストレンジは静かに微笑んだ。
奇妙な子供がいる。
そのような報告を最初にアルバス・ダンブルドアが受けたのは、1990年の冬だった。
例のあの人が姿を消してから、ちょうどホグワーツ一世代分ほどの時間が経過した頃。未だ名前を呼べぬものが大半とはいえ、徐々にイギリス魔法界からも、ヴォルデモートの恐怖が薄らぎ始めていた。誰も彼もが安寧と言う名の沼に浸っている中、
「──しかしのう、アラスター。いくら死喰い人の子供とはいえ、それはあまりにも酷じゃろう」
目の前の男をやんわりと諌めながら、ダンブルドアは手元のバタービールに口をつけた。……相変わらず山羊臭い。こういった密談を行うには最適な店だが、いかんせんそれだけはいただけない。
老人がバーテンダーの嗜好に辟易していると、対面に座った男がギョロリと目を剥いた。鼻を鳴らしてまくし立てる。
「ふん。やつらの娘だぞ? それもロングボトムの二人を壊した、まっこと最悪なやつらの娘だ。悪党の娘だ。ぇえ? 警戒しすぎることはあるまい。そう──」
マッド・アイ・ムーディは持参したスキットルをぐぃと呷り、気炎とともに言葉を吐き出す。
「──油断大敵だ。ダンブルドア」
ニヤリと笑った口からは、強いウィスキーの香りが零れ落ちた。
それはヤギの体臭と混ざり合い、より一層不快な臭いとなってあたりに充満した。
ダンブルドアは杖を軽く振って店内を消臭した後、テーブルの上に広げられた資料にちらりと目をやった。
老人の目線の先では、少し前に8歳になったばかりの少女が、写真越しに微笑んでいる。
アラスター・ムーディが闇祓い局経由で彼に持ち込んだのは、とある少女に関する資料であった。
ズィラ・レストレンジという名の少女は、その家名が示す通り、先の戦いで大罪を犯したロドルファスとベラトリックスの娘である。
とはいえ、先の魔法大戦では、俗に旧家と呼ばれる一族の者が
となると、例の少女はただ死喰い人の娘である
そう考えたダンブルドアはムーディに先を促した。
「ふむ。おぬしがそこまで警戒するのは──まぁいつものことじゃが、わざわざわしに話を持ってくるくらいじゃ、何か理由があるのであろう?」
ムーディはヒクリとしゃっくりをしたのち、資料の一つを節くれだった指──彼の体の中では貴重な
ダンブルドアは資料を手に取り、目を通し始める。
そこにはズィラの簡単な生い立ちと行動経歴、とりわけ彼女が習得した呪文がリストとしてまとめられていた。
『ズィラ・レストレンジ。1980年6月15日生まれ。運命の日の翌日に、ガウェイン・ロバーズにより身柄を保護される。それ以前の経歴は一切不明』
「生まれて暫くについて、調べはついておらんのかの?」
「連中が子育て日記なんぞつけてると思うか、ぇえ? しもべ妖精に任せっきりで、そのしもべも口を割らんときた」
なるほど、道理だ。
ついぞ愛を教えてあげられなかった教え子たちに後悔を覚えながら、ダンブルドアは資料を読み進める。
『発見以来、闇祓い局の保護下に置かれており、定期的に職員が訪問している。担当職員・ガウェイン・ロバーズ』
義眼の男が口を挟んだ。
「優秀な男だが、甘い男だ」
『非常に好奇心旺盛。3歳の頃より邸宅内を動き回ることが多い。4歳の頃にしもべ妖精より両親の残した杖を受け取る。杖については闇祓い局で調査済み。異常な点は発見できず。材木はナナカマド、芯材はドラゴンの心臓の琴線』
「ほう……。好奇心豊かであることはいいことじゃ」
老人は手に持った杖を、軽く撫で付ける。ニワトコのそれは、主人の手の動きに合わせて、緩やかにしなった。
ページは進む。
『杖を受け取って以来、邸宅に残された書物で呪文の練習を始める。習得リストは別紙参照』
ダンブルドアが羊皮紙をめくると、そこには──予想より遥かに少ない呪文が、列をなしていた。
どうやら、リストにあるのは
「ほっほっ。随分優秀な子供のようじゃな、アラスター。
あとは
そう嘯くダンブルドアに、ムーディは短く返した。
「ふん。確かに優秀だ。気味が悪いほどに」
その声色に何かを感じ取ったのか、ダンブルドアはリストを読む手を早めた。
もともと長いリストではない。30ほどの呪文集は、
いよいよもって訝しげにリストを読み進め、
「むぅ」
アルバス・ダンブルドアは思わず声を漏らした。
リストには一言、こう記されていた。
守護霊の呪文は闇の魔術か? 否。死喰い人には扱うことのできないそれは、対極の存在と言えるだろう。
それでは守護霊の呪文は習得が憚られるような呪文なのか? これも否である。法と秩序を司るウィゼンガモットのメンバーに求められるように、優れた魔法使いのみ扱える呪文である。
だが、それでも、守護霊の呪文はその他多くの呪文とは、決定的に
多くの呪文は魔法力によって行使される。
その為、適切な呪文詠唱と杖の操作で体内の魔法力を引き出すことさえできれば、子供であっても魔法を扱うことは不可能ではない。
事実、ミネルバ・マグゴナガルやフィリウス・フリットウィック、それに方向性は違えどセブルス・スネイプといった彼の教え子の中でも
しかし守護霊の呪文となると話は別である。守護霊の呪文を発動するのに必要なのは、その者自身の幸福な思い出、ひいては強靭に成熟した精神である。
ダンブルドアがもう一度資料に目を落とせば、くだんの少女は守護霊を数秒ながら既に
果たしてこの呪文を、未だ人格形成期にある未熟な子供が、それも屋敷に軟禁されていて多大なる幸福を感じる機会のなかった子供が発動できるのか。長年ホグワーツで教職に携わってきた老人でさえも、即答できかねる疑問だった。
意図せず自然と眉が寄り、表情が歪む。それを見たムーディは同意を得たと思ったのか、ニヤリと笑って話し出す。彼のマッド・アイは羊皮紙の束を貫通し、例の少女の写真を射抜いていた。
「どうだ、ダンブルドア? ぇえ? 来年そいつがホグワーツに入学してくるぞ。そいつがただのまっこと優秀な子供なのか、それとも正体を隠したおぞましい闇の魔法使いの卵なのか。
────油断大敵!」
話は終わりだ。彼の
薄い壁越しにポン、という姿くらまし術特有の音を聞きながら、ダンブルドアはバタービールの杯を傾ける。その脳裏では、今後の行動──少女に対してのそれである──についてのあれこれが駆け巡っていた。
数分かけて杯の中を空っぽにしたアルバス・ダンブルドアは、考えがまとまったのか得心げにうむと軽く頷き、薄汚れた椅子からすくりと立ち上がった。
「──アバーフォース」
勘定を済ませようと老人は静かに店員の名を呼ぶ。すると店の奥からのそのそと一人の男が顔を出した。その男の顔はアルバスのそれと比べると随分とくたびれていて、二人とも老人であるというのに、なお店員の男の顔の方が幾分か老けて見える。
だが、彼の瞳──アルバスとそっくりなブルーの瞳だけは、爛々と輝いていた。アルバスにはそれが自分を睨みつけているように感じられた。
店員は不快さを隠そうともせずに、ぶっきらぼうに客に話しかける。
「……なんだ」
「勘定を頼む」
「……2シックルだ」
二人の会話はたったそれだけだった。
店員の一言一言から漏れる憎々しげな感情の発露に、アルバスは自分が歓迎されていないことを再確認した。
だがそれでいい、とすら感じた。
偉大なる大魔法使い、アルバス・ダンブルドア。外の世界では、誰も彼もが──旧友のエルファイアス・ドージでさえも──その虚像を見て、尊敬し、頼ってくる。
だがここでは、彼はただの愚かな老人だ。
ひしひしと伝わってくる敵意が、彼の巨大な過ちを自覚させてくれる。
「──また来るよ」
アルバス・ダンブルドアは一言言葉を残して、ホッグズ・ヘッド・バーを後にした。
返事はついぞ、帰ってこなかった。
ダンブルドアが新入生に直接入学証明書を手渡すというアイディアは、軽度の驚きをもって受け止められた。
「行ってらっしゃいませ、校長先生」
某日。ミネルバ・マグゴナガルに見送られたダンブルドアはホグズミード村のハニーデュークスへ
黒い大鴉をあしらったドアノッカーを二、三度鳴らすと、すぐさま家の中からトタトタと駆け寄る音が聞こえる。ダンブルドアが扉から一歩引いて待っていると、ギィと音を立てて扉が開き、中から一匹のハウスエルフが顔を出した。
「魔法使いのお方! お名前とご用件をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか!」
ハウスエルフ特有の高い大声が辺りに響く。ダンブルドアは茶目っ気を込めてフルネームを口にした。
「ふむ。わしの名はアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア。ホグワーツ魔法魔術学校の校長じゃ。今日はミス・レストレンジにホグワーツの入学の届けを渡しにきたんじゃよ」
途端。ただでさえ腰の低かったハウスエルフがより一層深く腰を折り、その頭は地面に着かんばかりに下げられた。
「ありがとうございます、校長先生! ズィラお嬢様も大変お喜びになるとカーンはお思いになります!」
感極まったのか、おかしな敬語を用いたカーンと言う名のハウスエルフは、門を開け放ち老人を招き入れた。
レストレンジ邸は、ダンブルドアにプレーンな印象を抱かせた。てっきりかつて見たブラック邸のような有様になっていると思っていた校長は、その疑問をハウスエルフにぶつけた。
「随分と落ち着いた家じゃな」
「はい! 旦那様方がいらっしゃった頃はもっと飾りがいっぱいおありになられたのですが、お嬢様が要らないとお言いになられたのでカーンがお片付けになりました!」
なるほど。やはり以前はもっと
ダンブルドアたちは寒々しい廊下を歩いて、娘のいる部屋へと向かった。
検知不可能拡大呪文のかかった屋敷は、外見からは考えられないほど広い。何十もある部屋を横目に歩くこと数分。屋敷の最奥にて、遂に娘の部屋へとたどり着いた。
中からは時折ドサリ、ドサリと物音が聞こえる。
ハウスエルフが扉をノックして、キーキーとした声で呼びかけた。
「ズィラお嬢様! ホグワーツのダンブルドア校長先生がお見えになられてございます!」
「そう、入っていただいて。……アロホモラ」
ガチャリ。サムターンが回る。
噂通り少女は既に魔法を嗜んでいるらしい。ついでにかなりものぐさ──あるいは効率重視か?──であるとダンブルドアは感じた。
ささどうぞ、と言わんばかりにハウスエルフが扉を開く。意を決して、ダンブルドアはドアをくぐり、くだんの娘と相対した。
そこに立っていたのは、ベラトリックス・レストレンジそっくりの少女だった。
黒い髪、白い肌、年齢に似合わぬ鋭い眼光に将来を感じさせるようなすっとした顔立ち。ダンブルドアがかつて見た、ベラトリックスの学生時代の生き写しのような娘だった。
ああ、だが、唯一瞳の色だけはベラトリックスとも、あるいは夫のロドルファスとも違う。彼らの瞳が茶色と灰色だったのに対し、彼女の瞳の色は、深い青を湛えている。
それはブラック家において時折見られる──ナルシッサ・マルフォイのような──色ではあるが、アルバス・ダンブルドアには何かもっと、別の人物を思い起こさせた。
校長が見つめていることに気がついたのか、ズィラは立ち上がるとローブの端をちょこんと摘み、カーテシーをした。その様は酷く、いっそ不気味なまでに大人びていた。
「お初にお目にかかります、アルバス・ダンブルドア校長先生。わたくしがレストレンジ家の当主、ズィラ・レストレンジでございます」
「……おお、これはご丁寧に。わしはアルバス・ダンブルドア。ホグワーツの校長をしておる。それから、そう。イギリス魔法界ソックス品評会の会長でもあるの」
それはまた。ズィラはクスクスと笑っておどけた。
「今後ソックスに困った時には、どうかよろしくお願いします、ダンブルドア先生」
ズィラは一礼し、老人に対し真正面から向き合った。深く深く、深海を思わせるような少女の青い瞳。若さに似合わぬ円熟を示したそれは、老人の心を激しく撹拌した。
その青い瞳には見覚えがある。そう、それはまるで────。
ダンブルドアは、そこで半ば意図的に思考を堰き止めた。場合によっては良からぬことを考えてしまうやもしれぬ、と。
気を取り直してとばかりに、ダンブルドアは用件を済ませる。
「うむ、うむ。若者とソックスの素晴らしさを語り合うのも吝かではないのじゃが、今日はおぬしに、そう。ホグワーツの入学届けを渡しに来たのじゃよ」
「校長先生自ら?」
「そう、わし自らじゃ。……ああ、ズィラと呼ばせてもらっても?」
「えぇ、構いませんわ」
「ありがとう。ズィラ、おぬしはそう、
ホグワーツ校長は、言葉を切って生徒に向き直った。
「
まごう事なきアルバス・ダンブルドアの本心だった。
目の前の少女を──例え闇に堕ちかけていたとしても──迎え入れないという選択肢は彼にはなかった。
何故か? それは、彼がホグワーツ校長であり、アルバス・ダンブルドアだからである。
ズィラ・レストレンジは彼の言葉を聞き、何事かを考え、そして発言した。
「──ならば杖を。来たるべき時に、杖をお貸しください」
ダンブルドアはわずかばかり面食らい、然りとて怯んだ様子を見せずに言葉を返した。
「ふむ、何故じゃ? そう、それに、おぬしは酷く先進的な勉強をしていると聞いておる。まるで何かを恐れるかのように」
その言葉にズィラは反応し、語り出した。
──昔々、わたくしがまだ幼かった頃に聞いたお話ですので、話半分に聞いてくださいね?
そのような前置きこそあったものの、少女自身はそれを完全に信じ切っているようだった。
凝り固まった妄執の念が見て取れた。
「お母様が仰っていました。闇の帝王は永劫不滅。一度御隠れになられても、いずれまたお戻りになられると。……だったら、その日に向けて、
──
そう言って、ズィラ・レストレンジは静かに微笑んだ。
その笑みは、見た目はおろか性別すら違うというのに、どこか在りし日の誰かに重なって見えた。
「──────そうじゃのう」
ダンブルドアは臓腑に溜まった息と共に、それだけの言葉をじっくりと吐き出した。
そして、淀んだ空気を振り払うかのように本題へと続ける。
「おお、そうじゃ、ズィラ。おぬしはその年でもう守護霊を生み出せると聞いておる。どうかわしに見せてくれぬかの?」
少女は恥ずかしげに答えた。
「えぇ、構いませんわ。まだ数秒しか維持できず恐縮ですが……。
──エクスペクト・パトローナム!」
ズィラの持つナナカマドの杖から、シューという音と共に銀色の煙が吹き出す。それはだんだんと実態を持ち、四つ足の獣の姿となった。
馬? いや、ロバだ。
銀のロバはそのまま廊下へと駆け出し、霞のごとく消えていった。
「お見事。──それで、おぬしはどんな
ズィラ・レストレンジは胸を張って、はっきりと答えた。
「──未来です。みんなが笑って過ごせる未来。それが一刻も早く訪れることを願って」
アルバス・ダンブルドアは、羨ましげに、寂しげに、答えた。
「結構。君の望む大きな幸福は、今はまだ未来にしかないのじゃな。
──君がホグワーツで、幸せに追いつく事を祈っておるよ」
そう言って、ダンブルドアは部屋を後に──
「おぅそうじゃった、そうじゃった。わしは昔からお菓子が好きでのう。ここに来るまでにもついつい買いすぎてしまったんじゃ。どうか少しばかり、もらってくれぬかのう。最近はこのレモン・キャンデーに夢中なんじゃよ」
──した。
「レストレンジ・ズィラ!」
アルバス・ダンブルドアは少女の組分けを見つめている。
他の学生の注目、あるいは敵意を向けられてもなんのその。少女は唯我独尊とばかりに振舞っていた。
「──しかし君の夢は紛れもなく勇気に満ちておる。それならば、グリフィンドール!」
長い、長いハットストールの後、少女は自身と同じ、獅子寮へと配属された。
ステージを見れば、少女はしばし放心し、その後少しばかり取り乱している。
だが、アルバス・ダンブルドアはその結果を、奇妙な納得と共に受け入れた。
ミネルバ・マグゴナガルに手を引かれてグリフィンドール席へと向かう少女。
彼女は
だが、ダンブルドアの目には、その姿は彼の旧友、ゲラート・グリンデルバルドには重なって見えなかった。
寧ろ彼の青き瞳には、若き頃、愚かだった頃の
故に、かつて過ちを犯した身として、若人に同じ轍を踏ませてはならぬ。
アルバス・ダンブルドアは己が杖と、今は遠き
Tips:アルバス・ダンブルドア
言わずと知れた、本ゲームにおける最強格のキャラクター。プレイヤー諸兄の中には、闇の魔法使いビルドを進めた結果、彼に叩きのめされた者もいるのではないだろうか。
はっきり言ってしまえば、ハリー・ポッターと同世代キャラで彼を正面から打倒するのは、通常プレイの範疇では不可能である。それどころか、杖を持たない彼にさえ負けてしまうことだろう。可能性があるとすれば、分霊箱作成や賢者の石強奪による耐久戦を挑むパターンか、或いはキャラクリエイト時に「記憶・魂転写の血の呪い発症」を選択した場合の強くてニューゲームくらいだろうか。いずれにせよ苦戦は必須である。もし万が一、運良く彼に勝てた場合でも、あなた自身の勝利が「アルバス・ダンブルドアの計画」に組み込まれているかもしれないため、注意が必要だ。
特記事項として、彼の個別イベントを進める際は注意が必要である。というのも特定の条件を満たしていない場合、イベント進行度が80%で停止してしまうからだ。
賢人としてのアルバス・ダンブルドアと聖人としてのアルバス・ダンブルドアの狭間で苦悩していることを打ち明けられたのち、多くの場合そこでイベント進行が停止してしまう。
この先のイベントを見るためには、「ダンブルドアと同世代」、「ホグワーツでの首席争いに4回以上勝利する」、「ゲラート・グリンデルバルドとの会合に一度も参加しない」の条件を満たしながら、ハリー・ポッターの世代まで生存する必要がある。
これらの条件を満たした場合、ダンブルドアはプレイヤーを自分より知性に優れ、なおかつ善悪を誤らない人間であると認め、賢人としての判断を委ねてくれるだろう。その後の彼は、「愛」の元にその杖を振るってくれるはずだ。
「Greater Good値」の存在から冷血、外道、ともすれば悪と誤認されがちであるが、例えGG値が最高値であったとしても、彼の本質が「善」であり、「愛」であることは疑いようもない。
〜ハリー・ポッター完全攻略読本 より抜粋〜