Kar98kの過去を語る日誌です。

1 / 1
とある復讐者のKar98kの過去です。




第1話

~日誌1日目~

 

本日より(わたくし)は日誌を書き、出来事を記録いたします。

 

鉄血の進攻がこのSO10地区で始まり、緊張が今までに無い程に高まってます。

 

指揮官のアウストは指揮官としては長いですが、戦闘の経験は全く、ありません。

 

ですが、彼は私達の指揮官。

 

信じて戦いぬくまでです。

 

それが副官として、片想いとはいえ指揮官を、アウストを愛する私の使命ですわ。

 

~日誌2日目~

 

アウストが行方不明になりましたわ。

 

今朝、アウストがいつまでも起きてこないので起こしに行ったらいませんでした。

 

最初はこんな時に何処をほっつき歩いているかと思って気にも止めなかったですわ。

 

ですが、どれだけ待ってもアウストは現れませんでした。

 

私は嫌な予感に駆られながらアウストの部屋を手当たり次第に引っ掻き回してみたら案の定、指揮官としての最低限の装備一式が無くなっていました。

 

考えたくありませんでした。

 

指揮官が・・・アウストが私達を置いて脱走したなんて事は

 

~日誌3日目~

 

指揮官の不在。

 

その影響は凄まじいものでした。

 

アウストの指揮の無い私達は混乱の中、鉄血に挑まなくてはならなくなり、今まで指揮を受けて戦ってきた私達はまともに戦っていけなかったです。

 

戦闘で仲間達が傷つき、やがて破壊された仲間も現れました。

 

私達は一体、どうなってしまうのでしょうか・・・

 

~日誌4日目~

 

今回の戦闘は死ぬ一歩手前でした。

 

混乱の最中、私が狙撃に徹していた時、鉄血兵が飛び掛かって来て銃を落としてしまいました。

 

相手も銃はありませんでしたが、ナイフを持っていて私には白兵戦に使う近接武器なんて物は持ち合わせていませんでした。

 

鉄血兵がナイフを片手に襲い掛かって来るのに対して私は咄嗟に近くにあったシャベルを手にして鉄血兵の顔を殴り付けました。

 

鉄血兵は当たり所が悪かったのか動かなくなり、私は白兵戦にもなりうる可能性があると実感しましたわ。

 

 

PS.白兵戦の可能性を考えてシャベルの先を磨いでたらトンプソンに変人呼ばわりされましたわ。

 

シャベルは素晴らしい万能道具ですのに。

 

~日誌5日目~

 

今日、私達は基地を放棄しました。

 

基地を放棄すると言うのは私達にとって補給はおろか修理すら出来なくなると言う非常に死活的な問題となり、基地を占拠するであろう鉄血に対しては足場として使われる事になります。

 

ですが、日々鉄血は数を増し、ハイエンドモデルも複数送られてくる中で留まりつつ防衛するのは得策ではありません。

 

基地の補給も何時かは尽き、その隙を突かれて全滅させられる可能性があります。

 

ですから、友軍と会える事を願って出来る限り物資を運びだし、基地を放棄して脱出しました。

 

本当に、どうなってしまうの・・・

 

~日誌6日目~

 

私達が基地から離れてから鉄血の激しい追撃が行われる様になりました。

 

鉄血は私達の基地を放棄した後、案の定、基地を制圧して足掛かりとしました。

 

鉄血は基地だけでは満足できないのか私達が逃げた事を知って追撃部隊を送りこんで来る様になりました。

 

私達はもう生き残るのに必死になり、隣の仲間がやられても助ける事も出来ず、ただ後退し続けるしかありません。

 

アウスト。

 

他の仲間達は分かりませんが私は怒ってはいませんから・・・早く、戻ってきて。

 

~日誌7日目~

 

今日は鉄血の追撃部隊から暫く身を隠せそうな場所に落ち着く事が出来ました。

 

全員、ボロボロで疲れきっていたので助かりました。

 

此処でトンプソンとM1911、リー・エンフィールドと言った古参メンバーで今後の事を話さなくては。

 

PS.何か騒がしいので今日は此処までです

________________

________

____

 

~日誌10日目~

 

私とした事が三日間も捕まってしまいました。

 

それも、人形を闇市に売り出す人間達に。

 

私達が敗走を続けている事を何処かで知ったのか私達の野営していた場所を襲撃し、何人かの人形を連れ去ろうとしてきました。

 

幸い、捕まったのは仲間を銃弾から庇って倒れた私だけで私だけが運が悪かったですわね。

 

運が悪いのは認めますが・・・私は捕まった後、奴等に慰め者にされたのは認めたくありませんわ。

 

服を引き裂かれ、集団で私の体を触り、最後に初めてを奪われて何度も輪された後、仲間が来て助け出された後にはすっかり汚されましたわ。

 

私は仲間に助けられた後、トンプソンに抱き締められました。

 

エンフィールドからは何度も泣いて謝られました。

 

M1911は怒りを露にして生き残った男を殴り続けていました。

 

貴方達は何も悪くないのに、私が捕まったせいなのに。

 

・・・これ以上は書きたくありません。

 

~日誌11日目~

 

やっと、やっと友軍に出会えました。

 

私達は友軍に保護される事になり、何とか落ち着く事が出来ました。

 

ですが・・・昨日の出来事のせいか男の人と話すのは良いのですが、触られるのは駄目になってます。

 

アウスト・・・貴方は結局、何処に行ってしまったのですか?

 

貴方がいない内に沢山の仲間が傷つき、亡くなっていき、私は守るべき人間に汚されましたのよ。

 

・・・何で貴方はいなくなった?

 

何で貴方は何処か逃げ去っていった?

 

何で私達がこんな目にあっているのにいない?

 

何で・・・

 

 

 

 

何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で

 

 

私は・・・貴方を・・・

 

 

絶対に許さない

 

貴方の大事な人形を壊して差し上げるわ。

 

~日誌12日目~

 

今日、私は彼と再開しまし、殺しましたわ。

 

彼は昨日、AR小隊により捕らえられ捕虜として連行されてきた地味な服装のリッパーでした。

 

普通のリッパーとは違う服装に私は興味を持ちましたが、いかせんどうやら声帯をやられている様でろくに話す事も出来ないそうです。

 

本来なら興味などすぐに失せていました。

 

しかし、AR小隊の一人であるAR15の口からアウストの名前が聞こえたのです。

 

リッパーは彼の行方を知る貴重な情報源です。

 

ですから私はAR小隊からリッパーを引き取って昨日から徹底的に尋問しましたわ。

 

声が出せないなら書かせれば良い、その為に支障が出ない様に軽く手加減しつつ尋問を行いましたが・・・何とも頑固なリッパーでした。

 

全く、吐きませんでしたわ。

 

ですが、彼から来てくれました・・・

 

彼はリッパー1人を助ける為に自分の仲間に銃口を向けて撃ってきたのです。

 

彼は助け出したであろうリッパーを連れて逃げつつ撃っていますがお粗末です。

 

ですから簡単に他の仲間達の銃弾に倒れましたわ。

 

私は彼に近付いて問いました。

 

どうして私を、私達を見捨てた?

 

そう問うと押し黙ってしまいました。

 

埒が開かなくなってしまったので私は彼を踏みつけ、トドメを刺そうとした時、彼が私にあのリッパーに手を出さないでくれと言われました。

 

本当に自分勝手な人です。 

 

ですが、再び会わなければ手を出すつもりはありませんと言うと、彼は・・・私ですら見た事もない程に満足そうに笑っていた。

 

どうしてリッパーごときにそんな顔が出来る?

 

私はそう思いながらトドメを刺しました。

 

残ったのは彼の死体と私に残された虚無感でした。

 

彼を現実でも心でも失った私は一体何をすれば良い?

 

この悲惨な状況の中、私は何を成せば良いのですか?

 

・・・分からないですわ

______________

________

___

 

~日誌××日目~ 

 

SO10地区の戦争が終わってからと言うもの、私の心は未だに満たされません。

 

戦争での殺戮が余程楽しかったのか?

 

古い仲間を全て失ったからか?

 

愛しい人を失い、その愛しい人の大切な人を殺したからか?

 

私は、疲れましたわ・・・

 

 

誰か私を・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺してください




●SO10地区の【Kar98k】の設定

戦争が起こる前までアウストの副官を勤める。

アウストの脱走後、他の古参の仲間達と協力しつつ鉄血の激しい追撃を退けながら逃げる最中、違法で人形売りつける男達に捕まり助け出されるまで強姦され、男に対して触れられる事を非常に嫌う程にトラウマとなっている。

また書かれていないが男に対するトラウマで、同性にしか興味をもてなくなっている。

アウストを撃ち殺した後、Kar98kの心は晴れず、結果として狂っていった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。