リトルバスターズの幼馴染み組がリリカルなのはの世界に転移。

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【テスト投稿】魔法少女リトバスなのは

 五人に迫り来る桃色の光線。

「みんなっ、真人の後ろに隠れるんだ!」 

 茶髪に切れ長の目をしたスレンダーな青年が指示を出すと、半ば反射的に全員が行動に移る。

「……は?」

 頭に赤いバンドを付けた巨漢な青年は訳が分からず呟くと、光線が彼に殺到した。

「うぉぉぉおおおぉぉおおおお……」

「真人、貴様の犠牲を無駄にはしない……」

 銀髪を立たせた青年が巨漢の両腕を背後で拘束しながら、彼の犠牲を悔やむ。

 光線が止むと、巨漢の青年、真人以外の四人は辺りを見渡し、目の前に広がる光景を目にして唖然とする。彼等の付近は開けているが、周りは木々が生い茂り、尚且つ、上を見上げれば、人と機械が空を飛び交い、戦っていた。機械が多数に対し、人は二人。しかし、その二人は数の差を感じさせないほど圧倒的だった。光の玉や光線を飛ばし、次々と機械を破壊していく。黒い服を着ている人が黄色、白い服を着ている人が桃色の光を放っている事から、先程の光線は白い服の人が放った物だと茶髪の青年は判断した。

「死ぬわっ!!」

 桃色の光線を浴び、倒れていた真人が起き上がって叫ぶ。服こそボロボロになっているが、体にはピンピンしている。

「真人、大丈夫なの?」

 黒髪が目の辺りまで伸びた中性的な青年が気遣うよう真人に問う。

「ああ。だが、この筋肉が無かったらどうだったか分からないぜ。全く」

 真人は誇らしげに答えた。

「……バカは死ななきゃ治らない。だが、こいつは死なない」

 五人の中で唯一の少女、ポニーテールに纏めた茶髪を腰下まで伸ばした彼女がしみじみと呟く。

「……こっちに来たな」

 茶髪の青年が言う。彼の視線の先には、空から猛スピードでこちらに向かって来る白い服を着た人間が居た。銀髪の青年はそれを見据え、中性的な少年はそれを確認すると息を飲む。

「時空管理局です。ここは現在、戦闘区域に指定されています。あなた方を一時的に保護するので、指示に従って下さい」

 遠目からでは分からなかったが、降りてきた人は女性だった。栗色の髪をツインテールに纏め、金属で出来た杖を手にしている。歳は見た目、二十歳前後。若くてもスレンダーな茶髪青年と同い年だろう。他の四人は彼より一つ下なので、彼等からしてみれば、女性は年上になる。

 先程まで空を飛んでいた彼女は現在、大地に足を着いていた。

 中性的な青年とスレンダーな茶髪青年はアイコンタクトをとると、中性的な少年の方が口を開いく。

「分かりました」

 色々と聞きたいことはあるが、今はそれどころでは無いだろうと彼等は判断した。現状把握が出来てない今、彼女に従うしか無いのだ。




 続かない。


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