BEYOND YOU~WORLD TRIGGER Another Story~   作:ポンコツ創作者 リオロス

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第6話 不穏

《アポミミシ騎士団本部 会議室》

「では、騎士数人がさらわれたと?」

「はい…申し訳ありません。」

「ふむ…その巨大なトリオン兵というのはどのようかものだったのか、聞かせてもらおうか。」

「それが…あまりに突然の事であった上、ほんの一瞬でしたので…」

「ふむぅ…」

 

先程の襲撃についての報告及び対策会議が行われている。

 

「…総指揮様」

「ん?どうしたレヴィア。」

「…イフを出してもよろしいでしょうか?」

「何故だ?」

「イフなら、ほんの一瞬でも先程のトリオン兵について記録しています。」

 

イフは普段はレヴィアの首に巻き付いており、常に会話や映像記録の保存などをしている。

イフが稼働できる限り、ほんの一瞬のことでも情報を収集でき、そこから様々な情報を読み取ることができる。

 

だが、イフの存在は一部の人間しか知らない。

もし公になれば、「研究解析すべき」という意見を持つ者も出かねない。

 

「ふぅむ…いいのか?」

「構いません。イフも承知の上です。」

「よろしい。承認しよう。」

「ありがとうございます。」

 

にゅ~…

 

レヴィアの首もとから白いものが伸びてくる。

その先でだんだんと膨らみ、車のおもちゃのようなフォルムに(レーダー)の付いたトリオン兵が現れた、

 

「イフ、頼んだ。」

「了。では、まず当時の様子をお見せしよう。『像』印(ビジョン)。」

 

ブゥン

 

イフが口を開け、そこに魔方陣のようなものが現れる。

そこから光が出て壁に映像を投影した。

 

「これがその瞬間だ。」

「速い…それに大きい…」

「この巨体でここまで素早く動くとは…」

 

騎士達が口々に驚きの言葉を発する。

 

「地中から…ということは地中に(ゲート)を出されたのか?」

「否。検査の結果、地中へ(ゲート)が開かれた形跡はなかった。恐らく、どこかのタイミングで、混乱に乗じて出現し地中に隠れたものと思われる。」

「となると…レヴィアが撃った時か?」

「解。その他に可能性の高いタイミングは存在しないので、そうだと見て間違いない。」

「そうか…」

 

騎士達が頭を抱える。

それもそのはず、また「あれ」が来ることがあれば、またかなりの損害が出ることになる。

なんとしても次は阻止しなければならない。

そして…

 

「そのトリオン兵の出所は判明したか?」

「否。出力計算から、現在アポミミシ周辺に存在する国家のものではないということは断定できる。だが、他の国家と共闘しているとなるとまだわからない。」

「そうか…」

「ではまず対策として、騎士レヴィアは常に警戒区域に留まり、件のトリオン兵が再び現れるのを待つ。また、これより後の防衛任務に就く者はできる限り上位騎士になるようにする。」

 

× × ×

 

《???の遠征挺内》

 

男二人が話している。

 

「どう言うことだ!トリガー使い5、6人程度しか捕らえられなかった!むしろロスの方が大きいではないか!」

「まぁ落ち着いてください。まだあのトリオン兵も…「フィシュ」も試運転段階です。いずれ、更なる成果を上げてご覧にいれましょう。」

「フン!」

 

プライドの高そうな男はドスドスと足音を立てて去っていった。

黒ローブの男がニヤリと笑うのにも気づかずに…

 

「フフフ…なかなか面白いガキだ…」




アポミミシを襲う不穏な影は、刻一刻と近づいている。

現在、ワールドトリガーの二次創作をしておりますが、新しい小説をそれと平行することで更新の隙間をカバーできないかなとか考えてます。如何でしょうか?因みに新小説は完全オリジナルを予定しております‼️

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