放課後、俺はある場所に向かっていた
陽介「__ここか。」
目の前の建物の看板には英語でギャラクシーと書かれてある
下に降りる階段がある
俺はそこを降りて行った
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陽介「__こんにちは。」
俺はドアを開けて、部屋に入った
美子「あ、こんにちは。」
部屋に入ると、中にはやわらかい雰囲気の女の人がいた
どう考えても、ライブハウスの店長って言う雰囲気じゃない
陽介「先日、お電話をさせていただいた出水陽介です。」
美子「あ、バイトの子だよね。」
陽介「はい。それで、店長さんはどこに?」
美子「店長は私ですよ?」
陽介「え?」
驚いた
人は見かけによらないんだな
美子「いやぁ、バイトの子なんて六花ちゃんから2人目だし助かるよ。」
陽介「そ、そうですか。(え?2人目?)」
そんな少人数で経営をこなしてるって、すごいな
確か、リニューアルオープンライブをしたばっかりだって言うし
美子「君の話はオーナーや六花ちゃんから聞いてるよ。」
陽介「はい。」
美子「オーナーからも許可が下りてるし、これからよろしくね。」
陽介「はい。よろしくお願いします。」
俺は頭を下げた
六花「__お待たせしました。」
陽介「六花?」
六花「あ、い、出水さん!」
美子「こんにちは、六花ちゃん。」
六花「こんにちは!」
六花は店長と同じTシャツを着てる
バイトしてるって感じる
六花「出水さんはこれからここでバイトするんですか?」
陽介「あぁ、お世話になるよ。」
美子「慣れない事もあるだろうから、六花ちゃんも助けてあげてね。」
六花「は、はい!」
美子「じゃあ、陽介君にも制服を渡しておくね。」
陽介「はい。」
俺は店長について行った
その後、Tシャツを受け取り、俺は店の方に出た
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美子「陽介君の事はある程度聞いてるから、何かあったら遠慮なく言ってね?」
陽介「......はい。」
俺はそう言われた後、掃除を始めた
そんなに複雑な事でもないし、簡単だ
六花「__あの、出水さん?」
陽介「うん?」
掃除の途中、六花が話しかけて来た
六花「羽丘は、どうでしたか......?」
六花は心配そうにそう聞いてきた
気にしてくれてたのか?
陽介「今のところは楽しかったよ。」
六花「そうですか。(今のところは......)」
陽介「あぁ。」
俺はそう言うと、掃除を再開した
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一通り、掃除が終わった
後は、機材の確認をしたりするよう言われていた
陽介「えっと......」
マニュアル通り、機材の確認をしてる
項目にある部分を確認、問題がなければチェックをつける
どうなってたら問題があるとか、そう言う事は詳しく書かれてるし、そんなに困ることはなかった
陽介「__これで終わりかな。」
しばらく、作業を続けてると確認はだいたい終わった
六花「あっ。」
陽介「六花?」
六花「ここ、チェックしておいてください。」
陽介「え?」
俺は六花が指さすところを見た
確かにそこには、確かに変な部分があった
六花「ここは、項目には入ってないですが、とても大切な部分なんです。」
陽介「なるほど。」
俺は六花に話を聞くと、チャックを入れた
それにしても......
陽介「それにしても、六花はこんなところに気付いたのか?」
六花「はい。前に音が少しおかしいと思って確認してみたら、項目の部分は何も問題なくて、項目にない部分を見てみたら見つかって。」
陽介「へぇ。」
そういう事にも気を付けておかないとな
陽介「六花は視野が広いな、すごいよ。」
六花「いえいえ!そんな!」
六花は激しく否定した
六花「でも。」
そのさなか、六花は静かにこう言った
六花「私はその時、何かを探すのに一つのものに囚われちゃいけないって思いました。色んなものに目を向けて、色んな可能性を探るのが、大切なのかなって。」
陽介「なるほど。」
六花「あ、ご、ごめんなさい!偉そうに!」
陽介「いや、ためになったよ。ありがとう。」
これからバイトを続けるのに大切な知識を得られた
美子「__二人ともー、今日ももうあがっていいよー」
六花「は、はい!」
陽介「わかりました。」
俺と六花は更衣室に向かった
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俺は着替え終わり、帰ろうとしていた
陽介(買い物は今日は大丈夫だな。)
そんな事を思いながら、出口の方に歩いていた
六花『__きゃー!!!』
陽介「六花!?」
美子「六花ちゃん!?」
バタン!!!
六花の悲鳴が聞こえたのと同時に更衣室から、六花が飛び出してきた
陽介「!」
俺はとっさに目を伏せた
なんでかって?
六花が下着のまま飛び出してきてるからだ
六花「む、虫、虫がぁ!」
美子「分かった!分かったから隠して!陽介君いるから!」
六花「出水さん......って、きゃあ!///」
陽介「見てない!俺は何も見てない!!」
俺は目を伏せたままそう言った
その後、俺は虫を駆除し、六花は服を着て、事態は収束した
こうして、慌ただしく、初日のバイトが終わった