BEYOND YOU~WORLD TRIGGER Another Story~   作:ポンコツ創作者 リオロス

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第12話 新生

件のトリオン兵を撃破してから数日、今のところ新たに送り込まれたものはないため、少しばかりゆったりとした時間が過ぎていた。

 

× × ×

 

《モナーチアの遠征艇》

 

「どういうことだ!フィシュが仕留められた!完全にマイナスではないか!」

 

そう叫ぶのはモナーチアの貴族モンシ・ガルカイである。

 

「まぁ落ち着いてください。フィシュを仕留めたあのガキ、計測では神に相応しい。あれを狙いましょう。戦力としてはフィシュを複数送り込めば潰せるでしょう。」

「なんとしてでも「神」を見つけなければならない。わかっているな?」

「もちろんでございます。」

 

× × ×

 

《アポミミシ騎士団 会議室》

 

今回は何人かの上位騎士が呼び出されていた。

なんの共通点も見えず、何の用かと思っていたら…

 

「君たちを呼んだのは他でもない。先日決議された件についてだ。」

「先日決議された件といいますと…」

 

先日、警戒区域の拡張という意見が出た。

そこで、今の警戒区域の二まわりほど小さな警戒区域を多数設け、そこにそれぞれの部隊を配置しよう、というものだった。

 

「君達には、警戒区域に設置される部隊の隊長になってもらいたい。」

「なるほど…」

 

殆どの騎士は多少驚いた様子だが、一人だけ明らかに様子が違っていた。

レヴィアである。

 

「オーデム総指揮、お言葉ですが自分はまだ若輩者等という言葉では足りぬ者です。自分にそのような大役が勤まるとは…」

「それは違う。君でなければできないのだ。」

「自分でなければ…?」

「君の受け持つ隊はなかなか曲者揃いなのだ。他の者にそれをまとめ上げることはできない。」

 

自分でなければまとめられない、そのようなことがあるのかと頭を悩ます。

 

「恐縮ですが…自分が受け持つ部隊の部隊員をお教えいただけますか?」

「よかろう。サヨ・トロギア、キイラン・フニマリュス、エリミス・ニルギオ、ラクサ・キバサダの四人だ。」

 

確かに曲者揃いだ。

はっきり言って彼女らをまとめられるような腕利きなど、そんじょそこらにはいないだろう。

 

「察したと思うが、彼女らはかなりクセが強い。他の部隊に分散させるわけにもいかず、まとめたはいいが君以外に隊長として適任なものはいないのだ。どうか、頼む。」

「…わかりました。謹んで拝命いたします。」

 

× × ×

 

《第三警戒区域 基地》

 

「…というわけでこの隊の隊長になってしまいました。」

「この子がサヨはんとこの?」

「そうです。」

「えらいかわええ子やなぁ♪」

「えっ…」

 

白いドレスに身を包み大きな防止を被った貴婦人(?)がエリミス・ニルギオである。

サヨと同じくセルヴァル族の出身で、サヨの師匠であり、つかみ所がないようなところなどもよくにている。

 

火兵戦特化トリガー・「戦火の女神(ベイルム・デア)」を操るアポミミシ随一の射撃戦のスペシャリストである。

 

「よしよし♪」

 

エリミスがレヴィアの頭を撫でる。

 

「あぅ…」

 

相変わらずこういったことに弱いので、どうすることもできずに狼狽える。

 

「レヴィアたんお気にになってまったなぁ♪」

「相変わらずですね…」

 

そう飽きれ気味に言うのはラクサ・キバサダ。

彼女はキイランの師匠で、同じ武闘派騎士である。

戦闘になるとかなり暑苦しくなり、煩くなるらしい。

戦闘以外では結構隙だらけとかなんとか…

その性格は父親譲りだとか。

 

「レヴィア、隊長としての任務も忘れないように。」

 

なかなかにKYなタイミングにイフが忠告する。

 

「うん。大丈夫だよ。」

 

隊長の任務は、襲撃があった際のトリオン兵の種類などを記録した報告書の作成・提出、隊員の体調管理、会議などへの主席などがある。

 

これから、忙しくなりそうだ。

現在、ワールドトリガーの二次創作をしておりますが、新しい小説をそれと平行することで更新の隙間をカバーできないかなとか考えてます。如何でしょうか?因みに新小説は完全オリジナルを予定しております‼️

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