絶望の魔法   作:黒野真琴

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おばさんは余計なことをしてしまうらしい。


第7話 ウワサの実験と最悪の出会い

 初めて見るウワサでも、ルールさえ分かってしまえば後はやるだけ。

 そう、本体を叩きつつ雑魚を片付けるのみ!

 

「さぁ、本体は私が結界を変形さてヤルから、そっちの雑魚は任せたよ!」

 

 その声を聞いて魔女達は、本気になって攻撃を始めた。

 お菓子の魔女は中身を出して食べ漁った。

 暗黒の魔女は自分を囲む闇から剣を無数に作り出して攻撃した。闇を一本のロープのようにして、それを無数の剣につなげて振り回している。

 

 魔女達が一気に雑魚を排除してる隙に、私は結界を変形させて一気に無数のトゲを上から落とした。

 だが、簡単に壊れることはなかった。

 

 それを見た私は結界の密度を上げたり、硬度を上げたりしながら、何度も変形させて何度も叩いた。

 そして、10分後にようやく壊せるだけのダメージを与えられて、やっと砕け散ってくれた。

 

 

 

 

 すると、しばらくして全てのウワサも姿を消して私は元の世界に戻れた。

 これがウワサなのだと理解して、本体をどうにかしたり、ルールに従えば外に出れる。

 貴重な体験ができたのはよかったけど、時期が悪かったらしくマギウスの翼に目をつけられた。

 

「貴様!これ以上首を突っ込むな!後で後悔することになるぞ!」

 

 黒羽根の1人がそう言ってるのを見て、私はちょっと昔の血が騒いできてしまった。

 そのせいで片付けた魔女達をまた出したくなってしまった。

 

「どう後悔することになるの?まさか、あんた達が束になって私を襲うの?」

 

 首をカクッと傾けて目を大きく見開いて威嚇した。

 そんなことできるの?と目で訴えかけたことで、黒羽根達はビクッとなって一歩引いた。

 この様子を見た私は大笑いした。

 

「あははは!あんた達弱すぎだよ!その程度で私にこれ以上首を突っ込むなって言うなんて、ほんと私を下に見過ぎなんだけど」

 

 と、笑いながら言ってから、黒羽根の1人に近づいてちょっと下からの目線だけど、相手が怖気ずくくらいの威嚇はした。

 

「ほ、本当に後悔することになるからな!」

 

 怯えた様子でそう言いながらその黒羽根は仲間と共に逃げていった。

 そいつらが逃げていく中で、もう1人の魔法少女の気配を感じた。

 

 多分、あの3人のうちの誰かだ。

 

 

 

 

 アホの子達に絡まれた私は『調整屋』を探そうと思った。

 この先で絶対に必要になるだろうから、今うちに見つけて関係を良好にしておく必要があった。

 なにせ、ここまで来ればもう時間はないのだから。最終決戦まであと数週間といったところだろう。

 

 それに、私が戻ってきたときには口寄せ神社も終わったようだったから、次はミザリーウォーターのウワサであれに会うことになる。

 その次ではアリナが姿を表す。

 さらにその次でマギウスの翼と敵対することに決まる。

 

 

 もう時間がない。

 急がないとワルプルギスが来てしまう。

 

 私は覚悟を決める必要があった。

 あの店の場所は分かってるから、いろは達にも会えるだろう。それでマギウスの翼を潰すときに私が動けるようにする。

 今のままではアジトの場所も分からないからいけない。

 だから、情報を知れる状態にする。

 

 あるいは、私があっちに潜入しておいてやれるタイミングで動く。

『イブ』が動き出すのも時間の問題だろうから、少しでも邪魔をする必要もある。

 

 

 

 

 

 そう思ってたけど、私はあまりにも硬い噴水のウワサを倒すのに力を使いすぎたせいで動けなくなってしまった。

 仕方なく今日はシャルロッテの結界に入って休むことにした。




次回、マギウスの翼への勧誘

ヒキニートだったおばさんは、自分が若返ってるのに喜びながらはしゃいでいます。
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