転生先がファンタジーとは限らない!   作:ネコガミ

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拙作最終話です。


最終話『レース史に残る伝説』

家族に報告した翌日には茂波ちゃん達にも報告した。

 

4人共喜んでくれたのが嬉しかった。

 

ただ、俺がドイツに行く事を伝えると一悶着あった。

 

何があったかというと…俺がドイツで新たに恋人を作らない為の予防策として、まぁ…その、恋人として先の段階に進もうって話になってね。

 

端的に言えば大人の階段を上る事になったんだ。

 

事務所的に大丈夫なのか聞いてみたんだけど、なんでも美希ちゃんが16歳の誕生日になると同時に赤羽根さんと入籍してしまったから今更らしい。

 

…赤羽根さんは大丈夫なんだろうか?

 

所属するアイドル皆がBランク以上となり、今や業界でもトップクラスの事務所となった765プロ。

 

その765プロに所属する女性の半数以上と婚約。

 

そして更にプロデューサーとして仕事を続けるとか…色々なプレッシャーから胃に穴が開いてもおかしくないと思うけど…。

 

まぁ、それはそれとして大人の階段を上った翌月、俺はドイツに飛んだ。

 

来シーズン戦っていくマシンのセッティングを出す為だ。

 

向こうで用意されていたマシンに乗り込むと…感動した。

 

ここまでいいマシンに乗ったのは初めてだったからだ。

 

このマシンならこのままでも勝てると思える程にいいマシンだけど、流石は一流のワークスチームと言うべきか、セッティングに一切手を抜かず完璧に仕上げてくれた。

 

これで負けたらドライバーのせいと言われても仕方ない程に。

 

ここまでして貰ったら後は勝つだけだ。

 

ニッ◯ンだろうがト◯タだろうがフェ◯ーリだろうが負けるわけにはいかない。

 

勝つのは俺達だ。

 

 

 

 

「凄いよ光介くん。やはり君は最高だ!」

 

光介を追いかけてまたも職場を変えた安達は、メル◯デスのマシンで圧倒的な走りを見せる光介を見て目を輝かせる。

 

「ニッ◯ンの牙城が崩れるのは日本人として悲しいけど、君のファンとしては是非その光景を見てみたい。」

 

スーパーGTクラスはニッ◯ンが覇権を握っている状態が長く続いていたが、光介の走りを見た安達は遂にその牙城が崩される時が来たと確信した。

 

「世界よ、見ているか?彼が高橋 光介だ!世界で一番速いレーサーだ!」

 

感極まり涙を流しながらも安達はシャッターを切り続ける。

 

光介がF1の舞台に立ち栄光を手にする姿を確信して…。

 

 

 

 

数年の時が経ち、光介達は活躍の場をF1へと移している。

 

そして今、シリーズ最終戦にて幾人もの日本人ドライバーが凌ぎを削っている光景が映っていた。

 

その凌ぎを削っている中でメル◯デスのマシンが一速くホームストレートに戻ってくる。

 

ドライバーは…高橋 光介だ。

 

「今チェッカーフラッグが振られました!このレースの優勝だけでなくシーズン総合優勝です!日本人ドライバーがF1で総合優勝をするのはレース史上初の快挙です!」

 

日本人アナウンサーは興奮のあまり唾を飛ばしながら叫ぶ。

 

「しかもただの優勝ではありません!今シーズン全てのレースでポールトゥウィンを達成するというパーフェクトウィンです!これは間違いなくレース史上に残る伝説になるでしょう!皆さん!高橋 光介です!彼の名は高橋 光介です!この偉大なレーサーの名を!どうか覚えてください!」

 

F1に初参戦で総合優勝を達成した光介は、その後の長きに渡るメル◯デスの覇権を担うと共に、多くのライバル達と共に日本のレース界を牽引していく。

 

そして彼は日本のみならず、世界のレース史上にもその名を残し伝説として語られる存在になるのであった。




これで完結でございます。

最後は凄い駆け足になった事をお詫びいたします。

ただ主人公の能力が強すぎて山場が思い浮かばなくて…。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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