竜殺しだけど竜殺しじゃない竜殺しのお話   作:竜殺し

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お気に入り件数が、十倍どころの話じゃなくなっている件について
本当に、このような拙作がここまで伸びるとは思っていませんでした。感謝しかありません、はい

ただ、同時にプレッシャーも凄いですね。お腹痛くなりそうです










竜殺しだけど竜を宿した竜殺しのお話

 三大勢力と銘打ってはいるものの、その実他勢力に劣る部分が無い、こともない彼ら。

 原因はやはり、天界が秘匿しているが聖書の神の不在。そして勢力内の不和だろう。

 いや、それだけではないか。主に神器関連では、他勢力の秘宝やら何やらをシステムに組み込んでいるモノが幾つもあるのだから。特に神滅具には最低でも二種類は他神話の要素が組み込まれている。

 後は、教会陣営が悪魔を目の敵にしており見敵必殺(サーチアンドデストロイ)をかましてくる位か。

 正直なところ禍の団が動いている事を加味すれば、最早いがみ合っているときではないのだが、如何せん禍根が深すぎるというもの。

 

 そこで、今回トップ陣が一計を案じた。

 場所は駒王学園。和平会談が行われたこの場所で、彼らはそれぞれの陣営から代表者を立てて接触を持つことにしたのだ。

 

「…………」

 

 その代表として、武装を外し黒いシャツとスラックス姿となった現英雄ジークフリートは今目の前で行われている鍛錬?を眺めながら腕を組んでいた。

 今は灰色の髪もポニーテールで纏められ、黒ぶちの眼鏡をかけたその姿は身長と体格も合わさって十八歳には到底見えない。

 だが、学園の生徒ではないのだ。ついでに、鎧姿というのも目立つ。

 何より、ジークフリートはこれ以外の服を持ち合わせてはいなかった。

 

「よぉ、ジークフリート。会談ぶりじゃねぇか」

「…………」

「愛想のねぇ奴だな。少しは、他の勢力のトップと顔つなぎしようとは思わないのか?」

「貴様との顔つなぎは、既にミカエル様がされている。俺は、ただの戦士だ。戦う事しかできない」

「その割には、随分と熱心に観察してないか?」

 

 隣に胡坐をかいて座ったアザゼルはニヤニヤと裏の在りそうな笑みを向けてくる。

 元より、腹芸など出来ないジークフリートにとって、この手の輩は接触すらもしたくは無いのだが、今回は仕事だ。文句やら何やらは飲み込む。

 前方では、今まさに聖剣デュランダルを振るいデイウォーカーであるリアスの眷属の一人を追いかけるゼノヴィアの姿があり、少し離れたところでは一誠が木場とシトリー眷属の匙元士郎も交えて組手を行っている。

 それぞれが神器を発現させた状態であり本人たちからすればかなり本気で戦っていた。

 

「アザゼル総督」

「ん?なんだ?」

「あの程度の鍛錬で良いのか?」

 

 だが、ジークフリートからすれば温いと言わざるを得ない。

 

「そうか?結構本気だぜ、アイツら」

「同格か、少し下の者たちで戦っても意味は無いだろう。戦士として強くなるならば、上の相手との戦いを経験しなければ、いつまで経ってもあの程度だ」

「なら、お前が相手してやれよ。今回の任務だろ?」

「…………良いだろう」

 

 ジークフリート、動く。アザゼルの言うように、今回の任務は勢力交流。そして、若手の育成。

 彼とて十八歳なのだから十分若手なのだが、そこは割愛。人類のバグとも言えるような存在をそこらの若手と同列に扱うなど若手がかわいそうだからだ。

 

「すまない、君たち。少し集まってはくれないか?」

 

 木剣を片手に鍛錬用に張られた結界の中心で彼は呼びかける。

 

「どうしたんですか、ジークフリートさん」

「呼び捨てで構わない、兵藤。俺は、さんと付けられる程高尚な人間ではないからな」

「いや、その…………」

「部長の意向なんですよ、ジークフリートさん。貴方が良くとも、周りは現英雄に対して悪魔が対等に接することは気に入らないんです」

「…………そうか」

 

 言い淀む一誠と木場の言葉を受けて、若干ながらテンションを落とすジークフリート。

 事実、聖剣デュランダルを携えたゼノヴィアが変な事を言うな、とでもいうかのように睨んでいるではないか。

 彼女、あの聖剣の一件からジークフリートのファンになっているらしく、対とも言える魔剣グラムに並ぶ聖剣デュランダルを極めようとこうして振るっていた。

 もっとも、元々デュランダルはじゃじゃ馬も良いところ。破壊力ブッパの文字通り“全て”を斬る事が可能な一振りは、未だに彼女の手には馴染んではいなかった。

 

「……んんっ、まあ、それは良い。君たちは、強くなりたいか?」

 

 咳払いで暗い気持ちを押し流したジークフリートは問う。

 瞬間、一人を除いて全員がその目にある種の渇望を輝かせて、彼を見返してきた。

 その眼には、ジークフリート本人も覚えがある。というか、今も鏡を見れば確認できるであろう自分の目と同じだ。

 であるならば、

 

「ならば、俺が手助けをしよう。君たちならば、直ぐに踏み越えていけるとは思うがな」

 

 現英雄からの手解き。教会関係者ならば発狂しそうな事だが、この場は若手育成の為の時間だ。何の問題もある筈が無い。

 ただ、

 

「あの、ジークフリートさん?俺達も、素手の方が良いですかね?」

「?何故だ?」

「いや、その、木剣ですし…………」

 

 神器を出したままの一誠が指摘するのは、ジークフリートの得物。

 先述のように彼の手元に有るのは何の変哲もない木剣、いや素振り用の木刀とでも言うべき刀身部分が分厚く太い代物。

 人が振るうには丁度いいだろう。だが、悪魔などの人外にしてみればへし折る事すらも容易い小枝同然だ。

 だがしかし、その発言は現英雄と呼ばれる男を正確に測れていない証拠でもあった。

 

「問題ない。好きなように掛かってくると良い」

 

 ジークフリートも必要以上には語らなかった。

 只、木剣を右手にその場に立つのみ。構えを取る気配すらも無い。

 困惑したような彼らだったが、その中で最初にジークフリートの前に立ったのは両手に魔剣を創り出した木場だった。

 

「お願いします」

「ああ」

 

 返答は短く。二人の間の砂塵が巻き上げられ、

 

「ッ!」

 

 先手は木場から。悪魔の駒である騎士の特性を発揮した高速機動からの、背後からの斬撃。

 しかし、

 

「―――――ガッ!?」

 

 気づいた時には右脇腹に痛みを感じ、吹き飛ばされていた。

 簡単な話だ。確かに、木場は速い。常人には影も捉えさせないような速度だろう。しかし、ジークフリートからすれば目で追える速度でしかない。

 後は、背後に来ることを確認した時点で振り返りながら右手の木剣を横薙ぎに振るった。それだけの事だ。

 

「次。何も一人ずつで向かって来いとは、俺は言っていないぞ?」

 

 再び唖然とする生徒たちに向き直り、ジークフリートはそう告げた。

 そもそも、神器を持とうと持たずとも結局のところ使えなければ何の意味もない。

 

「兵藤。私が切り込む、お前は力を高めておけ」

「ッ、ゼノヴィア?」

「ハッキリと言っておくが、今の私ではデュランダルを十全に扱えてもあの人と十秒切り結べる気は全くもってしないがな。それでも数秒、持たせて見せよう!」

「俺も行くぜ。正面戦闘じゃ勝てなくても力は吸い取れるだろうからな!」

 

 次に出るのは、ゼノヴィアと匙の二人。

 聖剣デュランダルと神器【黒い龍脈】それぞれを携えての特攻とも言える突撃だった。

 

「伸びろ!」

 

 匙が黒い龍脈よりラインを伸ばし、ジークフリートの右腕へと巻き付けた。

 この神器。ラインを伸ばすだけにも見えるのだが、このラインがなかなかに厄介。自身と対象を繋ぐことで力を吸い取ることが出来るのだ。更に習熟すれば、逆に力を送り込んだり、血を吸い取ったりすることも可能。

 更に、ラインそのものも所有者のしぶとさに応じて強化されるというものであり、搦め手型だ。

 

「このまま力をッ!?」

 

 力を吸い取り、ほんの少しでも勝ちの目を引き寄せようとした匙だったが、突然の事態に膝をつく。

 

「がぁあああああああ!?な、んだよ、これぇ!?」

 

 胸の内から焼き尽くされるような膨大なエネルギーに、匙自身の体が耐えられなかったらしい。

 吸い取ったそばから、むしろ流入してくるようなエネルギーの奔流は容易く匙元士郎の容量限界を踏み越え、

 

「かはっ…………!」

 

 撃沈させた。

 血反吐を吐いて倒れる匙。ラインも消えた。

 ここで漸く、ゼノヴィアがジークフリートに接敵する。

 

「ハァアアアアアッ!」

 

 聖なるオーラを纏わせて、デュランダルが振り下ろされる。

 

「……軽い」

「なっ、ぁ…………!?」

 

 対するは木剣。片手で頭上に持ち上げられたソレは、断ち切られる事無くデュランダルの刀身と噛み合っているではないか。

 あんまりな光景に、ゼノヴィアから思考が抜け落ちた。

 一瞬の隙。だが、近接戦闘でそんな隙を晒す時点で落第点だ。

 

「ガッ!?」

 

 ゼノヴィアの腹に、ジークフリートの左拳が突き刺さる。

 衝撃が彼女の背中を突き抜け、次の瞬間にはその華奢な体は大きく吹き飛ばされていた。

 手放されたデュランダルが空中で担い手を失い地面に落ちる―――――途中でその柄を左手が掴んだ。

 ジークフリートはデュランダルを掴むとひっくり返し、その切っ先を地面へと突き刺してしまった。

 

「マジかよ…………」

 

 全員が一撃。それも、その場からほとんど動くことなく、だ。

 

『相棒。十秒だ』

「え?」

『あの男。今の相棒ではどれだけ高めても間違いなく一撃で仕留めてくる。ならば、疑似とはいえ禁手化しなければ一矢報いる事さえ不可能だ』

 

 その一矢すら掠り傷にもならないがな、とドライグは内心で続ける。

 竜殺しと赤龍帝という相性の悪さがある事は言うまでも無いが、それだけではない。

 未熟と言えども若手の中でも粒揃いの面々こうも容易く撃退したのだ。何より、自身のライバルである白龍皇の禁手化すらも容易く一蹴した相手に疑似的な禁手化しかできない自分たちが勝てるとは到底思えない、というのが彼の考え。

 ドライグとしても素直に負ける等と、認める事は出来ない。しかし、全盛期の時に出会ったとしてもいい勝負をしてくるだろうと、彼はジークフリートを認めていたのだ。

 

「ウォオオオオオオッ!」

 

 紅蓮の鎧を纏い、一誠は吶喊する。

 禁手化、赤龍帝の鎧は一気にパワーを増大できるだけでなく、籠手の状態ではない倍加の重ね掛けが可能であり背にはブースターがあるお陰で高速戦闘も可能となる。

 ただ、倍加というのは結局のところ所有者本人の力量を倍加するという事。重ね掛けするといっても肉体が耐えられなければ意味が無い。

 今回は、一発かます為だけに限界まで倍加しておりその一撃は格上であっても場合によっては打倒できるかもしれない可能性を秘めていた。

 だが、

 

「甘いな」

 

 目の前の男にはご都合主義は通用しない。

 右手一本で振り落とされた一撃。木剣の刃は的確に突っ込んできた一誠の脳天を捉えており、一撃のもと地面へと叩き伏せてしまった。

 鎧が解除されたことから、気絶したのだろう。

 

「…………ふむ、やり過ぎてしまったか?」

 

 木剣を片手に、ジークフリートがそう呟く。

 彼基準の鍛錬としては、破格の手抜きであったのだが、如何せん現英雄に至るほどの男の鍛錬を受けるには彼らは下地が出来てはいなかった。

 因みに修業時代、ジークフリートは骨が折れようとも内臓が傷つこうとも腹に穴が空こうとも、剣を片手に前へ前へと進み続けてきた。それも、今のような黄昏の大剣や魔剣等ではなく量産品の鋼の剣を片手に、だ。

 それだけで悪魔や堕天使、道を外れたエクソシスト等々様々な相手と渡り合ってきた。

 

「ああああ!い、イッセーさん!」

「君か、アルジェント。彼らの治療を頼めるだろうか」

「は、はい!」

 

 元聖女であるアーシア・アルジェントに治療を任せ、ジークフリートは苦笑いしながら一方的な光景を眺めていたアザゼルの元へと向かう。

 

「やり過ぎじゃねぇか?」

「あの程度で折れるようならば、これから先の戦いでは生き残れない。俺は、彼らに死んでほしくはないからな」

「厳しくするのも愛の鞭ってか?流石は英雄様だな」

「…………すまないが、やはり俺は英雄などと呼ばれるような素晴らしい存在ではない」

「いいや、英雄だろ。才知、武勇に優れ、常人には出来ない事を成し遂げた奴の事を英雄って言うんだからな」

「俺には、壊す事しかできない。何かを守ろうと伸ばした手は、取り零してばかりだ」

 

 実感の籠ったその言葉は、事実彼の経験からきている。

 英雄だ何だと、持ち上げられてはいるが彼とて人間なのだ。大陸の端から端まで瞬きの間に走破したりできないし、大海に落ちた針を見つけ出す事も出来はしない。

 任務を受けて、その日のうちに出発しても場所によっては間に合わなかった事など両手両足の指でも足りない程。

 それでも、生き残った人々は彼を英雄(ヒーロー)として褒め称えた。

 

 それが、どうしたって辛い。

 

(英雄って言っても、まだまだ子供か)

 

 拳を固く握るジークフリートを横目に、アザゼルは内心でそう零していた。

 たった一人で全てを背負い。それでも潰されない精神性は、最早人の領域を踏み越えている。力量も言わずもがなだろう。

 それでも、鬱屈とした精神が時折こうしてポロっと表に顔を出す。

 だがそれは、アザゼルが他勢力の“大人”であるから。これが同じ天界陣営ならばこうして口を滑らせることも無いだろうし、滑らせてもそれは剣の師匠とも言える人類の極致とさえ言われるデュランダルの前任者位ではなかろうか。

 

 とはいえ、アザゼルとしても踏み込みはしない。気休めの言葉を掛けたりもしない。

 竜殺しの英雄(ジークフリート)の名は、それだけ“重い”のだ。

 それは過去から今にかけての歴史然り、そこから生まれた偶像然り。

 そして何より、三大勢力内のみならず他勢力にも少なくない影響力がある。

 特に、北欧勢力。知識欲の塊である変態爺などは既に行動を起こし始めているのだから。ついでに、禍の団の動向もある。

 こんな状況で、特記戦力である一人を失う訳にはいかない。

 

「そういやお前、神器(・・)は使わないんだな」

 

 そこで、話を逸らす事にしたらしい。

 まあ、これもまたアザゼルが聞きたい事ではあった為に致し方ないが。

 

「使う必要が無い」

「そうか?まあ、普通の(・・・)神器保有者なら宝の持ち腐れも言ところだろうがな」

「……随分と、詳しいな」

「おいおい、これでも堕天使のトップ張ってる男だぜ、俺はよ。何より、戦闘は得意じゃねぇが本職は研究だ。他勢力だろうとその手の情報は仕入れてるのが当たり前だろ」

「…………」

「ただ、な。お前の神器【悪龍の心臓(ハーツ・オブ・ファーブニル)】は過去の例が極めて少ない。そして、」

「使い過ぎれば、龍になる。だろう?」

「知ってたか。ドラゴン系神器の中でも取り分け危険。所有者に無限に等しい力を与えるが発動回数が重なると、徐々に体を龍鱗(りゅうりん)に覆われ、最後には完全な竜へと変わる。お前、よくもまあグラム何て龍殺しの頂点の一角みたいな代物振るえるな」

「鍛えたからな」

「ンなことで、弱点の一つを克服されちまえば世話ねぇよ。あそこ迄持ち主に従順な魔剣なんて初めて見たぞ」

「俺の体が竜へと変わらないのは、魔剣のお陰だ。俺自身も抑えてはいるが、全力を尽くす時には使えるモノは使わなければならない」

「お前がそこまで言う相手、ね。おっかねぇや」

 

 アザゼルは肩を竦めるが内心では、気が気ではない。

 悪龍の心臓は、生半可な者では卒倒し、下手すれば体の内側から爆散しかねないような代物なのだ。ジークフリートほどの肉体が無ければ間違いなく持て余す。因みに、デュランダルを木剣で受け止められたのもこの心臓から発生し彼の体に溜まった魔力を纏わせたお陰である。

 そんな代物のバックアップを受けなければジークフリートが打倒できない敵など最早悪夢と言う外ない。

 最低でも神クラス。下手すれば戦神の中でも上位の可能性。

 

「因みに、誰と戦ったんだ?」

「師である、ヴァスコ・ストラーダだが?」

「…………修行か?」

「ああ。何年も前の話だが、未だに昨日の事のように覚えている。極限まで時間が圧縮され、どちらもが十手先迄読み切りながら剣を振るう。互いに訓練用の(玩具)を使っていたことが悔やまれるがな」

 

 補足すると彼らの訓練によって、鍛錬に使われた森一つが更地になっていたりする。

 アザゼルは、肩に籠った力が抜けるのを感じていた。

 そして、天界勢力の一部が頭おかしいと、頭痛を覚える。

 

 その後、回復した四人が再びジークフリートに挑む光景が何度となく繰り返され、その度にアーシアの悲鳴が響くのだが、それは余談だ。

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

「ふーむ、どうしたものかの」

 

 長い顎髭を撫でながら、主神は考えていた。

 手元に欲しい英雄(玩具)をいかにして、手に入れるか。

 少なくない回数手を出しているのだが、その度に返ってくるのは手厳しい対応ばかりで進展など一ミリたりとも起きてはいないのだ。

 力づくで手に入れる事を考えないわけでもない。だが、それをしてしまえば面白さもまた同時に潰すことになりかねない。

 勝てないわけではない。むしろ、英雄と言えども人間が相手ならば問題は無いだろう。

 

「色仕掛けも効かんし……とにかく、接触すべきか」

 

 丁度いいと言うべきか、自分の目的に合致した誘いも受けている事であるし。

 主神はニヤリと口許を歪めるのだった。


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