戦国が終わるまでは話ができてるけどFGOの事あんまり考えてなかった。
※輝虎=上杉謙信
※義兄上=織田信長
結婚式も終わったので義兄上に頼まれた上杉の仲介役として越後に参った。
上杉といえば越後の虎や軍神、皆んなが知っているであろう武田に塩を送るなどの超有名人である。
今からその上杉謙信に会えるのだから内心とてもワクワクしている。転生した時はやってられるかと思ったけが、今はこんなにも楽しんでいる。
そんな事を考えているうちに越後に到着
「御足労いただき、ありがとうございます、浅井長政殿、輝虎様がお待ちです」
お出迎えさんがいて、案内をしてくれた
「輝虎様、浅井長政殿がお見えです」
「どうぞ、お入りください」
やっぱりこの世界だと上杉謙信も女性らしい、声を聞いてそう判断する。ちなみに余談だが、上杉謙信女説などがあるらしい、この世界では大体女性だけど
そして中に入って対面
「はじめまして私は上杉輝虎と申します」
うん、義兄上がFGOキャラだったからなんとなくわかってたけど、やっぱFGOキャラだったか。この人のイベント全くやってなかったから顔しか知らないけどなんかこの人の声どっかで聞いたことあるんだよな
「こちらこそ、浅井長政です」
とりあえず挨拶は返しておかないと
「本日はどのような要件で?」
そうだ忘れてた、なんで俺この人の声を考えてるんだ?
「実は義兄上の織田信長殿から仲介役を任されたのです」
「ああ、それで、わかりました。しばらくは織田に手を出すのをやめましょう」
あれ?結構簡単に引いてくれた
「ただし条件があります」
なるほど、この条件が飲めないならこの話をなしにすると言う事か
「私の話相手になって欲しいのです」
?
「今、何と?」
「私の話相手になって欲しいのです」
え?そんな事?
「ええ、それくらいなら構いません」
こんなお願いでいいのか?どこかの領地、食料を要求するのかと思っていたのだが
「本当ですか!やったー!」
すごいはしゃいでる。そんなにおしゃべりがしたかったら家臣と話せばいいと思うのに、、、、もしかして男の話し相手が欲しかったのか?
俺が不思議そうな顔をしていたのか
「はしゃいでしまって申し訳ございません、お恥ずかしながら私皆に避けられているのです。なので話す相手が居なくて」
唐突に闇が見えた
「では義兄上からの頼みは終わったのでこれでも飲みながらたくさん話しましょう」
そう言って俺は持ってきた物を開ける
「これは、お酒ですか?」
「ええ、なんでも輝虎殿はお酒が好きと聞いたものですから、手土産に持ってきました。これは最近うちで作り始めた新しい酒です」
うちの城下町も近代化に力を入れはじめ、義兄上を見習って楽市楽座や関税をなくすなどしてとても賑わっている。関税をなくしたことでいろんな人が寄ってきて色々買っていくのだが、その中で一番人気の酒を持ってきた。店でその酒を買おうとしたら店主がなんと譲ってくれたのだ
「これは、もしかして噂に聞く近江酒ですか?」
確かにこの酒は近江酒だが、そんなにこの酒有名なのか?
「ええ、その通りだと思います」
「ありがとうございます!一度飲んでみたかったのです」
本当に酒が好きなんだろうな、これで漬物とか好きだから多分脳卒中起こしたんだろう
「では、頂きます」
そう言って、用意したおちょこに入れた酒に口をつけた
「これは美味しいですね、まるで果物を入れたような爽やかさ、後味もスッキリしていて、とても飲みやすいです」
良かった、気に入ってくれたみたいだ
そして二人で酒を飲みながら話していたら、もう日が落ちていた。
「長政殿もう日が落ちてしまっているので今日はここに泊まって行きませんか?」
それはありがたい
「お言葉に甘えさせていただきます」
部屋を貸してもらい、布団に寝っ転がる
にしても酒を飲み過ぎた、少し頭が痛い。とりあえず明日二日酔いにならないことを祈る。もう早めに寝よう
そして目を閉じ眠りについた
ん?なんか体が重い?いや、何かが乗っている
まだ眠くて開けづらい目を開ける、そこには
「ようやく起きましたか、おはようございます」
そこには輝虎さんがいた
おはようございますなのにまだ外は暗い、それになぜ輝虎さん布団の中にいるの?
「なにをしているんですか?」
「なにって、夜這いですよ、夜這い」
あー、あれだ、酒の飲み過ぎと最近発散してなかったのがよくなかったのか夢にこんな薄着の輝虎さんが見える、なんか目のハイライト逝ってるけど
ダメだ頭が回らない酒飲み過ぎた
夢ならいっか
朝、目が覚める
とても頭がスッキリした目覚めだ
ムニ
ふと何か柔らかいものに触れた
今触れたものを見るために横を見ると
全裸の輝虎さんがいた
てか自分も全裸だった
あれ、夢じゃなかったの?
冷や汗が止まらない
「ん、ん〜」
あ、輝虎さんが起きた
「おはようございます」
なんか普通、もしかしてなにもしてない?俺腹切らなくて済む?
「おはようございます、輝虎さん一つ聞きたいのですが昨晩は、、」
頼む、昨日の俺なにもしていないでくれ
「皆には、秘密に、昨晩結構声を出してしまったのですが大丈夫でしょう」
オワタ(^o^)
あんた、一生独身貫くとかじゃないの?毘沙門天様もビックリしちゃうよ?
「それに、昨晩輝虎と呼んでくださったのではありませんか、なぜそんなに他人行儀なのですか?」
やめてくれ、その言葉は俺に効く
皆んな、酒を飲んでも飲まれるな
取り敢えず昨晩のことは水に流すと言う事で
「そうです、稽古をしましょう!」
なんで稽古?
「なんでも長政殿はとてもお強いと聞いたので、お手合わせお願いします」
「わかりました」
とゆう事で道場に移動
「では、はじめましょうか、二刀流なんですね珍しい」
待って欲しいなんであんた本物の槍もってんだよ、こっちも真剣だし。しかし彼女は待ってくれなかった
物凄い勢いでの突き、ギリギリのところで左手の刀でいなす
恐ろしく早い突きだ、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
そして俺は振り上げた右手を彼女に振り下ろすが弾かれるが続けて左手、右手と攻めるが相手の守りが異常に硬く、擦りもしない。
こう言う時の足払い、ゲームでもガードしてる奴には有効なのだよ、ハハハ
そして足払いをして体勢を崩した彼女に両手に持つ刀を振り落とした
キン
振り下ろした両手に持っていたはずの刀が振り下ろした瞬間軽くなった。いや、折れた、彼女の槍に折られた
ウッソだろおい、刀ってそんな簡単に折れないよ
「あ、えっと、すいません、つい熱くなってしまって」
彼女が謝ってきた
「構いません、ですがここまでですね、刀が折れてしまっては」
「替の刀は持っていますか?もし持っていないのであればうちの刀を差し上げますが?」
確かに替の刀など持っていないが、そこまでしてもらわなくてもいいだろう
「大丈夫です」
まあ、うちにも鍛治師はいるし
それからまた、輝虎さんと話した。
「では、そろそろお暇させて頂きます」
「そうですか、あなたといると時間があっという間に経ってしまいます。また会えますか?」
「お時間があれば、また酒を持ってきてお話ししましょう。それでは失礼しました」
こうして無事?に仲介役としての役目を終えた