†MULTIPLE AIGIS† True Eyed Knight 作:てゐと
まなこ「シーレイ!!かげうち!!」
そう命じられてそれを放ったのはヒトツキ。影の中から剣を突き刺してとどめを刺した
シーレイ(ヒトツキ♂️)「ふわぁっ…」
まなこ「闘争心無いなぁ…。戻っておいで」
やれやれとシーレイをハイパーボールに戻すまなこ。続いてスーパーボールを投げて中からポケモンが現れる
まなこ「お願いね!ベニカ!」
ベニカ(エンニュート♀️)「は…はいっ!」
まなこ「ほのおのムチで拘束してどくどくのキバ!!」
攻撃的な組み合わせでサクッとトレーナー戦を終わらせた。まなこは賞金を貰うとシーレイとベニカを出した
まなこ「二人とも!初陣でがんばってくれてありがと!」
シーレイ「ボチボチやらせてくれるならもっとやりますよ」
ベニカ「がんばりまひゅ!」
のんびりして肝が座ってるシーレイと正反対にベニカはすごく臆病だ。だがまなこはそんなこと気にせずハグしていく
まなこ「ありがと!シーレイ!」
シーレイ「おっとっと。あんまり抱きつきすぎると呪われますよ?」
まなこ「ありがと!ベニカ!」
ベニカ「ひゃっ!?」
ベチャッ!
まなこ「えっ…。い…、痛っ!痛い!?熱っ!!」
シーレイ「まずい…。諸先輩方!」
まなこの腰からボールを取って中にいるポケモン達を出す。全員が何事とまなこを取り囲む
ひぐらし「まなこ!?」
ズヴァイ「どくけしをバッグから出せ!腐食毒だ!」
もがくまなこを落ち着けようとするが激痛からかポケモンであるズヴァイたちさえ振りほどくほど暴れまわる!
フェルム「くそっ!ちょっとだけおとなしくしな!」
スイカ「任せて!ねむりごな!」
アリサ「ダメだ!痛みがヤバすぎて寝ない!」
???「なになに。どったの」
もみじ「リスティス!?」
リスティス「よっす。んー?それ、エンニュートの毒だね?」
もみじ「どくけしの効果も薄くて…!どうしよ…!」
リスティス「当たり前じゃん、それポケモン用だろ?まぁただの人間なら見捨ててるけどてゐ劇所属となりゃ仲間だし…、あんたら退きな」
腰のランタンから出した炎でまなこを強制的に地面にはりつけにすると何かの液体を入れた瓶を開けてその中身をまなこの全身にぶっかける
まなこ「うあぐっぅぅ…!」
リスティス「私の毒で作った特効薬だ。毒だけを全て食い付くし体にはなんの影響もない。ただし痛みだけは我慢しな」
ほどなくして腐食毒の痕は綺麗に消え、まなこは気を失った
リスティス「デビローズ?スナッチプリンセスの急患お願いしたいんだけど。位置?あたしの目の前」
ベニカ「…」
ベノ「おーおー、予想が一つ当たっちまったな」
病室に見舞いに来たベノが頭を抱える。もみじはずっとまなこの眠る布団に伏して号泣している
リスティス「なんかあたしが殺したみたいになるからそろそろ泣き止んでほしいんだけど」
もみじ「ふぁっへぇぇぇっ~…(だってー)」
ベノ「一部のタイプとのつきあい方、しっかり教えておくんだったな…」
リスティス「特に毒タイプとのつきあい方は教えておいたほうが良かったんじゃない?あんたの種族(ニドキング)は角くらいでしょ?」
ベノ「うるせぇ。手からも出せらぁ」
リスティス「あっそ。んじゃまぁあたしはちょいと用事があるんでね」
ベノ「おう」
ベニカ「…」
半泣きしながら自身のスーパーボールを握りしめるベニカ。それを川に投げ捨てると走り去ってしまった
ベニカ(私が臆病なばっかりに…!ケガさせちゃった…!)
飛び出した場所はワイルドエリア。一瞬振り向きそうになるがぐっとこらえて再び走り出した…。その時、何かが空を切る音を聞いて足を止める
リスティス「待ちな。落としもんだ」
目の前に投げられたのは巨大な鎌。後ろからはリスティスが水に濡れたスーパーボールを足元に投げた
ベニカ「これは…。私には…」
リスティス「もったいないって?驕んなよ。あんたも毒タイプに生まれたんだ、トレーナー持った時に覚悟ぐらい出来てただろ?」
ベニカ「…」
リスティス「確かに不用意に触れ合ったあのまなこって子にも責任はあるよ。一緒にいたクサイハナの子なんか草タイプとして振る舞ってるしね。実質あんたが初めての純粋な毒タイプってことよ」
ベニカ「私なんかがいれば…また傷つけてしまいます…。私はまなこさんをあんな目に二度と合わせたくない…。人があれほど脆いなんて…知らなかったんです…」
リスティス「知らなかったはいいじゃん。なんで向き合わないんだよ?あんたがここであの子の元を去ろうが正直あたしはどうでもいい。あたしがあんたに気にかけてるのは自分の毒と向き合わなきゃ誰が相手でも同じことやらかす。死人が出たら最悪駆除だ、そのトレーナーの他のポケモンに八つ裂きにされても文句言えねぇってお節介言ってるんよ」
ビクッ!尻尾が跳ね上がるほど驚き顔を青ざめる。想像してしまったためか少し涙目になる
リスティス「自分の毒とも向き合わず。仲間に追われて、後ろめたい思いで逃げ回る。永遠にそんなこと繰り返すのかい?あたしの経験談だけど向き合うなら今だよ。まなこと仲間達は優しいからね」
ベニカ「でもどうすれば…」
リスティス「ほんと人間年齢中学生だと物の考えが硬いね。毒は私達の種族と切りなせないもの。だからそれとどうやって付き合っていくかだよ。私のは強すぎるから他人を突き放すしかできないけどさ、普通のアンタならそこまでしなくてもいいだろ?」
ベニカ「うぅ…。わからないんです…。今まで毒とか炎とか全然使ったことなかったし…」
リスティス「(その臆病と天然で♂️どもが寄り付かないように箱入りで育てられたな…)仕方ない。止めたのはあたしだ。少しだけあんたの時間…。いただくよ…」
マスクを外してベニカの顎をくいっと持ってリスティスは耳元でそう囁いた
数時間後…
まなこ「…。ここは…」
シーレイ「シーっ…。もう深夜ですよ」
まなこ「シーレイ…。もみじ…」
ドアの前で見張り番のように壁を背にしていたシーレイは小さな声で声をかける
シーレイ「泣きつかれて寝てしまったのですよ。まなこさんもお休みなさい」
まなこ「ずっとそばに居てくれたの…?」
シーレイ「えぇ。もみじさんはずっと…」
まなこ「違うよ。シーレイの事」
シーレイ「偶然ですよ。みんな寝ちゃいましたが私ゴーストタイプなので、昼より夜の方が活発になるんです」
まなこ「そっか…。ありがと。…ベニカは?」
シーレイ「今は寝ています。お仕置きですか?」
まなこ「そんな酷いことしないよ。私に責任があったんだ」
シーレイ「そうですね。あれはまなこさんが悪かったですよ。私も言ったはずですよ。あんまり抱きつきすぎると呪われると…。あれはゴーストタイプの場合です。もし毒タイプや炎タイプならどうなるか、これで身を持って知れたかと」
まなこ「うん。だからベニカとも明日向き合わなくちゃ。もちろんシーレイともね」
一瞬驚くと笑顔に戻り。また壁を背にするとシーレイは目をそっと閉じた
シーレイ「えぇ。あなたが望むなら…」
まなこ「お休み、シーレイ…」
翌朝…
デビローズ「…はい。もう大丈夫です。ですけどくれぐれも気をつけてくださいね?」
もみじ「ま゛な゛ごぉぉぉぉ~!!」
まなこ「いやぁ…。なまあし達の気持ちがわかりました…」
もみじを筆頭にまなこ大好き軍団に全力で全身に纏わり付かれるまなこ。もはやアクセサリーやチャームと言えてしまうほど泣きつかれている
???「まなこさんっ!」
ドアを勢い強く開けて息を切らしていたのはベニカだった
ベニカ「まなこさん!ごめんなさいっ!私っ…!」
まなこ「謝らないで。私のせいなんだから」
ベニカ「いえ…!私は…!今まで逃げていました…!だけど!だけど…。私はあなたに向き合いたい…!」
差し伸べられる震える手。まなこはその手を躊躇うこと無く掴んだ
ベニカ「まなこさん…」
熱毒は出ること無く。まなこは続いてベニカを抱き締めた
まなこ「私もベニカや皆とずっと向き合って行く。誰が何タイプでも、何度失敗しても…」
その様子をドアの外からうかがっていたリスティスは笑顔で歩き去っていった
リスティス(ベニカ。あんたは恵まれてるんだ。あんた自身が思っている以上に。だから自分と向き合い続ければあたしのように死神と呼ばれず、明るい火をまなこのそばで灯してあげれる。頑張んなよ)
次回予告
まなこ「いよいよ二つ目のジムのあるバウタウンにやってきた私達。バッジを手にいれた時、スタジアムに遥か空から二つの流星が降って来ちゃった!片方は味方だけどもう片方は…。えっ!?あなたは…」
もみじ「次回!輪廻する流星!おたのしみに!」
ひぐらし「また見てくださいですぅ!これ太刀打ちできますぅ…?!」
お疲れ様でした。ポケリフレでもありましたがポケモンの触れ合い方は考えないとケガしちゃうというお話でした
現在のメンバー
もみじ ガーディ
ひぐらし ジメレオン
フェルム アオガラス
ズヴァイ トロッゴン
モルル バイウールー
スイカ クサイハナ
アリサ スコルピ
エリー カジッチュ
ザード スナヘビ
タマゴ
なまあし ウオノラゴン
ひんじゃく パッチラゴン
さらしくび パッチルドン
ばんごはん ウオチルドン
ベニカ エンニュート
シーレイ ヒトツキ