絶望の魔法   作:黒野真琴

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世界を見守る者がいた。


最終話 マギアレコードを聴く者

 全てが終わった後、宇宙では神と悪魔が会っていた。

 

「ほむらちゃん、2人の合作のレコードだけど。これにノイズ入れたのほむらちゃんでしょ!」

 

 こよみのいる世界を見ながら円環のまどかは悪魔ほむらに文句を言った。

 

「愛や憎しみ、恨みは絶望の果てに希望となれば力になる。その子に対する愛を表現しただけよ」

 

 あれが必要なノイズであることをほむらは主張した。

 でも、まどかは納得がいかなかった、

 

「だからって、私の力を貸したこよみちゃんに近づけることはないでしょ!」

 

「仕方ないことよ。私とあなたは今も敵同士。そうである以上、あなたの天使の私の鬼はいつかぶつかることになる。それを回避する方法がこれしかなったのよ」

 

 世界を守る二つの概念は互いにぶつかりながらも仲良くしている。

 だから、こんな喧嘩も日常茶飯事で、すぐにお互い落ち着いた。

 

「とりあえず、このレコードは歪だけどハッピーエンドだね。ほむらちゃん」

 

「いえ、確かにハッピーエンドだけど、問題は山積みになっている。だから、まだ終わったわけじゃないわ」

 

「それもそうだね。これを維持できるかが問題だもんね」

 

 

 2人は真面目にこの宇宙を見て色々と考えている。

 全ての裏にいながら。

 

「私達にできなかったことを望む」

 

「それは私達がバラバラなら永遠にできないこと」

 

『光と闇を抱えても残り続ける最高な世界の完成。それができる日まで私達は見守る』

 

 宇宙で2人が地球を抱くようにした。

 干渉はできずとも見守ることはできる。

 これからも永遠に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パラレルワールドがある限り、レコードはいくらでも作られる。

 あそこが違えばなんていうもしもが集まれば、また円環の理も悪魔も手を出せない世界が増えるかもしれない。

 

 

 いろはが魔法少女になるところから変わった。

 このレコードから複製されれば、また新たな天使や魔女や鬼が出てるかもしれない。

 キュゥべえも干渉できない世界が出来れば、それもまた変わった音を奏でるだろう。

 

 

 この世に無数に存在するレコードは不協和音を奏でる。

 世界を作り出した概念でも無い限り、ちゃんとしたレコードは作れない。

 

「でも、適当なレコードは概念であれば作れるよね」

 

「世界はそうできている。私の概念の存在を超えた力も作れる」

 

『天使と幽霊は世界の理から外れてるから』

 

 天使の状態で概念となった場合のこよみと、新しいレコードから生まれた概念が、円環の理と悪魔から見えないところで手を繋ぎながらそう言っていた。

 

 天使はそこから手を離して消えた。

 

「またね」

 

 そう言い残して、幽霊とは別の天使のレコードの管理に戻っていった。

 そして、平和な自分を見ながら微笑むのであった。




全ての黒幕的存在が姿を現しました。
ちょくちょく出てましたから、その存在は。

それでは、次の作品までご機嫌よう。
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