過度な期待はしないで下さい。
続き書けって言われても書かない可能性が高いかも?
限界を迎え意識が無くなりそうな俺に話しかける声が聞こえる。
「シロウに奇跡を見せてあげる。ただ体だけは安物かな?使える体は私のしかないから」
そんな声が聞こえると体が温かい何かに包まれた。
「アインツベルンの娘よ、わしがこの少年を魔術の無い平和な平行世界に連れて行ってやろう。
わしの弟子も世話になったようだし何よりこのままだと封印指定は免れんからのぉ」
「ええ、お願いしても良いかしら?シロウには幸せになってほしいもの」
「弟子たちにはわしから伝えておくから安心して眠りなさい」
「ありがとう………じゃあねシロウ。今度は幸せに生きなさい、できたら私の分もね。」
そんな声が聞こえ、薄れゆく視界にはこっちを向き微笑む銀髪の少女…イリヤの姿が見えた。
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その数時間後の平行世界の海上にて
「はわわ!!天龍さん、誰かが倒れています!!」
「何だと!!早く救助に行くぞ!龍田は提督に連絡して病室の手配を頼む!!」
「わかったわ~天龍ちゃん」
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更に三日後の病室
「う、うぅ~ん。…ここはいったい…それにあの記憶は何なんだ」
イリヤの姿を見た後何かの、戦争をしている船艇の記憶が見えたがいったい…
「失礼するにゃしぃ!!」
「失礼するっぴょん!!」
「こらあんたたち!!病室では静かにしなさい!!」
「いやいや、ぼのたんも十分うるさいからね?」
「ぼのたん言うな!!」
「なっ何だ?」
流れ込んできた記憶をについて考えていると4人の少女が入ってきた。
「ああ~!!菊月の目が覚めてるぴょん!!」
「ホントにゃしぃ!!」
「ぴょん?にゃしぃ?」
「それは二人の口癖だから気にしないで良いわよ。それより体の調子はどうかしら?」
「ぼのたん、漣はご主人様に連絡してくるよ~!」
「だからぼのたん言うなって言ってるでしょうが!!…ハァ、ともかく三日も意識が無かったようだけど何か不調は無い?菊月」
「菊月って誰のことだ?体はなんか視界が低いような?」
「にゃしぃ!?もしかして記憶がないにゃしぃ!!」
「と、とりあえず鏡を見るっぴょん!!」
ピンク色の髪の少女から鏡を渡されたので俺はその鏡を見てみると…
「えっ?」
鏡の中にはイリヤに似た銀髪の少女がいた。
「いやいやいや、そんなはずは」
首を横に振りもう一度鏡をのぞいてみても…銀髪の少女がいた。
「なっなあ、この鏡に映っているのって…」
「鏡なんだからアンタに決まってるでしょうが」
……どうやらこの鏡に映る少女は俺だったらしい……って
「なっなんでさー!!」
この物語は桜を救った後の衛宮士郎がイリヤもとい菊月になり、深海棲艦と和平し平和になった世界で料理に奮闘したり、艦娘に深海棲艦に振り回されたり、提督の仕事を手伝ったり、女の子の生活に困惑したりする、ある意味普通で普通でない日常を送る物語である。
多分続かない。