忍びの王   作:焼肉定食

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香織のために

数週間後

 

「ハジメくんが構ってくれない。」

「世の男子が聞いたら血涙を流しそうなセリフね。」

「あの、作戦会議を何で俺の部屋で開くんだよ。この後ハジメ来るんだけど。」

 

急遽乱入してきた幼馴染二人に俺はため息を吐くとそれよといい俺を指をさす

 

「「何で快斗くんが南雲(ハジメ)くんとそんなに仲良くなるの?」」

「いや、純粋に趣味が合ったからだろ俺も男子だし、少しはライトノベルとか読むからな。」

 

実際結構相性はいいし、元々ある事情によることを気づいているから香織は仲良くなれないんだろうなぁっと気づいていた。

 

「……まさかこんなところに伏兵がいるとは思わなかったよ。」

「伏兵って。てか元々本質的な問題を理解してないからだろ。それさえ理解できればすぐに仲良くなれると思うしな。」

「……どういうこと?」

「それは俺がいうべきではないだろ。まぁハジメが流石に困ったら忠告は出すとは思うけどな。」

 

俺がいうと雫はため息を吐く

 

「そういえば交友関係に関してはあんたに叶うものはいないか。趣味も多いしね。」

「そういうこと。まぁハジメの趣味が知りたいのなら少し貸そうか?俺も結構学園ものなら読んでいるから。」

「……まぁ、少しだけ読んでみようかな?」

「八重樫もどうせ読むだろうしお前は恋愛ものかなぁ。……これ辺り読みやすいんじゃないかな。」

「そういえば赤い本をよく読んでいるでしょ?あれは?」

 

こいつよく見ているなぁ。そう思って少し感心するが

 

「あれは結構グロいから女子向けじゃないかな。女子でも読めるラノベとかは最近増えてきたし、そっち側を攻めていけばいいんじゃないかな?映像作品でも見やすいものがあるし今度レンタルショップで今度見やすい奴借りてこようか?流石に高いし」

「いいの?」

「こういうの見る友達はかなり少ないしなぁ。俺も結構好きだし」

「まぁ前にこっそりソードスキル?そんな感じのを.......」

「ちょ....」

 

俺は雫の口をふさぐ。

 

「……あの、黒歴史なんでそれは勘弁してくれ。まぁ丁度THUYATAで学園もののアニメかりて来ているし下で見とけ。俺は今からお菓子の買い出しするから。」

「えっ?いいの?」

「目を離した方が突撃しそうで怖いからな。雫に監視してもらったほうがいい」

「…否定できないわね。分かったわ。私たちが今回は非があるからリビング借りるわね」

「いや事務所にして。両親は仕事で山口にいるから」

「は〜い」

 

一応俺の親父たちの表の仕事は探偵ってことになっている。二人もそのこと

流石に遊んでいる最中に突撃してきた方が迷惑だろうしな

そういうと俺は財布をもって買い出しに行く。

まぁ数時間くらいだし、大人しくみているだろう

 

 

「……うぅ」

「ぐすっ」

「……やっぱりCL◯NADにしたの失敗したか?」

 

久しぶりに見たくなりアフターまで全てレンタルしたのだけど

ハジメと話色々なアニメを見たりしているうちに暗くなり送って行こうと思ったところ、未だに事務所に明かりが付いていたことからもしかしてと思い、ハジメと一緒に探偵事務所に寄ると未だにアニメを見ている二人がいた。

 

「えっと、八重樫さんと白崎さん?」

「あぁ。あいつら幼馴染だからな。よくウチに来るんだよ。連絡もなく。」

「あはは。それが今日だったんだね。」

「てか鍵持っているくせにアニメに夢中になって帰らないな。たく。後から怒られるの俺なんだぞ。」

 

俺は少し頭を抱える。特に香織の父親はかなり過保護なので俺がかなり怒られることになる

 

「……でも意外だね。二人ともアニメ見るんだ。」

 

驚いたようにしているハジメだが

 

「見ねぇよ。多分これがはじめてじゃないのか?俺もあいつらにそういう文化を見せないように気をつけていたし。」

「……えっ?」

「雫はついでだと思うのだけど香織はお前と仲良くなりたいんだってさ。俺は知らないけど中学の頃にお前がお婆ちゃんと小さい子供のために不良に頭を下げているのをみたらしい。」

「……えっ。あっそういえばそんなことあったなぁ。」

 

どうやら本気で覚えがあったらしい。

 

「強い人が暴力で解決するのは簡単だ。光輝とかよくトラブルに飛び込んでいって相手の人を倒してるし、まぁ俺も説得が無理なら武力で解決するしかないときもある。弱くても立ち向かえる人は貴重で他人のために頭を下げられる人はそんなにいない。だから香織はお前に憧れているんだってさ。」

 

俺は秘密にしろと言われてないのを皮切りに少し香織の話したい理由について話す。

 

「あはは。少し照れくさいね。」

「まぁな。俺や雫からしたら見てないから何やっているのって思ったし口調からしたら完全に厨二だったしな。でも視線は気になるかもしれないけど、少し香織のことも少し話し相手になってくれないか?」

「えっ?」

 

俺からで少し頭を下げる

 

「あいつ珍しいんだよあぁやって人に興味を示すの。俺も小学校の時から仲がいいんだけど、みんなに優しかった奴だからなぁ。特定の誰かに重点をおくことがかなりめずらしいんだよ。元々俺たちで行動することが当たり前だったし、俺と雫くらいじゃないか?香織が積極的に話しかけるのは。」

「そうなの?」

「あぁ。あいつかなり交友関係に関しては受身なんだよ。元々俺と雫の時くらいしか自分から何かするってことはないんじゃないか?ほとんど話しかけられるしな。それか俺の横流しかな。」

「あぁ。友達多いもんね。」

 

基本的香織が話すときは自分からではない。男子の友達が良くも悪くも多いのが俺だ。

基本は俺繋がりで話しかける奴が多いし、俺は別に拒否している訳じゃないので別に構わない

ただ俺と雫の優先度がかなり下がるだけだ

 

「まぁ、だから香織には悪気はないし、多少光輝と他の男子からはやっかみを受けると思う。それでも仲良くしてくれると嬉しいかな。俺は何かあったら味方につくし。それに俺もせっかくの通じる仲間がいるのは嬉しいしな。」

 

ハジメはそれがラノベであり漫画やゲームなどのこと言っているんだと分かったんだろう。少し苦笑しているハジメを見る

 

「うん。いいよ。でも朝は弱いから。」

「土曜の午後辺りに俺の部屋で集まればいいだろ。ゲームも漫画もあるしな。」

「……何でそんなもの持っているの?」

「俺の家族もハジメと同じ趣味なんだよなぁ。俺も完全そこの遺伝だし。」

 

としばらく話しているとアニメのエンディングが流れ始める

 

「雫。香織。もう帰れよ。」

「後一話だけ。次最終回だから。」

「……えぇ。もう少しだけ待って頂戴。」

「……のめり込みすぎだろ。」

「もう少し待ってようか。僕も久しぶりに見たいし。」

「んじゃ適当に飯作るから。ついでに飯食ってけ。簡単なものになるけど。」

「あっうん。ありがとう。」

 

と俺はキッチンへと向かう。

 

ちなみにこの日を境に毎週土曜日に俺とハジメが進めるアニメやアニメなどのオタク文化に触れることになった二人はどっぷりはまっていった

……なお、香織の父親に謝罪をしないといけないようになったのは言うまでもない

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