BEYOND YOU~WORLD TRIGGER Another Story~ 作:ポンコツ創作者 リオロス
《夕方》
「今日は楽しかったなぁ、レヴィアたん?」
「うん…」
ヴィー!ヴィー!
ヴィー!ヴィー!
けたたましい警報音がレヴィアのポケットから鳴り響く。
「!」
「どしたん?」
レヴィアがポケットから白い小粒の物体を取り出す。
これはイフの子機であり、イフと連絡ができたり、精度は多少落ちるが解析等の機能を使うことができる。
今回は緊急のためにと携帯していた。
「イフ!何があった!?」
「告。件の大型トリオン兵出現。防衛任務にあたっていた者は全滅した。」
イフが無機質な声で答えた。
「ウソ…だろ…!?」
「否。事実だ。」
「クソッ!イフ!すぐに
「了。
バチッバチバチッ…
レヴィアの子機から小さな
これもまた、イフの機能で複製し搭載したものである。
× × ×
トッ
レヴィアが警戒区域に到着すると、そこには破壊されたトリオン兵が群れているだけであった。
「そんな…」
レヴィアが膝から崩れ落ちた。
「レヴィア、緊急会議が行われる。レヴィアも行かなければならない。」
「…わかった。」
× × ×
《騎士団本部 会議室》
ガチャッ
レヴィアが部屋に入ると、中にいた全員がレヴィアを見た。
「レヴィ…」
オーデム総指揮がなにか言おうとするのを遮るようにしてレヴィアは土下座し、
「申し訳ありません!」
大声で謝罪した。
「なっ…」
誰一人として困惑していない者はない。
レヴィアがここまでして謝罪する必要などないからだ。
「まるで狙ったかのような敵の行動…そしてこれだけの被害…この首を以てどうか…!」
「頭を上げなさい、騎士レヴィア。君が悪いのではない。こういったことを計算しなかった私のミスだ。」
オーデム総指揮がそう言うが…
「いえっ、今回は僕が休暇を拒否して任務にあたっていればさらわれる騎士を減らせたかもしれません!」
レヴィアが食い下がると、ルモア隊長が
「騎士レヴィア、君は気づいていないかもしれないが、君は働きすぎなのだよ。今回の休暇は、オーデム総指揮の命令だ。」
と明かした。
「休暇の命令…」
「今回、確かに君がいればなにか違ったかもしれないだろう。だが、それならばそれは私のミスだ。君がなんと言おうと、君を処罰することはできない。」
「ぐっ…」
あとから知ったことだが、これはレヴィアの様子を見かねた僚の同居者達が総指揮に頼み込んだものだったらしい。
「では改めて会議といこう。先程の件でさらわれた騎士は16人となった。イフ特別顧問、先程の襲撃時の記録を。」
イフは騎士団特別顧問という立場になり、これで研究解体は何があってもできないようになった。
総指揮の計らいである。
「了。
ヴゥン
壁に映像が投影される。
「今回も、前回と同様に地中からの奇襲が行われた。しかし、私のレーダー記録を解析した結果、それらしきトリオン反応が現れた形跡はなかった。奇襲直前になってトリオン反応が現れた。」
「奇襲の直前だと!?」
「憶測に過ぎないが、現実味のある流れとしては地雷のように反応してから展開した、と考えるのが妥当だと思われる。」
「そうなると…」
「どこから持ってきたのか…が問題だな。」
「単純に考えれば他のトリオン兵が格納していたと見るべきだろうな。しかし、それをどのようにして仕掛けたのかがまたしても問題だ。」
騎士達が皆頭を抱えて悩むなか、レヴィアが打開策を見つけた。
「オーデム総指揮、自分に考えがあります。」
「聞かせてくれ。」
× × ×
「ふむ…確かにそれはあり得るかもしれん。だが、そうした場合、君の身に危険が及ぶことになるぞ。」
「イフの力があれば、大丈夫です。」
「…よし、今出た案を直ぐに取り入れる。今ここにいない何人かの上位騎士にも通達をし、これまで同様上位騎士のみで防衛に当たる。」
「「「了解」」」
× × ×
《翌日 正午過ぎ》
「では、作戦を開始する。」
イフが無機質な声で呼び掛ける。
「よし、どうにかして尻尾だけでも掴むぞ!」
「おう!」
現在、ワールドトリガーの二次創作をしておりますが、新しい小説をそれと平行することで更新の隙間をカバーできないかなとか考えてます。如何でしょうか?因みに新小説は完全オリジナルを予定しております‼️
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やってもいいよ
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だめ