転移した異世界での全ての戦いが終わって暫く立った後、嘗て外交官だった朝田は平和な田舎町を焼け野原にしMー60汎用機関銃を持って警察署の署長室で警察署長に銃口を突きつけて立て籠もっていた。

 作者の私が言うのもなんだがただのクソ小説になった。
 ポプテ○ピック的なアレである。

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*思いつきで勢いのまま書きました。ごめん。



朝田~ファーストブラッド~

 

 

 朝田 泰司。

 

 パーパルディア皇国やグラ・バルカス帝国との交渉を担当した。

 

 重要なシーンでの出番が多いので実質、日本国召喚の主人公とも言われている。

 

 ただし有能かどうかは評価が別れる人物である。

 

 古の魔法帝国との戦いが終わり、外交官を退職した彼は田舎町を焼け野原にして数百台のパトカーが包囲する警察署に立て籠もり、署長室で警察署長にMー60汎用機関銃の銃口を向けて引き金を引こうとしていた。

 

 朝田の容姿は嘗ての外交官としての面影はなく、褐色肌の筋肉モリモリマッチョマンの変貌を遂げていた。

 顔も心なしか人種が変わっている気がする。

 

「待ってください朝田さん!!」

 

 そんな彼に嘗ての部下――篠原外交官が制止する。

 その声を聞いて朝田大使が止まった。

 

「朝田さん! 戦争は終わったんです! 銃を下ろしてください!」

 

 それでも朝田はMー60の引き金から指を離さない。

 篠原外交官は窓に駆け寄り、ドアを力強く開けて語気を荒らげて再度言う。 

 

「戦争は終わったんです朝田さん!!」

 

 そして朝田は警察署長から離れてこう言った。

 

「戦争はまだ続いているんだよ!」

 

 警察署の外まで響くぐらいの大声で叫んだ。

 

「どいつもこいつもバカみたいに俺のせいにしやがって!! やれ、日本邦人を200人を殺しただとか、巡視艇の職員を公開処刑から救えなかっただとか!! 自動宣戦布告マシーンだとか! 霞ヶ関の魑魅魍魎どもは全部俺のせいにしやがる!!」

 

「それは全部朝田さんのせいでは!!」

 

「いいや、俺のせいなんだ!! 上も世間もどいつもこいつもそう言うんだよ!! 同僚からもやれ無能だとか、やれもっと上手いやり方があったとか言われて!! てかお前本編で影が薄いくせになにさり気に出世してんだ!!」

 

「いや、それは成り行きと言いますか・・・・・・はい・・・・・・」

 

 それを指摘されて少しバツが悪そうになる篠原。

 本編ではぶっちゃけ朝田のオマケ程度の扱いだった。

 俺、本編で台詞なんかあったけ?レベルの空気感だ。

 

「大体どいつもこいつも無能なんだよ!! 霞ヶ関の連中なんか全員サメの餌になればいい!?」

 

「どうしてそこでサメ!?」

 

 篠原は必死にツッコミを入れる。

 

「そもそもパーパルディアみたいな蛮族と国交開こうなんて頭がおかしいだろ!! 日本は何時もそうだ!! ロウリア王国の時もそうだ!! 罪のない人間に犠牲が出てからようやく動いて、その何倍以上の軍人を殺せるのに!! なら最初からそうしろよ!! 何時も死人が出てから動きやがる!!」

 

 そう言ってMー60汎用機関銃を放り捨てて壁に寄りかかり、ズルズルと腰を落として座り込み、泣きじゃくる。

 

「分かってるんだよ! 分かってるんだよ! 日本は転移前から無能外交だって・・・・・・マスコミもろくに働かない、日本人も内心誰が政治家になっても同じと考えてやがる・・・・・・選挙ちゃんと行く奴もマスコミに洗脳されてるか、ちゃんと調べている奴ですら消去法でいれるしかないって・・・・・・」 

 

「それが日本なんですよ朝田さん・・・・・・」

 

「俺は日本を思って必死に働いた・・・・・・なのにどうしてこんなことに・・・・・・」

 

 そして朝田は大勢の警官隊に包囲される中、篠原に連行された。

 

 場の勢いで書いたとはいえなんだこのクソ小説。

 

 END   



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