大正の空に轟け   作:エミュー

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随分と駆け足です。
原作開始までもう暫く慌ただしく進みますがご容赦くださいませ!


拾肆話 生まれた意味とか、生きる意味とか

紫電が『鳴柱』となり、三月が経過した。

最初こそ躓いてしまったものの、カナエや義勇、その他の柱の面々の協力のお陰でようやく胸を張って『鳴柱』だと宣言できるようになった。

 

とは言っても、やはり鬼殺隊の中枢、幹部である柱の業務内容は過酷なもので、ただ鬼を狩っているだけでよかった平隊員時代とは違い、担当区域内での鬼の討伐報告や出現情報の共有、隊員の増減の管理、加えて己の剣の鍛錬などなど────。やるべき事が多すぎて紫電が鬼になってしまいそうな勢いだ。それも労働の鬼に。

 

やはり柱を司る人間は人間の範疇に留めておいていい存在では無いのだと改めて思う。

いや、自分は人間だけども。

 

「カァ!紫電!屋敷ガ完成シタラシイゾ!」

「ホント!?やったぁ!」

 

任務を終え、昼前の街の往来を眺めながら茶屋で団子を頬張っていた紫電の元に、相棒の鴉が騒がしく伝達するのは、自分の管轄する地域内に建てられた柱専用の屋敷の完成報告。お館様の計らいによって腕の立つ大工が紫電が望む通りに設計してくれたらしい。

さしずめ『鳴屋敷』と言ったところか。

 

「改めてお館様の人脈の広さと資金力には恐れ入るよねぇ……。実は裏で日本の政治を糸引いてるんじゃないの……?」

「ソンナ事ハ無イガ……気持チハ分カルゾ」

 

驚異的な人心掌握能力とカリスマ性、元来の人格者としての振る舞いから、日本を影で操っているのではないかと思ってしまう。

耀哉が政界に参入したならば、人類史の中でも最高峰を争う指導者になれるだろう。民に寄り添い、国民皆が足並みを揃えて手を取り合う世界────耀哉ならば実現させることができるのではないだろうか。

現に鬼殺隊は耀哉の人格と柱の驚異的な鬼殺によって成り立っている節がある。柱の面々が「最近の隊士の質は悪い!」と愚痴を零しているのにも、鬼殺隊の内情を深く知った今ならば頷ける。

耀哉がいなければ、柱の数がこれ以上減れば、鬼殺隊は今回こそ壊滅しかねない。

 

若き隊士の育成、鬼殺隊全体の練度の底上げが必要不可欠。しかし柱は多忙を極めており、中々時間を割いて隊員の指導に当たるのは難しい。ならば継子を、と言いたい所だが、そもそも柱が直接指導をしたいと思える程の実力を持った隊士が居ないのが現状だ。強いて挙げれば真菰や蜜璃、次点でしのぶといった辺りか。何とも情けない話だ。

 

「鬼殺隊の女の子って皆強くて素敵だよねぇ。特に真菰ちゃんとか真菰ちゃんとか真菰ちゃんとかさぁ」

「真菰バッカリジャネーカ」

「はぁ、真菰ちゃんって本当に可愛いよねぇ。可愛いし強いし優しいし最強だよ。カナエさんじゃないけどさ、可愛いは正義ってはっきり分かるよね」

 

それ、本人の前で言ってやれよ。

心中で呟いた鴉だったが、紫電はそういう方面にはとんと疎い。精神年齢が幼いのか、単なる鈍感なのか、はたまた両方なのか。とりあえず前者であることは間違いないだろう。

まあ、本人の前で言ってしまえば彼女が卒倒しそうな気がしなくもない。ここは時間の経過に任せて、静かに二人を見守ろうと決めた鴉。

 

「さて、腹も膨れたし、新居に帰ろう鴉くん」

「カァー!」

 

団子を咀嚼しきった紫電は勢いよく立ち上がると、脇に置いていた日輪刀を腰に刺して軽やかに駆け出した。

 

 

 

鳴屋敷。紫電の新たな新居。

 

「いやぁ、落ち着くなぁ」

「……コレ、実家ト同ジ造リダヨナ?」

「よく気づいたね鴉くん!その通りだよ!」

 

新居に帰ってきた紫電と鴉は、縁側で足を放り投げて座っていた。

新居────とは言ったものの、紫電がお館様に依頼したのは祖父である慈悟郎と共に生活をしていた実家と同じ造りの一軒家。山を少しだけ降りれば街が広がっている。鍛錬場所も確保できるし、買い物にも困らない。担当地域のほぼ中心部に位置するため、突然の任務にも対応しやすい。

 

「お館様には感謝だよ。足を向けて寝れないねぇ」

「寝相悪イモンナオ前」

 

なんて、相棒と雑談を交わしている内に日は暮れ、やがて夜の静寂が訪れる。

今日は特段任務が舞い込んでくる事は無く、担当警備地域の哨戒だけで良さそうだ。

 

「それじゃあ行こうかな。今日も頼むね?」

「カァー!任セロ紫電!」

 

漆黒の羽織に散りばめられた黄色い三角模様が夜闇の中で跳ねて踊る。今宵も月が淡く世界を照らし出していた。

 

 

 

 

 

 

 

###

 

 

 

 

 

当然、夜の闇の中を駆け回るのは柱だけではない。

柱以下、一般隊員も今日も今日とて漆黒の中で戦っているのだ。

真菰も、当然その内の一人だった。

 

紫電の警備担当地域内のとある山の中を疾走する彼女は、僅かな手掛かりの下、鬼を探していた。

 

「目撃情報が少なすぎるよ……。こんな広大な山の中を探せだなんて、一晩じゃ無理かもしれないよ?」

「カァー!デキル!真菰ナラデキル!カァーーーー!」

「何を根拠に………」

 

今回の任務は人里離れた山奥で鴉が目撃したとされる鬼の討伐。なぜあまりにも情報が少なく、且つ優先度合いが低い任務が真菰に舞い込んできたというと、単純に紫電の担当する地域の鬼の数が少ないからだ。柱の業務に慣れるまで担当地域を狭め、通常より多めに隊員を配置した結果の産物である。この調子ならあと数日で警備地域を広げる事ができるだろう。

 

暫く走り回っても鬼を見つけることができなかった真菰は、適当な木の幹に背を預け、休息を取っていた。

 

そんな折に、鬼は突然現れた。

 

「鬼狩りさん、こんばんは」

「────!!」

 

まるで、久しぶりに知人に会ったかのような馴れ馴れしさで声をかけてきた鬼を見るや、真菰はすぐさま日輪刀を抜き放ち構える。

 

「まあまあ、私は戦うつもりはありません」

「信用できないよ」

「鬼ですからね、私」

 

両手を上げて戦う意思は無いと主張する鬼の女性。自分と同じくらいの歳だろうか。随分と若い。

 

「少しお話しませんか?」

「鬼と話すことなんてないよ。私はあなたの首を斬る」

「そうおっしゃらずに。せっかくの可愛いお顔が殺気で台無しですよ?」

「余計なお世話。もう御託はいいから────」

「────空っぽなんですね、あなた」

「………え?」

 

鬼の女性が嘲笑うかのように発した声は、やけに胸の奥に深々と突き刺さった。柄を握った手が微かに震えている。

 

「私の血鬼術は『視界に入った人間の過去を覗く』事ができまして。今の間にあなたの過去を見させてもらいました」

「私の……過去………」

「孤児、だったんですね」

 

脳裏に稲妻が迸るかのような衝撃を覚えた。

鱗滝に引き取られる前の記憶。何も無い、色褪せた灰色の暗い記憶の扉が今、再び開かれてしまった。

 

「なぜ生まれてきたのか。何のために生まれてきたのか。どうして生きるのか。あなたは分からないんですね」

「………うるさい」

「だから、剣の師匠の意思を継いでいるフリをしてる」

「……うるさいって、言ってる」

「そうしないとあなたの存在価値なんてないから。だから戦っているんでしょう?兄弟子の分まで。師匠の分までと。でも本当は違う。あなたは空っぽだからそうするしかないんでしょう?」

「私は……私は────!」

 

鱗滝に救われて以来、真菰の人生はようやく色付いた。

生きる意味を見つけた気がした。自分の生まれてきた理由を得た気がした。鱗滝の分まで。死んでいった兄弟子達の分まで戦えば、きっとこの胸の靄が無くなると、思っていたのに。

 

どれだけ鬼を斬っても、斬っても、斬っても斬っても斬っても斬っても、靄は晴れない。

答えなんて分かっていたのに。なんで自分は満たされないのか、なんで虚ろなのか。

自分には何も無いからだ。生まれた意味など無い。生きる意味など無い。本当にしたいことが分からない。空っぽだから。

 

「図星ですか?」

「うるさい──────!」

 

水の呼吸 肆ノ型『打ち潮』

 

怒りに任せて振るった荒波の如き横薙ぎは、寸分違わず鬼の頸を空へと斬り飛ばした。

 

「私は────私、は、何の……ために………」

 

虚ろな眼差しで天を仰ぐと、遠くの空に浮かぶ月が滲んで見えた。頬を伝う涙が、やけに冷たかった。

 

空っぽな自分を誤魔化す為に始めた鬼殺。鱗滝の教えを守れば、ほんの少しだけ満たされているような気がした。しのぶや蜜璃、カナエやカナヲと一緒に居る時は、ほんの少しだけ満たされているような気がした。

紫電と一緒に居る時は、紫電の事を想っている時は、甘くて苦い心地いい感情で満たされているような気がした。

 

『気がした』。

 

どうしても拭いきれない過去への劣等感と、空っぽな人間だと知られたくない思いと、好きだという気持ちがごちゃ混ぜになって、自分が何なのか分からなくなった。

 

何のために生まれて、生きて、死ぬのか。

自分は、無意味な人間なのか。

 

鬼に心を看破され、真菰に覆い被さる深い闇。

 

「………真菰ちゃん?」

 

そんな闇を斬り裂く紫色の雷が轟いたような錯覚を覚え、前を見遣る。そこに立っていたのは────。

 

「………紫電」

 

一番、会いたい人。一番、会いたくなかった人。

桑島紫電、その人が、今まさに眼前で立ち尽くしている。

 

「真菰ちゃんどうしたの?泣いてるの?もしかして怪我したとか!?」

「こ、こっち来ないで………ッ」

 

手の甲で涙を拭い、紫電に背を向けて駆け出す真菰。

心が不安定な状態で彼に会いたくなかった。空っぽな自分を知られたくなかった。紫電に嫌われたくないから、真菰は逃げ出した。

 

真夜中の山の中を駆ける。

自慢の速力を最大限発揮し、後方で心配そうに声をあげる紫電を大きく引き離した。さしもの紫電もこれだけ距離を離されれば追いつくことはできないだろう────否、それは慢心だった。

 

「真菰ちゃんっ」

「きゃっ……!?」

 

右手を掴まれ、真菰の足がようやく止まる。

振り返ると、心底心配そうに眉を寄せる紫電の姿があった。

 

なんで追いついてこれたのか。

愚問であった。速力に全振りしたかのような雷の呼吸使い────その、この世代最強の剣士のスピードに勝てる道理など無いのだ。

 

繋がれた手を振り払うと、真菰は紫電から少し距離を取った。

悲しそうな顔をする紫電に、真菰の胸は締め付けられるように痛んだ。

信頼する仲間から拒絶にも似た仕打ち。真菰だって、紫電に同じ事をされたら心が痛む。それを、一番傷つけたくない人にしてしまった。

 

「どうしたの、真菰ちゃん……」

「……っ、どうもしてないよ」

「うそ。だって真菰ちゃん泣いてるし……」

「放っておいて。今は、一人になりたい気分なの」

「だったら、尚更放っておけないよ」

 

紫電が一歩近づいてくる度に、真菰は一歩退く。

 

「………」

「………」

「……………、………」

「…………!……………」

 

何度かそんなやり取りを繰り返している内に、とん、と真菰の背中に木の幹がぶつかる。これ以上は退けない。逃げれない。

真菰の前に立った紫電は、やれやれ、といった様子で息を吐き出した。これでようやく話せる。

 

「なんだか今日の真菰ちゃん、様子がおかしいよ。何かあったの?確か、鴉が目撃した鬼の討伐だったよね?」

「うん………。ほんとに何でもないの。紫電が気にするようなことは、何もないから」

「真菰ちゃん。俺には話したくない?」

「────!」

 

その言葉に妙な既視感を覚え、真菰の双眸が微かに見開かれた。

いつか、真菰が紫電に言ったこと────。

 

「俺には話せないこと?」

「………紫電の、いじわる」

「ごめんね。こうでもしないと話してくれそうにないからさ」

 

悪戯っぽく笑う紫電の顔がやけに色っぽく見えて、不覚にも真菰の心臓は飛び跳ねた。

ようやく観念した真菰は深呼吸して気持ちを整える。

 

「……私、空っぽなの」

 

ポツリ、と零した呟きは夜空へと溶けて消えていった。

 

「前にね、紫電に偉そうに信じる道がどうとか、言ったじゃない?あれ、全部私の言葉じゃないの」

 

鱗滝の言葉を借りただけに過ぎない。なのに、あんなにも偉そうに紫電に語った自分が酷く惨めで仕方がなかった。

自分の信じるものが何なのか分からないような人間が、他人の信じるものに口出しできる権利など持ち合わせていないのに。

 

「鱗滝さんの教え通りに生きて鬼を狩れば、私はやっと生まれてきた意味を持てる気がする。生きる意味を見つけれる気がする。なのにね、私、全然満たされない。何をしたいのか、分からないの」

 

自分には何も無い。巨大な虚に心は蝕まれている。暗い過去が今現在にも影を落とし、どうしようもない虚無感と劣等感に苛まれている。

 

「私が生まれた意味ってなんなのかな。私が生きる意味ってなんなのかな。しのぶちゃんや蜜璃ちゃん、カナエさんみたいに何か成し遂げたい夢でもあればいいのに。私には、何も無い」

 

乾いた笑みを浮かべ、紫電を見遣る。

 

「こんな私なのに、どうして紫電は優しくしてくれるの?何も無いのに。空っぽなのに」

 

ひゅう、と。二人の間に冷たい夜風が駆け抜けた。

紫電の姿がやけに遠くに見えた。月明かりに照らされた紫電の表情は、どこか悲しげであった。

 

「──無いよ」

 

おもむろに、紫電が口を開いた。

 

「生まれた意味とか、生きる意味とか、そんなものあるわけないじゃん」

「………え」

 

凡そ紫電らしからぬ突き放すような言い草に、血の気が引いていくのを感じた。

紫電なら、もしかしたらこんな空っぽな自分でも受け入れてくれるのではないか。そう、思っていたのに。

 

────紫電も、私の事を無意味だって、言うの?

 

「ああ、えっと……俺が言いたいのはそんなんじゃなくって……」

 

真菰の心中を察したのか、慌ててフォローする。

頬を掻き、「うーん、えーっと」と中々思っている事を口に出すことが出来ない様子だ。

ようやくまとまったのか、「うん」と頷き、

 

「生まれた意味なんてない。生きる意味なんてない。だから、作るしかないんだよ」

 

優しい声音で紡いだ言葉は、けれど力強い響きであった。

 

「作る……?」

「うん。真菰ちゃんがしたいことは何?望むものは何?」

「……分からないよ」

「じゃあ、一緒に作ろう」

 

紫電は真菰に駆け寄り、その小さな両手を自身の手で優しく包み込んだ。

 

「真菰ちゃん、俺に言ってくれたよね。『絶対に一人にしない』って。俺はその言葉に救われて、今を生きているんだ。君は空っぽなんかじゃない。俺や皆と過ごして、何も感じなかったの?」

「そ、れは────」

 

紫電の紫色の双眸が真菰を射抜いた。

言わせない。何も無いなんて言わせない。

何も無い人間が、あんなに綺麗に笑えるものか。あんなに人に優しくできるものか。あんなに熱い言葉を言い放てるものか。

 

「それに、胡蝶しのぶや甘露寺さんやカナエさん……、他の人と比べる必要なんて無いんだよ。真菰ちゃんは真菰ちゃんなんだから」

 

紫電は会話が下手くそなりに、真菰が言った自身への数々の暴言を一つずつ打ち消していく。

 

「他の人とじゃなくてさ、過去の自分と比べてみなよ。昔よりもほんの少しだけでも良くなってるなら、今の真菰ちゃんはきっと魅力的で素敵な女性だよ」

 

単なる音の羅列でしかない言葉が、熱を帯びて胸に深々と突き刺さる。

 

「俺は真菰ちゃんが大切だから。真菰ちゃんが俺に言ってくれたように、俺も真菰ちゃんのことを絶対に一人にしないから」

 

一頻り言い切った紫電は大きく息を吐き出す。

何も言えずに見上げる真菰を見遣り、手を握る力を強めた。

 

「一緒に未来を生きよう」

「……し、でん…………」

 

真菰の靄に覆われた心に一筋の雷が迸り、その身体中に轟いた。

心が震え、魂が揺さぶられ、ぼろぼろと真菰の瞳から涙がとめどなく溢れた。

 

生まれた意味とか、生きる意味とか、そんな理屈なんて要らない。自身を覆う暗い過去とか、周りに抱いていた劣等感も、何もかも要らない。

すると、世界は自分たちが思っているよりも案外単純なのかもしれない。

 

真菰が望むもの。それは、皆と一緒に平和な世界で幸せに過ごすことだ。

もし、叶うのなら、目の前の紫電と────。

 

頬を伝う涙を、紫電が指先で優しく掬った。

 

「やっと、笑ってくれた」

 

やっぱり、真菰に涙は似合わない。

真菰には、花が咲き綻ぶかのような満面の笑みが似合う。

 

「……紫電、ありがとう」

「どういたしまして」

 

これで全てが解決した訳ではないけれど。

もう、大丈夫だ。

紫電が一緒に居てくれるなら。紫電と共に未来を歩んで行けるなら。

一人じゃないから、進んで往ける。

 

(紫電……、紫電。しでん……紫電)

 

もう、この想いは止まりそうにない。

紫電が好き。ずっと否定して心の奥底に閉じ込めていた想いが溢れ出し、自制が効かなくなってしまう。

 

(そこまで言ってくれたんだもん。ちゃんと責任取ってもらうからね)

 

手から伝わる熱が溶け合った。

この手を離してなるものかと、真菰は紫電の手を強く握りしめた。

 

 

 

 

 

###

 

 

 

 

 

 

「さぁて、そろそろ俺も動こうかなぁ。ここ暫く『柱』を殺してないから、あの御方もお怒りだ」

 

数多の宗教の表層部だけを切り取ったかのような屋敷の中で、閻魔にも似た男が口角を持ち上げる。

 

「可愛い『柱』がいるって、誰かが言ってたっけ。楽しみだなあ。俺が喰うに値するか、この目で確かめないと」

 

悪鬼は笑う。

 

絶望が動き出し、やがて──────。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、ついにあの男が動きます(予定)
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