BEYOND YOU~WORLD TRIGGER Another Story~   作:ポンコツ創作者 リオロス

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第22話 三国連合侵攻 前哨

「ふむ…もう見つかってしまうとは…」

 

老人の首もとからマントが広がる。

 

「わざわざマントを広げた…?トリガーか。」

「ふむ。なかなか察しの良いお嬢さんだ。」

 

ヤンジが(ブラック)トリガー『傀儡の宴(アウトマータ)』を起動する。

 

 

傀儡の宴(アウトマータ)

アポミミシが誇る(ブラック)トリガーである。

無機物にトリオンを流し込んで操ることができる。

トリオン消費効率は流石は(ブラック)トリガーとも言うべき規格外のものである。

普通のトリガーで再現しようものなら起動すればトリオン切れといったレベルである。

「操り人形」はトリオン弾や電撃程度の攻撃しかできないが、数があればそれも驚異となる。

しかし、本人には何の武装もないことが最大の欠点である。

 

 

パカッ

ボトボトボトッ

 

ヤンジが箱を開けぬいぐるみを落とす。

 

「ったくめんどくせぇ。」

 

ぬいぐるみ達がゾンビのように起き上がり、空中に浮遊する。

 

「とっとと引っ捕らえて、どっから入ってきたか聞き出すとするか。」

「ふむ。それは無理な相談と言うものでしょう。こちらとしても、あなたをどうにかせねばなりませんからなぁ…」

「ほざいてろ。」

 

《アポミミシ騎士団 仮眠室付近廊下》

 

ボシュッ

 

一人のトリオン体が壊され、緊急脱出トリガーが作動した。

数の有利があるとはいえ、相手が完全に姿をくらましていてはやや劣勢になっているようだ。

 

「伏せや!」

 

後ろから突き刺さるような鋭い声が聞こえ、騎士達が一斉に姿勢を低くする。

 

ドドドドドドドドドドドッ

 

後方から凄まじい弾幕が飛んでくる。

 

ブシュッ!

 

トリオンの煙が吹き出るのが確認された。

命中はしたようだ。

 

「随分と大層なもん使(つこ)てはるなぁ。よっぽどこの侵攻が大事みたいやね。」

「エリミスさん!」

「早めに終わらして、情報聞き出さんとなぁ。」

 

エリミスが銃器を作り出し構える。

 

ギャリィン!

 

狙いを定めるエリミスの後方から、刃物が擦れ合う音が響いた。

 

「よっと、アポミミシ屈指のトリガー使いを狙うとはなかなかお目が高い。」

「レヴィアたん!」

「なんとも厄介なトリガーだな。ちゃんと置いていってもらうからね。きっちり解析してもらわないと。」

 

レヴィアが「城壁の砲槍(トルミントム)」を構える。

 

「総指揮、一気にやっちゃってもいいですかね?」

「構わん。」

了解(りょ~かい)

 

レヴィアが「城壁の砲槍(トルミントム)」を構える。

 

発射ァ(ファイヤー)!」

 

ドッ!

 

廊下をぶち抜く勢いで強化された砲撃が炸裂する。

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

 

砲撃後の大きく抉られた廊下には、少年と少女が倒れ込んでいた。

 

「な、子供!?」

「むごいなぁ…」

 

タッタッタッ

 

少女がエリミスに近付く。

 

「どしたん?」

 

少女がにこにこしてエリミスを見つめる。

 

「…どうしたんかな?」

 

エリミスがしゃがんで目線を会わせる。

 

タッ!

 

…と同時に隠していたナイフを取り出してエリミスに駆け寄る。

 

ドシュッ!

 

エリミスの純白のドレスが鮮血によって真っ赤に染まった。

 

「ぐっ…!?」

「てめぇ!」

 

レヴィアが二人を蹴り飛ばして床に押さえつける。

 

「すぐに救護班を呼べ!」

「は、はい!」

現在、ワールドトリガーの二次創作をしておりますが、新しい小説をそれと平行することで更新の隙間をカバーできないかなとか考えてます。如何でしょうか?因みに新小説は完全オリジナルを予定しております‼️

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