地下施設で逃げていた3人は、逃げることをやめてコトハと戦い始めていた。
「ちょっ!いきなり攻撃に切り替えるのはやめて!被験体を入れてる容器が割れたらどうするの!」
コトハは自分の半魔女化実験の被験体を心配した。
そんなことは知ったこっちゃない、と3人は攻撃を続けた結果。
アリナが狙いを間違えてそれらに当ててしまった。
その攻撃が当たった瞬間、コトハは青ざめて焦り始めた。
「そ、そんな。まずい、まずいまずいまずいよ!魔女化は存在するんだから、こんな呪いをため込んだのを解放したら…」
アリナのせいでコトハが危惧していたことはすぐに起きた。
割れた物の中にはソウルジェムが入っていて、その中で半魔女は育っていた。
それが外部からの遮断から解放されれば、真由子とコトハに縛られていなければすぐに魔女化する。
「あー!なんでこうなるかな!天才と言われたら私でもこれはまずいよ!」
コトハは一番焦ってるけど、さすがに三体もワルプルギスの夜級が出てきたらヤバいのは、アリナ達でも理解できている。
そこに、ゆかりの瞬間移動で助けに来たういとねむが到着した。
ねむはそれを見るなり背後に立たせたコトハに向けて一言投げつけた。
「まさか、僕の
それを言われたコトハはうつむいて黙ってしまった。
それを見て完全に失望したねむは、従姉の尻拭いのために新しいウワサをその場で作り出した。
これはホーリーアリナ戦で使い果たすはずだった力を、魔法少女の本当の解放のためにこの場で絞り出して作ったものだ。
それは『ウワサ女王のウワサ』と言って、命令で全てのウワサを内容と行動も全てを操るという内容のウワサだ。
そのウワサも神浜聖女と毛皮神と同じく纏うタイプになっている。
「僕の最後の作品だ。未完成な魔女達もこの力には覚悟しておいた方がいい」
そう言うと、ねむはそのウワサを着込んだ。
その途端、ねむは尋常ないほどのオーラを放った。
そして、本を開いて大物から小物まで全てのウワサを呼び出した。
「これで一気に終わらせる。僕の脳髄に宿し想像の子供達。今は広大な世界に足跡を残す機会だよ。盛大に暴れて堪能しておいで」
普段より多数のウワサを呼び出して、女王の命令で魔女を攻撃させた。
一部は内容を変更しているので、簡単に魔女を倒した。
その中で毛皮神のウワサと神浜聖女のウワサも復活しているので、その場にいたアリナとマミに無理やり取り憑いた。
「ちょっ、なんで終わったのに着なきゃいけないの」
「それは決まってるんですケド。アリナのせいで他の半魔女にも影響を出して解放しちゃったからなんだヨネ」
アリナの言う通りで、さっきの魔女達は結界を作る前にここで出てきたので、物理的に割って他の被験体も解放してしまったのだ。
「アリナ、毛皮神のウワサを着てる時だけ前のアリナを着れるようにしたから、嫌だとは思うけど魔女を10体の殲滅に力を貸してもらって」
ねむがそう言うと、アリナは嫌そうな顔をしながらその力を借りることにした。
目を閉じるとそこには前のアリナがいた。
前のアリナはマギウスの時のアリナではなく。
御園かりんと一緒にいる時のアリナだった。
「初めましてだヨネ。まぁ、アリナはリメンバーしてもらえてないケド、こっちからはいつも見てたカラ」
「アナタが前のアリナなワケ?」
「そう。アリナは命を題材に作品を作り続けるジーニアスアーティストだったんだヨネ。でも、スランプが治ればアナタの方が上になる。それは保証するんだヨネ。だから、アリナができなかったことを全て託すカラ。頑張ってヨネ」
前のアリナは今のアリナを認めていた。
同じアーティストとして、自分には描けない絵を描ける今のアリナを応援していた。
一方的には嫌ってたけど、賞を取れるような価値あるアーティストに認めてもらえて、今のアリナ・グレイは内心で喜んでその力を受け取った。
次の瞬間、アリナの背中にあった翼は薄ピンクから緑色に変わった。
「アリナが温めてあげる。ウワサ通りにウワサを超えて!」
そこからは一方的だった。
完全体になればワルプルギスの夜級の魔女も、今の状態ならういの回収のサポート込みで余裕で倒せた。
ねむ、マミ、アリナの3人の力で。
次回、魔法少女の解放の時、全てが終わる
ここまでにも色々と勝手な理論的なのがありましたが、こっちも理解出来てません!