元ホワイト鎮守府より、憎悪を込めて。   作:D535Rave

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響の忠告

 微睡んだ意識の中に、掃除機の轟音が入ってくる。

 枕に顔を(うず)め、深くため息をつく。

 狭い私室の隅に置かれた、薄く古びた布団。ツギハギがあり、少しカビ臭くもあるが、それでもこの鎮守府で唯一安心出来る場所なのである。

 抗いがたき睡魔との闘いに挫けそうになるが、今日は朝礼がある。起きなくてはならない。

 寝返りをし、ぼやけた視界で安物のデジタル時計を確認する。薄緑色からなる数字は、総員起こしから2時間も過ぎている事を表していた。

 

 瞬間、身体を跳ね起こす。

 この鎮守府での寝坊は死を意味する。(提督に限り)

 深夜まで仕事をしていたから、なんて言い訳は彼女らには通用しない。しかも今日の朝礼は、艦娘達が心待ちにしている元帥閣下の病状についてである。

 あわてて着替えようと時計から目を離す。すると、部屋の中に2人の艦娘が居ることに気が付いた。

 

 

「ドーブラェ ウートラ。よく眠れたかい、ねぼすけさん」

 

 

 古びた木の椅子に座った少女が、読みかけの本を閉じ、透き通るような声で語りかけてくる。

 不死鳥の二つ名を持つ駆逐艦、(ひびき)

 ブルーグレイの瞳を持つ、どこか儚げな雰囲気を感じさせる彼女。黒いニーソが彼女の美しい脚を静かに際立たせている。

 長い銀髪が朝日を反射してキラキラと輝く様は、まるで絵画の中に描かれた天使のような、この世の者とは思えない程美しい。

 

 

「あー! ダメじゃない起きちゃ!」

 

 

 ぼーっと響に見惚れていると、部屋に居たもう1人の艦娘、駆逐艦(いかづち)が、手にしていた掃除機を乱暴に置き、走り寄ってくる。

 響が呆れたように「雷が掃除機を乱雑にかけるから起きたんじゃないかな」と言い、小さくため息をつきながら読書を再開する。

 

 

「大丈夫? 熱とか上がってない?」

 

 

 彼女のひんやりとした指が額に触れる。そのまま手を上にずらした雷は、俺の頭を赤子をあやすように撫でる。

 

 

「昨日の夜に遠征から帰って来て、ちょっとお腹空いたかなーって思ってたら電がゼリー渡してくれて、誰から貰ったの? って聞いたら司令官の差し入れだって。嬉しかったわ! 司令官ってば私達にあまり興味が無いと思っていたもの!」

 

 

 雷が笑顔を咲かせながらまくしたてる。

 興味が無い振りをしていたのは、しないと迫害を受けるからだ。初めの頃は艦娘と交流を深めようと思っていたが、あまりにも強い拒絶をされ続けたので、関わらない方が双方のために良いと結論づけていた。

 

 

「それでお礼言おっかなーって執務室行ったら、ボロボロになりながら仕事してたじゃない! 声をかけようか迷ったけど、ほら、私達、あまり良い態度とってこなかったじゃない。無理してるのも、私達のせいなのかなって、それで、その、なかなか部屋に入れなくて……」

 

「雷があまりにも帰ってくるのが遅かったから、心配になってわたしも執務室に行ってね。入口でオロオロしてる雷を説得して、机に突っ伏して寝ている君をここに運び込んだという訳さ」

 

 

 なんとか昨日の分を終わらせたのは覚えているが、その先の記憶が無い。今こうして布団の中に居るのは2人のおかげだったのか。 

 お礼を言おうと口を開いた瞬間、雷が今までの笑顔が嘘のように、しゅんと顔を曇らせ、辛そうに喋りかける。

 

 

「あの、今まで冷たい態度とってきて、ごめんなさいね? 電や暁も、悪気は無いと思うの。ただ、司令官が代わったのが、あまりにも急なことだったから……」

 

「宮下元帥はわたし達にとって父親同然だったからね。我々駆逐艦にとっては特に……。わたしの方からも謝罪をさせてもらう。申し訳なかった」

 

 

 急にシリアスな感じになったことに困惑する。確かに今までの2人の態度は優しいとは言えないものだったが、理不尽な目や辛い目に合わされた事はないし、優秀な提督の後釜にこんなゴミが来たらそりゃ嫌悪感を抱くものだ。

 だが好意を伝えられるのは嬉しい。

 俺は今までの事を気にしていないということ、そしてこれからも慢心せず努力をして、いずれ艦娘全員の信頼を取り戻すことを2人に伝えた。

 

 

「ありがとう司令官! これからはたくさん頼っていいんだからね!」

 

「……ハラショー」

 

 

 軽く息を吐き、昨日元帥から言われた言葉を思い出す。君の努力は無駄にはならない。きっと艦娘達は着いてきてくれると。

 昨日はさっそく心が挫けそうだったが、血のにじむ思いで執務に励み、結果、2人の信頼を得ることができた。

 

 感情を表に出さないよう注意しつつ喜んでいると、雷に二度寝することを勧められる。確かにまだ7時であるし、もう少し寝たって……

 

 

「朝礼はッッッ!?」

 

 

 慢心しないとは何だったのか。忘れていたが今俺は寝坊しているのだ。

 自分でも驚く程の声が出た。すると、扉の向こうから「はわわっ!?」と可愛らしい悲鳴が聞こえた。

 扉の前に誰がいるのか気になったがそれを確認している時間は無い。慌てて布団から出ると、雷が右腕に抱きついてくる。柔らかい感触と、柑橘系の甘い匂いに頭が眩む。

 

 

「朝礼の必要は無いわ! 元帥の事なら、加賀さんが放送と掲示板で皆に伝えているから」

 

「非番の子らは殆どお見舞いに行ってるみたいだね。わたし達も後程、顔を出すつもりさ」

 

 

 加賀……お前……。この鎮守府においての俺の存在意義の無さに悲しくなった。だが首の皮一枚繋がったのは朗報である。

 

 響が本に栞をはさみ、それを椅子の上に置いて立ち上がる。何気ない所作の全てが煌びやかで、なおかつ美しい。

 

 

「2人とも。いつまで扉の前に居るつもりだい?」

 

 

 

 

 

 

 

 きしり、と錆び付いた蝶番(ちょうつがい)が音を上げる。

 おずおずと顔を出したのは、第六駆逐隊の長女と末っ子だった。

 2人ともあまり顔色が良くない。今まで俺を避けてきたことに対する罪悪感か、それとも俺への怯えか。

 おそらくは両方だろうな。1ヶ月間変わらなかった俺への評価が、そう簡単に変わるはずがない。

 2人とも何か喋ろうとしているものの、上手く言葉が出せない様子だ。

 彼女達の辛い表情を見るのはあまり気分の良いものでは無い。ここは俺が大人になるべきだ。なるべく穏やかな態度になるよう努めつつ喋りかける。

 

 

「おはよう、二人とも。こうやって話が出来て嬉しいよ。暁、ゼリーは口に合ったかい?」

 

 

 若干の胡散臭さを感じる。まぁ人との会話が上手かったらこんなことにはなってない。

 

 暁と呼ばれた少女が、赤面しながら答える。

 

 

「美味しかったわ。食べたのプリンだったけど……」

 

 

 暁が続ける。

 

 

「私たちのために、毎晩夜遅くまで働いてるって聞いたわ。今までごめんなさい。その、許してくれる?」

 

 

「許すも何も、最初っから怒ってない。昔から笑顔を見せるのが苦手でな」

 

 

 これは本心だ。孤独にも罵倒にも慣れ始めていたし、そもそも殆どの駆逐艦は怖がってはいるが暴力や悪口には参加していなかった。

 

 

「電も、どうだった?」

 

 

 うつむいたままの電に声をかける。昨日と同じように目に涙があふれているが、一人だけ声をかけないのもかわいそうだろう。

 他の三姉妹が心配そうに目線を送る。姉妹仲良いんだね君たち。

 

 電が小さい口を震えさせ、かすれ声になりながら話し始める。

 

 

「ほんとは、もっと早く、お話を、しようと、思ってたのです。新しい司令官が、私たちのために、頑張ってるってこと、知ってて」

「でも、怖くて、昨日も、頭がまっしろになっちゃって、嫌われてたらどうしようって、解体されたらどうしようって、それで」

 

 

 電の目から涙が零れる。過呼吸気味になりながら、それでも言葉を必死に出そうとしていた。

 

 艦娘は皆同じだと決めつけ、関わろうとしてこなかったツケがこれだ。俺は自分の浅はかさに愕然とする。もう少し俺に思いやりがあれば、電はこうして泣いてはいなかっただろう。

 

 しゃくりあげながら、謝罪の言葉を繰り返す電の前に、そっとしゃがみこむ。

 

 

「苦しませてしまってすまない、電。お前達のことを一緒くたにして捉えて、一人一人のことを見ようとしなかった。提督に有るまじき、最悪のミスだ」

 

 

 加えて、今後は艦娘達としっかり交流をとることを誓う。

 電の様に俺の事を心配している子がいるのかもしれないし、例え1人もいなくとも、何かしら関係を改善することは出来るはずだ。

 

 

 結局その後は、雷が作った朝食を食べて、少しばかり休憩を取る事にした。

 電の希望で、ぐすぐすと鼻を鳴らす彼女をそっとハグしたり、雷と一緒に暁の頭を撫でて弄ったりと、楽しく触れ合う事が出来たと思う。

 

 ぷんすこと怒る暁を宥めていると、響からの助言で、少しばかり仮眠を取る事になった。手をつけてない執務の方が気になったが、寝ている間に4人で書類を進めておいてくれるらしい。

 有難く好意に甘える事にする。善意を受け入れるのも、大切なコミュニケーションの1つの筈だ。

 薄れゆく意識の中で、着任1ヶ月にして初めてまともに艦娘と話をできた事に、強い達成感を覚える。

 ありがとう元帥さん……。ありがとうゼリー……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 久々によく眠れた気がする。数時間の睡眠だったが、かなりリラックスできたようだ。

 

 

 執務室に入り、椅子に座ると、響がそっと麦茶を置く。

 ありがとう。と軽くお礼を言い、一気に飲み干す。身体中に水分がしみ渡る。人に淹れてもらうお茶ってこんなに美味しいんだな。

 

 響が苦笑しながらおわかりを淹れてくれる。他3人の姿は無く、秘書艦専用の机の上に、響の青い帽子が置いてあった。

 

 

 軽くファイルに目を通す。俺が仮眠をとってる間に、優秀な秘書艦達がある程度書類をまとめてくれていたようだ。

 有難いことである。やはり秘書艦が居ると仕事の速さが段違いだ。

 

 

「他の3人は午後から演習任務だったか」

 

「そうだね。元帥のお見舞いは明日行くことにするよ」

 

 

 パタン。と冷蔵庫を閉めて、響が応える。

 

 こうやって会話が出来る喜び。人と喋るということはなんと幸福なことか。

 ひょんな思いつきで渡したゼリーから、ここまで関係の改善に繋がるとは。もしかしたら所謂、ハーレムとやらを築くことも出来るかもしれないな。

 内心で静かに笑う。辛い1ヶ月だったが、ここにきてようやく好調の兆しが見えてきた。

 

 

 

 

 

 

 パソコンの画面に、演習が終わった事を意味する通知が届く。

 もうそんな時間か。椅子を引き、窓の外から帰投する部隊を確認し、カーテンを閉める。

 

 不意に、響の視線を感じた。気付けば、執務室に広がっていたペンの走る音やキーボードの雑音が無くなっている。

 どうやら今日の仕事をあらかた終わらせてしまっていたようだ。

 

「今日はここまでにしよう。ありがとう響。日が昇ってる内に執務が終わるのなんて初めてだ」

 

 腕を伸ばし、首を鳴らしながら、机の前に立っている響にお礼を言う。 

 今日は4人に本当に助けられた。同時にコミュニケーションの大切さも改めて痛感する。

 傷つくのが怖くてなかなかして来なかったが、多少無理をしてでも艦娘と交流を深めていくべきだろう。

 

 響はかまわないさ、と言って机に背を向ける。

 スカートが翻り、美しい銀髪がぱっと広がる。透き通るような白い肌も含め、人間離れした容姿の良さだ。

 

 

 あまりにも綺麗で、美しい。周りの時が止まるような感覚に陥る。

 ふと俺の頭の中に、ある考えが浮かぶ。

 もっと響と話したい。

 

 

 気付けば声を出してしまっていた。

 

 

「響、よく働いてくれたお礼がしたい。良かったらこの後外食にでも……ッ!?」

 

 

 瞬間、俺の身体を寒気が襲う。加賀とは違ったベクトルの、凍てつくようなプレッシャーだ。

 

 

「ひび、き……?」

 

 

 絞り出すように声を出す。背を向けたままの彼女の服から、バチバチと赤い稲妻が走る。帽子の色が白へと変わり、目の前に立ってるのが少女だとは思えないほどの殺意に膝が笑う。

 響は、ブルーグレイの目に赤い残像を残しながら、ゆっくりと振り返る。

 直ぐに立てなくなった。俺は情けなくヘロヘロと絨毯の上にへたり込む。何とか声をあげようとしたが出来ない。パクパクと金魚の様に口を動かす。

 周りを大量の兵士、戦車に囲まれているような錯覚を覚える。耳鳴りと同時に、キャタピラの音やうなり声、おぞましい慟哭(どうこく)も聞こえた気がした。

 

 

「軍人でなかった君は知らないだろうが……わたしは嘗ての戦争で、大切な姉妹を先に亡くしている。電や雷、暁だけじゃない。沢山の死を見てきたんだ。守れなかった……仲間や……人の……」

 

 響は冷静に、諭すように語りかける。だが語尾は震えており、瞳の奥には確かな怒りを感じた。

 

「戦後ソ連の管理下で沈んだわたしは、当然ロシアの手によって建造されることになった。ロシアでの思い出も悪くは無いものだったが、わたしはどうしても昔の仲間達に会いたかった。喋りたかった。謝りたかった」

「その時に尽力してくれたのが宮下元帥なんだ。私だけじゃない。他の皆も司令官に大切な想いを抱いている」

「彼は誰も沈ませまいと、老体にも関わらず、懸命に深海棲艦や、時には大本営とも戦ってくれた。彼は常に艦娘の為に戦っていた」

「そこまでして、やっと、得られるのが、『信頼』なんだよ」

 

 

 大きく息を吸い、響は続ける。

 

 

「それなのに君はなんだい? ただでさえ能力が劣っているのに、1ヶ月間わたし達とまともに喋らない。艦娘だけじゃない、全国民の命を預かっている立場だというのにその自覚も無い。その上、少し仲良くなれたら色目を使うなんて……」

 

 

 赤い2つの残像が俺の目を捉える。目をそらす事は許さない。そんな意志を感じ取れた。

 

 

「わたしはまだ君を司令官だとは認めていない」

 

 

 身体のそこから恐怖が昇ってくるような、冷たい言葉だった。

 ああ、これが深海棲艦と戦う時の彼女達か、と半ば放心しながら憶える。

 

 響は苛立ちを滲ませながらため息を吐き、再度息を吸う。固く拳を握りしめ、美しい顔を強く歪めさせながら、最後の言葉を放つ。

 

 

 

「もし、これから大切なわたしの姉妹を泣かせる事があったら。もし、わたし達を沈めるような事があったら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前をギタギタのグチャグチャにして、(ふか)のエサにしてやるからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暫く動けなかった。長時間空きっぱなしだった口からは水分が抜け、喉が腫れるように痛く、強い渇きを感じる。

 ソファーに寄りかかるようにして起き上がり、すっかり温くなった麦茶を飲み干す。

 俺は何を勘違いしていたのだろう。この鎮守府に来る前も、俺が人に好かれるなんて無かったじゃないか。

 

 形容しがたい、恐ろしい体験であった。

 だが同時に、一抹の違和感を覚える。この鎮守府に所属する艦娘達の元帥に対する想いは、もはや信頼を超えて依存の域に入っている。

 このような危険な状態で戦果を上げ続けることなんて可能なのか? 

 元々優しい艦娘達が、元帥の怪我を心配する気持ちだけで、ここまで豹変するなんて事があるのだろうか。

 何より、扉を閉めた時の響の表情が忘れられない。

 

 何かに抗うような、辛く、悲しみに満ちた顔。

 

 もし、何らかの外部的要因により、彼女達の感情が操作されていたとしたら。

 

 首を振り、考えるのを止める。ただの思い過ごしかもしれない事に時間を費やしている場合では無い。

 せめて俺の利用価値が無くなるか、代わりの提督が見つかるまで、やるべき事をしなくては。

 

 今更ながらに、自分にのしかかっている、守るべきものの多さに手が震える。

 国家、文明、国民、資源、領土、そして艦娘。

 

 両頬を叩き、気持ちを入れ替えて、執務室を見渡す。

 響が座っていた秘書艦の机の上で、妖精がグラビアアイドルのような扇情的なポーズをとり、指をクイクイと折り曲げているのを見付ける。

 妖精を叩き落とし、その下にある丁寧にファイリングされた書類の中に、明らかに明石がオーバーワーク気味だ、という趣旨の報告書がある。

 

 執務室の外へ出たら、また艦娘からの冷たい視線に晒される事になるだろう。

 それがどうした。そんなもの放っておけばよい。俺は勢い良く執務室の扉を開けた。

 君は優しいよ響。ここまでされて気付けない提督なんぞ、普通はとっくに背後から撃たれている。

 

 

 

 しっかりとした足取りで、提督は工廠を目指した。

 




ここまで読んでくださってありがとうございます。以下本文とはあまり関係がないです。

前回はお気に入り登録や感想など、たくさんの反応がありとても嬉しかったです。感謝します。
舞い上がって、すぐ続きを書いてしまいました。これが創作の楽しさなんでしょうね。
その影響でボリュームが少なくなったことをお詫び申し上げます。

次回は少し遅れるかもしれません。
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