絶望の魔法   作:黒野真琴

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おばさんは自分のしてることの重要性を半端に理解してる。


第15話 ウワサの破壊と激おこマギウス

 数分で出てくると予想しながらその他と戦っていると、環いろは達は本当に数分で出てきた。

 

「ウワサを倒して出てくることは想定してたけど、それより何倍も早すぎる!」

 

「まさか、誰かが情報をリークしてたワケ?」

 

「そんなことが出来る人がいるわけないでしょ。あのウワサのことはマギウス以外に知らされてないんだから」

 

 私が犯人だけど、それを棚に上げて演技をした。

 まぁ、当然内部を疑うだろうけど、そんなことが無駄であることは理解してるはず。

 

「さぁ、これでウワサに巻き込まれた人は無事だよね」

 

 3人であんなことを言ってる時に、環いろははムカつかせるようなことを3人に向けて言った。

 

「そうだね。本当に腹が立ってむしゃくしゃするよ」

 

「あれがこんなに早くやられるなんて、バッドすぎてベリーアングリーなんですケド」

 

「そんなに怒る必要もないでしょ。まぁ、私も今すぐに魔女達を全て出したいのを我慢してるんだけどね」

 

 ちなみに、今回はその他の相手をするのに結界だけを使った。

 魔女を出すのは最終手段と決めたからね。

 

「もうこれでお前達の好きにさせないぞ!」

 

 フェリシアがこのタイミングでそんなことを言うと、アリナはガチでキレて声を荒げた。

 

「黙れキンパツゥ!その髪をむしって燃やしてアートにしてやろうかぁ!」

 

 これまでにないほどにキレるその姿に、フェリシアもビビって震えてしまった。

 

「よしなよ。やるなら徹底的に絶望させて魔女化させるくらいにしな。親が殺されるシーンを幻覚で永久に見せれば、それだけで壊れて絶望して魔女化するさ」

 

 私もキレたような顔をしてそんなことを言ってやったけど、助けてくれたことを覚えてるから怖がってくれなかった。

 だから、私が目で演技してくれと訴えかけた。

 

「さぁ、もう観念しなさい!あなた達の目論見は崩れたんだから!」

 

「このまま戦ってもどっちにも利益はありませんよ」

 

 やちよとさなにそう言われた私達は、ただ怒りを中で不完全燃焼させるだけだった。すると。

 

 アラもう聞いた?誰から聞いた?

 キレーションランドのそのウワサ

 ノンビリ、ダラーッとハッピーになれちゃう

 ストレスフリーなテーマパークがグランドオープン♪

 帰りたくなくなること間違いナシで

 いつまでもずーっといられちゃう!

 だけど満員のときはアテンションプリーズ

 出たくない人はこの世から退場させられるって

 神浜市の人の間ではもっぱらのウワサ

 まぁイイジャーン!

 

 って、ウワサさんの声が響いてきた。

 その方向を見ると、久しぶりにあのねむがウワサさんと一緒に姿を現した。

 

「想定外の事態になって困惑してるみたいだね」

 

 そう言ってからねむは観覧車から降りてきた。

 

「でも、こよみはこうなることも知ってて実行に移したんだよね。あっちの仲間を使えば確実に失敗する。それを知っててわざと知ってる運命通りに進めたんだよね」

 

 私はねむと暇な時に何度かお茶会をしていたので、そこで問題なさそうな情報を話してしまっていた。

 そのせいでねむには結構色々とバレてしまう。

 

「その通りだよ。だけど、この運命通りなら確実にあの日を迎えられる。私達の目的はそこ以外では果たされない」

 

「だけど、ベストな手段は他にもあったよね。その手段をとっていれば、少しズレたとしても大惨事は免れたと思うんだ」

 

「そう言われても、この道は確実に目的に到達できるから、安全策を取るならもうこれしないんだよ」

 

 私とねむは互いの意見をぶつけて喧嘩を始めた。

 これに終わりがないことを知ってるからアリナが割り込んだ。

 

「平行線にしかならないならストップだヨネ。それに、いくらなんでも敵の前で喧嘩するのはよくないヨネ」

 

「アリナさんの言う通りです。ここは一旦退きましょう。いろはさんも、話したいことはあるでしょうけど、ここは見逃してください」

 

 アリナに続いてみふゆさんも援護してくれたおかげで私達はこのまま退くことができた。

 

 ただ、環いろはに情報が渡らないのはデカすぎる。

 後でまたサポートする必要があるだろう。

 

 

 

 私が今度お茶会に招待しよう。




次回、環いろはと未来のためのお茶会

おばさんは自分のせいで面倒なことになることを理解してません。それでも、戦闘では手加減しても圧倒できるくらいに強いです。
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