†MULTIPLE AIGIS† True Eyed Knight 作:てゐと
まなこ「さぁ…!一週回って帰ってきたよ!エンジンシティ!」
フェルム「まぁ合間に色々あったけどね。また洞窟を通ることになったからもみじが先にこっち来たりズヴァイがあのねがいぼしの塊っぽいのを調べるためにちょっとの間抜けることになったり」
まなこ「でもすぐ帰ってくるからさ。えっと…次は炎タイプのジムだね。ならひぐらしやザードたちが適任かな?」
ザード「そこは任せる。なんせ適任は他にもいるからな」
まなこ「さて行こうか!」
???「まなこさーん!」
まなこ「あっ、キャヴァリーさん、それにナハブさん」
キャヴァリー「お久しぶりですね。今回もベノホーン殿からの言伝てを持ってきました」
まなこ「ありがとうございます。最近会ったんだから直接言ってくれてたら良かったのに」
キャヴァリー「色々ごちゃごちゃして伝えそびれたとも聞いてます。ジムに向かってほしいとのことです。ジムの場所は覚えてますか?」
まなこ「覚えてます。ありがとうございますね」
キャヴァリー「お気を付けて、またお会いしましょう」
ナハブ「バイバーイ」
ナハブ「なんで総司令さんは私達をメッセンジャーに選んだんだろうね?」
キャヴァリー「知るよしも無いわよ。それが命令なら遂行するまで、それが警察よ」
ナハブ「警察ねぇ…。それだけなのかな?」
まなこ「前にもやった実力テストかな?」
スイカ「かも知れないですね、以前より私達も強くなっていますから自信を持っていきましょう」
ベノ「よぉ。来たか」
まなこ「ベノさん。先日伝えてくれてたら良かったのに」
ベノ「わりぃな、たぶん察してるとは思うがテストだ。あんな奴ともこれから相手にするかも知れねぇからな」
頭を過ったのは先日の出来事。全員が一斉に攻撃しても軽く消し飛ばされた衝撃。太刀打ちという言葉すら届かなかった。スイカは自信を持っていきましょうとは言ってくれたがまなこの心の中には深い何かが刺さっていた
ベノ「アイツの正体はまだ掴めてねぇ。正直言って実力だと俺達の誰か一人でなんとか、二人ならどうにか、三人で確実に倒せるだろうが…。奴がダイマックスのエネルギーを吸収した時は俺達全員を相手にしても凌駕しやがる。だがこのガラルでさえダイマックスエネルギーが多量の場所は限られている。俺達はそういう所も調査していく予定だ。おそらくその旅路で奴とまたお前は出会うだろう、その時ために今よりも強くなれ」
コツコツとスタジアムの内部に入っていく一同。またしても貸しきったのか観客席は毒組の面々が好きな場所に点々としていた
まなこ「今回は毒組だけなんだね」
ベノ「他はちょいと忙しくてな、今頃調整で四苦八苦してるだろうよ」
まなこ「?」
ベノ「今回の試験なんだが相手は一人だ。ひぐらしを指名してる」
ひぐらし「わっ、私!?なんでですぅ!?」
ベノ「知るか、本人に聞け」
反対側の入り口から誰かが歩いてきた。それは小さくも普段とは違う眼差しでこちらを見つめていた
まなこ「も…もみじ…?」
もみじ「うん。私だよ」
ひぐらし「もみじが私を指名してるって言うんですか…?」
もみじ「別に弱いものいじめとかそういうのじゃないよ。私はアイツに勝てなかった…。そしてみんなも、私は大きな危機感を感じたよ。私と同じく護衛として配属されてるひぐらしにもね」
ひぐらし「…!」
もみじ「勝ってなんて言わない、ただ…せめて私に膝をつかせて見せてほしい…!」
まなこ「もみじ…」
もみじ「まなこ、止めちゃ嫌だよ。これはてゐ国歌劇団としてやらなきゃいけないことなんだ」
まなこ「止めないよ、私ももっと強くならなきゃって改めて思ったし、なによりもフランも、あの黒いのにもちゃんと勝てなきゃいけないから」
もみじ「うん…!さぁ、やろっか!」
まなこ「頑張って、ひぐらし」
ひぐらし「えぇ、私だって…!私だって今の自分を変えるんですぅ…!」
セイレーンの方天画戟を取り出して構えるひぐらし。一方、もみじは珍しくパンチグローブを着け、いつも進化する時の飴玉を一気に五個も平らげ一気に噛み砕いた!
もみじ「ほんっきの全力で行くからね…!」
光に包まれ姿を変えると同時に試合が始まった。その合図がもみじの姿を見えなくする
まなこ「っ!?どこ!?」
ひぐらし「はっ…!」
咄嗟にセイレーンの方天画戟でもみじの蹴りを受け止めるひぐらし。ビィィンと威力が手に伝わるが切り返して距離を開けさせた。しかしまたしてももみじは一瞬のうちに姿を消してまた襲いかかってきた
ベノ「…。もみじの奴、よほど悔しかったんだろうな」
ラグナ「だろうな…。スタジアムのカメラを見たがもみじの速さを奴は見切っていた、俺達の中でもトップクラスの速さを」
ベノ「もみじが悔し泣きしてたのは久しぶりだ、いつもはどんな時でも泣かないように気丈を振る舞ってるからな。自分の弱さがまなこの危機に直結するのを誰よりも危惧してたのもあるが…」
カティ「短期決戦スタイルな自分を見つめ直すとも言ってましたよ。なんでも以前に長期戦と不利な天候で負けたことがあったらしくて…」
ベノ「あの冥王とのバトルだろ。アイツにも目をつけたいが付けれる目が無ぇ。自動迎撃ミサイルにドローン飛ばすようなもんだからな」
しゅヴぁる「まおが全力を出しても生きていたらしいな。もしや不老不死か?」
リタ「おいおい、不老不死はポンポン出てくるもんじゃないぞ。とはいえ私も興味はある。一度対面すれば種明かしが出きるかもしれんがね」
せいさい「魔力による障壁という可能性もございます。マスターならば魔法による仕掛けは全て無力化できます」
ベノ「本当かよ」
リタ「部屋のインテリア全部石にしてやろうかクソガキ」
もみじ「止まらなきゃ見えないの?」
セイレーンの方天画戟を蹴り飛ばしてそう言うもみじ。ひぐらしは素手で対抗しようとするが格闘ではもみじに遠く及ばない
ひぐらし「私だって…!私だってやれるんですぅ!!」
もみじが姿を消すと同時にひぐらしも同じく姿を消した。一瞬躊躇いはしたがもみじは腕に炎を纏わせて地面に向かって解き放つ!その熱波でひぐらしは文字通り炙り出され、もみじはまたしても姿を消した
まなこ「ひぐらし!」
ドスッ!!それは重い一撃が…もみじに直撃した音だった…!
もみじ「うぐっ…!?」
ひぐらし「今っ!」
水の波動で押し飛ばすと素早くセイレーンの方天画戟を手にとって強襲!怯みながらももみじは片手と足で攻撃を捌いて距離を取った
もみじ「ふいうちか…!」
追加で飴玉を食べるとまたしても姿を消す。ひぐらしは消えたことを見てから自分の背後へセイレーンの方天画戟を振るった!
もみじ「場所が…!?」
ひぐらし「(行ける!)」
らんまる「水か」
タマズサ「やね、もみじを水の波動で押し飛ばした時に付いた水を目印にしてるわ。あのひぐらし言う子、前にMEXさんとカティはんにはビビり散らかしとったのにここまで負けん気が強なっとるの偉いわ」
エクレール「闘争心皆無でヘタレな所見せられたから失望してたけどあれなら少なくともワースト一位は払拭できそうだね」
ベノ「だがまだ甘ぇよ、もみじを倒すには程遠いぜ」
まなこ「水の波動!!」
ひぐらし「これでっ!!」
もみじ「私は負けられない…。負けられないんだっ!!」
体に炎を纏って一気に解放。服に付いた水も、ひぐらしが今放った水の波動もかき消して一気にひぐらしへ突撃する!
まなこ「ひぐらし!かわして!!」
もみじ「遅いよ!!」
連続で放たれるその攻撃をかわしきれずひぐらしは最後の一撃は食らうものかとセイレーンの方天画戟を盾に構えた
もみじ「バァァァニング!!インパクトオオオオっ!!」
炎を何重にも重ねた拳が炸裂!!セイレーンの方天画戟を軽く貫通してひぐらしを直撃した
ひぐらし「はぐっ…!!」
ねじり混まれ爆発した炎に飛ばされ、スタジアムを貫通しジムの外までひぐらしは飛んでいった。通行人もなんだなんだと驚く
まなこ「ひぐらしっ!!」
もみじはただ一筋にまなこの背中を見つめ、ひぐらしの介抱のために外に行った所で元の姿に戻って倒れ、せいさいがそれを受け止めた
リタ「状態は」
せいさい「力の使いすぎで気を失っただけかと思われます。すぐにデビローズさんへご連絡します」
ベノ「頼んだ。さて…」
まなこ「ひぐらしっ!返事して!」
ひぐらし「うぅ…めん……い…」
まなこ「ひぐらし…!」
ひぐらし「ごめん…なさい…。私が負けたせい…で…」
まなこ「そんなことどうでもいいよ!私は…!私はひぐらしが無事なら…!」
ベノ「本当にいいのかよ?」
まなこが振り向くとベノがそこにいた
ベノ「お前の恩返しってのはそんなことで済むのかよ。言ったよな?これは実力テストだ、勝てなきゃお前をこれ以上進ませる訳にゃいかねぇ」
まなこ「…。私は進みたい。こんなところで、中途半端で終わるなんて真っ平だ!だからもう一回。日を改めて今日と同じ条件で挑みたい。お願い…します…!」
ベノ「その面下げてんのはポケモンのためか?」
まなこ「ひぐらしのため。そして私のけじめのために…!」
ベノ「一週間くれてやる。そういえばまおがお前が来たら教えろって言ってたな。どうする?ただの用事で終わらせるか?」
ニヤリと笑うとベノはハンドサインで別れを告げて毒組の面々と歩いて去って行った
まなこ「みんな、話がある。とりあえずポケモンセンターへ」
ひぐらし「う…えあ…。ここは…?」
まなこ「ひぐらし!」
ひぐらし「まなこ…。その…ごめんなさいですぅ…。私が負けたから…」
まなこ「その件なんだけど、ひぐらしが目覚めたから話すね」
まなこ「まず最初に、再戦のチャンスをもらった。一週間後にね」
ひぐらし「一週間…。えっとその…、セイレーンの方天画戟はどうなったです…?」
フェルム「集めて直してもらってる。3日で直すってさ」
まなこ「その直してもらうのともう一つ、みんなの修行のために…地組にお願いしてきた」
ひぐらし「ええっ!?地組にですぅ!?」
まなこ「ごめんだけど手段は選べない。それぞれタイプ別に指導してもらえるようにお願いもした。ひぐらしはMEXさん。フェルムはレジーナさん、ズヴァイにも少し戻ってきてもらうし基本自分と同じタイプが先生に付くと思っていい。ひぐらしだけじゃない。みんながもっと強くならなきゃフランはともかく、誰一人として、みんなが力を合わせても一方的に消される攻撃なんて…!」
ノゾミ「ふあぁ…。話しはちょっと聞かせてもらったよ。まだまなこのポケモンになるかは別として私もそれに参加させてよ。いつまでもポニータのままじゃシャクだしね」
まなこ「みんな、私も頑張る。みんなで強くなるよ!!」
全「おー!!」
次回予告
まなこ「地組の調整の手伝いを条件に鍛練をお願いした私達。タイプごとのハードな特訓を乗り越えていたある日、フランと再会するした。まおさんが仲裁の元バトルすることになった私達。今までは無理やり数で押したりもみじに助けてもらったけど今回は違う…!私達の力だけで勝って見せるんだ!いくよ!みんな!!」
もみじ「次回!VS冥王フランチェスカ!頑張って…、まなこ、みんな…!」
ひぐらし「次回も見てくださいですぅ!必ず勝って見せますから…!!」
お疲れ様でした。次回もお楽しみに
現在のメンバー
もみじ ガーディ
ひぐらし ジメレオン
フェルム アオガラス
ズヴァイ トロッゴン
モルル バイウールー
スイカ クサイハナ
アリサ スコルピ
エリー カジッチュ
ザード スナヘビ
タマゴ
なまあし ウオノラゴン
ひんじゃく パッチラゴン
さらしくび パッチルドン
ばんごはん ウオチルドン
ベニカ エンニュート
シーレイ ヒトツキ