ハリー・ポッターRTA ヴォルデモート復活チャート 作:純血一族覚書
「ルーマス・ソレム 太陽の光よ」の呪文についてルーモス・ソレムでは? という誤字報告をいくつか頂いているのですが、これ作者の把握している限りだとルーマス・ソレムであっているらしいです。活用の語尾変化だとかなんとか(頭トロール)。
誤字報告には大変感謝しております。今後とも宜しくお願い致します。
ハリー・ポッtアッーと賢者のタイム♂ 完走してるから安心!
前回、禁じられた森でのイベント戦をこなしました。今回で長かったグランドクエスト「賢者の石」は終わりです。一年の総決算、行くぞオラァ♂
罰則を終えて次の日、早速ですがここで一つの判定があります。
「ズィラ、僕のベッドに君のマントと、メモが──」
マント返却イベントです。第一関門突破、やったぜ。万一ここでこの会話が発生しなかった場合、ダンブルドアの
続いてハリーからメモを確認しましょう。メモには綺麗な細長い字で
──共に悪戯を楽しむ友人ができて結構。夜更かしはほどほどに。
とありました。
うーん(リスト確認)。よし!(ガバ認定)
ひょっとすると「必要の部屋」育成がバレているかもしれませんが、ハリーやハグリッド達との関係を深めていたことで見逃してくれた……のかな?
ここでの文面はこれまでの行動実績に応じた完全ランダムです。一応傾向はあるため類推は可能ですが、真意を知るためには開心術を使う必要があります。出来るわけないだろ!
ですが有志の検証により、ハリーとハグリッドに関わることで良い結果がもたらされる可能性が高いという報告が挙げられています。検証勢ありがとナス!
ハリーに関しては決戦兵器としての運用でしょうが、ハグリッドについては……お前、ホモか?(ゲラート・グリンデルバルド)
なんにせよそこまで危険視されていないようです。この調子で頑張りましょう。
グランドクエストに取り掛かりたい所さんですが、その前にまずは年末試験です。再三申し上げていますが成績は大事です。頑張りましょう。
呪文学──パイナップルをタップダンスさせます。タラントアレグラ みんな踊れ〜。
一見ゴミ呪文に見えますが、行動阻害としてはなかなか簡単かつ有用です。カッチャマの同僚のドロホフくんも使った死喰い人公認呪文なので、通常プレイでも覚えておいても損はありません。
変身術──鼠を嗅ぎタバコ入れに変化させます。変身術といえば、襲撃呪文・オパグノとのコンボはあまりにも有名です。本チャートではそこまで出番はありませんが、覚えるに越したことはありません。なお、このカテゴリの魔法は詠唱を繰り返して練習するよりも、理論を学んで熟練度をあげた方が効率的です。
魔法薬学──「忘れ薬」の精製ですか。通常の方法ではステータスの伸びが悪いと有名な魔法薬学ですが、本チャートでは諸々一切を来年に全て解決します。覚悟決めろ(犯行決意)。
残りは座学なのでカットしますゥー。
試験が終わった後、ハリーが傷が疼くと喚き始めます。そして彼は「ハグリッドが見知らぬ誰かから禁制品のドラゴンの卵を受け取ったなんておかしい。これはスネイプ、ひいてはヴォルデモートの仕業に違いない」と陰謀論をぶち上げました。
あっ、おい待てい(江戸っ子)。ハリーが知らないだけで禁制品持ってる奴らなんてうようよいるゾ。
一年生の教科書の執筆者、ニュートくんは生物兵器のオブスキュラスやサンダーバードを始めとする禁制魔法生物をアメリカ・マクーザのお膝元に大量に密輸したんだよなぁ……。魔法生物をノー・マジ界にばら撒いて、逮捕後死刑室送りになった後も逃亡したとかマジ? これは大犯罪者ですね間違いない(グレイブス)。
他にも隣にいるロンのトッチャマはマグルの違法改造品を自分の所属部署で隠蔽して所有していますし、マルフォイのトッチャマも分霊箱なんて特級品を所有しています。なんだこれは、たまげたなぁ(イギリス魔法界)。
スネイプ犯人説というケツ論もガバガバですが、それでこそRTA走者のお供や! なので今回は許したる。
ハグリッドの口がハグリッドした(動詞)事を突き止めたハリー一行は校長室に向かいますが……校長は偽報に騙されて留守にしていました。はぁ〜、つっかえ!
校内をうろうろウロウロ、うろうろウロウロと徘徊していたら、猫先生とプリンス先生に捕まってしまいました。二人とも要約すると、「危ないから大人しくしてろ、さもなくば減点だ」と話します。そう……(無視)。
というわけで今夜、みんなで第五次深夜徘徊遠征に向かいます(天空の花嫁)。
夜になりました。杖二本とマント、犬を寝かしつける笛を持ってイクゾー! デッデッデデデデ。
「君たち、何してるの?」
はい。ネビルイベントです。大勢に影響はないのでさっさと流し──
「ズィラ、君もだ。あの日より前にも寮を抜け出していたみたいだけど、一体何を考えているんだ!?」
ファッ!?
なんで? なんで? なんで? なんで? なんでネビルにばれてるの? そんな機会なかったじゃ〜ん!
…………よし! ここでオリチャー発動!
「──────それは、全て石を守るためですわ」
どう? (リカバリー)出そう?
ネビルにばれた時系列がわかりませんが、少なくとも箒事件よりは後なはずです。ハロウィーンより後ならこの言い訳も通じる……はず。
これ以上何か口走られてはまずいですよ!? ハーマイオニー、早く行かないとスネイプが!(犯行教唆)
「ペトリフィカス トタルス 石になれ!」
やったぜ?
口をふさぐ事で少なくともこの段階での破綻は免れました。後は結果さえ持ち帰れば騙し通せます。ラストのネビル加点も加えて、ホグワーツ流の手のひら返しをお見せしましょう!
ハリーたちからいろいろ尋ねられますが、心配だから時折夜監視しに行っていたとでも言っておきます。通常時ならハーマイオニーは騙せませんが、今は異常時判定! 思考が鈍っているので石を前面に出して押し通します!
ミセス・ノリスを抜け、ピーブズを抜け四階の廊下へと着きました。というわけで「賢者の石の試練」にイクゾー! ……カーン!
まずは「門番の試練」です。対策済み! ハリーが笛を吹いて解決しました。フラッフィーくんは寝てな!
次に「悪魔の試練」です。対策済み! ルーマス・ソレム! 太陽の光!
ラカーナム・インフラマーレイやインセンディオでも対応可能ですが、炎がこちらに燃え移るとロスです。光の方が安定でしょう。
「鍵の試練」、対応可能! ハリーの超絶技巧を見せてやれ!(他力本願)
「遊戯盤の試練」。ロン兄貴、オネシャス! センセンシャル! レズちゃんがいることにより難易度が上昇していますが、ロン兄貴ならヘーキヘーキ、ヘーキだから! 大丈夫だって安心しろよ〜。……手数は少し伸びましたが、無事ロン兄貴と引き換えに勝利しました。お前の犠牲は無駄にはしない……。
ここで勘のいい方なら「ちょっと待って!? レズちゃん試練攻略に必要ないやん! どうしてくれんのこれ」とお思いかもしれません。
そうだよ(自白)。この後の「亜人の試練」は犯人のクィレルによって気絶済み、「論理の試練」はハーマイオニーによって解き明かされ、「鏡の試練」と章ボス・クィレル教授はハリーによって解決されます。
実は「賢者の石の試練」はプレイヤーキャラがなんらかの影響を与えていない限り、確定で自動成功します。
最終戦に突入しようにも、「論理パズルの魔法薬」が自動補充されるまで炎の壁を突破できません。途中参戦はできますが、実戦による経験値的にはうま
レズちゃんは試練攻略には不必要とわかったわけですが、じゃあなんで来たのかと言われれば
「ロン──!」
そうですね。役に立たずとも参戦するだけで別種のリターンが保証されるからです。十割打算です。
まずは三人組の好感度。彼らと共に立ち向かうだけで、好感度がうなぎのぼりです。
次に闇の魔法使いに立ち向かう、というスタンスの確保。これによりダンブルドア率いる不死鳥の騎士団勢力、闇祓い勢力の好感度が彼らに知られた時に上昇します。大半の味方勢力を網羅しているので費用対効果抜群です。
次にホグワーツでの風聞の回復です。ハリー・ポッターと協力して石を守ったという風聞は、蛇寮以外に大きく作用します。手のひらホグワーツ。
最後に所属寮点です。罰則で失った獅子寮の点数をリカバリーできます。
参戦するだけでこれだけのうま
ロンに治療魔法をかけて先に進みます。エピスキー 癒えよ!
さて、次は「亜人の試練」ですが……扉をまだ開いていないというのに、野獣先輩もかくやと言わんばかりの異臭が漂ってきます。中ではトロールくんがおねんねしているからですね。先ほども申し上げたように、既にトロールくんはクィレル教授に気絶させられています。
よってこの部屋も対処済みです。二人が先に向かっていきましたね。レズちゃんもさっさと追いかけて抜けま──
「────────!!」
──へ?
はぇ~すっごいおっきい。
え、身長・体重はどれぐらいあんの?
え~、身長が400cmで、体重が970kgです(大いなる成長)。
今なんかやってんの? スポーツ……なんかすごいガッチリしてるよね(錯乱)。
特にはやってないんですけど、撲札はやってます(有言実行)。
ってあかん二人が死ぬぅ!
「ッ! スポンジファイ 衰えよ! ヴェンタス・マキシマ! 暴風よ!」
いかん危ない危ない……(レ)。
二人が棍棒でミンチにされかけましたが、ぎりぎり吹き飛ばして回避させることができました! ぶつかる壁も柔らかくできたので大丈夫なはずです。
「二人とも、先に行ってくださいまし!」
「でもズィラ! 三人で戦った──」
「──いいえ!
三人で勝てるわけないだろ! 馬鹿野郎お前わたくしは死なないぞお前!
というわけでまさかのボス戦です。こんなんじゃRTAになんないよ〜。……じゃオラオラ来いよオラァ!(おじさんインストール)
おそらくレズちゃんにとっての章末ボスであろう相手、マウンテン・トロール・ガードマンについて解説します。
本章で戦う予定はなかったため、「不死鳥の騎士団」編のトロール・ガードマンのステータスを流用して解説しますが、基本的には以前戦ったトロールと同様のステータスです。
唯一にして最大の違いは、知能の値が通常のトロールと比べて114514倍(当社比)されているところでしょうか。これにより、乱数行動による即死は無くなった反面、多人数での封殺が不可能になっています。
おっと、方針が決まったようです。暫定的ですが、本戦闘の条件確認を行います。
敗北条件は死なないこと、三人を死なせないこと。
勝利条件はトロールの撃破または──
「プロテゴ 護れ!」
──アルバス・ダンブルドアが救援に訪れるまでの耐久戦です!
泥を啜ってでも生き延びてやりましょう! もうリセットは嫌じゃ!
ハロウィーンの戦闘でも解説したように、トロールを正面から打倒することはほぼ不可能です。
「不死鳥の騎士団」編をプレイされた方ならお分かりでしょうが、ガマガエルがハグリッドの小屋を襲撃した際、猫先生は失神呪文を四発胸に受けて病院送りになりました。
ところがハグリッドは少なくとも五発受けてもピンピン暴れまわることができます。半分はヒトなのに!
このことからも、魔法生物の耐久性は明らかでしょう。なので、この戦闘で重視すべきは攻撃ではなく防御! 威力ではなく手数!
というわけでここで本チャート独自要素解禁。
「フリペンド! ヴェンタス! プロテゴ! インペディメンタ!」
オリチャー・杖二刀流♂ です。
メリットは無言呪文に劣るけど杖一本よりは速い程度の魔法発動速度。デメリットは忠誠心の低下、威力の低下、要求魔法力の増大!
あぁん? 使えねぇな?
そこまで有用ではありませんが、無言呪文習得までの裏ゲイとしては十分でしょう。
棍棒の振り下ろし、蹴りつけ、タックル、投石……。予備動作の大きいものは妨害や風を差し込みつつ盾でなんとかそらせます。
っと、薙ぎ払いは躱せません。
「ロコモーター・アイ!」
移動魔法。自分に使うとダメージが入りますが、ミンチよりはマシ!
まずいのはフィールドの破壊ですね。移動可能箇所が少なくなってきました。石飛礫のスリップダメージも馬鹿になりません。
「レパロ! 直れ!」
ですがまだ大丈夫。トネリコくんをトロール対応に回してナナカマドくんを修復に当てることでぎりぎりやれます。オリチャーの面目躍如。代償に魔法の並行使用でレズちゃんの頭壊れちゃ〜う!
「フリペンド! ディフィンド!」
もう一つの難題として、手を出さないと他の部屋──ロンまたはハーマイオニーの方へ向かおうとします。お前ガードマンじゃねぇのかよ〜(言いがかり)。
通常なら四年生の「第一の試練」の頃に「結膜炎の呪い」と「昏睡の魔法」を覚えられるため五年生戦闘時はなんとかなりやすいのですが……。いやキッツ! やっぱトロール強い!
既に攻撃魔法の類も複数飛ばしていますが、何も効いていません。
衝撃は気を引くだけで。
裂傷は少し線が入るだけ。
妨害は心なしか遅くなる分僅かにマシで。
縛鎖は紐をすぐに引きちぎられる。
武装解除は素手でも強いため無意味。
失神に至っては怒らせるだけで逆効果!
その他も風は重すぎて吹き飛ばせず、閃光は乱数行動に移行するためかえって危険ですし……。
こんなん楽に倒せるのダンブルドア級しかおらんやん! フクロウ試験課に連絡させてもらうね(トロールの評価向上)。
あ〜もうやだ〜(5分経過)。
頭トロールなおかげで常に攻撃してくるわけではないのが幸いですが、それでもきつすぎんよ〜。
「レパロ、アクシオ! 瓦礫よ、来い!」
背後の壁を修復して、呼び寄せで後頭部にぶつけましたが効いていません。さてはハロウィーンより強個体だな?(ガバ運)
っと、ハーマイオニー姉貴が戻ってきましたね。ここはいいからはよロンのところ行って!
「私も手伝うわ!」
行けって言ってんだろ頃すぞ(焦り)。
一人だからヘイトが集中してるのに、二人になったらヘイトコントロールガバによる乱数行動が挟まって死にます(断言)。
よし、ハーマイオニーちゃんはロンのところに行ったな? これで安心で──
「──────!」
はないです(絶望)。ハーマイオニーを追いかけて小さなドアへタックルを敢行しましたね。ちょっとサイズ比考えてくれよな〜頼むよ〜。
「プロテゴ・マキシマ! 最大の防御を!」
ナナカマドくんが長い付き合いでよかった〜。杖の補正込みで、盾の上位呪文にぎりぎり熟練度が足りました。やったぜ。
ただそろそろガス欠です。これからは省エネで乗り切りましょう。
壁に激突したトロールくんが怒って今度はこちらにタックルしてきました。距離的にも流石に対応可能です。そんなんじゃ甘いよ。
進路上から軽く避けて──床陥没!?
早く立ち上がって、いや浮遊呪文の方が、と思ったら上から棍棒が────
「──────」
あっ、ふーん(走馬灯)。
「おはよう、ズィラ」
……生きてるぅ〜! 帰ってこれた〜! アッハッハ!
ここまでで一番リセットを実感しましたが、なんとか生還しました。戦闘終了です!
「──おはようございます、ダンブルドア校長」
やっぱり最強無敵爺は違うな! 偽報に騙されたとか言ってごめんね! これは魔法使いの鑑ですね間違いない。
今は──二日後ですか。ハリーは三日後に起きるはずですのでその間本章の振り返りでもしましょう。
獅子ガバ、ネビルガバとありましたが、一番はやはり先ほどのトロールガバでしょう。正直どこがガバったかすら判りませんが、一門特有の低乱数ガバ運かもしれません。全然わからん!
問題点としては魔法生物への戦闘方法の少なさですか。来年のプリンス本で補完しようという計画ですが、アクロマンチュラ、バジリスク、人狼、ついでに動物もどきも考えるとなんらかの対策を事前習得しておいた方がいいかもしれません。チャートにちゃーんと書いておきましょう(激ウマギャグ)。
そんなこんなで最終日の学年度末パーティーです。皆に賢者の石のことが知れ渡ったので風聞も回復しましたね。ネビルくんも誤解してたと謝ってくれました。そうだよ(大嘘)。
ダンブルドアの寮杯点年末調整を聞きながら本章はお別れしましょうか。
「ズィラ・レストレンジ嬢。友人を守って魔法生物との決闘を制した杖さばきに五十点を与える」
やったぜ。これで罰則分のリカバリーも完璧です。終わりよければ全てチャート通りってそれ一番言われてるから(一門)。
それでは「ハリー・ポッターと賢者の石」編はこの辺で。ご笑読ありがとうございました。次回「ハリー・ポッターと秘密の部屋」編もお楽しみに!
「──したがって飾り付けをちょいと変えねばならぬ所
……ん?
「その前にわしの話を少しばかり聞いてもらいたい。──今、この場にいらっしゃらない方、クィリナス・クィレル教授についての話じゃ」
「皆が今どんな
「実は今年一年間、この城、ホグワーツ城は少しばかり
「その際に、クィレル教授が、彼の驚くべき機知でもって賊を退け、秘密を秘密のままに留めておいてくれたのじゃ」
「だから、どうか、皆の者。クィレル教授に──クィリナスの叡智に、杯を捧げてやってはくれぬかの」
……なにこれ?
杖二刀流は(おそらく)独自設定です。
調査ガバにより、可能とする資料も不可能とする資料も見つけられませんでした。
杖関連の設定的にも原作的には無理そうですが、お目溢しをしていただければ幸いです。