fgo編まで後どれくらいかかるかな?
同盟の話の次の日に俺は、長夜叉ちゃんにどうしても言わなければならない事があると言って朝倉に向かった。
「何ですか、どうしても話したいこととは?何か浅井でありましたか?」
長夜叉ちゃんが本気でこちらを心配してくれているのだが、逆にその優しさが今から告げる話が言いづらくなってしまう。
「いや、違うんだ、、」
言え!今言わないと今後言えなくなる!例え許してもらえなくとも謝らないと絶対に後悔する!
「昨日、織田との同盟のはなしがあった」
声が震えてる
「織田?織田信長ですか?まさかあの田舎大名に何かされたのですか?」
「違うんだ、その同盟の話で俺、、、結婚することになったんだ」
「は?」
長夜叉ちゃんが鳩が豆鉄砲をくらったような顔をして固まった
「本当にごめん」
頭を下げながら謝った
「、、、、」
どれくらい時間が経ったのか分からない、ただ俺は頭を下げることしか出来ない
「頭をあげてください」
いつもの声のトーンが逆に怖い、ビクビクしながら顔を上げると、まるで某奇妙な冒険のように後ろでゴゴゴゴとなっている彼女は真っ直ぐ俺の目を見てきた
「その結婚は同盟の為の政略結婚なのですか?」
「はい」
「私を愛していますか?」
「はい」
「そうですか、なら良いです」
え?
「貴方は浅井の当主、そのために仕方ないことがあるのでしょう、それに政略結婚などで結婚したものに私が負けるとは思いません。私たちは大名です、そう簡単に結婚なとはできませんが気持ちが繋がっていてくれれば構いません」
本当に長夜叉ちゃんには敵わないな、俺は多分彼女のこういうところが好きなのだろう
「ええ、本当に、心と身体が繋がればそれでいいのです」
ん?
身体?
「今日は泊まっていってください、そしてお互いを確かめ合いましょう」
あー、なるほど、うん知ってた
そして一ヶ月後俺と市姫との結婚式が行われた。本来こちらが費用を払うのが一般的なのだが、なんと織田が全額負担してくれ結婚式には家臣のみんなや織田の人がたくさん来た。初めて会う市姫は戦国BASARAの市姫だった。すごく美人なんだけど凄く弱々しくて心配になる。
「はじめまして、浅井長政です」
とりあえず挨拶をするが、ゲーム通りだったら彼女はあまり喋らない
「市です、、、」
とても弱々しい声が返ってきた。すると横から
「市は引っ込み思案でな、少し苦労するだろうがよろしく頼む」
「ええ、お任せください、信長殿」
まあ、こういう人はたくさんいたから別に構わない、長政になる前は自分もこんなもんだった。
「信長殿、此度の費用の件、誠にありがとうございました」
「良い良い、これは年上としてこれくらいやらせてくれ」
本人はこんな事言っているが、本当にバカにならないほどの金がかかっている。これは足を向けて寝れないな
「して、上杉の件頼んだぞ」
「お任せください」
結構焦っているようだ。意外だな、あの織田信長が怯えるなんて、それ程に上杉は強いのだろう。こっちも織田のために仲介役として頑張ろう。
「さて、そろそろ式を始めるとするか」
そう言って信長殿は急いで会場に行ってしまった
「では、私達も参りましょう」
コクンと頷く彼女と共に会場に行き結婚式は無事に終わった