さぁさぁ皆さんお手を拝借。
 これより始まりますは一世一代の大演目。
 これは世界を救う物語。
 主演は彼女アイ・アスティン、そのお相手にアリス・カラー。
 文字通り世(・)界(・)を(・)賭(・)け(・)た(・)一幕にござい。
 さぁさぁ皆さんお手を拝借。
 生まれうるは永遠の楽園、永劫の地獄。
 これより世界はイルの園へと生まれ変わる。
 さぁさぁ皆さんお手を拝借。
 賽の目は投げられた、ついでに匙も投げられた。
 世界の行く末は、彼女たちとこの道化”イルへ君と”の手に委ねられました。
 さぁさぁ皆さんお手を拝借。
 楽しい楽しい観劇の幕は今上がる!
 みなさんこれを逃す手はないでしょう。
 世界はどう転んでも救われる。

 さぁさぁ皆さんお手を拝借、さぁさぁ皆さんお手を拝借!


1 / 1
神様のいない日曜日 ‐戯言の楽園‐

 のどかに、余りにものどかに流れていた日常が燃えていた。

 機織りのおばさんの家が燃えている、狩りの名人だと豪語するおじいさんの家が燃えている、村で一番立派な村長の家も燃えている。

 もちろん僕の家も燃えているし、ユズの家も燃えていた。

 後から聞いた話だけど、それらは全部ハンプニー・ハンバートという化け物がやったことらしい。

 結局村の中で生き残れた、いや現実を見よう、死(・)ん(・)で(・)い(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)のは僕とユズだけだ。

 その日、僕たちのエデンは儚くも燃え尽きた。

 

 それは僕が楽園を作る5年前の出来事で、神様が世界を捨ててから10年がたった時のことだった。

 

 

                ◆◆◆◆◆

 

 

 エデン、死者の谷、オルタス、ゴーラ学園、塔、墓守の生まれる場所、オスティア、魔女の森。

 人の願いの叶う場所。

 人の願いの集まる場所。

 人の願いが眠る場所。

 人の願いの……終わる場所。

 

 世界に散らばるいくつもの特異点。

 15年前には誰もが夢物語だと思っていたものたち。

 だけど望みは叶った。

 神様が叶えてくれた。

 それでも、神様は残酷だ。

 なぜ夢を叶えたのか、願いを聞き届けたのか、望みを認めたのか。

 この世界はすっかり正しく狂ってしまった。

 樹が年輪を刻むように、水が波紋を伝えるように、歯車が絡み合い回るように。

 この世界には狂気が満ちていく。

 それは確かに少しずつではあるけれど、世界は終わりへと向かってひた走る。

 

 だから僕は救うんだ。

 救いようがないこの世界を救うために、僕は楽園を作ることにした。

 この例えようもないほど美しく、例えようもないほどに愚かな世界を守るため、僕はもう一度楽園を作るんだ。

 夢に見た星は余りにも精緻な歯車だった。

 夢に見た星は余りにも醜悪な純愛に包まれていた。

 夢に見た星は余りにも植物が蔓延っていた。

 そして、夢に見た星は余りにも青く美しかった。

 

 この星にも結末を、救いを与えなくてはならない。

 その形がいかなものになろうとも、それは世界にとっての救いそのものだ。

 それでも人は自身にとっての最良の結末を願う。

 だからこそ僕は楽園を作ろう。

 誰もがただ笑って、静かに、のどかに、困ることなく過ごせる楽園を。

 

 

 

 さぁさぁ皆さんお手を拝借。

 これより始まりますは一世一代の大演目。

 これは世界を救う物語。

 主演は彼女アイ・アスティン、そのお相手にアリス・カラー。

 文字通り世(・)界(・)を(・)賭(・)け(・)た(・)一幕にござい。

 さぁさぁ皆さんお手を拝借。

 生まれうるは永遠の楽園、永劫の地獄。

 これより世界はイルの園へと生まれ変わる。

 さぁさぁ皆さんお手を拝借。

 賽の目は投げられた、ついでに匙も投げられた。

 世界の行く末は、彼女たちとこの道化”イルへ君と”の手に委ねられました。

 さぁさぁ皆さんお手を拝借。

 楽しい楽しい観劇の幕は今上がる!

 みなさんこれを逃す手はないでしょう。

 世界はどう転んでも救われる。

 

 さぁさぁ皆さんお手を拝借、さぁさぁ皆さんお手を拝借!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




主人公設定
アイと同じく死者に育てられた
生まれ自体は普通の人間
幼馴染であるユズとともにハンプニー・ハンバートに滅ぼされた村から逃げ出し生き延びる
自身の目の前で楽園である村が滅ぼされたこととそのあと5年ほど世界を見て回ることで世界を救おうと考える
世界を救うのに何をすればいいのかと考えて楽園を作ればいいのだという発想にたどり着く
その願いの強度ゆえにその時点で能力を得る
能力名は『戯言演劇(プランクシアターワールド)』
簡単に言うと世界を巻き込んだ茶番劇
世界に楽園を作るために、”楽園が最終的にできる”という結末の演劇を世界規模で展開している
主演として選ばれたのはもちろん原作主人公のお二人
茶番劇の主導者として自身を道化と称す
楽園の名前をイルの園としているので”イルへと君と至りたい”という意を込めて”イルへ君と”の名を名乗る
どこかの世界では訛って入江君人と呼ばれていたりもする

※以上は作者の戯言です

いかがだったでしょうか?

一発ネタ過ぎて続きが書けませぬ
一応ラスボスとして登場させてアイたちと戦わせても面白いかなぁと思うけど原作が最近迷走気味だからどういう風に書けばいいのかがわからないためにこんな感じに
やっぱり自分がどういう発想をしてこういうのを書いているのかいまいちよく理解できない
テーマ的には戯言と一つ上からの目線、そして狂気
世界を自分の望む方向へと動かすキャラってのを考えたらこうなった
結末の確定した過程の確定しない舞台を作る能力って普通にチートですよね
簡単に言うとキングクリムゾンですけど、あれと違って演者たちの能力の強度のほうが高ければ結末すらも変えられますからね、この場合は
結局は願いの強さが世界の在り様を決めるということですな
あとユズさんの設定は一応のヒロイン枠
アイたちの方に回ってもいいし主人公に殉じてもいい都合のいいキャラ付けですね
細かく考えると書きたくなってきちゃうので其の辺ぼやかしてみました

あ、あと入江さんはいりえきみひとさんなのでご注意を

感想批評評価批判文句質問疑問指摘推薦、荒らし以外のすべてを歓迎しております
それではそれでは


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。