BEYOND YOU~WORLD TRIGGER Another Story~ 作:ポンコツ創作者 リオロス
《早朝》
コンコン
「ん~?」
寝ぼけた顔でレヴィアが起き上がる。
「なに~?」
「レヴィア!早く起きろ!すげぇもんが届いてるぞ!」
「え?」
タッタッタッタッタッタッ
レヴィアが着替えながら忙しい階段を駆け降り、リビングに行く。
「すごいものって何?」
「これ!開けてみろ!多分マジですげぇぞ!」
「手紙…?」
レヴィアが差出人欄を見ると、差出人は「アポミミシ騎士団」と書かれていた。
「え…?」
「な?やべぇだろ!?」
「なんかやらかしたっけ…」
「ネガティブすぎるって!なんかいいことかもしれないから開けてみろよ」
「うん…」
ペリペリ…
カサカサッ
パラッ
騎士レヴィア殿
本日正午頃、騎兵隊本部事務室へ来たれよ。
子細は現地でお話ししよう。
アポミミシ騎士団
「え…?」
「どうするんだ?」
「…行くよ。気になるし。」
《午前11時頃》
「そろそろ行ったほうがええんやない?」
「うん。いってきます」
「いってらっしゃい」
× × ×
コンコン
ガチャッ
「失礼します。騎兵隊員レヴィアです。手紙の件で…」
「わかっている。とりあえず、座りたまえ。」
「失礼します。」
事務室には騎士団総指揮オーデム・アイロトと騎士団総長ルモア・キルリアがいた。
「今回君を呼んだのは、とても内密な話だからだ。」
「存じております。」
「単刀直入に言おう。君を、上位騎士に昇格させようと思う。」
「…はい?」
「うむ。そう思うのも無理もない。順を追って説明しよう。」
長い話なので要約すると、こういうことだった。
上位騎士にもレヴィアの腕前は知れ渡っており、「レヴィアを早急に戦力として取り立てるべき」という意見が多かったため、本人の意思を確認した上で上位騎士に昇格させたい。
そうなった場合、幼いながらこれまでに培われてきた経験を発揮させるため、研究室に以来することでトリガーの自由
ということだった。
これは願ってもいない話ではある。
しかし、
「どのようにして口実をつけるのですか?」
「口実…とは?」
「先日入団したばかりの自分がいきなり上位騎士になれば、中位騎士や同期の者達から反感を買う可能性があります。」
「うむ…盲点だったな…何か案はあるか?」
(完全に忘れてたみたいだな…)
「いえ…特には…」
「ふぅむ…それは配慮が足りなかったな。こちらで検討しておこう。その前に、君の意思を確認したい。この話、乗ってくれるか?」
「はい。是非とも。」
「うむ。では口実についてはこちらで検討しておく。また後日、連絡しよう。」
「はい。失礼します。」
× × ×
騎士団本部から少し離れた辺りで、レヴィアはしゃがみこんだ。
「マジか…」
「どうした?レヴィア」
「いや、拍子抜けして…」
「口実…どのようにするつもりなのだろうか。」
「さぁ…とりあえず、寮に戻って報告しようか…」
× × ×
ガチャッ
「ただいま戻りました~」
「おっ!お帰り!なんだった?」
「えーと…」
レヴィアは事をまとめて話した。
言い終わっての第一声は
「「「はぁ!?」」」
当然だ。
こんなこと、普通はあるわけがない。
どれだけすごいかというと…
「わーっ!サヨが倒れたーっ!」
サヨが…頭が追い付かずに倒れた。
そのくらいすごいことだ。
「なるほどなぁ…捕虜のくせにずいぶんなご身分だなこのやろ!」
「えっ、あっ、いやっ、」
「やめときなって。さすがのレヴィアも困ってるから」
「ま、実力が認められたってのはいいことだろ。」
「うん…」
レヴィアが少し俯いて答える。
「…何か不満げ?」
「不満っていうより…なんか…わかんないです」
「そっか。わかったら言ってくれればいいさ。」
× × ×
《数日後》
「失礼します」
「うむ。よく来たな。例の件なのだが、まだ…」
「その件について、一つ案があります。」
「ほう?」
レヴィアが少し俯き、息を飲む。
そして再び顔を上げて
「捕虜であるとして、公表してください。」
「なんだと!?」
「僕も考えましたが、口実も思い付かず、自分を偽るようなことも、できる自信がありません。素直に公表すべきだと思いました。」
「たが、そうなれば君の立場が…」
「問題ありません。既にどの国の者かも自覚していない身です。例えどう言われようと、自分のために戦い抜く所存です。」
「…よかろう。」
「総指揮!?」
「彼の覚悟は本物だ。彼の目を見れば君にもわかるだろう?」
「ですが…」
「本当に、いいんだな?」
「後悔はしません。」
「よかろう。後日、昇格式を行う。それまでに云々」
× × ×
訓練所にて、任命の儀式が行われている。
「騎士レヴィア、そなたの固き意思、強き思いを称え、今ここに、上位騎士に任命する。」
「はっ!」
レヴィアが儀式用の剣を受け取り、訓練所は拍手で満たされた。
彼の運命が大きく動き出すのは、すぐ後である
現在、ワールドトリガーの二次創作をしておりますが、新しい小説をそれと平行することで更新の隙間をカバーできないかなとか考えてます。如何でしょうか?因みに新小説は完全オリジナルを予定しております‼️
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やってもいいよ
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だめ