前回のあらすじ、悩んでる長政くんの悩みを解決させた長夜叉ちゃん、長政くんが長夜叉ちゃんを好きになって誘ってヤりました。
長夜叉ちゃんと話してから次の日、姉上に謝った。
それから何故か姉上がぺったりと俺の隣に引っ付いている。
「夜叉?あの女の何処がそんなに気に入ったの?」
たまに目のハイライトがイってるが姉上が元気になってよかった。
姉上と城下を眺めて、楽市楽座とか選銭令でもやろうかと考えていると
「殿!六角軍が挙兵いたしました!」
「家臣の者どもをあつめろ」
この戦、浅井長政の初陣となる野良田の戦いは浅井長政が一万以上の敵に自ら先陣をきり浅井軍が勝利した戦いなのだが…
実際どうやって戦ったのか知らない。
いや、どうやったら1万以上の敵を倒せるんだよ!本物の浅井長政か強過ぎて泣ける。てかそれに勝った織田信長チート?
それは置いといて、割とまずい状況なんだか、なんで俺この戦い勝てるとか思ってたのかな?
どうしたものかと、家臣たちと頭を捻っていたら
「報告!六角軍のほとんどが浅井に寝返りたいと申し出が!」
は?
罠?だが、圧倒的に兵力の差がある六角軍がそんな事する必要があるのか?ダメだ全く狙いがわからない。
「何故寝返ろうとしている?」
「それが、男性である浅井殿に支えたいと申しております」
え?そんなことで寝返っちゃうの?ヤバくね?
「俺が男だから寝返るなど、信じられん」
そんな事信じられるわけがないし、信じるバカはいないだろう。
「殿!恐れながら申し上げます!貴方様は男性の価値をご存知でない!女なら誰しも男性に支えたいと思うものです!」
なんだこの人。
しかも周りの皆んなも頷いている。
マジで言ってるの?戦国時代の武士のイメージが崩れたわ、前回の真面目回は何処いったんだよ。
とても信じがたいが、こんなことに嘘なんてつかないはずだ。
「わかった、だがあまり信用しすぎるなよ」
「承知」
「よし、出陣」
なんとか勝てた。
寝返った人たちはちゃんとこちらに着いたようだ。普通に道を開けてくれた。
自分が史実どうりに先陣をきって戦っていたら、いつのまにか本陣の前だったので大将首を取った。人を殺すのはやはり抵抗があったが皆んなを殺すよりマシだと言い聞かせ戦った。
先陣で戦った事を家臣全員で怒られたが、是非もないよね!
これでしばらく戦いは無くなるはずだ。これでようやく城下町に力を入れて皆の生活水準をあげられる。
すると一人の武士がほうこくに来た。
「報告に御座います。織田信長殿が浅井と同盟を結びたいとのこと」
ついに来たか、これからどうしていくかな。
家臣、海北 綱親視点
「いかがなされる、さすがに一万の兵力差はひっくり返すことは難しい」
そんな声が聞こえて来る、心配なのだろう、圧倒的兵力差では無理もない。だか、決して諦めてはいけない。
「皆のもの、心配なのはわかるが、今一番大変なのは誰でもない殿だろう、この中でも最年少の殿が弱音も吐かず諦めていないのに何を諦める!我らは喜んで殿のために力を振るうべきであろう!」
「ええ、そうですね。皆殿のために戦いましょう」
やれる事はやった。後は戦うだけだ。
「今戦局はどのようになっている?」
「そ、それが!殿自ら敵陣に先陣をきって戦っております!」
思わず言葉を失った。こんな事をしてある場合ではない。
「急いで先陣に向かうぞ!」
そして先陣についた時見たのは、殿が敵大将の首を跳ねたところだった。
殿の戦いぶりを見ていた兵に話を聞くと、まるで鬼神の如く戦いで、鎧袖一触だったと言う
この戦は勝てたからいいものの、殿が討たれたらめも当てられない。
私たちがこの方支えていかねば。
ついにきました織田信長、浅井くん頑張れ