†MULTIPLE AIGIS† True Eyed Knight   作:てゐと

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こんにちは。おはようございます。壱百満天の笑顔に支えられていますわ


第十四歩 VS冥王フランチェスカ

 

 

まお「さて、まずはまなこよ、改めて先日の調整に携わってもらえて感謝する。そしてまなこのポケモンたちよ、改めて自己紹介しよう。我は魔王K、このてゐ国歌劇団のトップ2、地組の指揮を任されている。今回はまなこの願いというのもあり、貴様らに一週間ミッチリと稽古をつけてやる。ただし!我々の稽古はハードだ、簡単に根を上げてくれるなよ。まず割り当てだが…。以下のように組み合わせた、各自確認するように」

 

 

 

 

修行者  師範

 

ひぐらし MEXさん

 

フェルム レジーナ

 

ズヴァイ ドラゴ

 

モルル ジーパン

 

スイカ ぼたん

 

アリサ ニーナ

 

シーレイ おとめ

 

ベニカ いっこんぞめ

 

ノゾミ くぃーん

 

エリー あやはる

 

ザード まお

 

まなあし&ばんごはん シュトラ

 

ひんじゃく&さらしくび アシュリー&メアリー

 

 

 

 

まお「では行くぞ」

まなこ「えっ、行くってどこへ」

まお「こんな地下の闘技場でなにをやろうと言うのだ。稽古にはそれ相応の場所があると言うものだ。しらみつよ、準備は出来たか」

しらみつ「はい。それでは皆さん、これに乗ってください」

そう言って地面からせり上がってきた足場に乗ると上へ上へ、止まったそこは格納庫だった

しらみつ「このマルチジェットに乗ってください。何かあれば連絡を」

まお「助かる。しかししらみつよ、ここに残るとはいえ無理はしてくれるなよ」

しらみつ「大丈夫かと思います。皆さんが向こうに行ってる間は兎組、ないしはチグサメさんとカゼキリさんも私のことを心配して泊まってくれますので」

まお「ならば心配はないか、では行ってくる」

しらみつ「お気をつけて」

 

 

 

 

 

まお「者共、到着したぞ、ここがヨロイ島だ」

まなこ「ヨロイ島…、ガラルにこんな場所があったんだ」

ズヴァイ「こことカンムリ雪原はガラルに住んでいないと馴染みが無いからな、観光にも向いてない場所だ。来るのはよほどの物好きか強くなりたいという奴等だ」

まお「その通り。ここはまさに今の貴様らにうってつけと言う訳だ。さて稽古内容だが各自好きに課題を上げるがいい。目標がある方が精錬されるというもの。己がコンプレックスでも良い。さらに磨きをかけたいなどでも良いだろう」

ズヴァイ「…。よろしいだろうか」

まお「発言を許可する」

ズヴァイ「では…。まなこ、みんな。俺達に足りない明確な強さはなんだと思う?特にひぐらしならわかるんじゃないか?」

ひぐらし「足りない明確な強さ…?速さ…ではないですよね…」

ズヴァイ「惜しいな」

フェルム「根本的なところか。進化だろ?」

ズヴァイ「それもそうだがもう一つある。なんだと思う?」

ザード「技だな?」

ズヴァイ「その通りだ。考えてもみてくれ、それぞれの最大威力の技を」

ひぐらし「水の波動ですぅ…」

フェルム「つばさでうつかな」

モルル「ずつき」

スイカ「ようかいえきですね」

アリサ「むしくいかな」

ノゾミ「今はねんりき」

シーレイ「つじぎり」

ベニカ「ほのおのムチ…。ですけど私の攻撃力では…」

なまあし&ばんごはん「みずでっぽう!」

ひんじゃく&さらしくび「でんきショックー!」

ズヴァイ「俺はうちおとすだ。平均的に低すぎる。つまり、俺達に必要なのは進化と技。そしてそれの応用だと思う」

まお「良い案だな。よし、ならばそれらを目標としてもらおう。なお篦棒に高い威力の技を覚えろとは言わぬが我々の技を返せるぐらいにはなってもらいたいとして我々も最大威力の技を言っておこう。あくまでも対戦で使うものをな」

MEXさん「ねっとう…ですかね、変えても構わないならハイドロカノンです」

アシュリー「かみなりだよ」

くぃーん「サイコキネシス」

ドラゴ「諸刃の頭突き、まおもだよな?」

まお「その通りだ」

ニーナ「かみくだくかな」

ジーパン「とびひざげり」

ぼたん「タネばくだんだな…」

レジーナ「熱風デース!」

シュトラ「ハイドロポンプかな…」

いっこんぞめ「ふんか」

あやはる「えっと…メガホーンです!」

おとめ「げきりんです」

まなこ「ちょっと待ったあやはる!あんたそんな技使えたの!?」

あやはる「しゅヴぁるさんやベノホーンさんに教わったんだよ。頑張っておぼえたんだ」

まお「なお一時間でマスターしたぞ」

まなこ「我が妹ながら恐ろしい子…」

まお「これも言っておくが一週間という時間は我等が暇で無くなる時を示している。今のうちに吸収できることはしておくことだな。それではまずはこれからだ」

渡されたのは複数の袋。中には鉄の棒のようなものや布が入っていた

まなこ「テント?」

まお「その通り。これだけの人数だ、無論我等も作る。さてどれだけ早く組み立てられるかな?早くせねば稽古の時間が、強くなれる時間がどんどん無くなって行くぞ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

アリサ「あれ?これってここ?」

スイカ「いえ、形が似てるこれじゃありません?」

モルル「あっちすごいね。無言なのに息ぴったりだよ」

 

まお「おとめよ、お前はまだ入隊して間もないからな。我々地組がもっとも大切にしている連携を見て覚えるのだ」

おとめ「はっ!」

まなこ「なんでこんなに連携が上手いの?」

まお「信じているからだ。故に我々はチームプレイでは他の追随を許さぬ、それに全くのノーアクションと言うわけではない。アイコンタクトや些細な合図を出している。あやはるも徐々に慣れつつある」

おとめ「(これがトップ2に君臨する地組の強さの秘訣…。必ず私もつかんで見せる…!)」

まなこ「そういえば新人さん?」

おとめ「はっ!花星館出身!黒重 乙女と申します!」

まなこ「花星館?」

まお「我々てゐ国歌劇団が運営している学園だ。様々な分野で活躍する逸材を育てる場所で数年に一度、我々の組に新しいメンバーを迎える時に行われる試験をクリアしたのがそのおとめなのだよ」

まなこ「へぇ。試験ってどんなことしたの?」

まお「驚くぞ?そいつはシャーヴァルに勝った」

まなこ「えっ!?あのシャーヴァルさんに!?」

おとめ「恐縮です」

まお「実を言うと我は以前戦った時にシャーヴァルに勝てなかった。よくやれたものだ。さらには向上の心持ちで慢心が無い。真面目が過ぎるところが今後の課題だろうがな」

おとめ「はっ!精進します!」

まなこ「なんだかあれだね、お城の兵士さんみたい」

まお「別に性格を否定はせぬよ。てゐ国歌劇団は実力主義な所が強いからな。それとおとめよ。紹介が遅れたな、こやつはまなこ、てゐ国歌劇団に受け入れられている数少ない人間だ」

まなこ「あれ?私以外にもいるの?」

まお「実はいるのだよ、もっともてゐ国歌劇団所属ではない上に所謂よその子という奴だ。二人居る」

 

※この二人は過去にコラボさせて頂いた長い付き合いの方々です。詳細はここでは伏せさせていただきますが過去の作品にも出てます

 

 

 

 

 

 

まお「ようやくだな。まぁ準備運動にはなっただろう」

ひぐらしたちがぜーはー言いながら三十分かけて建てたテントを尻目にまおたち地組は薪を拾いに行ったり木の実を集めたりを済ませていた

ひぐらし「ど…どこで時間差が…」

まお「連携が下手くそなのだよ。それと体力もだろうな。大方テント設営や火種、食糧調達などをまなこに頼りきっているのだろう?動きが物語っているわ」

鼻で笑われるまなこのポケモンたち。まなこは前もってまおが発破をかけると聞いていたため普通に聞き流す

まお「悔しければテキパキ動いて見せろ。トレーナーが頭を下げただけの烏合の衆にしてやれる稽古などないと思え」

 

 

 

まお「ではそれぞれ稽古を始めろ。特殊すぎる技術などは二の次に教えることだけ各自免じておけ、行くぞザード」

ザード「よろしくお願いする」

 

MEXさん「ひぐらしさん、頑張りましょうね」

ひぐらし「…MEXさん、お願いがありますです」

MEXさん「なんでしょう?」

ひぐらし「私は…本気のもみじに勝ちたい…!そのためにも…!MEXさんが予定していた以上のご指導をお願いします…!」

MEXさん「覚悟は出来てるって顔ですね。いいでしょう、まおにも内緒にしている本気の力で稽古して上げましょう」

 

 

レジーナ「ハーイ!フェルムサン!以前カオティクスサンに勝ったのは見てまシタヨ。デスガ…手加減されてたのはわかってマシタカ?」

フェルム「最強の手加減だったとは思ったよ。そもそも一撃入れるだけで精一杯で倒せてもいなかったからね」

レジーナ「カオティクスサンは優しいデスからね。デスガワタシは甘くありまセンヨ!アナタの翼とワタシの翼。どっちが硬いデスかね…?」

 

 

ズヴァイ「ドラゴ殿、よろしく頼む」

ドラゴ「いいぜ、なんかお前からは近いものを感じるからうまく教えられそうだ!」

ズヴァイ「期待に応えてみせる。少しの間まなこたちの元から離れる身だ、みんなよりも強くならなければ…!」

 

 

 

モルル「ノーマルタイプいないんですね」

ジーパン「その代わりバトルスタイルから決めたんだとよ、他の組から呼んでくりゃいいのに…」

モルル「まぁ適度にお願いします。わたしも誰より早く進化はした、けれどもここで終わりたくはないです」

ジーパン「…。旅辞めろって言いたかったんだがんなこと言うからには容赦しねぇぞ、地獄を渡る足は持ってっか?」

モルル「当然…!」

 

 

ぼたん「なるほど…。あの冥王もクサイハナを…」

スイカ「なんとしても負けたくないんです。有利な飛行タイプであるフェルムさんを倒したとなれば粉が効かない私が…!」

ぼたん「ならば同じ草タイプと対した時を想定して稽古をつけよう…。厳しく行くぞ…」

 

 

ニーナ「さって、どうしようかな。割り振られたってことは毒タイプとして稽古させろってことだよね」

アリサ「あたしは別にどう修行させてもらってもかまいませんよ?まなこの力になれるならそれでいいんで。例え卑怯と言われても…ね」

ニーナ「なら頑張ってついてきてよね。ちゃんとついてこれたらダーティープレイって言うのを教えてあげるよ」

 

 

 

シーレイ「ほどほどに…といつもなら言いたい所ですが今回ばかりは見逃すわけには行きませんね。ご教授お願いします」

おとめ「私も若輩の身ですが学園やこの短期間で学んだ事をあなたと共有して切磋琢磨していきましょう。少しでも何かしらに繋がると良いのですが…」

シーレイ「そのことなんですが…」

 

 

ベニカ「よっ、よろしくお願いします!」

いっこんぞめ「あぁ。その前に肩の力抜きなよ、アタシからは炎の扱いを教えてやる。毒はもう教えてもらってんでしょ?」

ベニカ「はい!以前お騒がせした時にリスティスさんに…」

いっこんぞめ「アタシは毒なんか使えないからね。それと目標としてアタシが用意した氷を溶かしてもらおうか」

 

 

 

 

くぃーん「…」

ノゾミ「…。この座禅ホントに効果あるんですかね」

くぃーん「黙れ。一目でわかった。貴様がなぜ力を失ったのか、それは精神を支える柱が弱いからだ。魔力の枯渇もあるだろうが薄々気が付いているはずだ、魔力は戻りつつあるのになぜ姿は戻らないのかと」

ノゾミ「そ、それは…」

くぃーん「今の貴様に足りんのは精神力だ。黙って座禅していろ」

 

 

 

 

あやはる「えっとぉ…何を教えたら…。やる気は人一倍ありそうではありますけど…」

まなこ「エリーって擬人化なんないんだよね。なんでだろ?」

まお「まだターニングポイントではないからだ。我々ポケモンが人の形を真似れるようになる時はまちまちだ、其奴も長いこと貴様と旅をしていたのだろう?ならば後足りないのはこれだろうな」

手渡しされる二つのリンゴ、片方は緑が残っておりもう片方は完全に熟していた

まなこ「これリンゴでしょ?確かにエリーはリンゴみたいな形してるけど…」

まお「それはすっぱいりんごとあまーいりんご。エリー、つまりカジッチュが進化するためのアイテムだ」

まなこ「アイテムで進化するポケモンがいるっていうのは知ってたけどまさかりんごで進化…それも所謂分岐進化って奴だよね?」

まお「その通りだ、カジッチュはすっぱいりんごでアップリュー、あまーいりんごでタルップルに進化する。まぁじっくり悩むことだ」

まなこ「あのさ…。聞いてもいいかな?」

まお「我は構わんが」

まなこ「てゐ劇ってさ、進化してない子何人かいるよね?その…もみじみたいな」

まお「あぁ。理由はそれぞれ異なる。進化をしたくない者や出来ない者もな」

まなこ「良かったら教えてもらえたりする?その理由を知ってたらだけど…」

まお「貴様の聞きたいことは察しが付く。もみじがなぜ飴玉で進化しているかだろう?」

まなこ「う、うん…」

まお「あまり他者の抱え事をべらべら喋る趣味は無いがもみじもベノも濁した言い方をするだろう。なのでこれを特例として金輪際メンバーの秘密は教えぬ、以降聞きたければ他を当たれ。さて…。前置きが長くなったな、時にまなこよ、旅をしていてもみじと共に入浴経験はあるか?」

あやはる「ま、まおさん…」

まお「大真面目な質問だ。あやはるよ、貴様も聞いておけ」

まなこ「ある。傷の事も聞いたよ。自称トレーナーって奴につけられた全身傷、それとそいつがベノさんが殺したことも」

まお「その話には語られていない所があるな。まぁ察していたがな」

まなこ「えっ…?」

まお「もみじはその外道から逃走していた最中にその形相を見た人間から石を投げられたのだよ。その時額に直撃し出血。血に染まった石を見て以来もみじは石に強い恐怖心を持つようになった。そのため進化に必要なほのおのいしに触れぬのだよ。当初はベノたちもそれを克服させようとしていたのだが目隠ししても布で見えぬように包んでももみじの体が拒絶反応を起こすものでな、諦めたのだよ」

まなこ「そ…そんなことがあったなんて…。だから洞窟とかダメだったんだ…」

まお「本人も明るく振る舞ってはいるが進化出来ぬことを気にかけている。だがそれを補ってくれるのがしらみつの開発したEC(エヴォリューションキャンディー)と言うわけだ。それに進化などしなくとももみじは充分強い。あれでも幾度も修羅場を潜り抜けている」

まなこ「もみじ…」

まお「進化とは誰でもできるが出来ぬ者もいる。てゐ劇も全知全能でもなければ完璧超人の集まりでもない。ただ誰にでもある可能性に選ばれた者たちなのだよ」

まなこ「じゃあさ…」

まお「ふん?」

まなこ「じゃあさ…。私たちはもっと頑張んなきゃだね…!もみじが不幸だなんて私は思わない。友達だから一緒に歩いていく。そのためにも…、このバラバラな歩幅をみんなで合わせていくんだ!」

あやはる「お姉ちゃん…!」

まお「フッ…。実に良い心がけだ。我が地組も近い考えかもしれぬ。皆の歩幅を合わせるのは指揮者、つまり地組ならば我、こやつらならばまなこ、貴様だ。精々頑張ることだ、では失礼させてもらうぞ、ザードがそろそろ課題を終えた頃だ」

そう言うと手を降ってまおは立ち去った。しかししばらく歩くとこっそり笑って独り言を言った

まお「我も絆されたものだな…、人間に口を開くとは…」

 

 

 

シュトラ「…上手だよ。うまく出来てる」

なまあし「やったー!」

ばんごはん「だんだんと自信がついてきましたねー」

シュトラ「(やっぱり…。この子たち言動がアホそのものだけど素質とセンスがとてつもなく高い…。ほぼマニュアルを見ただけでディアロイドを動かしたり合体させれた所からもしかしてとは思ってたけど…)」

 

 

アシュリー「(ヤバいね…。この二人…)」

メアリー「(うん…。頭のネジぶっ飛んでるように見えて私たちの一回だけ見せた10万ボルトもう覚えちゃったよ…)」

アシュリー「(これまおに言って組み手に切り替えた方が絶対強くなるよ…)」

メアリー「(たぶんシュトラが担当してる方もだろうね…。相談してみようか…)」

 

ひんじゃく「びりびりー!」

さらしくび「こうすると周りに撃てますねー」

 

アシュリー「(ついさっき教えたばかりの技を派生させてほうでん勝手に編み出すとか…)」

メアリー「(ヤバすぎるって…コイツらマジの天才だよ…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まなこ「さて、ところでエリーはどっちを選ぶのかな?」

あやはる「こればっかりは好みとか…?普段から何食べてるの?」

まなこ「エリーは基本的に選り好みしないんだよね。なんでも食べてくれるし」

あやはる「じゃあ選んでもらおうよ。ねぇエリーさん。こっちがすっぱいりんご。そしてこっちがあまーいりんご。どっちか一つだけエリーさんにあげられるの。好きな方をどうぞ」

エリーは両方のりんごの匂いを嗅ぐと片方のりんごを見て顔を渋め、心なしか「ペッ!」と言わんばかりの拒否反応を見せてからもう片方のりんごと重なり光に包まれその姿を変えた

まなこ「エリー…?」

エリー(タルップル♀️)「っっはーっ!長かったー。改めて、エリー・レッドドラゴン。よろしくねぇ。まなこ、あやはる」

まなこ「うん!やっとおしゃべりできるね!」

エリー「いままでわたしだけ擬人化できてなかったものね。でもお話は聞いてたよ。ずっとね。それじゃ早速稽古お願いしますー」

あやはる「うん!わたしこそお願いしますね、エリーさん!」

まなこ「あやはる、エリー、頑張ってね。私は午後の支度とかしてくるよ」

 

 

 

 

 

まなこ「よっと、これだけあればいいかな。…ん?」

近くの茂みに気配を感じて腰のボールに手をかけるまなこ。そこからは一人の青年が現れた

???「うぅっ…」

まなこ「きっ、君!大丈夫!?」

慌てて駆け寄るまなこ。かなり酷い傷を負っていた

まなこ「とにかく運ばなきゃ…!出てきて!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「うっぐっ…!」

あやはる「これでギプスにはなるはず…。後はダメージだけど…」

ノゾミ「私に任せて。少しだけど回復魔法が使えるから」

呪文を詠唱して手のひらから出した光で傷を照らすと徐々に傷口が塞がって行った

 

ノゾミ「それにしても酷いわね…。見た感じ複数のポケモンに襲われた傷だよ…」

まなこ「複数の…ポケモン…。まさか…!」

???「やあやあ。君達も来ていたんだね」

まお「貴様…。冥王…!」

フラン「おっとっと、待った待った。今回は君達に用事はないんだよね。用があるのは…そう…それだよ」

まなこ「ゲットしようとしてここまで酷いことを…!?」

フラン「いいや?私に歯向かったからだよ。言わなかったっけ?全ての命は私のために存在するって」

まお「下がっていろ。以前は条件で見逃したが改めて伝え直そう。我も敵対するならば今度は見逃さんとは言ったはずだ」

フラン「だからさ、君達に用はないって言ってるじゃん。もしこれに文句が言えるのなら…君だけだよ、まなこちゃん」

まなこ「私…?えっ、でも…」

フラン「君でしょ?それをここまで連れてきたの。もし君がどうでもいいと言うなら明け渡してよ、それだけで君達に危害は加えないさ」

まなこ「断る!どんな理由があれ命を弄ぶような奴に渡さない!」

フラン「…。残念だよ、寿命がごっそり無くなるってどんな感じか味あわせるのはね」

光の弓が出現し狙い済ますフラン。その顔は天使のように優しさと悪魔のように邪悪さが同居していた。それを見てまなこは庇った

フラン「チェイスターゲット。デスストレート」

 

超高速、レールガンのような速度の矢は放たれた瞬間に着弾した。まおの出した右手に遮られて

 

フラン「…チッ」

まお「ヘタクソめ、通りすがりの魔王に当たるところだったではないか」

フラン「(やっぱりか、あの駄神め…。私を封印した時にカウンターを置き土産していきやがったな…)ふふっ、邪魔すんなって言っただろう?」

まお「口調が崩れておるぞ?いつもの余裕はどうした?」

フラン「…ならこうしようか、まなこちゃん。君とバトルして勝ったら見逃してあげよう。負けたのならそれは私の自由にさせてもらう。どうかな?」

まなこ「言うまでないよ、それでしか引かないなら…やってやるさ、今度こそ全うに勝たせてもらう!ただし!日時は一週間後!ルールは6VS6だ!」

フラン「構わないよ?その代わり私も全力でやらせてもらうから。じゃあね、一週間後にここに来るよ」

そう言い残してフランは影に消えていった

 

 

 

 

 

 

フラン「全員整列。一週間後にバトルすることになったよ、その前にみんなに紹介しなきゃね。新しいリモーディンズを…」

???「よろしく…」

フラン「一週間もあれば君の強化も完了できる。その時その古き名前を捨て、私から新しい名前をあげよう。そう…全ては君のために、そして君はその力をもって私のために、ふふ…あっはっは!!」

 

 

 

 

まお「あの冥王め…。いつか決着をつけてくれる…!それにしてもまなこよ、貴様料理が上手いな」

まなこ「まだまだだよ。旅の初めとか酷かったし」

フェルム「火の通ってない食材を喉に通すのは生き地獄だったよ」

スイカ「あまりに酷かったので私が教えました」

まお「しかしこの成長は素晴らしい。実を言うと我々地組唯一の欠点が料理ができる者が少ないことでな…」

まなこ「誰ができるの?」

MEXさん「私といっこんぞめさんぐらいですかね」

レジーナ「ワタシもイマース!」

シュトラ「レジーナはイタリアン料理だけでしょ」

まなこ「おとめさんは料理できないの?」

まお「おとめ、家庭科室が爆発した話をしてやれ」

まなこ「ごめん」

おとめ「い…いえ…。料理出来ないのは事実ですし…」

まお「その手の授業は全部免除されたレベルだ。才色兼備の優等生唯一の欠点とも言われていたな」

おとめ「申し訳ありません…」

まなこ「まぁまぁ、そこまででいいじゃん。ところでみんな今日の成果は?」

まお「その事なのだが他は続行としてなまあし、ひんじゃく、さらしくび、ばんごはんの四人は明日から組み手をしてもらう」

なまあし「くしゃみ?」

まなこ「くーみーて」

ひんじゃく「クミテ!!」

シュトラ「大変だね…」

まなこ「愛嬌はすごいんだけどね…」

まお「他も目標としては明後日から組み手だ、心して挑むように」

まなこ「そういえばひぐらしは?」

MEXさん「修行中ですよ」

まなこ「?」

MEXさん「さて、では寝る準備にでも…!」

空を掴んで岩壁に何かを叩きつけたMEXさん。それはひぐらしだった

まなこ「えっ!?えっ!?どういうこと!?」

MEXさん「ご本人の意思です。もみじさんに勝つために私に気取られずに一撃を加えるためのね」

ひぐらし「ど…どこらへんですかぁ…?」

MEXさん「まなこさんが旅初めの話をしたあたりですかね。さっきよりは良くなってます。今日はこれまで、ご飯を食べて明日に備えてください。では解散」

ひぐらし「ありがとうございましたです!」

まなこ「ひぐらし。無理はしちゃダメだよ」

ひぐらし「しませんです。まなこを悲しませたくはないですから」

まお「(人間との友情か…。見るぶんには悪くないものだな…)」

 

 

 

 

 

翌日…

 

 

ドラゴ「まなこ!みんな!修行ってことで来てもらったぜ!」

まなこ「しゅヴぁるさんにあるまさん…!」

あるま「修行ついでだ。小生らで良ければ力になろう」

まお「あるまよ、調整は済んだのか?」

あるま「小生は大方終わった。しらみつからはその都度連絡をもらい調整に行く形だ」

しゅヴぁる「先日はすまなかったな」

ひぐらし「いっ、いえっ!!私の修行不足でございますしっ!てゐ国歌劇団最強と名高いしゅヴぁるさんに気にかけていただくほどでは…!!」

しゅヴぁる「追い討ちのようで悪いがお前の力になりに来た。俺で良ければもみじの動きを真似て組み手の相手になろう」

ひぐらし「ふえっっ!?」

しゅヴぁる「元々もみじの格闘術は俺から教わったものの派生だ。少しでも力にならせてくれ」

ひぐらし「よ…よろこんで!!」

 

 

 

 

こうして、まなこたちは地組たちの元で地獄の一週間を越えていった。そして3日目の朝…

 

 

???「ん…ここは…」

まなこ「あっ!ようやく気が付いたんだね」

???「俺はいったい…」

まなこ「君は酷い奴に傷つけられて3日ぐらい眠っていたんだよ。私はまなこって言うんだ、よろしく」

シロウ(ウーラオス♂水)「俺はシロウだ。ありがとう、まなこ」

まなこ「君はどうして追われていたの?」

シロウ「…。俺は奴を追っていたんだ、奴は俺の大切な人を力で縛り付けた…!俺は彼女を救うために奴を追いかけたが返り討ちに合ってそこからは覚えていない…」

まなこ「たぶんその後すぐに私が見つけたんだと思う。奴の名前はフラン。君を差し出すように言ってきた、歯向かったから殺すってね…」

シロウ「俺を庇ったのか…!?どうして…」

まなこ「目の前で誰が殺されるところなんて私は見たくもないし認めない。絶対に、例えそれがなんの接点がなくても誰かを守ることに理由なんか要らないんだ」

シロウ「!!…久しぶりにそんなに熱い奴とであったよ…。君はトレーナーだな?」

まなこ「うん。まだ未熟だけどね」

シロウ「まなこ、俺を君のポケモンに、仲間にしてくれ。頼む」

まなこ「私で良ければ、でもその前に…フランを倒して君を渡さないようにする。そしたら一緒に行こう」

シロウ「あぁ!俺は君を信じる!」

 

 

 

 

 

ひぐらし「はあっ!」

MEXさん「まだまだです。残り3日ですよ!」

ひぐらし「はいっ!!ですぅ!!」

 

 

 

 

まお「やるではないかザードよ」

ザード「あなたの教え方が良いのですよ」

まお「世辞を言ってくれるな、ご覧の通りアフターケアは他に投げるタイプだ」

 

 

 

 

 

なまあし「がおーっ!!」

さらしくび「やーっ!」

 

 

 

 

ばんごはん「こうですかー?」

シュトラ「う、うん…(飲み込みが早すぎる…。応用をほぼ初見で成功させるとか…。やっぱりこの子達天才なんだ…それでいてセンスもいい…。唯一性格面が酷すぎるだけなんだ…)」

 

 

 

 

3日後…

 

 

 

 

 

 

フラン「やぁ、おはよう。約束通り来たよ」

まなこ「約束は、守るんだね」

フラン「もちろん。約束は大事だからね、みんな明日の予定だって来週の予定だってあるんだ。それを全うしてからでも…冥へ送るには遅くない…!」

ボールを構えるフラン。まなこもボールをそっと見て頷いた

まお「ルールの確認だ、形式はシングルバトル。6VS6、制限時間は無しとする。その他は公式ルールに準じること、両者とも良いな?」

まなこ「それでいいよ」

フラン「了解したよ」

まお「では試合!初めっ!!」

 

 

まなこ「行って!ザード!!」

フラン「アイゼン!!叩き伏せて!」

 

勢い良く飛び出した両者。ザードの跳び蹴りとアイゼンのパンチがぶつかり合い両者は距離を取った

アイゼン・ケンプファー(メタグロス)「マスター…ご指示はどうなされますか…」

フラン「しねんのずつき」

アイゼン「了解しました」

まなこ「ザード!じしん!!」

ザード「はぁっ!!」

しねんのずつきを放とうとしているアイゼンの足元が大きく揺れる。しかし効果抜群にも関わらずアイゼンは顔色一つ変えずにしねんのずつきを放つ

まなこ「受け止めて!」

指示通りあえてしねんのずつきを受けるザード。もちろんダメージこそ入ったがあまり効いていないようだった

フラン「直撃したはずなのに…。まさか…」

ザード「そのまさかだろうな。今の俺はスナヘビではない。サダイジャだ!」

力強く地面に踏ん張りをつけて飛び出すザード。進化したためか素早さも上がっておりフランは指示を出し遅れた

フラン「アイゼン!」

アイゼン「…」

だがじっとしているアイゼンではなかった。こちらに向かってきたザードを体と不相応な大きな腕で掴むと地面へ叩きつけ、そのまままなこの前まで投げ飛ばした

まなこ「ザード!大丈夫!?」

ザード「これくらいなんともない。さて…どうする?」

まなこ「とぐろをまくで!」

フラン「やらせないよ!バレットパンチ!」

まなこ「受け止めながらとぐろをまいて!」

砂で腕や体にとぐろを巻いていくザード。先制攻撃で殴りかかってきたアイゼンの腕を受け止めるとまなこは目付きを変えて指示を出す

まなこ「へびにらみ!!」

ザードの眼光を避けることが出来ず全身から火花が出始めるアイゼン。ザードは少々加減しながら小さな胴体を蹴り跳ばした

アイゼン「マスター…」

まなこ「その子ポケモンじゃないの…!?」

フラン「ポケモンだよ、ポケモンの中には身体が機械と同性質のものもいるんだよ(とはいっても機械に寄らせ過ぎたかな…。もう少し生体部分を増やす必要があるみたい…)」

フラン「アイゼン。相手を捕まえて」

アイゼン「了解しました…」

バチバチと火花を散らしながらザードへ向かうアイゼン。ザードとまなこはまたしても受け止める体制を取った

フラン「(馬鹿の一つ覚えみたいに同じことしかしないと思ったよ…)アイゼン。じばく」

まなこ「!!。ザード!!」

時既に遅くザードの腕を掴んだアイゼンは爆発した。爆煙の中からアイゼンはボロボロの状態でフランの前まで飛ばされてきた

フラン「お疲れ様。後で直してあげるからね」

一方ザードは防御をあげていたにも関わらずダウン。まなこを被害から守るために最後の抵抗として前に突っ張ったためまなこは無事だった

フラン「近すぎるよ?もっと離れなきゃ」

まなこ「こいつ…!」

ザードをボールに戻すとフランは待たずしてラフレイアを繰り出した。それを見てまなこはスイカを繰り出す

フラン「おやぁ?どうやらお互いに違う進化を選んだようだね」

ラフレイア(ラフレシア♀️)「ヴァ…ァァ…」

スイカ(キレイハナ♀️)「まなこ、ありがとうございます。約束を守ってくれて」

まなこ「あいつ(ラフレイア)が出たら戦わせてほしいってお願いだったでしょ?頑張ってね」

スイカ「もちろん…!」

フラン「タイプ相性ってもんがわかってないんだね、ラフレイアの花粉対策だろうが詰めが甘いよ!ヘドロばくだん!!」

花弁を模した帽子から周囲に手当たり次第にヘドロばくだんを撒き散らすラフレイア。スイカはそれをかわしながらラフレイアの顔面に技を放った!

スイカ「ベノムショック!!」

ラフレイア「!!」

フラン「ラフレイア!はかいこうせん!薙ぎ払え!!」

まなこ「スイカ!任せたよ!!」

スイカ「はい!!」

不規則なはかいこうせんを避けながらまたしても接近するスイカ。両手に光の剣を持ち、はかいこうせんの中を突っ切る!

フラン「っ!」

まなこ「今!ギガインパクト!!」

クロスに切り払い、ラフレイアはバタリと倒れた。スイカは振り向いてまなこに笑顔を見せた

フラン「ラフレイアが…負けた…?」

まなこ「見たか!フランチェスカ!!」

フラン「やるじゃないか…。これは私も徹底的にやってやるよ…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

まなこ「互角に渡り合う私とフラン。負けられない、その一心で私たちはいよいよフランを追い詰めた。そして決着の時、二つの相対する流派がぶつかる。一つ、容赦なき一撃、一撃の型。一つ、怒涛の連続技、連撃の型。戦う宿命になった二人は高みを目指し、学び、変わる!」

 

 

 

 

もみじ「次回!明日を変えるために!必ず勝って…!まなこ…、みんな…!」

 

 

 

 

 

ひぐらし「次回もみてくださいです。誰よりも今よりも強くなるんです…!」

 




お疲れ様でした。SVでのメインROMはバイオレットに決定しましたが両方買います。毎度のことですね、だって好きだもん








もみじ ガーディ→一時離脱中
ひぐらし ジメレオン
フェルム アオガラス
ズヴァイ トロッゴン
モルル バイウールー
スイカ クサイハナ→キレイハナ
アリサ スコルピ
エリー カジッチュ→タルップル
ザード スナヘビ→サダイジャ
タマゴ
なまあし ウオノラゴン
ひんじゃく パッチラゴン
さらしくび パッチルドン
ばんごはん ウオチルドン
ベニカ エンニュート
シーレイ ヒトツキ



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