強個性であり、万能的で無敵でもある。ただし、ストレス耐性と胃薬が必要である『完結』   作:サルスベリ

34 / 51
 


 前回、書きあげて枕元にギルガメッシュ王が立った気がした。

 淡々と説教された後、コナンに『俺の出番は?』とか言われて目が覚めた。

 頭空っぽのはずなのに、色々と考えてしまう毎日です。

 というわけで、暴走風味の話、いきます。







春ですね、青春してますか、色々と世間は騒がしいでしょうが、学生生活はたった一度なので、青春しましょうよ

 

 

 

 

 

 

 

 とある日の放課後、爆豪と緑谷は職員室にいた。

 

「先日の件だ」

 

 相澤に言われ、二人は姿勢を正す。すでに反省文は提出済み、誠心誠意に謝ってはおいたが、悪いことしたかといわれて二人は黙った。

 

 間違ったことはしてない、正しいことをしたつもりもない。ここは雄英でプロ・ヒーローはたくさんいる。今は学生の身だから、先生に頼るのが一番で、真っ先にクラスメートを逃がすことが優先だったはずだ。

 

 それを、横から無理やりに介入した。止められていた『能力』を使って、隠しておいたはずの正体を晒して。

 

「ヒーロー公安委員から、二人を即刻、『引き渡す』ように話も来ている」

 

 そこまでか、と二人は衝撃を受けた。確かに自分達は好き勝手に動いた。助けてと言われたら、黒霧の能力を使って世界中のどこにでも行った。

 

 当然、今のヒーロー社会を担っている存在からは疎まれるだろうことは、一郎からも言われているしコナンからも忠告を受けている。それでも、じっとしていられなかった。

 

 助けての声が聞こえるから、助ける力があるから、いずれ自分達がどうなるか想像はついても、止まれなかった。

 

「しかし、引き渡すような命令ではない。あくまで要請といった形だ。あちらでも意見は割れているらしい」

 

 相澤の隣に立つオールマイトは、小さく頷く。

 

「今は私がいる、だが次はということだ。爆豪少年、緑谷少年。今のヒーロー社会で、学生の身でありながらそこまで『ヒーロー』できる存在はいない」

 

「だからこそ、逮捕するよりはいっそのことプロ・ヒーローとして登録しては、という話もある」 

 

 困った話だ、と内心で相澤は思う。

 

 二人の実力は確かにプロ・ヒーロー並だ。上位のヒーローと比べても、下手をしたら二人一緒なら上位三位の誰と戦っても引き分けられるのでは、と考えるくらいに頼もしいものだ。

 

 しかし、だ。相澤としては二人をプロ・ヒーローに『したくない』。現在の二人は実力と知識は素晴らしいものでも、『現在のヒーロー社会のヒーローとして』致命的な欠点がある。

 

「そのため、ヒーロー公安委員からは命令的な形では来てはいない。もちろん、俺はおまえらを引き渡せと言われたら、否と答える。理由は解るか?」

 

 問いかけに、爆豪と緑谷は迷わずに答える。

 

「実力不足です」

 

「あのな、お前ら。本気で言っているのか?」

 

「先生、俺たちに足りないものがある。だから一郎さんは、俺達を引きとめてねぇんだ」

 

「もし、僕たちが本当にプロとしてやっていけるなら、一郎さんはとっくに試験を受けて来いって言っていますから」

 

 迷わずに真っ直ぐに、心の底から信じている発言に、相澤は同意を示した。

 

「だろうな。彼から見ても、おまえらには足りないものがある。なるほどな、だから『実力不足』か」

 

「ああ、戦う力だけが実力じゃない。誰かの力になること、誰かの心を励ますことも実力のうちだ」 

 

 爆豪が手を握り、何かを見つめるように開く。

 

「僕とかっちゃんの二人なら、誰に負けない自信はあります。でも、戦って勝つだけじゃ『理想のヒーロー』には遠いから。だから、一郎さんはもっと色々と学べって意味で、今も学生を続けさせているんです」

 

 緑谷は真っ直ぐに相澤を見つめつつ、ギュッと拳を握っていた。悔しいと表に出すことなく、自分の内心にとどめるように。

 

「学生生活はコミュニケーション能力を学ぶ一番の場所だからな」

 

 何処かふてくされたような顔で、爆豪はそう呟いた。

 

「それだけじゃない。おまえら二人は、もっと違うところで実力不足だと俺は判断した」

 

 相澤が二人を見つめ、真っ直ぐに言葉をぶつけてきた。それに対して二人は大きく頷く。

 

「だからまだ学生で学ばせてくれ、先生」

 

「お願いします。僕たちはまだまだ『あの背中に追いついていない』」

 

「当然だ。だが、やり過ぎるな。いいな、問題児ども」

 

「はい!!」

 

 威勢良く返事をした二人を退出させた後、相澤は深々と溜息をついた。

 

「田中少年に会ってきます、相澤先生」

 

「そちらはお願いします、オールマイト。私はこちらを」

 

 相澤の机の上に、ヒーロー公安委員の名前がついた封筒が置かれていた。

 

 『シンガー・ボマー』、『グリーン・シップ』の両名の現在の活動を、黙認する。ただし、二人がヴィラン的な行動をした場合は。

 

「まったく、二人はまだ学生なのにな」

 

 小さく嘆息しつつ、相澤は封筒を引き出しにしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新入学生の教室は、それぞれ知り合いごとに集まって、派閥的なものが出来るという人もいる。

 

 誰だって初対面の人に根掘り葉掘りなんて聞けないし、失礼だと思って尻込みしてしまうことが多い。

 

 しかし、世の中には対人能力がずば抜けて高い学生もいる。あるいは失礼、何それ美味しいの的に気にしない人も。

 

 教室に爆豪と緑谷が入ったとき、クラスメートたちは自然と目線を向けてきた。先ほどまで会話していたはずなのに、誰も話すことなく歩いてくる二人を目で追ってしまう。

 

 周りの空気が少し硬いこと、自分達が見られていることを知りながらも、爆豪と緑谷は気にした様子も見せずに自分の席に座る。

 

 前の事件からこんな雰囲気の毎日だ。無視されているわけじゃない、話しかけたり話しかけられたりしたら、普通に会話をするのに。 

 

 誰もが何か『腫れもの』に触れないように、会話をしている。

 

 理由は、誰もが解っている。

 

「ああもう!!」

 

 机をたたき立ち上がる影が一つ。

 

 大股で歩きながら彼女は爆豪の前に立つ。

 

「質問いい?!」

 

「なんだよ?」

 

「爆豪が『シンガー・ボマー』なの?!」

 

 言ったぞあいつと誰もが目線で驚きを示す。前の事件の後から誰もが聞きたくて聞けないことを、場の空気とか周りの雰囲気とかに流されて質問出来なかったことを、真っ直ぐぶつける彼女に周りは一種の尊敬を向けていた。

 

「ああ、そうだ。そう『名付けてもらった』」

 

「名付けてもらったって誰に?」

 

「みんなだ。俺は自分で名乗ったことはねぇ。誰かが助けてって、絶望の中で叫んでいるから助けた。その人たちが、俺に名前をくれた。だからイエスであると同時にノーだ。俺のための名前じゃねぇ」

 

「そっか、そうなんだ。でも、『シンガー・ボマー』って言われて活動してたのは爆豪ってことでいい?」

 

「そうだな」

 

 芦戸・三奈の質問に爆豪は、真っ直ぐに答える。

 

 未だに名前が重い。でも、貰った名前を捨てることも、否定することもしたくはないから。

 

「じゃ緑谷が『グリーン・シップ』なんだよな?!」

 

 切島が興奮したように立ち上がり、真っ直ぐに問いかけてきた。

 

「僕もかっちゃんと同じで、皆に名付けてもらったから、はっきりと名乗れないけど。うん、そうだよ」

 

「すげぇぇぇ!! あの噂の二大ヒーローがクラスメートかよ?!」

 

 クラス中に歓声が響き渡る。誰もがテレビ越しに憧れた存在がそこにいて、しかも同じクラスとして話ができるとは。興奮しすぎてまともな会話になっていないが、憧れが目の前にいるとはそういうものかもしれない。

 

「静かに!!」

 

 それを止めたのはある生徒の怒声だった。誰もが声を出すのをやめ、彼を見つめた。

 

 飯田・天哉は立ち上がり声を出した姿勢のまま、動くことなく俯いていた。

 

「君たちは、免許もないのにヒーロー活動をしていたのか?」

 

 絞り出すような声に、爆豪と緑谷以外の誰もが固まる。そうか、彼らはまだ学生、同じ雄英生なのにヒーローとしての知名度は高い。

 

 もし二人がプロならば、学生として通っているはずがない。つまり二人はプロ資格もないのに、ヒーローとして動いていた。非合法に。

 

「ああ、そうだな。助けてって声に答えて動いたことがヒーロー活動なら、そうなるだろうな」

 

「何故だ?! それは違法だ! 犯罪ではないのか?!」

 

 顔をあげ怒りに顔を歪ませて、飯田は叫んだ。彼も『シンガー・ボマー』と『グリーン・シップ』の活躍は見ていた。どんな状況でも人を助け、ヴィラン相手に一歩も引かない戦い方は、見ていて憧れた、胸が熱くなった。

 

 見ている人を鼓舞し、泣いている人を励ます。助けての声に真っ直ぐに向かっていく姿に、きっと高潔な人物なのだろうと勝手に想像していた。

 

 裏切られたと思った、まだ学生で無許可で非合法で、そんな人たちに憧れたのかと自分の過ちのように感じた。

 

「犯罪かもな」

 

「かっちゃん、言い方」

 

「黙ってろ、デク。いくら言いかたを変えても、俺達はプロじゃねぇ。資格なんて持ってねぇんだよ」

 

 止める緑谷に目線だけ向けてから、爆豪は立ち上がり飯田の前まで歩いてく。

 

 まさかのケンカか、誰もが心配そうにしている中、緑谷は『仕方ないな』と少しだけ苦笑していた。

 

「悪かった」

 

 真っ直ぐに爆豪は頭を下げた。

 

 ハッと誰もが固まる。短い付き合いだが、彼がプライドの高い男なのは解る。粗野で粗暴で、喧嘩っ早いと見ていたのに。

 

「おまえの理想を裏切った。悪かったな」

 

「な、君は、なんでそこまで出来て、非合法な活動をしていたんだ」

 

 飯田は信じられなかった。今までの爆豪のイメージとあまりにかけ離れていて、けれど何処か心の中で納得してしまう。彼はやはり、誠実な人物だったと。

 

「見捨てられなかった。助けてと言われて、黙っていられなかった」

 

 頭をあげて、爆豪は真っ直ぐに飯田を見つめる。

 

 飾ることなく、言葉を少なく感情と想いを乗せる。多くの言葉を学んだ、文章を構築したり、論文を考えたりと色々な文章作成能力を得ているが、爆豪はそれらを使うことなく、単純に真っ直ぐな言葉を選んだ。

 

「デクも同じだ。俺とこいつはな、『助けて』を無視できねぇんだよ。だから動いた、後ろ指差されても、ヒーローから恨まれても追われてもな。誰かが泣いて絶望の中にいたら、助けたいって思ってしまったからな」

 

 揺るぎない信念が飯田の前にあった。

 

 世間から疎まれても、大勢のヒーローから犯罪者として追われても、絶対に譲れない何かを彼の中に感じてしまう。

 

 栄光や称賛なんていらない、ただ助けてと泣いている人の涙をぬぐえるなら、笑顔になってくれるならそれで十分だ。

 

 真顔で見つめてくる爆豪の中に、言葉にならない想いを感じ取れた。

 

「・・・・・俺のほうこそすまない。君は、『シンガー・ボマー』は俺の理想の通りのヒーローだった」

 

 小さく顔を反らし、飯田は告げる。一時の感情で、自分は自分自身の理想を傷つけてしまった。憧れの気持ちを蔑にしたと、後悔が滲み出る。

 

「前にある人に言われた、『シンガー・ボマー』は俺の勲章だ。でもそれは皆のものだってな。だから、飯田がそう思って俺に言うのは、間違ってない。謝ることはねぇよ」

 

「いいや、それでは俺の気持ちが済まない。爆豪君、君はその名前に相応しい人物だ」

 

「まだまだ三流だけどな」

 

 ニヤリと笑う爆豪に釣られ、飯田も笑う。

 

「三流か、なら俺も君に追いつける三流になろう。どちらが先に一流になるか、勝負だ」

 

「いいぜ、俺を抜かせられるなら抜いてみろ」

 

「言ったな。後悔するなよ」

 

「爆豪・勝己だ。『シンガー・ボマー』って名前を貰っている」

 

 そっと彼は手を出し笑う。

 

「飯田・天哉だ、まだ名前はない。けれど、君を超えるヒーローになる」

 

 ギュッと差し出された手を握り、彼もまた笑う。

 

「僕もいいかな? 緑谷・出久、『グリーン・シップ』の名前を貰った未熟者だよ」

 

「ああ、こちらこそだ」

 

 爆豪と手を離し、今度は緑谷を握手を交わす。

 

 ようやく、自己紹介できた、そんなことを三人は思った。

 

「はいはい! 私は芦戸・三奈です!!」

 

「ずるいぞ芦戸! 俺は切島・鋭児郎!」

 

 横から割り込んだ芦戸と、負けるかと突撃した切島に釣られて、一年A組は自己紹介をやり直した。

 

「心配しなくてもいいようですね、相澤先生」

 

「いい奴らですよ、オールマイト」

 

 それを廊下で聞いていた先生二人は、小さく微笑む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 桜咲く、季節は巡る、青春っていい響きだなぁ。

 

 どうも田中・一郎です。

 

「田中少年、爆豪少年と緑谷少年に何か言ったかね?」

 

 オールマイトが訪ねて来て、そんなことを質問してきました。

 

 え、二人に? 何か言ったかな?

 

「特には」

 

「雄英の受験をさせたのは、何故だろうか?」

 

 え、雄英。受験させたって、どうしてってそんなの決まってるじゃないか。

 

「オールマイトが言ったんじゃないですか」

 

「・・・・シット!! 私だったのか?!」

 

「いやいや、だってオールマイトがヒーローになるには資格が必要だから、雄英を受験しようって言ったから、二人は受験したんじゃないですか?」

 

 え、何、何があったの、えっと今回の話はそう言うこと。

 

「確かに言った覚えがある」

 

「俺から二人に何処を受験しろって言った記憶はないですよ」

 

 うん、俺から二人に何かいったことはな、よな? 追い詰めたこともないし、何か強要したこともないはず。

 

 強いて言えば、もっと二人は穏やかな生活をしてほしいなぁって思うよ。なんで何時も事件に飛び込んでいくのか。そりゃ確かに二人は助けてって声を無視できないけど、だからって二十四時間働けますって昔のサラリーマンみたいなことしなくても。

 

「私が原因だったのか」

 

 あれ、オールマイトが落ち込んでいるけど、どうして? 学校で何があったんだろう。

 

 そして、何故かギルガメッシュが楽しそうに笑っているんだけど。

 

「フ、あの二人もやるようになった。ヒーローなど暇つぶし程度と考えていたが、案外に楽しめるものよな」

 

「おい、ギル、爆豪君とデク君に何かしてないだろうな?」

 

「おいおいマスター、我をなんだと思っている。我はただあの二人の信念を称えているだけよ」

 

 称えるぅ? おまえが? 愉悦しているの間違いだろうが。

 

「フ、マスター、我もふざけていい場合とふざけるべきではない場合を選ぶ。英雄王たる我はTPOをわきまえているからな」 

 

「へぇ~~~そっかそっか。で、本音は?」

 

「あいつらのクラスメート、マジで青春過ぎて、愉悦と思っていたが、昔を思い出して赤面してしまう」

 

「え?」

 

「甘酸っぱいとはこういうものだろうな。フ、久し振りに甘い酒が飲めそうだ」

 

 あれぇ~~なんだかギルが穏やかに笑っているんだけど、何で、どうして。嘘だ、あのギルがこんなに優しく穏やかに二人を見つめるなんて、あるわけがない。

 

 いや、待て田中・一郎。最近のギルはこう、近所の気のいい兄ちゃんっていうよりは、穏やかに優しく見守る父親みたいになっていないか。

 

 まさか?! ユニコーンとかエリちゃんを見ている間に父性に目覚めたとかじゃないよな?! 

 

「マスター、孤児院を開いても良いか?」

 

「ウソだろギル! どうしたんだギル?!」

 

「我自らが育てた孤児が、やがて英雄となって共に座に上がる。愉悦ではないか?」

 

「それは愉悦ではなく楽しみじゃなくてですか?!」

 

「そうか」

 

 穏やかに微笑むギルに、俺の中の何かが浄化されていく。ああ、そうか、ギルはこんなに優しい王様になったっていうのに、俺はあいつを信じられなくて嘘だとか愉悦とか。

 

 うう、俺のほうが汚れてしまったのか。

 

「一郎、どうしたんだ?」

 

「弔、俺はもう俗世の汚れに染まってしまった。こんな卑屈な俺を見ないでくれ」

 

「そうなのか。ギル、そういえば『どっきり成功』って看板は何処に持っていけばいい?」

 

 え、なんて?

 

 あれぇ~~~?

 

「ぎ、ギル? まさか、そんなことないよな?」

 

「マスター、その通りだ。弔よ、ここに立てるがよいぞ」

 

「解った」

 

 そういって弔は俺の目の前に看板を立てた。

 

 『どっきり成功、見よ愉悦が見えるぞ』だってさ。

 

「てめぇギルガメシュ!」

 

「フハハハハハハ!! マスターよ、いや道化よ! 見事な顔だったぞ!! 自らが卑屈になったことを知り膝を折った貴様は、見事に道化だった! いいぞ特に許す! 我の腹をよじるほどの笑いを許してやろう!」

 

「おまえはぁ?!」

 

 信じた俺が馬鹿だったよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、ギルさん、どうして顔が真っ赤なんですか?」

 

「黙れ、ヒミコ。今の我は普段とは違う」 

 

「ええ~~?」

 

「そっとしておいてやれよ、ヒミコ。そいつ、珍しくマスターに尊敬されて、赤面しているだけだから」

 

「名探偵、余計なことを言うな。我はもう寝るぞ」 

 

「はいはい、まったく素直じゃないだからな」

 

 

 

 

 

 









 というわけで、誰も彼もが青春している話でした。

 自分がしていることが悪いことだって解っている。でも、助けてって声を無視できないから。憧れの背中を見つめ、もっと前に、もっと先へと行きたいと考える二人の姿に、自分もと思う級友たち。

 さあ、夕日に向かってダッシュだ! 風味な話でした。







▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。