まちカド暗黒神   作:伝説の超三毛猫

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今回のあらすじ

くさったしたいが あらわれた!
がいこつが あらわれた!
ぼうれい剣士が あらわれた!
ブラッドマミーが あらわれた!



悪戯か超悪戯か!? 篇瀬吹雪の奇妙な超常依頼!……ハロウィン直前で死霊・ゾンビのガチスリラーとか、当日は何がどれくらい襲ってくるって言うんだ!絶対トリック&トリックだろ!!?

 紅色魔法少女こと朱紅玉(シュホンユー)さんは、あの後ばんだ荘に住むことになった。リコとの和解後、彼女の味を盗むべく喫茶店『あすら』の新店員として働くことにしたみたいだ。

 

 それと、ゴミ先祖と俺がひた隠しにしていた、メルトア戦以降の封印解除も、千代田とミカンに話す事になった。

 

「さぁ、キリキリ吐きなさい!」

 

『も、もう全部話しました…』

 

『な、何故オレまで…』

 

「ゲモンの行動は神原くんから聞きましたよ。観念してください」

 

「クロウさん!どうして早く話さなかったんですか!

 封印解除て! 封印解除って!! なんか、ちょっと羨ましいです!」

 

「あー……七つのうちの1つだし、シャミ子もいちおうちょっと封印解いてるんだろ?」

 

 ゴミ先祖とゲモンは、ミカンと千代田の魔法少女タッグによってしこたまぶち転がされている一方で、シャミ子に封印が解除された事を羨ましがられた。シャミ子も封印は解いているらしいんだけど、リリスさんの像が話せるようになっただけなんだって。

 

「でも、七分の一だからって油断は出来ない。神原くんが何ができるようになったか分からないと危険なんだよ。ラプさんその辺分かってる?」

 

『また魔法少女が襲ってきたら返り討ちにすればいい』

 

「返り討ち!!?」

 

「これは分かってないな」

 

「分かってないわね」

 

「もう30回転がすか」

 

『うわぁぁぁぁ待って! もう言わない!もう言わないからホギャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!』

 

 ゴミ先祖がまた派手にブチ転がされた後で、千代田の標的が俺に変わったのか、急に掴みかかるように詰め寄ってきた。動物公園後のお説教をなんとなく思い出す。

 

「それで、神原くん? 何が出来るようになったの?」

 

「え、そんなの……分かるワケないだろ?

 そもそも、そんな全力出した時なんて、数えるくらいしか…」

 

「メルトアと戦った時。鍵で弄られた後、何か変化はあった?」

 

「…あ」

 

 その質問に対する答えに、心当たりがある。

 メルトアにトドメを刺す突破口になった、五指爆裂弾(フィンガーフレアボムズ)だ。

 五指爆裂弾(フィンガーフレアボムズ)。それは、片手の指先全てから、ほぼ同時にメラゾーマを放つという技である。その場のノリと、メルトアへの怒りで何とかできたものだと思っていたけど、ゴミ先祖が黙っていた事実を元に考えれば、今できてもおかしくないのかもしれない。……ちなみにちょっと恥ずかしかったから改名したかったが、ゴミ先祖とゲモン、更にはピエールにまで反対されたから叶わなかった。

 早速千代田に促されて、自宅の庭に出た俺はそんな五指爆裂弾(フィンガーフレアボムズ)の再現を行って……

 

「……………出来ちゃった」

 

 俺が思っている以上にあっさりと出来てしまった。5本の指先にごうごうと燃え盛る、メラゾーマの火種をぽかんと見つめている。

 他の皆も、アサリ以上にあっさりした強力な魔法?の成功に絶句していたが。

 

「すごいすごい! カッコイイですクロウさん!」

 

「そうだね、かっこいいね。でもそれ以上に洒落にならない事が起こってるよ」

 

「…桃?」

 

「ミカン。あれ、できる?」

 

「出来る訳ないでしょ……あんなのやったら腕が壊れちゃうわ」

 

「「う、腕が壊れる!!?」」

 

 今の所指先が燃えている腕になんの違和感もないが、ミカンが放った爆弾発言に、俺は咄嗟に火を消した。シャミ子も一瞬で表情が驚きに変わる。

 っていうか、ミカンでも使えないって、この五指爆裂弾(フィンガーフレアボムズ)はどんな代物なんだ!?

 

『クロウよ。メルトア戦と今ので確信したことだが……五指爆裂弾(フィンガーフレアボムズ)、かなり無茶をした魔法だ』

 

「ラプさん?」

 

『そもそも、魔法は腕一本につき一発が大前提……なぜなら、それ以上に設定すると腕の負担が大きすぎるからだ。

 かつてのわが軍の中にも、魔法の同時発動を片腕でやった結果、晩年肩肘に爆弾を抱えるハメになったヤツが何人かいた。

 クロウよ。これ以降、片手の指で魔法の同時発動はやめておけ。特に5本指全てで…となると最悪、寿命が縮むレベルの代償を支払いかねんぞ』

 

「「「じ、寿命が縮む!?!?!?」」」

 

「お、おれあと何年生きられる……? あの1発と今ので数十年なくなったとかないよね……?」

 

『そこまで極端ではない。せいぜい1発放つごとに半年縮むかどうかであろう』

 

「十分すぎる!!!!」

 

 じょ、冗談じゃねぇ!?

 つ…つまり、俺はもう、メルトア戦のアレで寿命が半年も縮んでるって事!? ひぇぇーーーーー嫌すぎる!!!

 強力な魔法にあったシャレにならないデメリットを提示された俺は、俺が生み出して名付けた魔法に対して、もう二度と使うまいと心の奥で誓う。

 ミカンと千代田は見たこともない顔でゴミ先祖ににじり寄っているし、シャミ子はシャミ子で俺に掴みかかって揺さぶってくる。

 

「こわすぎる!こわすぎるからもうあの必殺技は使わないで!」

 

「言われなくてももう使わねぇよ!? 寿命削るとかヤダ!!!」

 

「ねぇ、桃…この(ひと)どうしようか。処す?」

 

「うん。もう30回転がすつもりだったけど、まだ足りてないみたいだしね」

 

『待て! 待つのだ魔法少女!!

 我とて後継者の寿命を縮めるマネくらい咎めるわ!!

 知らなかったの! 今の今までデメリットに確信が持てなかったの!!

 だからやめ―――ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!?!?!?

 

 

 ゴミ先祖が必死に弁明するのも空しく、千代田とミカンはあっという間に変身したかと思うと、手元の光を杖に叩き込んで、それを粉々の木屑にしたのであった。

 

 

 

◇  ◆  ◇

 

 

 

 そんな後始末的なドタバタがあった後、俺はある日の学校でフブキに呼ばれた。

 何の用かと訊けば、教室に来てくれと言われ、その流れのまま『超常対策委員会』の教室に招かれた。

 チェスの準備をしながら、フブキは用件を切り出した。

 

「実はね、クロ君。君に、頼みたいことがあるんだ」

 

「頼みたい事?」

 

「たま市の外れにある遺跡……そこの供養をお願いしたいんだ」

 

 遺跡の供養?

 同級生から頼まれた、奇妙な依頼に思わず首をかしげた。

 

「私はちょっとしたツテで多魔市を含めたこの辺の伝承やら何やらを調べていてね。丁ある遺跡から暗黒神関連のモノがあるかもしれないという話が出てきたんだ。なので調査をしたいんだが……どうやらあそこ、出るらしいんだよ」

 

「で……出るって、何が?」

 

 そう尋ねると、フブキは意味深な笑いを浮かべて……しかし、何も答えようとしない。

 おーい、やめろよ。そういう、なんか意味深に引っ張るのは。ほん怖みたいな雰囲気になりかけてるじゃねぇか。

 フブキが黙りこくって、数秒が数十秒にも感じられる。やがて、ずっと注目していた唇が動いた―――と思えば、がたんと立ち上がりかっと目を見開いた。

 

「ゾンビ……骸骨……幽霊……

 この世のものとは思えないものがぁぁぁぁあああああっ!」

 

「うわっ!? ビックリした。

 …それにしてもゾンビとかオバケって、マジで言ってる? にわかには信じられないぜ」

 

「……ビックリしたって言う割にはリアクションが淡白じゃないか。ちょっとヘコむよ?」

 

「悪い悪い、オバケ系統も俺よりビビる人を知ってるからな………なんか耐性ついちゃったんだよね」

 

 俺のオバケ関連の耐性については、ミスターG耐性と同じく、超ニガテなミカンが隣でワーワー騒いで怯えてたのを見てたからか、ある程度は身につけている。なので、オバケそのものよりも、どちらかといえば急に出てくるドッキリ系の方が苦手だ。なんならいつだかミカンとお化け屋敷に行ったとき、お化けよりミカンの悲鳴の方にビビったまである。

 

「成程、陽夏木さんはオバケも苦手なんだね…」

 

「おい、フブキ。ミカンを怖がらせたらしばくぞ」

 

「恋人思いだね」

 

「まだ恋人じゃないっ!」

 

「でも、恋人いながら私の口元をじっと見つめるのも良くないよ。それは立派な浮気行為だ」

 

「違うっつってんだろ!!」

 

 ウガルルの件も相まって誤解はいまだ加速中だけど、俺とミカンはそんな熱い仲じゃないからな!?

 ゴミ先祖からもなんか言ってくれ!!

 

『任せろクロウ。よいか篇瀬吹雪よ。

 我らが闇の世界において、権力者が側室を複数従えるのは至極当然なのだ。

 我は性別の概念がないから良いとして、次期暗黒神たるクロウが側室を従えても、それは浮気には―――』

 

「なるに決まってんだろ!!

 フザけた援護射撃すんじゃねーよ!!!」

 

『ギャァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?』

 

 誤解を更に深めそうなゴミ先祖を叩き折って始末したのち、フブキからの依頼内容を再確認して、俺は委員会の教室を後にした。

 ……これ、魔法少女に話したところで、協力をしてもらえるだろうか?

 

 

 

 

「「ええぇぇぇぇーーーーーっ!!? オバケェェェェッ!?!?!?」」

 

 ―――クラスに悲鳴が響いた。

 悲鳴の主……シャミ子とミカンは、腰の抜けた子鹿のように震えながらお互いを抱き合っていた。

 

「無理! 無理無理無理無理無理! ぜったい行かない!行きたくない!!」

 

「ゆ、ゆるしてください……ゾンビだけはゆるして…」

 

「人聞きの悪い事を言うなよ。別に無理矢理にでも連れてくってんじゃないんだ。

 嫌なら千代田や不二を当たれば良い。ただな……何があるか分からないから、戦える人が俺以外にいれば心強いってだけなんだよ」

 

 なんとなく予想はしていたし、片方に至っては案の定といったレベルで分かり切っていたことだが、最初にフブキの依頼の協力をお願いしたミカンとシャミ子は、全力で行きたくないと拒否を決め込んでしまった。ここまでされて、強引に連れていくほど俺も鬼じゃない。仕方ないから二人は不参加ということにして、俺は千代田のいるクラスに入って千代田に話してみた。

 

「それは…まぞくや暗黒神が関わっていることなのかな?」

 

「あー、それな。詳しく聞いてみたところ、どうも関係あるらしいんだよ。

 なんでも、暗黒神の信仰の拠点だった可能性が高いんだって」

 

『そう言う事だ、千代田桃よ。

 行きたくないなら拒否でも良いぞ?

 これから行く遺跡は、我が信仰されていた建築物……貴様も陽夏木ミカンのように、オバケに怯えて引っ込んでいるが良い!』

 

「分かった、そう言う事なら行くよ」

 

『行くのォォォォ!!!?』

 

 何でお前はついて来て欲しくなさそうな言い方すんだ、ゴミ先祖。

 とはいえ、千代田がついて来てくれるというのは有難い。オバケ嫌いなミカンの同行が望み薄だった以上、魔法少女がついて来てくれるのは頼もしいことこの上ない。

 あとは……不二だな。電話かけて、予定の空いてる日を聞いておこう。

 

『もしもし、不二です』

 

「よう、不二。神原だ」

 

『あら、神原さん。今日はいったい、どのような要件で?』

 

「実は―――」

 

 事情を説明する。

 暗黒神関係の遺跡の調査を受けたから手伝って欲しい。そちらも、暗黒神を追う身としては損はないはずだ、と。

 それに、会って直接話したいこともある。不二には、メルトアの一件で七賢者の封印が既に1個外れている事を伝えていない。こういうのは、顔を合わせて直接話すべきだろう。そっちの方が誠意が伝わりそうだし。

 

『成程。そういう事でしたら向かわせて頂きますわ。しばらく予定もありませんでしたし』

 

「おう。まぁ遺跡にはオバケが出るって噂もあるけど、所詮噂だし―――」

 

『お、オバケ!!!!?』

 

「魔法少女なら………不二さん?」

 

『す…すみません………その日は予定があるんでした…』

 

「え? いや、さっき予定はないって…」

 

『急用を思い出しまして……』

 

 う、ウソをつけーーー!!!

 マジかよ不二さん!? 君、まさか……ミカン同様、オバケ無理系の魔法少女なんですか!!?

 予想外の掌の返しようには、俺も驚きのあまり咄嗟に二の句が出てこない。

 で、でも……この状況で、不二の協力も得られないとなると、かなりヤバいぞ!?

 

「ま、待ってくれ! 今不二にまで断られると、行けるの俺と千代田の二人きりになるんですけど!!?」

 

「桃が二人きり!!?」

「クロが二人きり!!?」

 

『それが何だというのです! とにかく、わたくしは行きませんからね!!!』

 

 や、やばい。このままだと、本当に俺と千代田だけで行かないと行けなくなってしまう。………仕方ない。メルトアの一件をちょっと話して、それをネタに来てもらうしかないか…!

 

「不二、メルトアと賢者の封印の件で話が―――」

 

「不二さん! 来てもらうわよ!

 ここから狙い撃ちにされたくなかったらはよ来なさい!!」

 

「ミカンさん!?」

 

 な、急にどうしたミカン!!?

 俺からスマホをひったくるように奪ったミカンは、普段の様子からは考えられないような緊迫した様子でありえない脅迫を始めた。

 なぜイキナリ脅迫したんだこの魔法少女!? そんなことしないでも、メルトアの一件だけで釣れると踏んでいたのに!

 

「私の矢は掠っただけでも即死ものだからね!

 どれだけ逃げても無駄だと思いなさい!」

 

「おい! ちょ、何を言ってるんですか!!?」

 

『ひ、陽夏木さん!? 何を言って……』

 

「どうするの不二さん! 来るの?来ないの?

 っていうか来て! 来ないとぶっとばすわよ!」

 

「ホントになに言ってんだーーーーッ!!?」

 

『〜〜〜〜〜〜っ、あぁもう、わかりましたわ!

 行けば良いのでしょう、行けば!!』

 

 その返事を聞くやいなや、即座に電話を切ってやりきった……という顔をするミカン。やりきったじゃないからね。やらかしてるからね!?

 

「なんで脅したのお前!?」

 

「私とシャミ子の気が変わったのよ……行かせて貰うわ、その遺跡調査とやらに!」

 

「え?」

 

「その時に、一人でも仲間が多い方が良いじゃない!」

 

「………無理してないか?」

 

 オバケがGと同じくらいに苦手なミカンが、どういうわけかオバケが出る噂の遺跡調査に同行するなんてありえない事だと思ったのだが、何をもってあんな事をしたのかが分からない。

 

「ミカン、無理しなくても良いんだよ? 怖いなら、別に…」

 

「余計なお世話だ桃! 私もミカンさんも、行くと決めたら行くんです! オバケとかゾンビとか関係あるか!」

 

「そうよ! 不二さんも誘った事だし、みんながいれば怖くないわ!!」

 

「…………」

 

 誘ったというより、ミカンが脅したんだろう。

 でも、今ここで言っても何も変わらないし、ミカンもシャミ子も手が震えてるのにそんな事を……なんだか、自分を奮い立たせているかのように言っているのを見て、水を差すような事を言う気が失せたのだ。

 なにより、どんな形であれ不二が来てくれるのはありがたい………と思うことにしよう。メルトアの件は来てくれた時に話せばいいしな。

 

 

 

◇  ◆  ◇

 

 

 

「うぅ……嫌だわオバケなんて」

 

「大丈夫ですミカンさん…オバケなんて…オバケなんてただの妄想です!!」

 

「ゾンビはいたけどね。メルトアの世界に」

 

「「ひぃぃぃぃぃぃっ!!!!」」

 

「…大丈夫か?」

 

 

 遺跡の供養決行日。

 俺達は、フブキに指定された遺跡に行くため、ミカンの両親の旧工場跡の前に集合していた。そこから行くのが、一番近いのだ。不二との集合場所も、ここに指定してある。

 参加者は俺と千代田、ゴミ先祖、シャミ子、ミカン、ウガルル………そして不二だ。リリスさんは朝のゴミ拾いの日課があるから不参加。スラリン達は例のごとく俺の家で留守番している。

 ただ、先日はその場の勢いで一緒に行くと決めてたらしいミカンとシャミ子は、やはり遺跡にオバケがでるかもしれないと思い震えている。

 そして千代田さんや、そんな様子の二人に、メルトアの絵画世界にいたゾンビの話を掘り返すのはやめて差し上げろ。せっかく決めた覚悟を粉々にする気か。

 

「うぅぅぅぅ~~~、なんでわたくしがこんな目に……」

 

「き、気にしないでください! 一緒にメルちゃんと戦った仲じゃないですか!」

 

「そうですけどぉ~………あ、名前、聞いてませんでしたわね」

 

「吉田優子です! シャドウミストレス優子としてまぞくをやっております!」

 

「不二実里、ですわ……活動名はプリンシスピオーネ…」

 

「かっこいいです! 必殺技はどのようなものがありますか? あと変身! 変身見たいです!見せてみて!」

 

「あ、あの、千代田さん陽夏木さん! この人押しが強くありませんこと!?」

 

「それが素のシャミ子だよ、諦めて不二さん」

 

 ほぼ初対面の魔法少女相手にあそこまで行けるのはすごいことだ。俺と不二のファーストコンタクトなんて、殺意マンマンで襲われたからな。

 それが今では一緒に遺跡調査に出かけようとしているなど、当時の俺やミカンは信じないだろうな。ミカンによると、不二は俺との出会いで考え方が変わったって言ってたけど、あんまり実感ないと言うか、何と言うか………

 まぁ、今はそんな事はいいかな。

 

「なぁ、そろそろ行こうぜ」

 

「「「嫌(です)!!!」」」

 

「……あのなぁ、俺は3人が怖がるだろうと思って、()()()()()()()()()()()()!?

 この時間帯なら、間違いなくオバケは出てこないだろうからな!」

 

 ぼちぼち目的の遺跡へ出発するのを拒否した3人に、腕時計をしっかりと見せつける。

 その時計の二つの針は、朝9時を指していた。陽が沈むどころか、陽が昇ってきたばっかの時間帯だぞ。

 

「オバケみたいなのは夜出てくるのが鉄板だろうが。少なくとも、俺は朝昼に堂々と出て回るオバケなんぞ見たことがない」

 

「ねぇ、早く行こう3人とも。早く行かないと…………オバケの時間が始まっちゃうよ?

 

「「「行きます!!!」」」

 

「脅すな千代田!!!」

 

 そういうやり方はあまりやりたくないんだよ!

 だがこの千代田の脅迫は恐ろしいほどに効果抜群で、シャミ子・ミカン・不二のオバケ苦手組(暫定)の足を動かすには十分すぎた。

 

「なァ、パパ」

 

「やめろってその呼び名……不二に聞かれたらどうすんだ………で、どうしたの?」

 

「なんデ、ミカンはおばけ?を怖がってるんダ?」

 

「………なんでだろうな」

 

 ウガルルが純真な目でミカンがオバケを怖がる訳を尋ねてくるが、こればっかりは俺にも分からない。別にミカンほどオバケが怖いわけではないからだ。ドッキリ系はビックリするけど。そうでなくても、怖い理由って、なんだか言葉で説明しにくい。

 

「怖いものは怖いのよウガルル!」

 

「ンガ…?」

 

 現に、オバケ怖い系魔法少女のミカンが、オバケが怖い理由を本人視点で語る。シャミ子がうんうんと無言の同意をしているが、ウガルルは勿論俺や千代田にも要領を得ない説明になっているな。うーん哲学。

 

「な、ななな情けないですわね、魔法少女ともあろう者が、お、オバケ程度に怯えるなんて…」

 

「不二さん、昨日遺跡行くの拒否ってたよね?」

 

「……あ、不二、ちょうどそこに幽霊が」

 

イヤァァァァァァァァァァッ!!!?

 どこ!! どこにいるんですか!!!?」

 

「うっそー」

 

「神原さんっ!!!!!!!」

「きさま、そういうの本当にやめろ!!」

「クロ!!次やったら張り倒すわよ!!?」

 

 不二が下手に強がっていたので、それを解きほぐしリラックスさせる意味でもちょっとしたジョークを言ってみたのだが、言われた不二だけでなく、シャミ子やミカンにもマジで怒られてしまった。 

 

「ふ、不二さん…オバケ、怖いんですか?」

 

「何が悪いのですか!! わたくしだって、キライなものくらいあります!!!」

 

「別に悪いとは言ってないでしょ……あ、シャミ子そこにっ―――」

 

ぎゃぁぁあああああああ!?!?!?

 

「―――段差あるから気をつけてって言おうとしただけじゃん」

 

「紛らわしいからやめてください!」

 

「………」

 

 ……いちおう言っておくが、これ、朝のやり取りである。日が沈んだ後の夜の出来事ではない。なのに、シャミ子は千代田の注意に勘違いして悲鳴をあげたり、不二は俺の幽霊報告(嘘)に震え上がっていたり、ミカンはいつ現れるか分からないオバケに戦々恐々としている。夜行ってたらこの3人死んでたんじゃなかろうか。

 

『クロウ、千代田桃……もしや貴様ら、ちょっと楽しんでるな?』

 

「「……………………」」

 

 ゴミ先祖の呟きを聞かなかった事にしながら、俺達は遺跡への道をどんどん歩いていった。

 

 

 

 

 

 そんなこんなで歩く事30分。

 地図を頼りに人気のない方向へどんどん進んでった俺達は、ついにフブキが言っていた暗黒神の信仰拠点疑惑のあった遺跡にたどり着くことに成功した。

 

「結構大きいね…」

 

「あの、すぐそばに祭壇とかありませんか!? すぐに供養して終わらせて帰りましょう!」

 

「ううん、多分そういうのは一番奥にあると思う」

 

「「「奥!!!!?」」」

 

 シャミ子はすぐさま帰りたいのか、遺跡の入ってすぐ辺りに祭壇があるといいなぁ~という期待を口にした。でも残念ながら、千代田の言う通りそんな都合の良い展開がある訳がない。

 

「フブキから入り口付近の地図は貰っているけど……描かれている範囲で、祭壇らしい場所はないんだよな」

 

「そんなぁ!?」

 

「っていうか、何この地図!? ホントに入り口付近しか描いてないじゃないの! 奥の方は!? そこまでの道のりは!!?」

 

「…自分で確かめて描けってことなのかな?」

 

「いやぁー! 嫌すぎる!

 なんで調べなかったの篇瀬さーん!!!」

 

「千代田、殿(しんがり)任せていいか?」

 

「良いよ、任せて」

 

 ミカンが地図の未完成さを呪う。

 でもそうしていても何も始まらないので、遺跡の中に入ってみよう。

 遺跡の中は、入る前の予想通りに暗いので、懐中電灯を点けて周囲を照らし、ところどころに備え付けあった、火の消えた燭台に明かりを灯していく。

 先頭の俺が明かりを確保することで、後ろのオバケ怖い系女子の恐怖心を紛らわせる事が出来るって寸法だ。3人の後ろでは千代田がしっかり見張っているからとりあえず大丈夫だと思う。

 まだ朝とはいえ遺跡は光を取り込まない設計なのか、中は明かりがないと本当に暗い。頻繁に立ち止まっては地図を書き、後ろを確認してついてくるのを待たないといけないな。

 

「おーい3人とも、ついてこれてるかー?」

 

「は、はい…」

「なんとか……!」

「わ、わたくしは大丈夫わたくしは大丈夫…!」

 

 カタンッ

 

「「「ひっっっっっっ!!!?」」」

 

「…ごめん、私がなんか蹴っちゃったみたい」

 

「もう、千代田さんっっ!!」

「心臓がフライアウェルかと思いますホントに!!」

「桃っ、それ以上やったらしばくわよ!!?」

 

 …3人に地図を任せる事も考えたが、それどころじゃなさそうだし。

 あまりに怯えすぎて、なにか蹴っちゃっただけの千代田に対して寄ってたかって詰め寄って責めている。早いところ祭壇を見つけてしまった方が良さそうだ。

 

「ま、待って、クロ……ちょっと、早い…!」

 

「!! そうか、悪い悪い。

 みんな的にも、ここには長居したくないだろうから急いだつもりだったんだが」

 

「神原くん、気持ちは分かるけど落ち着いて。

 ミカン達が怖がってる」

 

 ミカンの後ろから千代田の声が聞こえた。

 うーむ…確かに、俺は先を急いでいた。ミカンが怖がってるし、シャミ子や不二にとってもここはいち早く出ていきたい場所には違いない。だが、恐怖によって、足が竦んでいたみたいだ。

 事実、3人の足取りが遺跡に入る前よりもだいぶ遅いのに今になって気がついた。

 

 全員が到着するまでちょっと待っておこう。

 それまで、人数確認でもするか。これまで通ったところに敵どころか生き物らしい生き物なんて出てこなかったが、誰かいなかったら一大事だからな。

 

「1、2、3、4…………よし。ちゃんと6人いるな。誰もはぐれてない」

 

「こ、怖いこと言わないでよ…」

 

「大丈夫。オバケなんて出てこないし、今まで通った道は明るい。千代田もいるから怖がらなくていい」

 

「クロ…」

 

「神原くん、あのさ」

 

「どうした千代田」

 

「いま、自分数えた?」

 

「え?」

 

 やっと追いついた千代田が何を言うかと思えば、さっきの人数確認のことか。

 俺、千代田、シャミ子、ミカン、不二、ウガルル、ゴミ先祖だ。ゴミ先祖は俺が持ってるから、6人いれば良いハズだ。さっき数えたから、間違いないと思うんだけど。

 

『いいや、クロウ。さっき貴様、自分を数えてなかったぞ?』

 

「…そ、そうだったかな?」

 

「ラプソーン、怖い事言わないでくださいまし!」

 

 不二の言う通りだ。

 ただでさえ3人が限界に近いのに、変なことを言うな。

 疑惑を払拭するために、1人ずつ指差し確認しながら、もう一度数え直した。

 

 まず俺だろ。

 

 そして巻き角の生えたまぞく。

 

 桃色魔法少女。

 

 ビビりすぎて変身中のミカン色の魔法少女。

 

 同じくビビッてもう変身してる青色魔法少女。

 

 空を飛ぶ青いマント。

 

 頼もしき獣系の使い魔。

 

 

 うん。大丈夫だ、減ってない。減ってな―――

 ……………ん? なにかおかしい。そう思って、もう一度ゆっくり確認した。

 

 

 俺。

 

 シャミ子。

 

 千代田。

 

 ミカン。

 

 不二。

 

 宙に浮く青マント。

 

 ウガルル。

 

 ()()()()()()()()

 

 

「~~~~~ッ!?!?!?」

 

 目を疑った。二度見した。

 なぜならそこには……俺の仲間に紛れて、かなりボロついたマントと、錆びついた剣だけが、フワフワと浮かんでいたのだから。

 

「「「イィィィィィヤァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」」」

 

 3色の悲鳴が、遺跡中に響き渡った。

 

 

 

◇  ◆  ◇

 

 

 

 いつの間にかいた青マントには驚いた。

 まぁ『驚いた』の一言で済まないくらいにビックリしたんだが……それ以上の大声でビックリし、その直後にそれどころじゃなくなってしまったんだ。

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「もう嫌ァ、帰るぅーーーーっ!」

 

「待てミカン!不二!」

 

「うガーーっ!!」

 

 そう。あの青マントを見たミカン・不二・シャミ子があの場から逃げ出してしまったんだ。

 はぐれるワケにはいかないから追い掛け回したんだが、アイツ等が魔法少女だからか、まったく追いつける気がしない。ちょっとでも足を止めたら撒かれそうだ。

 やがてシャミ子と不二・ミカンで別々の方向へ逃げ始めたから、シャミ子を千代田に任せ、俺はウガルルと共に、ミカンと不二を追っている。

 

「くそ、早ええアイツら! 待て、話を聞け!」

 

『無理だな、今の陽夏木ミカンと不二実里にそんな余裕はない!』

 

 ゴミ先祖の冷静な分析の間にも、ミカンと不二は遺跡内を爆走していく。

 くそ、こういうことはしたくなかったけど仕方がない!

 ゴミ先祖の杖に力を込める。2人に放つのは……ゴッドサイド養鶏場で見て、ダイで練習しまくった、あの魔法!

 

催眠魔法(ラリホー)!」

 

 放たれた眠りの魔法は、渦を巻きながら2人の魔法少女に命中。これで二人とも眠ってくれればいいが……

 

「「…いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!」」

 

「だ、ダメか!?」

 

 一瞬だけ足が止まった程度で、魔法少女たちは意識を手放してはくれなかった。こ、こういう時に歴戦の魔法少女の耐性が足を引っ張るってどうなんだ!?

 じゃあ次はこれだ! あの2人はオバケ(?)を見た恐怖で思いっきり混乱している。なら………

 

精神回復(キアラル)!」

 

「「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁー!」」

 

「き、効いてねぇだと!?」

 

『クロウ! 精神回復(キアラル)が効く混乱は魔法や麻薬が引き起こすものだけだ! ただオバケにビビり散らかしているだけのあやつらに効くわけがなかろう!』

 

「そうだったの!?」

 

 最近覚えた魔法だったのに、混乱を回復するって、そう言う意味じゃなかったのか!?

 マズい……こうなったら、どうすればいいんだ? 魔法で足を止めるにしても、ラリホーもキアラルも効かないなんて。世の中には速度低下魔法(ボミオス)とやらの魔法があるらしいが俺は覚えてないし、ラリホーの上位互換のラリホーマもまだ練習していない。ぶっつけ本番でしくじったら、その隙に2人に距離を離されてしまう。

 

「ウガルル! どっちか捕まえられるか!?」

 

「んがっ! ならオレ、ミカン押えル! あの青色魔法少女をたのム!」

 

「分かった!」

 

 止め方はいまだ分からないが、隣にはウガルルがいる。手を借りる以外の選択肢はないな。

 なにより早く落ち着かせないと、俺の体力が尽きる!!

 直接かけられる魔法は効果が薄い。なら、魔法の使い方を工夫すればいい! どんな形であれ、不二の足を止められれば良いんだから―――

 

氷呪文(ヒャド)!」

 

「あっ―――きゃあっ!?」

 

 不二の足元に、氷塊を生成し、床を凍らせる。すると不二は、氷塊に足が躓き、もう片方の足も氷に取られて滑る。そして……転ばせることに成功。その隙に、両手を押さえこめば―――よし。不二を確保した。

 

「んガッ!!!」

 

「ぐえっ!!!?」

 

 ウガルルも素の身体能力でミカンに追いつき、捕まえることが出来たようだ。

 後は落ち着かせて、千代田とシャミ子と合流するだけ…!

 

「は、離してください!」

 

「暴れんな。近くにいてくれないと困る」

 

「でも……!」

 

「大丈夫。俺に任せろ。俺達が、そばで守ってやる。

 だから……俺らのそばから離れるな」

 

「か、神原さん…!?」

 

 説得の甲斐あってか不二がおとなしくなった。

 立ち上がって周囲を見る………が。

 

「やば…」

 

「ひっ…」

 

 なんと、来た通路や前の通路から、オーソドックスなゾンビやガイコツ、真っ赤な包帯で全身を包んだミイラ男などがやってきていた。つまり……囲まれた。

 不二から恐怖の声が漏れ、ミカンからの反応がない。ちらっと見たが、あまりの怖さに気絶しているようだ。

 

「ウガルル! こいつらをぶっ飛ばすぞ!」

 

「コイツら、マズそう……」

 

「お腹壊すから食べちゃいけません! いいか、絶対だからな!」

 

「んがっ!」

 

 正直、ゾンビ軍団と戦うのは怖いからやりたくない。だが、後ろの不二とミカンは戦えそうにない。ならば、やらないわけにはいかないだろう。

 ウガルルだけに任せるというのも格好つかない。父親(違うけど、ウガルルはそう呼んでる)として、情けない姿は晒せないしな……

 

「食らえ! 閃熱呪文(ギラ)!」

 

「がぁぁっ!!」

 

「「「「あ゛あ゛あ゛……!?」」」」

 

 よし、効いてる効いてる。

 俺が放った地を這う炎がゾンビや赤ミイラ男達を牽制し、ウガルルがうろたえたそいつらをバラバラにする。

 メルトアの世界の道中で習ったことだ。ゾンビ系は火に弱い。ミカンに悪い事しようとする奴らは、全員焼き尽くしてやるぜ!

 

 しかし。

 突如、地面を燃えていた炎が凄まじい風圧に押されて消えた。

 

「お前…さっきの……」

 

「身のないマント男……!」

 

 空飛ぶ青マントだ。ミカンと不二を盛大に驚かした、あの青マント。風圧のもとはどうやら、コイツの古びた剣の一太刀だったようだ。

 只者ではないと察し、杖を向ける。剣を振り上げて襲いかかろうとするのだろうと思っていたが、青マントは驚きの行動に出た。

 

 なんと、剣を床に突き刺して、マントの裾を地面につけたのだ。マントそのものが空中から着地したかのように。

 

「………え?」

 

「んが?」

 

『こやつ、この姿勢………

 クロウ、マントと剣だけでかなり分かりにくいかと思うが…どうやらコイツ。“臣下の礼”をしているようだ』

 

「……は?」

 

『騎士が忠誠を誓う時に行う礼だな……大丈夫だ、こやつが危害を与えることはない。次期暗黒神として、応えてやれ』

 

「は?」

 

 ゴミ先祖が話すが、俺からしてみれば、全くもってついていけない状況だった。

 ……マジでどういうこと??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がんばれクロウ! 次回はどうやら、遺跡のオバケ達の事情が明らかになりそうだぞ!




オリジナル&ゲストキャラクター紹介

神原クロウ
 友達に遺跡調査&供養を依頼された次期暗黒神。オバケ耐性もしっかり存在しており、正気を失ったミカンや不二を(一応)捕まえている。とりあえず不二は落ち着かせた。

暗黒神ラプソーン
 ちよももやミカンに徹底的に制裁された暗黒神。五指爆裂弾(フィンガーフレアボムズ)という危険な魔法を覚えさせた疑惑をかけられるが、流石に後継者に寿命を縮める禁呪法を勧めるほど鬼畜ではない。しかし、弁明をする前にへし折られてしまった。まぁ日頃の行いが悪すぎて妥当ではある。

不二実里
 青色魔法少女。活動名をプリンシスピオーネ。そして、ミカン同様オバケ無理系魔法少女。どれくらい無理かというと、バイオハ○ードは勿論のこと、有名なホラーゲームが大体落ち着いて出来ない程無理。ミカンに脅されて遺跡調査に参加するものの、青いマントの亡霊(?)に精神がやられた。

篇瀬吹雪
 クロウに遺跡調査を依頼した一般ピーポー。オバケネタでおどかしたり、クロウをミカンとの関係でからかったり、浮気を窘めた(違)りと、お茶目さを出してみた。

ぼうれい剣士
 剣士の霊が、マントに取り付いた魔物。物理的な肉体が一切存在せず、見えない亡霊がマントを羽織っているかのように空中を浮遊している。剣技に精通しており、またいなずまを呼び出したり、それを剣に纏う事も出来る。拙作では、どうやらクロウに臣下の礼を始めた、それなりの実力者にも見えるが…?

がいこつ
文字通りそのまま、がいこつが動き出した魔物。古めのナンバリングからの古参モンスターで、タイトルによって武器を持ってたり持ってなかったりする。また、ルカナンを唱えて守備力を下げることもある。

くさったしたい
 読んで字のごとく、腐った死体が動き出した魔物。これといって変わった攻撃とかはないが、地味にタフなモンスター。仲間モンスターとしての名前「スミス」は界隈では有名。特に小説版ドラクエ5では、生前はイケメンだっただろって位に男気に溢れていた。

ブラッドマミー
 血を彷彿とさせる真っ赤な包帯をぐるぐる巻きにした、おぞましい色のマミー。見た目がミイラ男やマミーと比べてホラー方向に強化されたほか、呪いの玉を出して行動不能にしてくることもしばしば。



今回の呪文辞典

キアラル
・味方全員の混乱を治す。

ボミオス
・敵全員のすばやさを下げる。

1番好きなオリジナルストーリーはどれでしたか?

  • ラプソーンと出会う話
  • 不二とジャハガロス会談する話
  • ベビーパンサーを召喚する話
  • キラーマシンとダチになる話
  • スライム達に餌付けする話
  • スライムナイトと出会う話
  • ゲモンに師事する話
  • メルトアとガチバトルする話
  • メタルスライムと仲良くなる話
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