狂犬と消失少年   作:火の車

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ギャラクシー

 放課後、俺はある場所に向かっていた

 

陽介「__ここか。」

 

 目の前の建物の看板には英語でギャラクシーと書かれてある

 

 下に降りる階段がある

 

 俺はそこを降りて行った

__________________

 

陽介「__こんにちは。」

 

 俺はドアを開けて、部屋に入った

 

美子「あ、こんにちは。」

 

 部屋に入ると、中にはやわらかい雰囲気の女の人がいた

 

 どう考えても、ライブハウスの店長って言う雰囲気じゃない

 

陽介「先日、お電話をさせていただいた出水陽介です。」

美子「あ、バイトの子だよね。」

陽介「はい。それで、店長さんはどこに?」

美子「店長は私ですよ?」

陽介「え?」

 

 驚いた

 

 人は見かけによらないんだな

 

美子「いやぁ、バイトの子なんて六花ちゃんから2人目だし助かるよ。」

陽介「そ、そうですか。(え?2人目?)」

 

 そんな少人数で経営をこなしてるって、すごいな

 

 確か、リニューアルオープンライブをしたばっかりだって言うし

 

美子「君の話はオーナーや六花ちゃんから聞いてるよ。」

陽介「はい。」

美子「オーナーからも許可が下りてるし、これからよろしくね。」

陽介「はい。よろしくお願いします。」

 

 俺は頭を下げた

 

六花「__お待たせしました。」

陽介「六花?」

六花「あ、い、出水さん!」

美子「こんにちは、六花ちゃん。」

六花「こんにちは!」

 

 六花は店長と同じTシャツを着てる

 

 バイトしてるって感じる

 

六花「出水さんはこれからここでバイトするんですか?」

陽介「あぁ、お世話になるよ。」

美子「慣れない事もあるだろうから、六花ちゃんも助けてあげてね。」

六花「は、はい!」

美子「じゃあ、陽介君にも制服を渡しておくね。」

陽介「はい。」

 

 俺は店長について行った

 

 その後、Tシャツを受け取り、俺は店の方に出た

__________________

 

美子「陽介君の事はある程度聞いてるから、何かあったら遠慮なく言ってね?」

陽介「......はい。」

 

 俺はそう言われた後、掃除を始めた

 

 そんなに複雑な事でもないし、簡単だ

 

六花「__あの、出水さん?」

陽介「うん?」

 

 掃除の途中、六花が話しかけて来た

 

六花「羽丘は、どうでしたか......?」

 

 六花は心配そうにそう聞いてきた

 

 気にしてくれてたのか?

 

陽介「今のところは楽しかったよ。」

六花「そうですか。(今のところは......)」

陽介「あぁ。」

 

 俺はそう言うと、掃除を再開した

__________________

 

 一通り、掃除が終わった

 

 後は、機材の確認をしたりするよう言われていた

 

陽介「えっと......」

 

 マニュアル通り、機材の確認をしてる

 

 項目にある部分を確認、問題がなければチェックをつける

 

 どうなってたら問題があるとか、そう言う事は詳しく書かれてるし、そんなに困ることはなかった

 

陽介「__これで終わりかな。」

 

 しばらく、作業を続けてると確認はだいたい終わった

 

六花「あっ。」

陽介「六花?」

六花「ここ、チェックしておいてください。」

陽介「え?」

 

 俺は六花が指さすところを見た

 

 確かにそこには、確かに変な部分があった

 

六花「ここは、項目には入ってないですが、とても大切な部分なんです。」

陽介「なるほど。」

 

 俺は六花に話を聞くと、チャックを入れた

 

 それにしても......

 

陽介「それにしても、六花はこんなところに気付いたのか?」

六花「はい。前に音が少しおかしいと思って確認してみたら、項目の部分は何も問題なくて、項目にない部分を見てみたら見つかって。」

陽介「へぇ。」

 

 そういう事にも気を付けておかないとな

 

陽介「六花は視野が広いな、すごいよ。」

六花「いえいえ!そんな!」

 

 六花は激しく否定した

 

六花「でも。」

 

 そのさなか、六花は静かにこう言った

 

六花「私はその時、何かを探すのに一つのものに囚われちゃいけないって思いました。色んなものに目を向けて、色んな可能性を探るのが、大切なのかなって。」

陽介「なるほど。」

六花「あ、ご、ごめんなさい!偉そうに!」

陽介「いや、ためになったよ。ありがとう。」

 

 これからバイトを続けるのに大切な知識を得られた

 

美子「__二人ともー、今日ももうあがっていいよー」

六花「は、はい!」

陽介「わかりました。」

 

 俺と六花は更衣室に向かった

__________________

 

 俺は着替え終わり、帰ろうとしていた

 

陽介(買い物は今日は大丈夫だな。)

 

 そんな事を思いながら、出口の方に歩いていた

 

六花『__きゃー!!!』

陽介「六花!?」

美子「六花ちゃん!?」

 

 バタン!!!

 

 六花の悲鳴が聞こえたのと同時に更衣室から、六花が飛び出してきた

 

陽介「!」

 

 俺はとっさに目を伏せた

 

 なんでかって?

 

 六花が下着のまま飛び出してきてるからだ

 

六花「む、虫、虫がぁ!」

美子「分かった!分かったから隠して!陽介君いるから!」

六花「出水さん......って、きゃあ!///」

陽介「見てない!俺は何も見てない!!」

 

 俺は目を伏せたままそう言った

 

 その後、俺は虫を駆除し、六花は服を着て、事態は収束した

 

 こうして、慌ただしく、初日のバイトが終わった

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