狂犬と消失少年   作:火の車

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体育祭の日

 体育祭の日になった

 

 俺はいつも通り、登校し

 

 グラウンドの自分の席に座ってる

 

陽介「__いやー、始まったなー。」

モカ「そーだねー。」

 

 横には青葉が座っている

 

 他の4人は競技に出るために招集場所に行った

 

モカ「ようくんは200m走に出るんだよねー。」

陽介「まぁ、走るの嫌いじゃないしな。」

 

 俺は競技を見ながらそう答えた

 

 活気があって、皆、すごい楽しそうだな

 

友希那「__陽介。」

陽介「あ、湊さん。」

リサ「やっほー☆」

モカ「リサさんもー。」

 

俺と青葉は立ち上がり

 

 2人の方に近づいた

 

陽介「おはようございます。」

友希那「おはよう、陽介。調子がよさそうね。」

陽介「はい、とても元気です。」

友希那「そう、よかったわ。」

 

湊さんは優しい微笑みを浮かべながらそう言った

 

この人の笑顔はすごく安心する

 

リサ「出水君は競技、何出るのー?」

陽介「俺は200m走に出ます。」

友希那「あら、そうなのね。応援してるわ。」

陽介「ありがとうございます。湊さんが応援してくれればいくらでも頑張れます。」

友希那「そ、そう///」

リサ(ニヤニヤ)

 

俺がそう言うと湊さんの声が小さくなり

 

今井さんがニヤニヤし始めた

 

友希那「私達は行くわ///頑張りなさいよ、陽介///」

陽介「はい、湊さん。」

 

そうして、2人は自分のクラスの方に戻って行った

 

俺はそれを見送り、自分の席に戻ろうとした

 

陽介「何ニヤついてるんだ?」

モカ「いや〜、ようくんは罪な男だなーって思って〜」

陽介「どういう事だ?」

モカ「ようくんは知らなくていいんだよー。」

 

青葉はにやけ顔のまま席に戻って行った

 

俺は首をかしげながら席に戻った

__________________

 

しばらく時間が経つと

 

競技に行ってた美竹と上原と宇田川が戻ってきた

 

そして入れ違いという形で、俺と青葉は席を立った

 

そして、招集場所に来た

 

日菜「__あ、陽介君!」

陽介「あれ、氷川さん?」

モカ「日菜先輩ってここの担当でしたっけー?」

日菜「陽介君の出番だから、見に来たんだよ!」

陽介「あ、そうなんですか。」

日菜「うん!頑張ってね!」

陽介「ありがとうございます。」

 

俺は軽く頭を下げた

 

氷川さんは嬉しそうに鼻歌を歌ってる

 

チュチュ「__陽介!」

陽介「あ、チュチュ。」

チュチュ「応援に来てあげたわ!頑張りなさいね!」

陽介「あぁ、頑張るよ。」

チュチュ「1番よ!絶対に一番を取るのよ!」

陽介「は、はは、頑張るよ。」

 

正直、そこまでの自信はないけど

 

楽しそうなチュチュを見てるとYESとしか答えられない

 

陽介(なんとか、頑張ろう。)

日菜「陽介くーん!入場だよー!」

陽介「はい、直ぐに行きます。」

 

俺は入場の列に並び

 

後は流れに沿って入場した

__________________

 

入場すると、かなり人の圧を感じた

 

結構、保護者も多く来てるんだな

 

俺はそんなことを考えながら自分の順番を待った

 

陽介「__俺の番だ。」

 

しばらく待つと、順番か回ってきた

 

横を見るといかにも体育会系な男子が立っている

 

陽介(うっわ、足速そう。)

 

流石に帰宅部の俺が勝てるわけない

 

でも、手を抜く訳にも行かないし

 

全力でやるだけやってみるか

 

『位置について、よーい!』

 

ドン!

 

と言う、音と同時に俺はスタートした

 

陽介(あれ?)

 

スタートすると

 

3人は前にいず、俺の後方にいた

 

俺は首をかしげた

 

陽介(スタートミスったのか?)

男子(は、はや!?)

男子2(なんだこいつ!?)

男子3(俺、サッカー部でトップなんだけど?)

陽介(追いついてこないなー)

 

そんなことを思ってるうちに

 

俺はゴールテープを切った

 

陽介(__1位になった?)

 

"客席"

 

日菜「__きゃー!///陽介君、かっこいいー!///」

友希那「か、かっこいいわ.....!///」

リサ(この2人、すごいデレデレだねー。なんだろう、2重の意味で負けた男子たちがいたたまれない。)

 

つぐみ「見て見て!出水君、1番だよ!」

蘭「はいはい、見てる見てる。」

巴「それにしても、すごい速かったなー!あいつすげぇや!」

ひまり「あの3人、全員運動部で足も速いのにね!」

モカ(まぁ、本人は不思議そうにしてるんだけどね〜。)

 

六花「出水さんすごい!ね、ね!明日香ちゃん!あこちゃん!」

明日香「うん、速かったねー。ありゃ、すごいわ。」

あこ「なんか、バーン!って感じだったね!」

六花「やっぱり、かっこええなぁ///」

明日香(く、空気が甘い。)

 

チュチュ「やったわ!陽介が1番よ!1番!」

パレオ「はい!チュチュさま!」

チュチュ「ちゃんと撮ってたでしょうね?」

パレオ「はい!完璧です!」

レイ「それにしても、速かったね。何かしてたのかな?」

ますき「部活には前の学校でも入ってなかった。でも、足が速いのは噂ではあるが聞いたことあったな。」

レイ「へぇ、そうなんだ。」

 

"陽介"

 

200m走が終わった後

 

俺は自分の席に戻ってきた

 

なぜか、一緒に走った3人に睨まれた.....

 

つぐみ「__おかえり!出水君!」

陽介「あ、ただいま。」

 

席に戻ると最初に羽沢が来た

 

なんだろう、耳と尻尾が見える

 

とうとう、俺の目は潰れたか?

巴「おう、陽介!すごい速かったな!」

ひまり「うん!あんなに圧倒して1位になるなんて!」

陽介「あれは、全員スタートをミスっただけだろ?」

蘭「え?」

陽介「だって、そうじゃないと、あの3人が単純に足が遅いだけになるし。」

ひまり「え?え?」

巴(別にそんな風には見えなかったんだけどな?あれ?)

 

青葉以外の4人は首を傾げてる

 

何か不思議な事でもあったのか?

 

陽介「なぁ、青葉。皆は何を悩んでるんだ?」

モカ「うーん、なんなんだろうねー?」

陽介「?」

 

青葉はヤレヤレと言った感じの態度だ

 

何か知ってる風だが、まぁ、別にいいだろ

 

陽介(さてと、後はゆっくり見てるかー。)

 

俺はそれから

 

競技をしてる方をぼーっと眺めていた

 

そして、時間は過ぎて行った

__________________

 

昼休憩の時間になった

 

昼はチュチュ達と合流する予定だ

 

陽介「__あ、いた。」

チュチュ「来たわね、陽介!」

陽介「待たせて悪いな。」

 

俺はそう言いながら

 

みんなが座ってるシートの上に座った

 

ますき「それじゃ、食うか!」

六花「そうですね!」

チュチュ「今日のお弁当も陽介の手作りよ!感謝して食べなさい!」

陽介「いや、別にいいんだが。」

レイ「楽しみだね。ライブの時に作ってきてくれたのも美味しかったし。」

パレオ「いただきますね!」

 

そう言いながら、各々、好きなおかずを取って

 

美味しそうにだべてくれてる

 

作った側としては、冥利に尽きるな

 

ますき「おい、食わねぇのか?」

陽介「食べるよ。」

パレオ「パレオのおすすめはこれです!」

陽介「ははは、そうか。」

 

俺も皆が食べるのを邪魔しないように

 

程々のペースで箸を入れた

 

陽介「__あれ、六花?」

六花「はい?」

陽介「頬にご飯粒ついてるぞ?」

六花「え!?///ど、どこですか!?///」

陽介「ここ。」

 

俺はそう言って、六花の頬についてたご飯粒を取り

 

それを口に入れた

 

六花「!?///」

陽介「落ち着いて食べないと喉詰まらせるぞ?」

六花「は、はいぃ......///」

レイ(ロックちゃんの顔真っ赤だ。て言うか、あれを無自覚でやってのけるなんて。)

ますき「ほんとにこれうめぇな。どうやって作ってんだ?」

陽介「普通にだよ。特別なことはしてない。」

ますき「まじかよ。」

 

佐藤は驚いたように声を上げた

 

料理で1番大切なのは、食べる人物を考えること

 

これは、決して感情論などではなくて

 

何時何分に食べ始めるのかとか、そういう事だ

 

ますき(何が1番やべぇって、こいつ、味とか感じてないんだよな。しかも、それをあの2人に悟られてもいねぇ。)

レイ「あ、ますき。そこにある、ハンカチとって。」

ますき「ハンカチ?あぁ、これか。」

陽介「俺が取るよ。」

ますき、陽介「!?」

 

俺がハンカチを取ろうとすると

 

少し遠かったのか体制を崩した

 

陽介(か、顔近__)

ますき「!!」

佐藤はすぐに体制を戻し、顔を離した

 

俺は佐藤に謝った

 

陽介「わ、悪い。」

ますき「......いや。」

 

やっぱり、怒ってるのか?

 

余計なことしやがってって

 

ますき「......///」

レイ「ますき?どうしたの?」

ますき「な、なんでもねぇ!///」

レイ「そ、そう?」

六花(むぅ......)

 

そうして、時間は過ぎ

 

昼休憩の時間が終わった

__________________

 

昼休憩が終わると

 

俺はまた、自分の席に戻った

 

陽介「......」

 

実は俺の出番は午前しか無いんだ

 

色々な事情があって、午後に出られる競技がなかった

 

だから、今、かなり眠い

 

陽介(でも、こんな所で寝たら首痛める。)

 

体に悪いことはしたくない

 

でも、かなり眠い

 

あの5人もどこかに行ってるし

 

友希那「陽介?」

陽介「湊さん?」

友希那「どうかしたの?かなり眠たそうだけれど?」

陽介「暇すぎて、眠たくなっちゃって。」

友希那「そうなの?」

陽介「はい......」

友希那「......」

 

湊さんは何かを考えている

 

そして、しばらくすると俺の隣に座った

 

友希那「膝、貸してあげるわ」

陽介「え?」

友希那「そうすれば、首を痛めたりはしないし、ないよりは寝心地がいいわ。」

陽介「......」

 

常識的に考えよう

 

この状況で膝枕で寝てみろ

 

どう考えても見え方がやばい事になる

 

陽介「い、いえ、大丈夫です。」

友希那「遠慮なんていいのよ?」

陽介「!」

 

湊さんはそう言って

 

俺を横にさせた

 

急な事で対応が出来なかった

 

友希那「目の下にクマがあるじゃない。しっかり寝なさい。」

陽介(やば、横になると睡魔が.....)

 

俺は最近の疲れからか

 

睡魔と戦う気力が全くない

 

俺はそのまま、意識を手放した

 

"友希那"

 

勢いで膝枕なんてしたけれど

 

陽介はすごい勢いで寝てしまった

 

そんなに寝心地がいいものなのかしら?

 

友希那(それにしても......)

 

私は膝の上に乗ってる陽介を見た

 

正直、すごく可愛い

 

今すぐにでも抱きしめて一緒に寝たい

 

友希「陽介?」

 

私は小さな声で名前を呼び

 

彼の頬をつついた

 

感触的には柔らかいけれど

 

少し痩せてるようにも感じる

 

彼は頬を続いても穏やかな寝息を立てている

 

友希那(至福だわ.......///)

 

猫たちといる時以上に癒される

 

もう一生このままがいいわ

 

陽介「......醤油......砂糖.......」

友希那(なんの夢を見ているのかしら。)

 

陽介の事だから

 

家で足りなくなってる調味料かしら

 

それとも、夢の中でも料理をしているのかしら

 

友希那「いい子ね、陽介。」

 

私は陽介の頭を撫でた

 

すると彼は嬉しそうに頬をま緩ませた

 

友希那「.......ねぇ、陽介?陽介は私の事が好きかしら?」

 

私は意識のない彼にそう問いかけた

 

声が聞こえてる訳ない

でも、私は話を続けた

 

友希那「私は陽介が好きよ。」

 

私は小さくそう言った

 

私は彼の前髪をかき分けた

 

友希那「.......だって、あなたは何も変わってないんだもの。」

 

私は陽介に向かって

 

そう呟いた

__________________

 

"陽介"

 

目を覚ますと

 

俺は湊さんさんの膝に頭を乗せたままだった

 

湊さんにすみませんと謝ると

 

彼女は優しくいいわよ、と言ってれた

 

俺が立ち上がると、他の生徒は閉会式の準備をしていた

 

俺と湊さんは慌てて、列に入り、閉会式に参加した

 

陽介(俺、どんなに寝てるんだよ!)

 

俺だけならいいが、湊さんにまで迷惑をかけた

 

後でしっかり謝っておかないと

 

そう後悔してるうちに閉会式が終わった

 

モカ「やぁやぁ、ようくんー」

陽介「ん?どうした?」

モカ「いやー、さっきは湊さんの膝でぐっすりだったねー。」

陽介「み、見てたのか。」

 

それはそうだ

 

青葉の席は俺の隣

 

戻ってくれば見られるに決まってる

 

モカ「良かったねー、つぐに見られなくてー」

陽介「え?なんで羽沢?」

モカ「さー?」

 

青葉は笑いながらそう言ってきた

 

俺は不思議に思ったが気にしないことにした

 

蘭「2人とも何してるの?」

巴「さっさと帰ろうぜー」

ひまり「もうクタクタだよー」

陽介「あれ?羽沢は?」

モカ「つぐは生徒会だから後片付けだよー」

陽介「そ、そうか。」

 

羽沢は大変だな

 

疲れてるだろうに、後片付けなんて

 

蘭「さっき、先に帰っててってつぐみに言われた。」

陽介「なら、帰っとくか。」

 

俺はそう言って、校門の方を向いた

 

陽介母「__陽介。」

陽介「え?」

 

俺は背筋が凍った

 

だって、目の前には母さんがいたから

 

陽介「な、な、なんで?」

蘭「誰?」

陽介「俺の、母さん.....」

4人「!!」

 

なんで、なんで今更

 

わざわざ学校まで来た

 

陽介「!」

 

俺は鞄から薬を取りだし

 

それを服用した

 

しないといけないって本能が判断した

 

陽介「今更、何の用?」

陽介母「陽介、私と一緒にやり直しましょ?」

陽介「え?」

 

母さんの口から信じられない言葉が出た

 

やり直す?どういう事だ?

 

陽介「な、何を言ってるんだ。1度、俺を捨てたくせに。」

陽介母「あれは、試練だったのよ。」

陽介「は?」

陽介母「あなた、バイト始めたそうじゃない。」

陽介「......それが、なに。」

陽介母「私はあなたに1人で生きられる練習をして欲しかったの。だから、あえて、突き放したの。」

 

何を、言ってるんだ?

 

試練?1人で生きる練習?

 

あえて、突き放した?

 

陽介母「あなたは自分で稼げるようになった。合格よ。私のところに戻ってきなさい?」

陽介「は?何言ってるんだよ、分かんないよ......」

 

頭の中がグチャグチャになる

 

なんなんだよ

 

陽介母「あと、あなた、今、あのマンションに住んでるみたいね。」

陽介「!(チュチュの家まで!)」

陽介母「ちょうどいいから、あそこの人から少し、お金を借りてきなさい?そうすれば、私たちは幸せに暮らせるわ。お父さんからも養育費が取れし、楽しく暮らせるわ。」

陽介「な、なんで、そんなことを......?」

 

何がなんだかわからない

 

なんで、チュチュたちのことを言ってるんだ?

 

お金を借りてくる?

 

そんなことして、なんになるんだ?

 

陽介母「これからはバイト代も管理してあげるから、かえってらっしゃい?」

モカ「__いい加減にしたらどうですか?」

陽介母「あ?」

陽介「あ、青葉......?」

モカ「黙って聞いてましたけど、随分勝手ですね。試練?突き放した?お金を借りてこい?バイト代も管理してあげる?」

陽介母「そうよ。それの何がおかしいの?私は母親なのよ?」

モカ「ようくんが1番辛い時期に突き放しておいて、よくそんなことが言えますね。」

 

明らかに青葉は怒ってる

 

他の3人も驚いてる

 

陽介母「あえてよ、あえて。試練は辛いほど乗り越えた時のリターンが大きいの。」

モカ「ようくんは事故でこんな事になってるのに、それなのにその試練ってやつをかしたんですか?状況の判断も出来ないんですか?」

陽介母「うるさいわね!親子間の問題に口出ししないで!」

 

そう叫びながら母さんは学校に入ってこようとした

 

モカ「はい、ストップ。」

陽介母「何よ!」

モカ「あなたは、そこから先には入れませーん。」

陽介母「は?」

モカ「だって、部外者ですよね?入ったら不法侵入ですよ?」

陽介母「うるさい!私は保護者よ!」

 

母さんは再度、学校に入ろうとした

 

すると、青葉はまた止めた

 

モカ「警備員さん呼びますよー?言っておきますけど、不法侵入は犯罪ですよ?」

 

青葉がそう言うと、上原がどこかに走って行った

 

多分、警備員を呼びに行ったんだ

 

モカ「入りたいならどうぞー。ようくんを連れ去るころにはあなたは警備員さんに連れ去られますけどねー。」

陽介母「ちっ!」

 

母さんは大きく舌打ちをすると

 

どこかに歩いて行った

 

俺は足の力が抜け、その場にへたり混んだ

 

巴「陽介!」

蘭「大丈夫!?」

陽介「あ、あぁ......」

 

嫌な汗が流れてる

 

心臓も動きすぎて痛い

 

巴「それにしても、とんでもないやつだな!」

蘭「うん。普通なら、あんなこと言えないよ。」

 

2人も怒ったような声でそう言ってる

 

モカ「ようくん。」

陽介「青葉......」

モカ「ごめんね、追い返すのがやっとだった......」

 

青葉は落ち込んだようにそう言った

 

陽介「い、いや、ありがとう。」

モカ「辛かったよね、あんなこと言われて。」

陽介「!」

 

青葉は俺を抱きしめてきた

 

モカ「今は、安心して。」

陽介「......あぁ。」

 

俺は完全に体の力を抜いた

 

その瞬間、俺の目の前は真っ暗になった

 

__________________

 

"蘭"

 

あの人が去った後

 

陽介はショックからか意識を失った

 

一応、あの人の再来を危惧して校内の保健室で何人かに着いてもらってる

 

日菜さんやつぐみや湊さん、RASの人達が駆けつけてきて

 

事情を説明すると、怒り狂って、あたしも怖いくらいだった

 

蘭(.......でも。)

 

あたしにはもっと怖いことがあった

 

モカ「.......」

 

モカだ

 

長い付き合いだけど、あんなに怒ったモカ、初めて見た

 

いつもはよく言えばのんびりして、穏やかなモカ

 

そんなモカがあんなに怒るなんて......

 

蘭(どうしたんだろ、モカ。)

 

あたしはそんな疑問を感じながら

 

交代で陽介の様子を見に行った

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