朝、俺はいつも通り朝食の準備をしてる
正月だし、皆はそんなに早く起きてこないかな
六花「__おはようございます、出水さん。」
陽介「あ、起きたのか?」
六花「はい。」
なんてことを考えながら料理してると
六花が眠たそうな顔をしながら歩いてきた
俺は六花の姿を見た瞬間、目をそらした
六花「出水さん?」
陽介「ろ、六花?ふ、服が......」
六花「わざとですよ......?///」
陽介「!?」
六花の方を見てないけど、
なんか近づいて来てる気配を感じる
新年早々、何かヤバい気がする
六花「どうですか......?///」
陽介「ど、どうなんだろうなー?」
チラッとも見てないとは言わない
てか、六花ってこういう子だったっけ
いや、今更かもしれないけど
六花ってどっちかって言うと
今の反対みたいな子じゃないっけ?
六花「今日はピンクです。」
陽介「何言ってるの!?」
六花「折角の新年ですし、思い出に......///」
陽介「思い出って何の!?」
ますき「__何騒いでんだ?」
陽介「さ、佐藤?」
六花とやり取りをしてると、
佐藤があくびをしながら近づいて来た
なんだかんだ、佐藤も起きるの早いんだな
六花「何もありませんよ?少しお話をしてただけです。」
ますき「そうか?ならいいや。」
陽介「もうすぐ朝ごはん出来るぞ。」
ますき「あぁ、分かった。座って待ってる。」
佐藤はそう言って、
椅子に座ってテレビをつけた
なんだろう、この亭主感は
たくましいなぁ
六花「......残念です。」
陽介「あ、あはは。(た、助かった。)」
それから俺は全員分の朝ごはんを準備し
皆を起こした
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早朝、なんか色々あった気がするけど
もう、あの事は一旦忘れておこう
俺はそう考えながら無心でご飯を食べてる
レイ「この後、皆はどうする?」
ますき「そりゃ、初詣行くだろ。な、出水?」
陽介「まぁ、そうだな。」
六花「私も行きたいです!」
パレオ「パレオも~!」
チュチュ「私も行くわ。」
全員、初詣に行くみたいだ
チュチュも行くのは結構意外だったけど
チュチュ「食べ終わったらすぐに行くわよ。」
パレオ「チュチュ様以外、全員食べ終わってますよ?」
チュチュ「嘘でしょ!?」
パレオ「はい!嘘です♪」
チュチュ「パレオ~!」
陽介「あ、あはは。」
ますき「新年早々、可愛い会話してるな。」
レイ「そうだね。」
六花「私達も準備しておきましょうか。」
俺達は各自、外に出る準備をした
まぁ、俺が準備することなんて無かったけど
しばらくし、俺達は全員家から出た
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家を出てしばらく歩き
一番家から近い神社に来た
やっぱり、神社はかなり混んでる
ますき「__結構人いるなー。」
陽介「そうだな。」
ますき「はぐれんなよ、出水。」
佐藤は俺の方を見ながらそう言った
なんだ、このイケメン
陽介(あれ?俺と佐藤の性別って逆だっけ?)
そう思わざる得ないぞ、これは
俺が弱弱しいのもあるけど
佐藤ってすごいんだなぁ
レイ「ここでは屋台もしてるみたいだね。」
パレオ「だからこんなに混んでるんですねー。」
チュチュ「もう疲れたわ......」
確かに、この人の多さはきついな
チュチュはマジで疲れた顔してるし
レイ「流石に6人で固まって動くのは難しいし、人数を分けて行動しよう。」
陽介「それいいな。どう分ける?」
六花「私は出水さんとがいいです!」
ますき「私も出水と行く。」
パレオ「ちょうどいいです!私はチュチュ様といたかったので!」
チュチュ「な、なんでもいいわ......」
レイ「じゃあ、後で神社の外で落ち合おう。」
陽介「了解。」
それから、3人ずつに分かれ
それぞれ神社の中を回ることにした
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陽介「__うわぁー。」
少し歩き、俺達は本殿の前に来た
案の定というか、何と言うか
やっぱり凄い並んでる
これは、すごいなぁ......
ますき「こんな並んでるのか。」
六花「すごい人数ですね?」
陽介「まぁ、取り合えず並ぼうか。」
俺はそう言いながら
列の最後尾に立った
これ、いつになったら参拝できるんだろう
日菜「__わー!すっごく並んでるよー!」
紗夜「こら日菜!走らないの!」
陽介、ますき、六花「ん?」
日菜「あ、陽介君だー!」
陽介「日菜さん?」
日菜「あけましておめでとー!」
日菜さんはおおきく手を振りながら近づいて来た
振袖来てるのにこの人の動くスピードすごいな
日菜「陽介君も来てたんだね!」
陽介「はい、やっぱり特別な日なので。」
紗夜「久しぶりですね。」
陽介「はい、どうも。」
氷川さんとはどう接していいか分からないな
ほぼ初対面みたいなもんだし
友希那「__陽介!」
陽介「!」
少し距離のある場所から知ってる声が聞こえた
まぁ、神社だってそこら辺にあるわけじゃないし、
いても不思議じゃないか
陽介「湊さん......って。」
ますき(お、おせぇ!)
紗夜(湊さん......)
友希那「はぁはぁ......」
陽介「だ、大丈夫ですか?」
湊さんはかなりの時間をかけ、
俺の所まで走ってきた
まるで、何キロも走ってきたみたいだけど
距離は20mもない
友希那「ひ、久し振りね。」
陽介「はい、久し振りですね。」
湊さんはいつも通りの態度をとっているが
さっきのを見たらそれも可愛げがあるように見えて
なんか、おかしいな
友希那「あなたに会えて嬉しいわ。今日ここに来てよかったわ。」
陽介「俺も嬉しいですよ、湊さん。」
六花(な、なんか、いい雰囲気なっとる!?)
今年も湊さんの安心感は健在みたいだ
朝はかなり冷や冷やしたから、
すごい助かる
日菜「あ、そうだ!」
陽介「?」
日菜「せっかく会ったから陽介にこれあげる!」
日菜さんはそう言って、
お年玉袋を渡してきた
陽介「え?」
日菜「おねーちゃんに入れすぎたらダメって言われたからそんなに入ってないけどね!」
紗夜(それでも3万円は入ってるのだけれど。)
友希那(これは、負けていられないわ!)
紗夜(湊さん!?)
日菜さんは拒否しても無駄だろうなぁ
かと言って、一つ上の先輩に貰うのは
友希那「陽介!」
陽介「は、はい!?」
友希那「これを受け取りなさい。」
陽介「へ?」
今度は湊さんが袋を渡してきた
異様に膨らんでる
友希那「取り敢えず、今持ってる分全て入れたわ。」
陽介「いや何やってるんですか!?」
友希那「日菜が渡したんだもの、私が渡さない訳には行かないわ。」
陽介「いやいや、そういうのないですよ!?」
日菜(中々やるな〜、友希那ちゃん。)
湊さんは何を熱くなってるんだ?
らしくなさすぎる
俺はそんなことを思いながら
手に握られてる袋を見た
ますき「まぁ、儲けくらいで貰っとけよ。」
陽介「いや、でもな......」
ますき「本人たちがいいって言ってんだしいいんだよ。」
六花(そ、そういうものなんでしょうか?)
うーん、2人と何かすることがあればそれに役立てるか
それなら、精神的に大丈夫だし
返却できないならそうしよう
日菜「じゃあ、陽介君は今からあたし達みんなで遊ぼ!」
陽介「え?」
友希那「そうね。私もしばらく会っていなかったし。」
2人はそう言いながら
俺の両腕を掴んだ
六花「ず、ずるいです!」
陽介「ちょ、六花まで!?」
ますき「モテモテだな、出水。」
陽介「佐藤?なんでそんなに怒ってるんだ!?」
紗夜(そ、想像以上に大変ね、彼。)
それから、参拝を済ませて
屋台を回る間
俺は3人にくっつかれ
佐藤に気を使いながら時間を過ごした
何というか、楽しかったっちゃ楽しかったけど
物凄く疲れる新年の幕開けだった