まちカド暗黒神   作:伝説の超三毛猫

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アニメを追っかけ再生中なんですが、白澤さんの声が案外ダンディで驚きました。
今度こそ、オリジナルストーリーの後編にしてガチバトル編です!


今回のあらすじ

メルトアが あらわれた!


※2022-6-22:誤字を修正し、描写を追記しました。
※2022-6-23:二次創作日間ランキングで91位を獲得しました。ご愛読ありがとうございます。


奇々怪々!! 無断欠席の謎を解き明かせ!……決戦・傲慢なる美の化身編

 メルちゃんが壁画の世界の黒幕かもしれない。

 ミカンや千代田の言っていた疑惑を、どうしても確かめたかった俺は、壁画の世界からダイを連れ戻した翌日、その身に起こった事について相談するため、家にいるヤツらを集めて、父さんと母さんに電話をかけた。

 

「どうなさったのですか、我が暗黒神」

 

『どうしたのかしら黒男。急に相談なんて…』

 

「オレに聞きたいことね………何があった」

 

「どしたの、神原君〜?」

 

「実は―――」

 

 俺は、全てを話した。

 ダイが最近行方不明だったこと。

 その手がかりを探しに記念館に行ったこと。

 そこで、メルちゃんという迷子に出会ったこと。そして、その奇妙な行動も。

 さらに、最近飾られたという壁画から、奇妙な世界へ送り出されたこと。

 そこからダイを助けて、命からがら脱出したこと。

 壁画の世界にあった石碑の内容から、メルちゃんが怪しいということ。そして、壁画の世界でメルちゃんが見つからなかったことも。

 

 静かに聞いてくれたピエール・ゲモン・小倉・父さん・母さんは静かに聞いてくれた。全て話し終えて、皆から意見を聞こうとした時、最初に口を開いたのはゲモンだった。

 

 

『…100%そのメルという少女が、壁画の世界に人を取り込む元凶だな』

 

「………っ」

 

 なんとなくコイツはそう言うだろうなとは思っていた。でも…実際に言われると、結構きつい。

 

「…根拠は?」

 

『石碑の内容。壁画の世界に行く前のメルの行動も怪しいし、壁画の世界にそいつがいなかった事自体怪しすぎる。疑ってくださいと言っているようなものだ。

 ……分かり切ったことを訊くんじゃあない。お前がソレを信じたくないだけだろう?』

 

『そこまでよ、妖魔ゲモン。うちの息子をいじめるんじゃありません』

 

『…フン』

 

 母さんが割って入ったことでゲモンはそれ以上は言わなかったが、ゲモンの主張はまざまざと見せつけられた。俺がまだ、甘い考えを持って半ば現実逃避をしているであろうことも。

 

『……とはいえね、黒男。私、10代の頃に聞いたことがあるのよ。その、人を取り込む壁画の話は。

 「少女の姿で人を誘って、その人を取り込んで壁画の一部にしている」………戦ったけど苦戦して逃げ帰ってきたって仲間の体験談よ。

 黒男の経験談からして、そのメルちゃんが体験談の時の壁画である可能性は高いと思うわ』

 

「マジか………」

 

 しかし、ゲモンを止めて母さんが言ったことも、ゲモンとほぼ同じ「メルちゃん黒幕説」だった。とはいえ、こっちは具体的な体験談を仲間から聞いたって話だから、より説得力があった。説得力がありすぎて辛かった。

 

「我が暗黒神…」

 

「ピエール?」

 

「貴方が気に病む気持ちは理解できます。迷子の少女を放っておかない……私でもそうしたでしょう。騎士道を進む者として、貴方の行動を全面的に肯定します」

 

「ピエール………ありがとう」

 

「礼を言われるほどではありません。私は、メルという少女について、是も非も言う事が出来ないだけに過ぎません。私程度では、そのメルという彼女がただの迷子なのか壁画の魔物なのか、現時点でも分からないのですから」

 

 ピエールはメルちゃんのことについては何も言わず、俺の迷子への対応を肯定してくれた。彼自身は力になれていないと言うが、ピエールの言葉だけで俺の心は幾段と軽くなったような気がした。

 そんな中、更に意見を出したのは、小倉だった。

 

「神原君。私としてはその壁画を持って帰って来て欲しいんだけど……」

 

「………お前、事の重大さが分かってんのか?」

 

「分かってるよぉもちろん!! 人が絵になるなんて、現実では起こり得ないことだよ! 三次元と二次元の移動…壁画の世界……いい研究対象になりそうだねぇ…!!!」

 

「………」

 

 やはりというか何というか、小倉は自分の研究のために人の健康やら命やらを軽視している節があるんだよなぁ。もうちょっと空気読めよお前。母さんのプレッシャーが電話越しでもヤバいのが分からねーのか??

 小倉のKY発言のせいでこの場の雰囲気は最悪だ。ゲモンもピエールも、母さんの不機嫌を電話越しに感じ取っていたらしく、押し黙ってしまう。だが、そこで助け舟を出してくれたのは、父さんだった。

 

 

『黒男。もし、そのメルちゃんを疑うのが嫌だというのなら……信じる為に動けばいい』

 

「信じる、為に?」

 

『そうだ。疑ってかかるんじゃなくて、最後まで信じるんだ。決定的な証拠が出てこない限りは、メルちゃんはただの迷子ということにすればいい。父さんとしては、この件からは手を引いて欲しいけど………そう言っても聞かないだろ?』

 

「そう………だな。ダイは助けたけど、このまま引き下がれないよ。多分、シャミ子も千代田もミカンも同じだと思う」

 

 ダイの心配はもう要らないけど、根本的な問題の壁画そのものがまだ残ってるからな。父さんは俺を心配してくれているんだろうけど、俺はこのままダチだけ助けてそのまま壁画の一件をスルーなんてできない。

 

『そう…か。だったら、父さんから言う事は一つだ。』

 

「なに?」

 

『必ず、皆で生きて帰ってきてくれ』

 

「もちろんだよ」

 

 父さんに強く返事を返すと、俺はゴミ先祖の杖を持って、玄関へ向かった。

 

「我が暗黒神。微力ながら、このピエールも同行いたします!」

「「「ピキー!」」」

「ニャー!」

『待てクロウ。行くならオレにも一枚噛ませろ。具体的にはお前にちょいと仕掛けがしたい』

「神原君、行くならコレ食べといて? 魔力アップのお団子改良版」

 

「待ってゲモン、小倉、それはムグッ!!?」

 

 父さんと母さんはもちろん、俺の家に住んでいる面々は、俺の決断を応援してくれた。しかも、ピエールは助太刀まで志願してくれたのがありがたい。…………行く寸前にゲモンと小倉に変なモノを食わされたけど。味? 思い出したくない…

 

 

 

 

 

 向かったばんだ荘では、千代田とミカン、そして意外にもシャミ子が準備を終えていて、俺を待っていてくれたようで、俺を見つけると声をかけてくれた。

 

「あ、クロウさん! やっぱり来てくれましたね!」

 

 シャミ子はこういうの苦手そうなんだけどな。そう言うと、シャミ子のところもひと悶着あったらしく、その時のことを話してくれた。

 

「最初おかーさんと……桃に反対されました。『危険すぎると思う』って。でも、この街のボスとして、桜さんとの約束を守る為に、危険な壁画をなんとかしたいって説得して、ミカンさんやクロウさんも手伝ってくれるって分かったら、納得してくれました」

 

「ねぇ、クロ。不二さんにはこの事、話したの?」

 

「あぁ…話したんだが………移動するのに時間かかるらしくってな。ちょっと遅れるかもしれないって言ってたぜ」

 

 なんでも公共交通機関を使うみたいで、到着まで時間がかかるって言っていた。「魔法少女なんだから変身してとっとと来れば良いのに」って言ったら、「魔法少女だからって人々の生活に迷惑をかけていいワケではありませんことよ」と言っていた。メンドくさいな。

 ちなみに、リコと白澤さんにも話したみたいだが、どうやら直接戦いには参加してくれないみたい。白澤さんは戦いは苦手だって言ってたし、リコはリコで面倒くさがったんだって。それで良いのか。

 

 兎も角、全員そろったことを確認して、俺達は記念館に足を踏み入れた。

 すぐに周りの人々に注意を向ける。絵画に憑りつかれた人々を探すというのもそうだが、メルちゃんを探すためだ。

 父さんの言う通り、メルちゃんを信じるにしろ何にしろ、まずメルちゃん本人がいないと始まらない。

 

「本当かい、お嬢ちゃん?」

 

「うん、ほんとだよ!」

 

 …! いた!

 

「あのへきがにおねがいをしたら、わたしの体、良くなったんだよ! パパとママも喜んでくれたの!

 だから、おじいちゃんもすぐに元気になるよ!」

 

「そうかい。それは良いことを聞いたよ、ありがとの〜」

 

 お爺さんに身体が良くなると言っていたメルちゃんに、昨日までの、両親とはぐれて心細さに泣いている様子は全くなかった。しかも、お爺さんに言ったことが、昨日俺に話してくれた事と矛盾している。

 昨日は両親は自分に構わず壁画のご利益を授かりに行ったって言ってたじゃないか。

 俺は突っかかろうとしたシャミ子と千代田を抑え……意を決して話しかけた。

 

「やぁメルちゃん。随分と元気そうだね。ご両親には会えたのかな?」

 

「!!! ……うん。皆のおかげだよ!あの後おとうさんにもおかあさんにもあえたんだよ!!」

 

 一瞬だけ「どうしてここに!?」みたいな顔をしたが、バレてないと思っているのか、そう言葉を続ける。

 俺は信じる為に……目の前の少女がただの迷子である事を確かめる為に……さっきの表情の真意を、ここで確かめる。

 

「そっか……良かったね。昨日の事を話したいから――君のご両親を連れてきてくれないか?」

 

「おとうさんとおかあさんならね、またへきがのとこにいると思うよ! だからそこへ行って……」

 

「いいや。()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

「!?」

 

「……お父さんとお母さんはどんな顔してるんだ? 名前は? 俺たちの事を話したんだろう?なら、会いに来る理由は一応あるはずだけど?」

 

「そうね……親なら、迷子の娘を守ってくれた人達にお礼くらい言いたいものよ」

 

「そういう事だ。だから連れてきてくれるかな? それとも…それができない理由でもあるのかい?」

 

 ミカンの援護射撃を交えた俺の言及を受けたメルちゃんは、答えられるはずの質問に何も答えない。それの意味する事は、答えられないという事……………両親とはぐれたって話自体が、でっち上げた話だということだ。………信じたくなかったけど。

 その様子に、千代田が待ってましたと言わんばかりに杖を取り出した。

 

「…やっぱり壁画の悪霊だったんだね。となるとおじいさんにしてた話もウソか。元気になるのはあの人じゃなくってお腹を満たした壁画だもんね」

 

「な…何を言ってるの…!? 違うよ!わたし、そんなんじゃない!」

 

「ネタは割れてるんだよね。観念して正体を見せたらどうなの?」

 

「違う…違う…………おにいちゃん!おにいちゃんなら、わたしを信じてくれる…よね? おねがい…しんじて………」

 

 今度は俺に縋りつくメルちゃん。それは、自分に親身になってくれた俺なら甘い判断を下すと思っての事なのだろうか。

 だけど……俺はもう、自分の中で判断を下していた。

 

「…俺も君を信じたかった。

 でも…先に信頼を裏切ったのは、君だ」

 

「…!」

 

「いい加減に絵に取り込んだ人達を解放しろ。

 そうすれば、軽いお仕置き程度で済むんだから…」

 

 この子は…コイツは、壁画の正体だ。

 人を取り込み、吸収する、邪悪な呪いだと。

 俺の答えに俯くメル。その子は、そのまま黙って静かにしていると思えば。

 

カカカカ…!!

 

「「「「!!!!」」」」

 

 先程の少女からは想像もできないような、腹から来るような邪悪な笑いが、俺達の耳に響いた。

 

折角の獲物を開放しろ、じゃと…?

 思い上がるなよ、たかが塗料風情が…!!

 

「……それが、君の…お前の本性か」

 

文句があるならわらわの世界に来るがよい。

 今度こそはきさまら全員まとめて我が糧にしてくれるわ…!!

 

 そこにただ両親とはぐれたか弱い少女などいなかった。いたのは、人を取り込み食らう、恐るべき怪物だった。

 豹変したメルはそれだけ言うと、真っ黒い絵の具のようなオーラに包まれて消えてしまった。

 

「……壁画の世界に帰ったわね」

 

「な…なんか、足がふふふ、震えてきました……も、ももももも桃…!」

 

「落ち着いて。どうやらあいつ、直接あの世界でケリをつけるつもりみたい」

 

「罠、かな」

 

「分かりません。ですが我が暗黒神。ここまで来たら、ただ奴と戦い、勝つことしかないのではないでしょうか」

 

 メルが俺達を騙していた事に思うことはある。人を取り込む理由とかもまだ分からないし。

 けど、それらは全て、壁画の世界で本性を出したメルと対峙することからだ。

 ダイの行方不明から始まったこの騒動に決着をつけるため、俺達は壁画から絵の世界へ足を踏み入れた。

 

 

 

◇  ◆  ◇

 

 

 

 壁画の世界から、更に奥へ奥へと進んだ先で。

 俺達は、円形に広がった空間にたどり着いた。真ん中には、澱んだ水を吹き出す石膏製のような噴水がある。

 そして……その噴水の縁に優雅に腰掛けるメルを見つけた。

 

「ここまでだよ、壁画の悪霊さん。観念したら?」

 

カカカ…観念しろ、だと?

 わざわざエサの方からディナーの皿にやって来ただけだというのに、愚かな子供じゃのう…

 

 千代田な強気な言葉にも、不敵にそう返すメルに、俺は……俺とシャミ子は質問せずにはいられなかった。

 

「なぁ……メル。どうして、人を取り込んで吸収するんだ…!?」

「そうですよ! そんなおそろしげで悪趣味なコトをする理由って何ですか!!?」

 

カカカ…カカカカ……!!!

 何を言うかと思えば、そんな事か…?

 

「そんな事、だって…!?」

 

何故貴様らは米やパンを食う?

 家畜の皮を剥ぎ、肉を貪る理由は?

 魚を捌き、命を奪う理由はなんだ?

 

「な…なにを、言ってるんですか…?」

 

貴様が尋ねた事はそれとおんなじだ、戯けめ。

 人間など、わらわを彩るための塗料に過ぎぬ。

 それ以外に、あんな無駄に数だけはいる生き物の存在価値などないわ!

 

「…ッ!!」

 

 ―――どうやらこの少女…もとい壁画は、俺の想像をはるかに上回る、ドス黒い怪物のようだ。

 人を取り込み吸収する。それそのものが目的ではなく手段だというのか。コイツは自分自身のドレスアップの為だけに、まるで日常生活の一部のように人を取り込むという訳か……!!

 

わらわはメルトア。この世で最も麗しき美の化身である。

 貴様らのその眼に焼きつけるがよい……わらわの美しき真の姿を!!

 

 メルが空中を舞い、光り出した。

 目が眩むほどの光がおさまった後にそこにいたのは、俺達の身長を優に超える、見上げる程巨大な女性の人形であった。紫を基調に金色の縁取りをしたドレスと、鳥籠のような下半身、そして緑のウェーブがかった長髪を飾る黄金のティアラと胸元に輝く銀のカギが目立った、しかし生気を感じない、恐ろしい姿であった。

 

未来永劫わらわのとひとつになり、その永遠の美を飾る一部となれること……

 それこそが、壁画がもたらすまことの幸福と知るがよい! カカカカカ…!!!

 

「シャミ子、私の後ろに!来るよ!!」

 

 その言葉を合図に、俺達全員が変身したのと同時に。

 変貌したメル―――否、メルトアが、襲い掛かってきた。

 

 

 

◆  ◇  ◆

 

 

 

 メルトアの髪の毛が棘のように鋭く尖り、ミサイルのように飛び出した。

 おびただしい数のミサイルに対して、桃とミカン、クロウが各々の魔力で弾き飛ばす。

 だが、そのあまりの苛烈さに、三人とも息をつく暇がなくなってしまう。最初からこの展開はマズいと、百戦錬磨の桃とミカンは感じていた。

 

「はぁっ―――火炎呪文(メラミ)!」

 

そんな見え見えの魔法、効かぬわ!!

 

 クロウが隙間を塗って放った魔法は、メルトアの無機質な人形の手で払われる。

 攻められながらの苦し紛れというのもあるが、あまりに愚直な一撃に持っている杖から叱責が飛んだ。

 

『バカか貴様は! あんなテキトーな攻撃、当たる筈なかろう!』

 

「でも、このまま攻撃され続けたら、いつかやられちゃうだろ!」

 

『なればこそ慎重にならないか! 神原玲奈の言を忘れたか!』

 

 その言葉にはっとなる。

 そうだ、母さんは言っていたじゃないか。戦ったけど逃げ帰ってきた仲間から体験談を聞いた、と。

 それ即ち―――母の仲間だったであろう魔法少女が、束になっても敵わなかったという実体験があるということなのだ。

 確かにクロウは強くなった。しかし目の前にいるのは……紛れもない強敵だ。下手すれば……不二実里よりも。一瞬の気の緩みが、命取りになりかねない。

 クロウは知っている。ラプソーンは普段は己の復活だけを考えるゴミ先祖だが、いざ戦いとなれば有用なアドバイスをしてくれる暗黒神であることを。

 

「はぁっ!」

 

 桃が一瞬で飛び込み、メルトアのボディーに向けて放ったのは、フェイントも何もないただのジャブだ。おそらく、敵の小手調べといったところなのだろう。

 ガンッ、と金属同士が当たる音がする。しかし、メルトアは特段気にしている様子もない。それどころか、桃を服に止まった蚊のように叩き潰そうと平手を放つ。

 バァァン、とすさまじい音がしたが、メルトアの手がドレスにぶつかった時には、桃は既にシャミ子の前に立っていた。

 

うっとうしい女だ……!

 

「そこっ!」

 

 ミカンが魔法の矢を放つ。それが何発かメルトアの服に着弾するが、メルトアは意にも介していない。

 メルトアが指を鳴らす。それに呼応するように先日クロウ達が撃退した触手がどこからともなく伸びあがり、口をがばっと開いてミカンに襲い掛かる。

 だがミカンも歴戦の魔法少女。それにすぐさま反応して飛びのきつつ、噛みつきをからぶった触手に反撃の矢を与える姿は流石である。直撃こそしていないものの、触手は危機を察知して、それ以上の追撃をやめてメルトアの影に帰っていった。

 

小賢しい。一匹ずつ仕留めて取り込んでくれよう

 

 桃とミカンの戦いぶりを確認したメルトアはそう言うと、今まで動いていなかった少女………シャミ子を見定め、右手を伸ばす―――その巨大な中指を、親指で抑えた、デコピン3秒前の形で。

 

「シャミ子っ!」

 

「ほ、ほわーーーーー!?!?」

 

「シャドウミストレス殿!」

 

 メルトアの手とシャミ子の間に一匹のスライムナイトが割り込んだ。そして、目にも止まらぬ早業で床を斬り取って即席の壁を作り上げる。続いて飛んできたクロウと共にシャミ子を避難させることも忘れない。

 

ドッグォォオオ!!

 

「ぎゃーーーーーーーーーーー!?!?!?」

「うわぁぁーーーーーーーーー!?!?」

「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

 

「シャミ子!!!」

 

「クロ!!」

 

 次の瞬間放たれたデコピンは、人間の放つそれとはまったくの別物と言っても良いほどの威力を発揮した。

 即席の壁はもちろん、周囲一帯の床すら破壊して、瓦礫を塵へと帰した。クロウとシャミ子は戦慄した。あんなものを1発でも貰おうものなら、全身の骨が粉々になってしまう。

 

「た…助かった、ピエール」

 

「あ、ありがとうござい……て、手が、ふるふるふる震えて」

 

「落ち着くのですシャドウミストレス殿。貴方の『なんとかの杖』で、ダークネスピーチとミカン殿のサポートを」

 

「え、えーと、サポート………」

 

「防御アップの杖とか、攻撃強化とか、何でも構いません」

 

「どっちもぶっつけ本番です!」

 

「何でも良い! ゲームに出てきそうなやつでも良いから!」

 

「……っ、わ、わかった!やればいいのだろうやれば!

 行けー! えーと、か、かみなりの杖ー!!」

 

 シャミ子は恐怖に負けそうになりつつも、ピエールのフォローを貰いつつ家宝の杖を振り上げる。

 するとどういうわけか、フォークにしか見えないそれは雷モチーフのスタッフに姿を変え、メルトアに雷を次々と落としていくではないか。

 

何ィィィ!? ぬうううううっ!!

 

「えぇぇぇ!? で、出来た!?何故ぇ!?」

 

「シャミ子、できると思ってなかったの!!?」

 

『イヤ、これはおそらくここが現実的な空間ではないからだ。夢とは違うだろうが、魔力が充満しているからこそ、慣れぬ者でも魔法が使えるのであろう』

 

 ラプソーンの言っている事は、実は正しい。

 シャミ子は現実において、なんとかの杖を実用的な武器に実現化させることは不可能だ。夢魔の血を引くものにとって、夢……つまり現実でない空間こそホームグラウンドである。

 その点、メルトアの壁画の世界は、現実であって現実でない。シャミ子が意外にも力を引き出しやすいのである。

 降ってわいたようなチャンスだが、千代田桃と陽夏木ミカンはメルトアが雷に怯んだ隙を見逃さない。

 

「フレッシュピーチ・ハートシャワー!」

 

「スプラッシュアロー!」

 

 桃の放った魔法の雨と、流星のごとく次々と放たれる矢が、メルトアに直撃した。

 高貴な紫のドレスがボロボロになり、メルトアの言動に余裕がなくなってきた。

 

おのれぇぇ……! 美しきわらわに対して、こんな暴虐―――』

 

大火炎呪文(メラゾーマ)!!!

 

なっ!? ぐおおおおっ!!

 

 メルトアが激高する寸前、クロウが呪文を唱えた。

 クロウが桃とミカンの追撃に気付いた形で追撃したので不意打ちみたいな形になったが、それでもクロウは躊躇はしなかった。

 放ったのは、炎の最上級呪文・メラゾーマ。クロウの掌から放たれたメラミよりも巨大な炎の玉が、メルトアの顔に迫る。

 メルトアは直前で気付き咄嗟に顔を逸らしたが………髪とティアラに直撃し、大炎上した。

 

うわあああああああああああああッ!わ、わらわの髪がァァァ!!?

 よくも……よくもわらわの芸術的な髪をォォォォォオオオオオオオオオオオッッッ!!!!

 

「人の命を奪って作った、偽りの芸術でしょ」

 

 メルトアは、生まれてこのかた、大きな傷を負ったことはなかった。

 ドレスがややほつれても、今まで吸収してきた人間の魂のストックがあれば容易く修復できたものだ。

 しかし、この日受けた傷は、女の命である髪とそれを美しく飾るティアラを焼かれ、髪は生々しくも鮮やかなビリジアンから炭化したような無惨な黒にかわってしまった。しかも、焼かれた髪付近の肌も、焼けただれてしまっている。

 この事実が彼女のプライドを傷つけ、怒りを爆発させていく。

 そして、桃の指摘も耳に入らぬと言わんばかりに、目から高熱の光線をクロウ達に向けて放った。

 

「みんな、逃げて!」

 

 ミカンの叫びと共に、シャミ子達が散開する。

 彼女らがいたところに光線が通り過ぎ、床が高熱で赤く光ったかと思えば―――爆発した。

 

「ほわーーーーー!!!? め、めっちゃ怒ってますよメルちゃん!! あ、謝れば許してくれますかね…?」

 

「どうあがいても無理でしょうね。問答無用で転がされるのがオチよ」

 

「ですよねーーー!!! お、怒らないでくださいぃぃぃ!!」

 

許さぬ……もう生かしてはおけぬ!!

 

 ガチビビリのシャミ子の謝罪もむなしく、髪を焼かれた怒りを絶叫する勢いで、メルトアが胸元にかけていた鍵を高く掲げた。

 次の瞬間、クロウ達全員は、なにか自分の大事なものが封印されたかのような嫌な感覚が背筋を走った。

 そして、その違和感はすぐにその身で理解することとなる。

 

「あ、あれ? なんとかの杖がフォークの姿に!?

 へ…変化がで、出来ません! さっきまでできたのに何故!?」

 

「う、うそ…魔法の矢が……」

 

「これ、まさか…!!」

 

カカカ…貴様らの魔法力を封じさせてもらったぞ。これでもう、忌々しい魔法など撃てぬ!!

 

 家宝の杖の変化が出来なくなったシャミ子。

 クロスボウの次弾を充填出来なくなったミカン。

 あらゆる呪文を封じられてしまったクロウ。

 三者三様に狼狽えた隙を見逃さぬと言わんばかりに、メルトアは触手達を呼び出し3人に襲わせた。

 

「くっ…!」

 

「皆! 私の後ろへ!!」

 

 前に出たのは、魔法力を封じられても純粋な戦闘力で戦える桃と、もともと剣技の方が得意なピエール。

 桃の拳とピエールの剣が振るわれ、襲い来る触手を殴り倒したり、切り伏せたりする。

 だが、メルトアの触手は容赦がない。しかも、ミカンやクロウ、シャミ子に襲ってくる分が二人にのしかかってくるため、2人の負担はすさまじいものだ。

 

「桃!!!」

 

「くそっ、このままじゃ千代田とピエールがやられてしまう!」

 

わらわの美貌を穢した罰じゃ……このままなぶり殺しにはせぬぞ!

 

 再び鍵を掲げるメルトア。今度は鍵が恐ろしいピンク色の光を放ち、それがクロウを包む。

 すると、クロウ自身に異変が起こった。

 

「うぐっ……!?」

 

「クロ!!?」

 

「み、み……かん……離、れ―――」

 

カカカ…カーッカカカカカカ…!!

 

「なっ…クロウさん!」

 

「メルトア!! 神原くんに何したの!!?」

 

 彼はミカンに逃げるよう言うも、意識が落ちた。かと思えば、抜け落ちたような無表情をさっきまでの味方に向けた。シャミ子が言葉をかけても返事がない。

 高笑いするメルトアがその異変の仕業だと真っ先に気付いた桃が、メルトアに向き直って叫ぶように問い詰める。すると、恐るべき答えが返ってきたのだ。

 

カカカ……なに、そやつの心の鍵を解き放っただけのこと。

 心の鍵を解き放たれた者は最早わらわの虜。命令一つで意のままに動く傀儡よ!!

 

「そんな……!」

 

 敵を操り人形のごとく洗脳する恐ろしい術。

 メルトアに隠された奥の手に、ミカンから絶望の声が漏れる。そして、それは他の全員にも広がっていく。

 

魔法少女なら、この手が使えることは知っておった。いつだったかわらわを討ちに来たお優しい魔法少女もそうであったよ。

 仲間がわらわの木偶になった途端、攻撃することができなくなってしまうのだからなァ……! カッカッカッカッカ…!!

 

「…下衆が…!」

 

なんとでも言うがよい。反撃しても良いぞ? この男が死ぬだけだからな!

 さぁ、わらわの人形よ!わらわを侮辱した女どもを、皆殺しにせよ! 手始めに………そこの蜜柑色の娘から殺れ!!

 

 同士討ちを誘うあまりに卑怯な手に、流石の桃も吐き捨てるようにそう言う事しかできない。

 それすらも愉悦の材料であるかのように、メルトアはひとしきり厭らしく嗤った後、クロウに攻撃を命じた。

 絶体絶命の大ピンチ。シャミ子もミカンも桃もピエールも、言葉が出ず、どうやってこの状況を打開するかを考え、または諦めかけた………その時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――クロウの動きが止まった。

 

「…………今、なんつった?」

 

!!?

 

 沈黙を破ったのは、クロウだった。

 

「誰に命令している……! しかも、俺の大切な人を殺せだと…!!?」

 

な…なぜだ!? なぜ…

 

「まだ燃やされ足りなかったのか、メルトアァァァァァァ!!!!」

 

なぜわらわの“魅了”が効いておらぬッ!!!?

 

 炎を吐くのを幻視するレベルで怒り狂うクロウ。それは、メルトアの思い描いた思うがままの傀儡とは大きくかけ離れていた。

 自身の鍵を使った魅了攻撃に抗える人間は誰一人としていなかったはずなのに。長生きであるがゆえに、初めて訪れた予想外の事態は、メルトアを混乱に陥れた。

 無論、暗黒神の血を引くクロウがそれだけでメルトアの心の鍵に抗えるわけではない。ちゃんと、理由がある。

 

「く、クロウさんがキレた!!?」

 

「神原くん…まさか、さっきの催眠を自力で!?」

 

『違うな、しゃみ子、そして千代田桃よ。

 出立前にゲモンと小倉しおんがクロウに仕込んだ薬品が原因だろう。

 おそらくは…特製の超万能薬だったのか。あやつらも味なマネをする』

 

 そう。ゲモンとしおんが出かける前のクロウに無理矢理食べさせた“丸薬”だ。

 遅効性かつどんな状態異常にも効くように調合された超万能薬は、最も欲すべきタイミングでクロウを助けたのである。

 そうとも知らないクロウは、怒りの目をメルトアに向け―――五指をかざした。

 

「メ」

 

 詠唱を始める。クロウのかざした左手の五指の中の、人差し指の先に炎が灯る。

 

「ラ」

 

 詠唱二文字目。人差し指の隣、中指に火が灯った。

 

「ゾ」

 

 それは、先程メルトアの髪を焼いた呪文の一部。だが、掌に炎の玉ができるのではなく、薬指の先だけに轟々と炎が燃え上がった。

 

「-マ」

 

 最後の詠唱で、呪文を言い切った。そこで、小指の先と親指の先にも火の玉が灯った。先に現れた三つの炎も、勢いそのまま燃え続けている。

 クロウが振りかぶったところで、メルトアが混乱から立ち直り、今まさに見知らぬ魔法を放とうとしている彼に気が付いた。彼女はそれを見た瞬間、身の毛もよだつ感覚を覚えたのだ。

 

 ―――まずい! アレを食らったら絶対マズい!!!

 メルトアはクロウの呪文を阻止すべく、触手の攻撃先をクロウに向けさせた。しかし……クロウに触手達が辿り着くより先に、それらは派手に切り刻まれた。

 

な、なに!?

 

「間に合った、という事で宜しいのですわよね?」

 

「あぁ。助かったよ―――不二」

 

 桃色でも蜜柑色でもない、青色の魔法少女―――不二実里が片刃剣を両手に参上した。そして、この一瞬が、勝負を分けることとなる。

 

「…その手の炎は?」

 

「今から見せてやる。俺の必殺技だ!」

 

させぬ!!

 

 メルトアが拳を振り下ろす。しかし、それより先に……クロウの魔法が炸裂した。

 

五指爆裂弾(フィンガーフレアボムズ)!!!

 

 メジャーリーガーの投げた魔球のように投げられたのは、5つのメラゾーマ。1本ずつの指に灯っていた業火が、メルトアに向かって突撃していく。

 1つずつのメラゾーマが、対象にぶつかった時、他の火球も連鎖するように大爆発を起こす。

 そうして起こった爆炎が、メルトアを激しく燃やしていく。

 

グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁァァァァァァァァァァァァァァァァッッッ!?!?!?

 

 炎上していく壁画の魔女(メルトア)

 数多の人々の命を使って飾り付けたドレスが、生々しい髪が、整った顔が、灰塵に帰していく。それでも金切り声の悲鳴をあげ、原型を保ち続けているのは大したものだ。

 しかし、激しい炎に包まれて苦しんでいるメルトアが、鍵の力を維持して魔法を封じ続けることなどできるはずがない。まして、次の攻撃を見極める余裕があろうはずもない。

 

 不二実里と千代田桃が跳躍し、陽夏木ミカンが矢をつがえる。

 

「はああああああっ!」

「トドメっ、サンライズアロー!!」

「ミラクルセイバー!!」

 

 現在進行形で燃え上がっているメルトアに桃の拳が突き刺さり、ミカンの矢が腹に風穴をあけ、不二の二振りの剣がメルトアを縦に斬り裂いた。

 

ば…か……な…!

 幾千年も栄えた……美の化身、たる、わらわが…………滅ぶ、など

 

 そこから先の言葉が出てこないまま、燃えながら沈んでいくメルトア。

 やがて全身の火が鎮火すると同時に、メルトア自身が粒子になって空中に分解され………最初からなにもなかったかのように消えていった。

 勝負は、決まったのである。

 

 

 

◆  ◇  ◆

 

 

 

 ―――こうして、ダイの行方不明事件から始まった呪いの壁画騒動は幕を閉じた。

 メルトアを撃破したあとの壁画は、最初から描かれてなかったかのように美女の絵が消えたり、壁画の世界からかろうじて帰還した人たちから噂が広まったりして一時的には客足が遠のいたようだが………その後、「呪いの壁画フェア」をやって客足を奪い返していた。商魂たくましすぎだろ。

 

 ちなみに不二だが、あの後シャミ子については一切触れずに帰っていった。多魔市内のルールを守ってくれたというのもあるが、「借りはお返し致しました」とも言っていた。不二に貸しなんて作ったっけとも思ったが、上手くいったならそれでいいか。

 

 まぁともかく、俺達の平穏な日々は戻ってきたのだ!

 

「……それにしても、私達メルさんと戦って帰ってこれたんですね…」

 

「…まぁ、強敵だったのは事実だよ」

 

「クロのあのすっごい魔法がなかったらどうなってたか」

 

「イヤイヤ、ゲモンが保険で薬を飲ませたからこそだよ。

 それに、千代田やピエールが庇ってくれたし、シャミ子の杖も強かったし、ミカンはばっちり決めてくれたじゃないか。

 だから―――」

 

 俺がポケットから鍵を取り出す。それは凝った装飾がされた銀の鍵で、メルトアが首にかけてたものと同じものだったのだ。

 メルトアを倒した直後、彼女がいた場所にぽつんと落ちていたものだ。拾って帰ってきたんだけど、何か分からなかったので小倉に渡す為と俺が預かっている、んだけど。

 

「……俺がこんなん貰っちゃって良かったのか?」

 

「なに言ってるんですか! クロウさんの魔法、すごかったんですよ!

 MVPですよ! たしかその、『ふぃんがーふれあ……」

 

「や、やめてくれ……その場のノリで名付けたモノを復唱しないで…!」

 

「フィンガーフレアボムズ」

 

「やめてって言ってるでしょ! なんで覚えてんのミカン!!」

 

「かっこよかったわよ」

 

「ほんとにやめて……」

 

「あら、スタールビー*1並みに真っ赤よ、クロ?」

 

「やめてくださいミカンさん…」

 

「せんせー、神原くんと陽夏木さんが作業サボってイチャイチャ―――」

 

「「してない!!!」」

 

 千代田まで何言っちゃってんの! そういう余計な事を言うのは佐田とダイだけで十分だってのに! お陰で美術の先生に「サボらないでねー」って怒られたわ!

 文句のひとつでも言ってやろうかと思ったところで、ダイが割り込んで入ってきた。

 

「なんだ、お前らまだ終わってなかったのか? 絵の課題」

 

「ダイは終わったのかよ?」

 

「おう。見ろ!この―――美女の絵を!!」

 

 そう言って自信満々に見せてきた絵は、椅子に座った美女が笑みを湛えている絵だった。

 決してヘタクソではなく、なかなかに上手いところがある。普段からウザいダイにしては上出来だった。

 ―――ドレスが紫で、髪がビリジアンでなければ。

 

「「「いやぁァァーーーーーー!?!?!?」」」

 

「えっ!!!? なに!? なにごと!!?」

 

「お……っまえ!! なんてカラーリングにしてんだこのバカ野郎!!!」

 

「色が悪いの!!? ちょ、どういうことなんだ千代田!」

 

「ご、ごめん遊元くん……しばらくそれ、私達に見せないで」

 

「何故ェェェェェーーーーーーーーーーー!!!!?」

 

 このタイミングでなんでメルトアっぽいの描いたんだこの馬鹿!!!

 俺達はしばらくあの激戦を忘れたいってのによ!!

 

 ちなみにだが―――この授業でできたメルトア(偽)の絵、学年イラコンで金賞を獲得してた。

 その事実に俺達まぞくと魔法少女(+一般人ひとり)はなんとも言えない顔をしたのはいうまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がんばれクロウ達! 新しい力と道具と芸術性を手に入れ、互いに強くなっていくんだ!

*1
グレープフルーツの品種。普通のより赤い果肉をしている。




オリジナル&ゲストキャラクター紹介

神原クロウ
 メルを信じていた暗黒神後継者。しかしメルトアの本性を知ってからは戦う事を躊躇わず、強力な炎魔法で勝利に貢献する。フィンガーフレアボムズが急に使えるようになったのは、決して怒りのパワーとかその場の勢いだけではない。ちなみに、技名は独特のセンスがあるが、勢いでつけた技名はイジられると恥ずかしいタイプ。

暗黒神ラプソーン
 クロウをサポートし続けた暗黒神。メルトアが強敵である以上子孫を死なせる訳にはいかなんだ。ちなみにだが、メルトア撃破後、何故か目に見えてごきげんになったみたいだが……?

メルトア
 ドラゴンクエスト11に登場した、トラウマイベントのボス。ネタバレ回避のために詳細は伏せる………え、今更? ドラクエをプレイした勇者達はおそらくここで苦戦した人も多いはず。まほうのカギを悪用して特技封印やみりょう攻撃をしてくる。また、デコピンが痛恨の一撃になる。ドラクエ史上初のまほうのカギを悪用したボス。
 拙作では記念館に展示された壁画として登場。クロウ達全員とガチバトルした数少ない敵として大暴れした。



今回の呪文辞典

メラゾーマ
・巨大な炎の球を放ち、敵一体に大ダメージ。

フィンガーフレアボムズ
・5本の指でメラゾーマを同時に放つ。生半可な防御魔法なら貫通する破壊力をもつ。



アイテム大図鑑

超ばんのうやく  種別:どうぐ
あらゆる状態異常を回復し、HPを完全に回復させる一人用回復薬では最上級のアイテム。拙作ではゲモンと小倉の特別製の合作が登場し、みりょう予防に役立った。

まほうのカギ  種別:だいじなもの
人間の技術ではなく魔法で作られた特殊なカギ。魔法で閉ざされた扉や宝箱を開けることが可能である。

この人の事をもっと知りたい!(拙作オリキャラ限定)

  • クロウの母親魔法少女・神原玲奈
  • お嬢様系青色魔法少女・不二実里
  • ナンパ陽キャ一般人・遊元泰庵
  • 不思議チェスプレイヤー・篇瀬吹雪
  • 上の選択肢には乗ってない!(感想欄でさり気なくどうぞ)
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