・・
あくまでも刀剣を使う人達ですからね。
モーニングスター(鉄球つき手斧。鎖鎌に近いが鎖鎌ではない)は刀剣として認めませんよ。私はね。あと、話の順番を入れ替えました。そちらの方がわかりやすくなるかなと思ったので。1話前の話を設定説明として1番最初に持っていきました。何も言わずにごめんなさい!
「…じゃあ行くぞ」
「はいっ!!」
目の前でなんかやってる二人組にゆっくりと近づいていく。
俺の相手はコイツらにしろと無惨から言われたのだ。
…正直あまり相手にはしたくないが、グズグズ言ってもしょうがない。
「初めまして、かの?」
「初めまして、かの?」
影が見えた。小さな影。子供の様な影だ。
この鬼には初めて会う。だが、ずいぶんと
俺は甘露寺を背中に庇いながら、
「誰だ!」
出てきたのは小さな子供だった。上半身裸の少年であった。
身長は3尺3寸ほど(1mくらい)。
上半身裸かと思ったらそうではなかった。
…
「服を着ろ!!」
「嫌じゃ!!」
その少年は答えた。なぜに…?
「この姿は自由の象徴!何も纏わず、何も包み隠さない!!!全てが自由のこの姿こそ!!」
完璧な姿だ!
と続いた。小さな身体で頑張ってマッスルポーズをとりながら。
…全く筋肉が出ていない。
…俺には意味がわからない。
後ろで甘露寺が吹き出した。
その瞬間。
蛇の呼吸・伍ノ型。
俺がカンで呼吸を使うと、甘露寺から小さな影が飛び退った。
甘露寺の頬に小さな傷がついている。
「なるほど!やるの!!」
小さな影は答えた。
さっきの早業はコイツの攻撃なのか。
…全く。
「スキを作って攻撃とはな。
「そうよそうよ!!卑怯だわ!!」
甘露寺も援護してくれたが、目の前の少年にはどうも不可解だったらしい。
「敵の前でスキを作る方が悪いんではないかの?」
…それはその通りだ。
「全く。異国の刀剣を使う柱達とはの。ついてない…」
また筋肉が浮き出るポーズをとる。
「変なポーズやめろ!!」
「フロントダブルバイセップスじゃ!!」
知らねぇよ!!!
「全く。異国の刀剣を使う柱達とはの。ついてない…」
俺はそうぼやく。いくら無惨に決められたとはいえな。
「異国の刀剣だと…?」
蛇柱がそう聞いてくる。知らんのか?
「中華の剣と
中華の蛇腹剣。印度の
★〜☆の間は読まなくていいです
★
印度の鋼鞭剣はよくしなる剣だ。ペラペラで恋柱の剣そっくり。ただ、鞘には入れず腰帯(西洋ではベルトというらしい)に収めておいて、スキを見せたらズバッという暗器としての活用が一般的だとか。印度18奇剣の中で最も危険(ダジャレではないですよー)らしい。あんな普通の鞘にいれてるのを見た事がない(作者は「オーバーロード」のペシュリアンで初めて見た。コレは鋼糸剣で恋柱の剣は
暗器なので甘露寺程長い物はむしろ珍しいと思う。 マジメにどうやって一瞬で鞘に収めているのか、わからない。
蛇腹剣は中華の有名な剣だ。切り裂くというよりも引き裂くという形の剣だな。特徴は波打つ刀身。コレで傷つけられた人間の傷は二度ともとには戻らないと思った方がいいくらい、めちゃくちゃ治りの遅い上化膿しやすい傷をつける。更に昔は刀身に毒まで塗ったらしい。殺傷能力を犠牲にして恨みを持つ相手に苦痛を与える時に使う剣だな(他のssでフランベルジュというものも見たが作者的には蛇腹剣を推す。「蛇」柱は普通に「蛇」腹剣だと思う)。
☆
どちらにせよ、殺意の高い相手に使う剣だ。
間違っても初見の相手に使う剣ではないな。
俺は気を引き締め直す。アドミナブルアンドサイを決めながら。
覚悟を決める。今の一撃で決められれば楽だったんだけどな。
不退転。血鬼術を使ってでも打倒する覚悟を。
「血鬼術。
俺の身体が1丈(約3倍)を、優に超えた。縦にも横にも広がり、筋骨隆々の巨体を為す。
「さ。はじめるかの。蛇と恋の柱達。絶望の結末に向かって」
丸太よりも太くなった腕を構え、俺は低くなった声で言葉を紡いだ。サイドチェストを決めながら。
…カッコよくタンカきっても、全裸でサイドチェストをしている姿は、客観的にみると変態であった。
というわけで最初に闘うのは蛇柱と恋柱でした。
めちゃくちゃなんですけどね。有名な奇剣出したかったんですよ。
あ、蟲柱が最初に出てきた時に使った奇剣。アレ、私には刃がない様に見えたんですが…。いったいどうやって物を斬っているのか教えてください…。いくら毒とはいえ、斬っているんですよ。たぶん経皮毒タイプではなくて、血液に撃ち込むタンパク質タイプの毒だと思うんです。斬っているので。刃のついてない剣でどうやって斬っているのか、わかる人教えてください…!
私の前作を読んだという人
-
はい
-
いいえ