絶望の魔法   作:黒野真琴

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真由子は後悔なんてしない。前を見て恨み続けるのみ。


魔法少女ストーリー 真由子

 これは2ヶ月前のこと、真由子は愛や恋が嫌いで他人の恋路を邪魔していた。

 しかも、親からの愛も嫌いで全てはじいていた。

 

 愛を受けられない人がいる中で、自分はかなり恵まれてるのにそれを拒否した。

 そんな自分が嫌いで変えたいと思った。

 

 そう思っていると、突然目の前に白い生き物が現れた。

 そいつはキュゥべえと名乗って私の願いを叶えると言った。

 それと引き換えに魔法少女となって、魔女と戦う運命になる。

 

「私はそれでもかまわない!だから『私を愛に素直になれる人』にして!」

 

 その願いで真由子は和風な魔法少女になった。

 固有魔法は『ルールを実現させる』というものだ。

 

 その願いが叶った真由子は戦うことと引き換えにして、周りのみんなから向けられる愛を素直に受けられるようになった。

 でも、女の子しか愛せないから男子の告白は全て断った。

 そのせいで変わってからは撃沈した男子がこよみと付き合うまでに、12人にもなってそういう経験を積むことができた。

 

 

 

 

 

 最初の魔女狩りをしたとき、あまりにもトロいせいで助けがないと死んでいた。

 その時に親友となることになったきさねと出会った。

 

 きさねは魔女と戦うことも、魔法少女からグリーフシードを奪うことにも抵抗がなかった。

 真由子は自分にはできないことを彼女から学んだ。

 

 そして、見滝原の中心に立つ4人と風見野の1人がいない時、お互いの市の魔法少女が戦った。

 私はきさねの紹介で織莉子達と共に戦って、勝利して風見野の佐倉杏子と千歳ゆま以外を入れないようにした。

 

 

 見滝原と風見野はこの時にはすでに神浜のダメージを受けていた。

 だから、魔女を狩らせないために侵入を防ぐ必要があった。

 

「私は別にいいと思うんだけどな」

 

 その戦いが終わった時に私がそう呟いたら、見滝原側の魔法少女達はみんな驚いた顔をしていた。

 

「真由子はあまい。そんなんじゃ生きて行くことはできない。織莉子もそう思うでしょ?」

 

「きさねの言う通りよ。あなたの力は素晴らしいんだから、生きるために躊躇することはないわ」

 

 2人にそう言われてもその頃の真由子には、魔女の奪い合いを受け入れることができなかった。

 

 

 

 ただ、一緒に戦った1人がグリーフシードを手に入れられなくて、真由子達の目の前で魔女化した時。

 真由子はそこで何かが変わった。

 その子をとむらうために魔女を倒してあげて、そのグリーフシードは形見として真由子が預かることになった。

 

 それ以来、一緒に戦った7人はバラバラになった。

 最終的には真由子と織莉子とキリカだけがその中で生き残った。

 残りは織莉子に殺されたか、魔女化した。

 

 

 

 

 

 真由子はここまでにたくさんの経験をした。

 そして、今では織莉子達とも戦うこともある。

 それに、グリーフシードは恨みを募らせながら、容赦なく狩りまくるようになった。

 

 そんなある日、真由子は魔女の減少の原因が神浜であることを知った。

 その時、あいつらがいなければ多くの魔法少女が死ぬことはなかった。

 そう思ったせいで穢れが一気に溜まった。しかも、大親友のきさねの死も重なっているから、余計に溜まりやすい状況にあった。

 

 その状態でキリカとやり合った時、真由子は鬼になった。

 その頃は制御出来てないから完全体じゃないけれど、今ではその力も支配して鬼と魔法少女を行き来できるようになった。

 

 

 まぁ、天使に会った後に完全に鬼になったけどね。

 

 これが真由子に今まであったこと。




次回、神浜で実力を知ることになる真由子と、見滝原の猛毒に侵され始める神浜

魔法少女ストーリーはその子の過去とか、何かのヒントがあるものかなと思っているので、これからもちょくちょく出てくると思います。
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