お気に入り、評価、感想、誤字脱字修正本当にありがとうございます!拙作ですが、まだまだお付き合いいただけると嬉しいです!
「真菰ちゃん、それは恋だよ!」
「こ、恋……?」
紫電が運び込まれた蝶屋敷にほど近い街の茶屋の中で、一際目立つ髪色の少女──甘露寺蜜璃が、正面の席に座る真菰にピンと立てた人差し指を向け、人懐っこい笑みを浮かべた。
対して真菰は困ったように笑い、「違う違う」と首を横に振ると、蜜璃はむぅと頬を膨らませた。
「殿方を想って『きゅん』とするなんて、恋以外の何物でもないわ!窮地に颯爽と現れて命を救ってくれた……。素敵な出逢いじゃない!」
「それはそうかも……しれないけど」
「街で逢瀬を楽しんで、その夜は保護者同伴でひとつ屋根の下……。親公認の仲と言っても過言ではないわ!」
自分の事のように楽しげに語る蜜璃。彼女はさすが、『恋の呼吸』の使い手だけあって、この手の話は大好物だ。
これでもかと言うほど机の皿に積まれた桜餅を頬張りながら、愛くるしい顔を綻ばせている。
そんな様子を眺めながら、真菰も団子を頬張った。
真菰にとって、蜜璃は一歳年上の先輩だ。歳が近く、同じ女性隊員という事も手伝って、仲良くなるのに時間は要さなかった。
彼女は炎の呼吸を習得していたらしく、現『炎柱』の煉獄杏寿郎の継子だったが、オリジナリティが強すぎて独立してしまったらしい。そこから短時間で新たな呼吸に派生させ我が物としているのだから、彼女がどれほど優れた剣士なのかは考えるまでも無い。
そんな蜜璃とばったり出会したのはつい先程。一ヶ月ほど会っていなかったので、積もる話もあるだろうと思い茶屋へと入った。
蜜璃が話し、真菰が聞き手に回る。蜜璃の話は面白いし、何より一緒に居て楽しい。やはり女の子同士でしか分かり合えないこともあるからだろう。紫電と一緒に居る時とはまた違った楽しさ。
(な、何でそこで紫電が出てくるんだろう……)
不意に思い浮かべた、同僚の姿。以前会ったのは何時だったか。数週間前にも遡らなければ、彼との記憶を掘り起こす事は出来なかった。
(元気にしてるかな)
紫電の事を考えたら、じんわりと胸の奥が温かくなって、途端に心臓が早鐘のように脈打つ。息苦しい筈なのに、どこか心地よい不思議な感覚。熱を帯びた頬を冷ます為にお冷を煽る。
そんな真菰の様子を見た蜜璃は悪戯ぽく笑った。
「真菰ちゃん、今紫電君のこと考えてたでしょ〜!」
「なっ、え……ちがっ………」
「あはは、隠さなくていいよお。何で真菰ちゃんはそんな頑なに恋って認めないのかしら」
「………」
真菰は自分でもこれが恋慕だということは、薄々理解していた。それでも認められないのは、きっと────。
「それよりも聞いた?紫電君、この前十二鬼月を倒したらしいのよ!」
「え!?初耳だよ」
蜜璃は基本話したがりなので、コロコロと話題が変わる。
「凄いわよねえ。もしかしたら柱になっちゃったりして」
「柱かぁ。なんだか、紫電が遠くに行っちゃうような気がするなぁ」
──柱。
鬼殺隊を支える最強の剣客に与えられる最高級の称号。全隊員の畏怖と敬意を集め、鬼との熾烈な闘争の最前線で刀を振るう半分人間をやめた超人達。
真菰自身、同じ鱗滝一門から『水柱』にまで登り詰めた冨岡義勇と何度か任務をこなしたことがあるし、『花柱』の胡蝶カナエとは入隊以来の仲で良くしてもらっている。共に人外じみた剣技の持ち主だ。真菰も将来有望な水の呼吸使いだが、義勇が水柱として君臨する限り、彼を押し退けて柱になるのは不可能だと考えている。
そんな傑物達の中に紫電が加わる────。
喜ばしい事だし、彼の実力からすれば妥当。けど、紫電との間に大きな隔たりができるような気がしてどこか寂しさを覚える。
「そうなったら紫電君、女の子から引く手数多になっちゃうよ。知ってる?紫電君って結構人気なのよ」
「そ、そうなんだ……」
「あのギャップが良いって人が多いのよねぇ。静かにしてたら顔はまあまあ整ってるし、将来有望だし、優しいし、何気にモテる要素持ってるのよね」
「……そう、だね」
「もたもたしてたら誰かに取られちゃうよ?」
壊滅的なネガティブ思考によって周囲の好意や期待にはとんと疎い紫電。そのおかげもあって彼に浮ついた話は無い。真菰が知らないだけかもしれないが。
紫電が、他の女の子と並んで歩いて、笑いあって、愛を囁き合って────。
そう考えただけで、胸の奥が疼く。いつもの甘い疼きでは無い。チクリと針で突き刺されたかのような痛み。酷い嫌悪感を覚える。
これは何か、あれか?嫉妬、というものだろうか?
ふつふつと身体の奥底から沸いて出てくる真っ黒な感情を抑え込むと、蜜璃に向き直る。
「そういう蜜璃ちゃんは、恋してるの?」
「私?えー、聞いちゃう?恥ずかしいなぁ〜」
紅潮した頬を掌で包みこみ、豊満な身体をくねくねと捩らせる。おのれ、何を食べたらそこまで大きくなるのか。捌倍か。捌倍食べればいいのか?
「私は皆に恋してるの!もちろん、真菰ちゃんにもきゅんきゅんしてるよ!」
「えぇ……」
期待していた答えとは大きくかけ離れたものだったため、肩透かしを食らう真菰。まあそれも彼女らしいといえばそれまでなのだが。
「やっぱり女の子同士でお喋りするのは楽しいわね。今度はカナエさんやしのぶちゃんも誘ってみましょう?」
「いいね。女子会ってやつだね」
ふふ、と笑い合う二人の美少女。二人が座るテーブル席だけ空間が切り取られたかのような華やかさだ。一頻り会話に花を咲かせた後、勘定を済ませて店を出る。蜜璃の食べた桜餅の値段がとんでもなかったが、もう慣れっこだ。
「それじゃあ私は任務があるから行くね。今紫電君は蝶屋敷に居るらしいから、お見舞いの品でも持って行ってあげたら喜ぶんじゃないかな?」
「そうしようかな。ありがとう蜜璃ちゃん。任務、気をつけてね」
後ろ髪を引かれる思いで駆け出した蜜璃を見送った真菰は、「はぁぅ」と息を吐き出す。
「恋……かぁ………」
鱗滝の想いを継ぐと決意してから、自分とは縁がないと思っていたが。
お見舞いに来たと言えば、逢いに行く口実になるかな、なんて。無意識の内に思っている時点で、答えなんて一つだろうに。
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「………ん、んん……」
目が覚めた。
全身を覆う倦怠感。起き上がるのが億劫で、目線だけで周囲を探る。真っ白い天井。窓。棚に陳列する薬品。ふかふかの布団。ベッドの上に仰向けで寝転がっている。
紫電は寝ぼけた頭をようやく回転させた。
「病院……か……?」
気だるさを押しやり、重い身体を起こそうと全身に力を入れるが。
「いててててッ!?はっ、そうか、俺全身穴だらけだった………。ゲホゲホ!痛い……!?肺が痛い……うっ」
十二鬼月下弦の弍の鬼との戦闘で深手を負った事を思い出し、患部をさする。丁寧に包帯が巻かれていて、治療が施されていた。
鬼の頸を斬ったのを確認した後からの記憶が無い。恐らく疲労と貧血でぶっ倒れたのだろう。誰がここまで運んで来てくれたのだろうか。
「あっ、目が覚めたのね。よかった」
扉が開く音と同時に、女性の声が耳に入った。顔を向けると、朗らかな笑みを携えた女性の姿が。美しい。ただその一言に尽きる。
端正な顔立ちはさることながら、仕草、挙動からひしひしと感じる上品さ。印象的な蝶の髪飾りに、蝶を模したと思われる艶やかな羽織。大和撫子然とした、大人の女性。
「あなたは……」
「私は胡蝶カナエ。鬼殺隊『花柱』です」
「柱……。は、柱ぁ!?そんなお方が何で俺なんかのお見舞いに………?」
仰々しく驚いて見せる紫電にカナエはくすりと笑い、歩を進めて紫電のベッドの脇にある椅子に座った。
「ここは蝶屋敷。怪我した隊員を治療する施設です。私はその責任者なの」
「なるほど……」
「酷い怪我だったのよ?もう少し治療が遅れてたら失血死しててもおかしくないくらいだったんだから。何でその状態で戦えてたのか不思議でしょうがないもの」
「あはは、俺もそう思います……」
本当に不思議だ。あの戦闘で紫電は自分の中の壁を一つ超えたかのような感覚を味わったが、それが何なのかいまいちよく分からない。恐らくはあの『超集中状態』────言うなれば、『超全集中の呼吸』。一時的にだが、身体能力と判断処理能力が爆発的に向上した。代償として肺を痛めたのだろう。浅く呼吸をしながら、気丈に笑って見せる。
「ともあれ、あなたは十二鬼月を倒した。これは凄いことなのよ?多分、一ヶ月後の柱合会議に参加してもらうことになるわ」
「怪我も全治一ヶ月よ」と付け加えたカナエは、そっと紫電の頭を撫でる。
「よく頑張ったわね」
その声が、顔が。記憶の奥底に眠る誰かにそっくりだった。
『よく頑張ったね、紫電』
「……姉さん」
「えっ?」
「あ……えっと………」
「ふふ。良いわよ。私の事お姉ちゃんって呼んでも!」
ああ、やってしまったと紫電は頬を染め、布団の中に潜り込んだ。
「姉さん、そいつ起きた?」
「こら、しのぶ。そいつ呼ばわりしないの」
「いいでしょ。同い年なんだから」
「同じ年……?あれ、でも君は最終選別の時に居なかったような……?」
新たに現れた少女──しのぶ。ふんわりとした柔らかな笑みを浮かべるカナエとは対照的でどこか不機嫌そうだ。
姉妹なのだろう。顔立ちがよく似ている。
「あなた達より一年早く鬼殺隊に入ったのよ。まあ、今回の十二鬼月の討伐で階級は抜かされちゃうだろうけど」
「それどころか、柱になっちゃうかもしれないわよ。楽しみね!」
美人姉妹の談笑。見ているだけで癒されるのだが、紫電の目はしのぶが持ってきたトレーの上にある注射器に釘付けとなった。
視線に気づいたのだろう。しのぶが「ああ、あれね」と注射器を掴む。
「鬼の血で作られた剣が刺さったって聞いたから、一応ね。万が一があってからじゃ遅いし」
「え、もしかしてそれ、俺に刺すの?」
「?ええ。そうだけど」
「ひぃっ」
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「来ちゃった……」
蜜璃と別れた後、お見舞いのみたらし団子を手に提げて蝶屋敷へと訪れた真菰。別に紫電に逢いたいから来たわけでは無い。ただ……そう、お見舞いと労い。十二鬼月を倒したのだ。快挙だ。そのお祝い。うん、そうだ。会いたいわけじゃないのだ。
うん、と頷き呼吸を整える。
蝶屋敷は基本、鬼殺隊員にはオープンだ。、屋敷の主たるカナエやしのぶと仲が良い真菰ならば友人の家に遊びに行く感覚で訪れることができる。
そうだ。紫電の為じゃない。お団子だって、カナエやしのぶ、そしてカナヲの分も買ったんだから。
玄関口の鏡で身なりを整える。おかしいところはないか。清潔か。髪型は崩れていないか。いや、別に紫電に良く見られたいわけじゃない。繰り返し言うが、紫電の為じゃない。
ほんの少しだけ座りの悪かった狐の面の位置を元通りにした、
「よしっ」
長い廊下の先に医務室はある。何度か蝶屋敷を利用したことがあるので部屋の見取り図はバッチリだ。
(紫電と会うの、久しぶりだな。何から話せばいいんだろう)
いざ会うとなったら、緊張からか、上手く喋ることが出来ない。
(おめでとう?ううん、紫電は怪我してるんだし、まずは大丈夫?うーん、それとも……)
あれこれ考えている内に、目的の部屋の前まで来てしまった。この扉一枚隔てた向こう側に紫電は居る。
(わ、わ、わ……どうしよう、何て言おう……!もっと考えを整理してから来ればよかった……っ)
しかしそんな後悔は、真菰を悩ませていた張本人の絶叫によって掻き消されることとなる。
「……と、取り敢えずは────」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!殺されるッ!!胡蝶しのぶに殺されるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!?」
「やかましいわね!男クセに注射の一本くらいで喚かないでよ!」
「やだぁぁぁぁぁ!!絶対痛い!それ絶対痛いもん!!」
「一瞬だけよ!さあ、早く腕を出しなさい!」
「鬼ッ!胡蝶しのぶの鬼ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「あらあらぁ」
「………元気そうでよかった」
遠い過去でも懐かしむかのように目を細めて虚空を眺める真菰。
先ほどまでの緊張や焦りは忘却の彼方。ごく自然な動作で扉を開けて部屋へと入った。
「カナエさん、しのぶちゃん、お邪魔しまーす。しでーん、大丈夫?」
間延びした挨拶で部屋に足を踏み入れると、紫電としのぶがお互いの手首を握り、注射をさせまい、注射をさせろと取っ組み合いになっていた。
真菰の存在にいち早く気づいた紫電は、その紫色の瞳に涙をいっぱいに溜めて真菰に助けを求める。
「真菰ちゃん!?真菰ちゃん助けてよぉ!胡蝶しのぶが俺の事殺そうとするんだよぅ!」
「あ、真菰。久しぶりね。早速で悪いんだけど、この馬鹿を抑え込むの手伝ってくれない?」
「あー……うん、そうだね」
「真菰ちゃん!?」
助けを求めた真菰に裏切られた紫電はさらに滂沱の涙を流すと、しのぶの手を振り払ってベッドを立ち上がり、扉の前に立つ真菰の背中に隠れた。
「胡蝶しのぶ怖い!」
「このっ……!ヘタレ男!」
「紫電……、もしかして、いや……もしかしなくても、注射が怖いの?」
「そう!そうなの注射怖いの!小さい時に痛かったのがトラウマでね。おまけにこの前戦った鬼も剣を刺してくる血鬼術だったから余計怖いの!真菰ちゃん助けて!」
この歳にもなって注射が怖い事を恥ずかしげもなく堂々と宣言出来るのは恐らく紫電だけだろう。
けれど、そんな様子が仔犬のようで可愛いと思ってしまった自分が怖い。母性というのだろうか、これは。なんだか無性に守ってあげたくなる。
「はぁ〜……。姉さん、ホントにこんなのが十二鬼月を倒したの?」
「ええ、そうよ。紫電くん、剣を握ったら凄いらしいのよ。この前宇髄さんが「ありゃぁ中々派手な剣士だぜ。顔は地味だがな!」って」
「サラッと容姿を悪く言われてる!?」
しのぶの訝しげな視線が痛い。紫電とて、なぜ十二鬼月を倒せたのか不思議でしょうがないのだから。
ともあれ。
「注射、いや!絶対!」
「駄々をこねないでよ!子供じゃあるまいし!」
「……紫電、注射頑張ろう?ほら、私が一緒だから」
「……真菰ちゃん」
涙目の紫電に真菰が笑いかける。すると紫電はこくりと頷いた。しのぶの前に座り込むと、その隣にそっと真菰が寄り添う。
「真菰ちゃんには心を開いてるのね、紫電くんは」
「イチャイチャするなら他所でやりなさいよ!」
「い、いちゃいちゃ!?そんなつもり……私……」
赤面する真菰。恥ずかしさからか、紫電からほんの少しだけ距離を取る。チラリと紫電を横目で窺うと、紫電も真菰を見ていたらしく、視線が交錯する。お互い恥ずかしくなって、同時にぷいと目を逸らした。
そんな初々しい恋人のようなやり取りを見て、カナエは口から砂糖を吐き出し、しのぶは苛立ちからか、注射器を叩き付けるようにして紫電の腕に突き刺した。
「他所でやれ!」
「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
(煩いなぁ。でも元気そうでよかったよ)
相変わらずの紫電に安堵した真菰は短く息を吐き出す。
「恋の予感ね!蜜璃ちゃんに報告よ!」と息巻いたカナエは部屋から飛び出した。
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「……さて。柱合会議を一ヶ月後に控えた中でのこの臨時柱合会議……。多忙の中の参加、感謝する」
「御託はいいぜェ、悲鳴嶼さんよォ」
「そうだ。その通りだ。俺は暇じゃないんでな。手短に話してくれ」
「まあそう言うな伊黒!新たな柱の誕生を共に祝おう!」
「入隊して半年で十二鬼月を倒すなんてな。初めて任務をした時から勘づいてはいたが、やっぱり桑島はド派手な剣士だぜ」
「………」
「あら?冨岡くん、今日は機嫌が良さそうね」
鬼殺隊を支える七人の柱達は、『岩柱』悲鳴嶼行冥の屋敷に集まっていた。議題はもちろん、先日十二鬼月を討伐した桑島紫電について。
「皆からの異論がなければ、桑島紫電を『鳴柱』として認めることとなる。お館様も決定は我らに一任すると」
「私はもちろん賛成よ」
「同じく賛成だ!桑島少年の剣技はまさに雷の如し!欲を言えば継子にしたい!!」
「派手に賛成だ。何なら俺が鍛えてやってもいいぜ。そりゃあもう派手派手にな」
「俺はどっちでもいいがな。まあ、柱の数が増えるという事は割り振られる負担も減ると言うことだし、好きにするといい」
「………、…………………、いいぞ」
ぐるり、と全員の顔を盲目の瞳で眺める。その視線が最後に行き着いたのは、唯一声を上げなかった『風柱』不死川実弥。
「別に反対じゃぁねぇよ。定められた条件を達成したんだァ。柱にでもなんでもなりゃぁいい。が……」
「何が不満なんだ?」
「やっぱり実力が伴っていないと同じ柱として認められねェ」
「………と、言うと?」
ひゅう、と。実弥から漏れた闘争心が空気を撫で、風が逆巻いたかのような錯覚を覚える。
「桑島紫電の実力を見極めてェ。その許可を貰いにお館様の所に行く」
(今更)作者による超ウルトラスーパーざっくり人物裏設定的な。
若干今後のネタばらし有り。
ご覧になりたくない方はスルーしてください。
・桑島紫電
眠らない善逸。賛否両論あるのは主人公像を思い付いた時にある程度予想はついてた。何で善逸に寄せたかというと、善逸が入隊してきた時に、変わり果てた紫電が煩い善逸を過去の自分に重ね合わせ「俺みたいになるなよ」というやり取りがしたかったから。そこまでたどり着く気力があるか分からない。
気になる能力ですが、総じて獪岳の上位互換。純戦闘能力は高いけど、爆発的なものは今のところ無い。善逸と獪岳は紫電に勝る何かを身につける予定なので、兄弟子の面目丸潰れになっちゃうかも。
・真菰
可愛い。天使。女神。結婚したい。文句なしぶっちぎりヒロイン。原作での出番が少なく、あまり口調と人物像が掴めていなかったけど、読者様からは結構好評だったので安心しました。とにかく何させても可愛い。書いてて楽しい。目指せ鴛鴦夫婦()
・胡蝶しのぶ
カナエさん生存時代の人となりがあまり分からない。でも可愛い。ちなみにこの世界にぎゆしのは恐らく存在しない。今後の展開次第で立ち位置が大きく変わる可能性大。幸せになって欲しい。
・胡蝶カナエ
恐らく読者様の一番の心配事がカナエさんが生存するのか否かだと思います。未だに決めかねております。彼女がどのような運命を迎えるのか、例えどのような結末になっても、温かい目で見てくださぁぁぁい!とりあえず可愛いから幸せになって欲しい。
・黒死牟
お労しい兄上。紫電からの想いの丈(殺意)は真菰ちゃん以上の愛され(殺意)キャラ。チート性能すぎて紫電くんに勝ち目は無い。痣出ても勝ち筋が浮かばないので、どうやって倒そうか悩んでます。ああ、お労しい……。愛の力でどうにかならないかな()
・童磨
ほのぼの回の最後らへんに現れては読者を絶望のどん底にたたき落とすクソ教祖。ボッコボコにしてやりたいけど、チート性能すぎて勝ち筋が見えない。今作は童磨戦がターニングポイントになるかもしれない。
以上です。
次は没案集的なの出すかもです。
好評なら書くかも……?