誰かの話かもしれないしそうじゃないかもしれない物語
この作品は東方projectの二次創作です、解釈違いなどあったら申し訳ございません
私は 、何人も人を斬っていたんだよね
とはいえ、何人もと言っても正確に何人斬ったかなんて覚えていないし、学が無いので数えることも出来ないんだけどさ
それに私は、巷じゃ『殺人鬼』やら『人斬り小町』とか呼ばれ恐れられていたらしいね
最も、私からすれば仕事をしているだけでそんなふうに言われるとは思わなかったさ
斬ってくれって頼まれたから斬っただけなのにさ、バケモノの私には人の心はよく分からん
なに?「あたいにはお前さんは人にしか見えない」だって?
そう言われてもなぁ、生まれてから名前も貰えずにずっと刀を持たされて人を斬る事だけを教えられて
終いにゃ、罵られ石を投げられたんだ、そんな奴をバケモノと言わずしてなんて言うのさ
あーでもさ人斬り小町の
どんな風に書くのかは分からんが名前にするにはちょうど良さそうだ
笑わないでくれよ、私だってそんな柄じゃ無いのは知ってるよ
それでも自分の名前くらいは考えたってバチは当たらないだろ
「後悔してないのか?」って?
後悔ねぇ、あるんだよねとびっきりのが、笑わないで聞いてくれよ
あのな、ヒガンバナってのを見てみたかったんだ、赤い色のきれいな花らしいじゃないか
笑うなってさっき言ったっばっかりじゃないか
笑いながら謝られても困るからやめてくれ
船頭さんは、この仕事好きのかい?
いや何、ただの好奇心だよ
こう言っちゃなんだがこんな一日中舟を漕ぎ続けるのって退屈じゃないのかい?
「あたいとしては、あんたみたいなのが居るから退屈しない」ねぇ
でも、全員が全員私みたいな奴じゃないだろ
「そういう時は早く対岸に着けばいい」か
そんなものなのか、えらく適当なもんだね
ふと思ったんだが、まだ対岸には着かないのかい?
いや、急かしてる訳じゃないよただ思っただけ
なんでそんな変な目で私を見るのさ、私は何もしてないし何も知らないよ
もう岸に着いてしまったのか、楽しい時間はすぐ過ぎてしまうね
そうだ船頭さん、名前教えておくれよ
直ぐに忘れてしまうとはいえ聞いておきたいんだ
「
ありがとうねおのづかさん、また会うことは無いだろうけど
で、閻魔様、私は地獄行きなんでしょう?
理由はどうであれ人を殺したんですから
え?「地獄にも天国にも行けない」ってどういうこと?
確かに人を殺すことでしか生きられなかったんだとは思いますが
代わりに、仕事をしてもらうですか
いったいどんなことですか?どんなことでもやりますよ
はぁ、新たにできた世界で死神として働いてもらう?
それは構いませんが、いったいそこはどんなところなんですか
人外の理想郷ですか、それはとても楽しそうですね
それじゃあ、私の名前は...
あたいは今日も舟を漕ぐ、死者の話を聞きながらゆっくりゆっくり舟を漕ぐ
「死神はきょうも舟を漕ぐ」に影響を受けてこの作品を執筆しました
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