漆番目の上弦   作:魔剣グラム

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遅くなり、申し訳ありません!!!
…別に私が書かなくて良いのでは?と思い、投稿が遅れました!
…あと戦闘ばっかで書いてて疲れるし…。
 最近、日常系ラノベばっか読んでました。日常って素晴らしいですね。

 最近読んだのは遠山キンジ君の強くならないヒステリアモード的なやつを使うヤツですかね。
ただタラシになるだけです。
 遠山キンジ君の方がよっぽどカッコいいなーなんて思いながら読んでました。


姦となり参戦

「君らの目には希望が見られる」

俺は笑う。

「鬼は身体(からだ)が強い。人は精神(こころ)が強い」

気持ちという物は無限だ。心という物はどこまでも強く、長く持てる。…特に負の感情は(・・・・・・・)

「怒りは怒りを産み、憎しみは憎しみを産む。それは無限の連鎖なのじゃよ。どちらか片方が絶滅しないと終わらないのじゃ」

それはつまり、鬼が絶滅するか、それとも人が絶滅するか。2つに1つだ。

「そうですね。…私は、鬼と今初めて意見があいました」

チクッとした痛みが走った。

 

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「大丈夫ですか?」

私の声にみんなは安心したようだった。

刀を引き抜きながらも油断なく鬼を睨む。

毒は撃ち込んだがこの鬼に効くかどうか。

…倒れすらしない。全然効いてない。

 

「…ちょいとピリピリするの。お得意の毒かぇ(・・・・・・・)?」

 

胡蝶しのぶ?

 

鬼は嗤ってそう告げた。

上弦の鬼(ワシたち)には、特に効かんの。特にわしは大きすぎる(・・・・・)からの」

…そうか。この鬼は大きすぎる(・・・・・)

大きすぎるせいで、致死量に値する所までは毒が撃ち込めなかったのか。

「あなたは何人、喰べましたか?」

ぶっ殺す(地獄に落とす)と決めてからの、いつもの決まりきった質問をする。

「…さぁ、覚えとらんの。数えとらんわい。しかしの?」

キミの関係者は2人喰ったぞ?

鬼の言葉に疑問符が浮かぶ。

その疑問を感じとったのか、悪鬼が更に言葉を紡いだ。

 

最悪の言葉を。

 

「ワシの腹の中にいる、柳カエデと柳ゆりはキミの継子じゃあないかね?」

 

顔から笑顔が消えた。(あふ)れ出す憎悪が顔を歪ませる。

「絶対に地獄に落としてやる!!」

この鬼は今ここで殺す。何が何でも。

私は心に決めて刀を持ち上げた。刀に憎しみを乗せて。

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 憎しみの視線が心地よい。色んな所から来る純粋なまでの負の視線が。心地よ過ぎて、背筋に寒気が走る!

あぁ。実に久しぶりだな。マジメに闘うのは。

 

血鬼術 爆雷光

    爆剛岩

 

足を踏みしめ床を蹴飛ばすと、空間が歪む。

 

 縁壱はこの速度でも俺を斬った。あいつは人間じゃなかった。

 

その時(・・・)

 

ピシッという音がした。

その後、バキバキという音がする。

その瞬間、俺は貌を歪めた。

 

俺は嗤う。自分の枷が外れた事に。

俺は憎む。自分の(いまし)めが解けた事を。

俺は悔やむ。鬼殺隊に絶望しかない事を。

 

「さてと。実に久しぶりだな!俺がマトモにしゃべるのは!」

 

老人くさい喋り方はある種の呪いみたいなモンだ。

俺は血鬼術でその呪いを抑え込む変わり、能力の大半を喪った。残ったのが5つという方が正しいかもしれない。

 

縁壱。鬼殺隊の中でも随壱のバケモノ。

そいつのせいで能力をむりやり引きずり出された俺。 

 

だがその「本来は使えない能力まで使った」代償が取り立てられてしまった。

一時的に能力の大半を(うしな)ってしまったのだ。

 

…俺には主人公補正とかラスボス補正はなかった。

 

 徐々に、徐々に縁壱の呪いとでも言うべきものが和らいで、普通に喋る事ができる様になったのだ。

それまでは鬼同士にしか普通に喋る事ができなかった。

 

まぁ、鬼にもそんな喋り方してたけどな!

 

さぁ、全力を魅せようか。俺の血鬼術の限界を!

 

俺が嗤うと後ろから焔が吹き上がる。

 

 

まるで龍の様に。鬼の様に。火山の様に。

 

 

 俺が縁壱の相手をしていた時に最初に覚醒めたのは焔だったな。

そんな事を想いながらも手を金剛拳に。

 

 拳を握りしめると手から爆炎が。長細く、まるで刀の様な型を形成する。

 

灼熱が実体化し、一本の(つるぎ)へ。

 熱が形になったとは思えないほどの冷たい耀(かがやき)を放つ刃に変貌する。

折れそうなほど細く、鋭い輝きの形骸(けいがい)が顕れる。

 

黑き刃。

漆黒の鋼。

魔性の黒。

 

俺は真黒を握りしめ、振るった。

その刃は直接触れていない地面の畳までを深々と切り裂く。

 

鬼殺隊の面々はとても驚いた様だった。

「この程度では終わらんぞ?ゆっくり愉しんでいけ。たらふく技を喰わせてやるよ!!!」

絶望が(たの)しみだ!!

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俺達は一体何を見せられているんだ?

俺はあまりの事に魅入(みい)ってしまった。

 大きくなったかと思えば簡単に吹っ飛ばされ、逆転できたと思えばまた容易く逆転される。

 まるで物語の登場人物の気分だ。しかもバッドエンド(絶望)系統の。

 

「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃 神速」

 

「あゝ。雷の呼吸か。強いな。速いな。」

でも俺の方が速いよ。

 

そんな理不尽過ぎる声が聞こえた。俺の最強最速の呼吸が。

 アッサリと避けられた。俺は思わず目を見開く。

 

「もうちょい体の捻りを利かせた方が、より速くなると思うぞー」

更に改善点まで告げられて、絶望する。この技はコイツには効かない。

 

絶望で呆けていると横合いから吹っ飛ばされた。

さっきまで俺がいたとこに鬼の拳が突き刺さっている所を見ると、どうやら吹っ飛ばした人は命の恩人らしい。

 

「さっさと復活してください!あなたが死ねばそのぶんこっちの負担が増えます!」

どうやら胡蝶しのぶさんが俺の命の恩人らしかった。

 

…救った理由は身も蓋もなかったけど…。

 

「絶対に仇をうってやる…!!!」

しのぶさんの怒りの音。殺意の音。初めて聞いたな。

 

こっちまで怒られているみたいだ。

激励されてるみたいだ。

 

お前は動けるのに動かないのか?と

 

絶対にこの鬼の頚は斬らないと…!

 

俺達の幸せな明日は来ない!!!

俺達の幸せな未来は来ない!!!

絶望を希望に変えてみせろ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 出せなかった設定
 柳カエデと柳ゆりは姉妹なのですが鬼に襲われてしまい、両親をなくします。
 両方とも助けられた時の恩で、花の呼吸を教わっていたのですが、妹の方が花の呼吸は体にあっていたようで、姉の方はイマイチでした。
 ためしに姉が近い水の呼吸をやってみた所、バッチリ身体に噛み合い、姉妹で最終選抜を突破しています。
 その後数年経ち、甲になった時、下弦の鬼を2人で討伐します。
 その鬼は川の上流に住む、水を操る力をもった鬼でした。普段は洞窟の中に身を隠し、夜でもめったに外にでない臆病な鬼でした。様々な血鬼術を使い、幻を創ったり、水を高圧高速で飛ばしたりする鬼でした。
その鬼の頚を斬り、意気揚々と帰る途中、鬼の気配を姉がたまたま感じとって山の中に入っていくと、そこには無惨の命令を受け取って通り過ぎる主人公がいました。日の呼吸使いの討伐を命じられて、空振りだった帰りでした。
 下弦でもないから、簡単に勝てると油断した姉妹は攻撃を仕掛けますが、あっさり返り討ちにあいます。
正面から飛びかかった姉は巨大化の後、一呑みで。後ろから斬りつけた妹は日輪刀が折れて、思わず慌てた隙に振り返り、掴まれてこちらも一呑みにされています。
 主人公はとても心優しい性格だと自負しているので、2本の日輪刀は蝶屋敷に夜のうちに届けました。無惨のお使いが終わったらすぐにです。
 胡蝶姉妹は朝になって刀を見つけ、慟哭しています。
カナヲはまだ継子ではない頃でした。

この小説、もっと文字数を増やしてほしいかそのままか(減らすのはムリです。割りと限界なので)。

  • 増やしてほしい(倍程度)
  • そのままキープ
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