クレヨンしんちゃんの映画アッパレ大戦国時代は最高ですね
本屋で見つけた信長を殺した男みたいな漫画も面白そうだった
まあ、そんな訳で家康さんにホイホイついて行くこととなり、村正を作っている方のところまで案内をしてもらっている。
「長政殿は、村正を知っていますか?」
「名前だけなら聞いたことがあります」
実際は前世でゲームかなんかであったくらいで詳しくは知らない、転生してから聞いたことはない、とりあえず嘘でも本当でもない曖昧な返事をした
「まあ、知らないのも仕方ないことかな?村正はものすごく切れ味が良い刀ですが、美しさが足りないとか言われてあまり人気がないんですよ。それに今作っている方が五代目になるのですが、頑なに自分を村正と名乗らないのです」
「何故、村正と名乗らないのですか?」
村正って何代も続くものだったんだ初めて知った
「それが、実を言うと、どの代の村正よりも良い刀を作っているのですが自分の中で納得が出来ていないようで、頑なに村正を名乗らないのです。おそらく自分に自信がないのでしょう。今は彼女は刀を作ってはいますがその刀を売ることはありません、売っているのは先代の刀です」
ああ、なるほど、その気持ちはわかる。自分もいきなり浅井の当主になった時は悩んだ。あの時は姉上や家臣たちがいて支えてくれて助かった
「着きました」
あのあと、家康さんと、長生きする為には医学に詳しくなって自分で薬を作れるようになった方がいいとか、運動のために弓や、剣術をやるなど、そんな雑談をしていたら着いたようだ
そこには木造の建物があり
近づくにつれ聞こえてくる鉄を叩く音が大きくなる
家康さんが扉を開けた。この時家康さんの雰囲気が変わった
「村正!」
鉄を叩く音に負けないように大きな声で呼んでいる家康さんに、彼女は手を止めてからこちらに振り向いた
「やめてください、私は村正ではありません、何度言えばわかってもらえるのですか?」
そこには綺麗な、黒髪をポニーテールのように後ろでまとめ、腰まで伸ばし、スリムにも見えるが肉がある身体に大きな胸を押し潰すように巻かれたさらし、なんか落ち着きのある綺麗な人だ
うーん目の保養
やっぱ大きいは正義、邪教は許さない
※あくまで個人の意見です
「少しは格好に気をつけなさい、殿方の前ではしたない」
なんか家康さん雰囲気だけじゃなくて喋り方も少し変わった
「?、、何故ですか?いつもあなたの前ではこの格好ですよ?それに今更自分が殿方なんて、どうしたのですか?」
はぁ、とため息をつく家康さん
「私じゃなくてこっちのお客さん、なんで気づかないの?」
なんか家康さん、言葉がトゲトゲしてません?気のせい?
まあ、とりあえず前に出て挨拶
「お初にお目にかかります、浅井長政と申します」
彼女がこちらを向いて、顔が真っ赤になった
「なななななな、なんで殿方が、こんな鍛冶場に⁉︎それに浅井長政って近江国の当主さんじゃないですか!まさか私に会いに来て求婚ですか!」
なが多い、この人落ち着いた雰囲気だったのに急にキャラ壊れたな
「なんでって、お客さんに決まってるでしょ、少しは考えたら?」
家康さんもキャラ変わりすぎ。明るくてとっつき安かったあなたは何処に行った?
「まあ、そうですよね、ええ、誰も期待なんかしてませんよ、、、私は妙と申します」
慌てたり、落ち込んだりいそがしいなこの人
「刀を二本欲しいのです」
「わかりました、ついてきてください」
といった彼女の後を追って歩いて隣の蔵に着き、その中には大量の刀があった
「この中から選んでください、何かございましたら呼んでください」
そう言って彼女は蔵の奥へ入っていった
だが、この数から二本選ぶのは骨が折れるな
結局どの刀が良いのか分からなくて、蔵の中でくるくるしている。どれも良い刀なのはわかるが何か違う、その時お妙さんが外で刀を片付けていた。何故かその刀に妙に惹かれた
「その刀は?」
「ああ、これは売り物ではありませんよ。私が作った恥ずかしい物です」
まるで隠してた物が親に見つかってしまったかのような声で言った
「見せてもらってもよろしいですか?」
「こんなもので良ければ」
そして彼女の持つ刀を受け取った、手に馴染む感じがする、鞘から刀を抜き軽く振る、しっかりと重さもあり、振ると驚くほど軽い
本当に欲しいと思った
「この刀を売ってくれませんか?」
「売れません、そんな刀、、」
消え入りそうな声だった
「お願いします」
俺は頭を下げた
「、、、私、自分の刀を満足に当てたことがないんです。先代の方々は一本一本渾身の一作だと言っていました。私はそれがないのです、自分が作った刀に自信がありません」
彼女の刀を置き、自分の刀を抜いて近くにあった人の大きさほどの岩の前に立った
「なにを、、」
上段に構えて、振り下ろす
キン
弾かれる
「お借りします」
次に彼女の刀を持って岩の前に立った
そして先程と同じように上段から振り下ろす
すると抵抗なく岩が二つに割れた
「な、、、」
「あなたの刀は素晴らしい、誰がなんと言おうとも。満足した刀が売れないなら、満足した刀を打って私に売ってください」
なんかこのセリフ告白みたいだな、違うけど
「えっ、それって、、、、わかりました、あなたのために、私は満足する刀をつくります」
よかった、これで刀の事はどうにかなった
「日も傾いてきているので、今夜は泊まって行ってください」
本当だ、気づいたら日が落ちそうだ、家康さんに相談しよう。
家康さんに聞いた結果止まることとなった
ふと、何か体が重く感じる
あれ、これデジャブ?
「やっと起きましたか、あそこまで言ったのです、責任とってください」
これはヤバい、お妙さん目が座ってる
その時、戸が開き
「やはりこんなことになっていましたか」
家康さん!ナイスタイミング!助けて!
「私も混ぜなさい」
あ、(察し)
それから二カ月が経ち、刀が完成したとの報告が入り刀をとりに行った
「長政様、私は五代目村正を名乗ろうと思います、これから先代とは違うと言われても、私なりの刀をつくります。どうぞこちらが完成した刀です」
お妙さんから二本の刀を受け取り、鞘から抜いた
片方は荒々しい波紋がり、もう片方が穏やかな波紋があった。
それは、見た目が地味と言われる村正とは思えないほど美しかった
夜這いかけられるのをギャグとしてやっていこうと思ったクソ野郎