白野「つまり私とエリさんは、以前から協力関係があったんですね。」
恵理「そう言う事。と言っても、組んでからは
回想に区切りがつき、休憩も兼ねて紅茶を淹れ直す。恵理は強制的に連れ回された当時の事を思い出しているのか、苦虫を噛み潰したような表情をしている。
恵理「利点と言えば情報収集が上手かったから、それには困らなかった位かなぁ。お陰様で、他人の弱味を握るのは容易くなったし。」
白野「話を聞く限り、昔の私については不可解な事が多いですね。何者だったんですか?」
恵理「知らない。余り自分の事は話したがらなかったからね。分かってるのは精々、表の面が関係を作る為の物って事ぐらいか。要は唯の八方美人だね。」
恵理は本人が目の前に居るのにも関わらず、嘲る様に笑う。案の定、白野は気にした素振りも見せず、淹れ直した紅茶を恵理の前に置く。先程とは違う茶葉の香りが、恵理の鼻腔を擽る。
白野「次は、私が銃を取り扱っていた時の事を聞かせて下さい。」
恵理「あぁ、君が行方不明になった時の事か。なら、それも含めて話そうか。」
••••••••••••••••••••••••••••••
メルド「アラン! 生徒達を率いてトラウムソルジャーを突破しろ! カイル、イヴァン、ベイル! 全力で障壁を張れ! ヤツを食い止めるぞ! 光輝、お前達は早く階段へ向かえ!」
時は遡り、勇者一行がオルクス大迷宮の20階層を攻略していた頃の事。一人の生徒が嫉妬による独断で罠を起動してしまい、生徒達と王国の騎士達は強制的に転移され、石造りの大橋に連れ去られていた。
そこ迄ならば何も問題は無かったが、迷宮の罠が生易しい筈も無い。次の瞬間には橋の両端に魔法陣が現れ、片方からは骨格のみの四肢を持つトラウムソルジャーが、もう片方には嘗て最強と謳われた冒険者でさえ歯が立たなかった魔物、ベヒモスが出現した。
幾ら素のステータスが高いとは言え、勇者一行は未だ迷宮を攻略し始めたばかりの新米だ。トラウムソルジャーならまだしも、ベヒモスは荷が重すぎる。本来ならばベヒモスを抑えつつ、恐怖でパニックを起こしている生徒達を纏め上げ骸骨の集団を殲滅し、退路を確保するのが最善策だ。
しかし、ここで一行のリーダーを務めている光輝の悪癖が出る。ベヒモスを抑えているメルド達を置いて行く事が納得出来ず、光輝は自身の力を過信してベヒモスを討とうと立ち止まる。メルドと雫が離脱させようと説得するが、光輝は聞く耳を持た無い。
その間にもトラウムソルジャーは増え続けている。高いスペックを誇る生徒達が隊列を組み、冷静に殲滅して行けば全員生還出来る。だが一介の高校生が、混乱した状況の中でそれが出来るほど場慣れしている筈も無く、皆が我先にと階段に駆け込もうとし、好き勝手に暴れ回る。
そんな時だった。
バァンッ! バァンッ! バァン!
この世界では聞くことが出来無い、火薬の破裂する音が響き渡る。それは一般人が聞く機会の少ない、銃声の音だった。
響き渡った音の数だけ弾丸が放たれ、トラウムソルジャーの頭蓋を撃ち抜いて行く。弾丸は全て魔物の眼窩に入り込み、容易く頭蓋を貫き後続の魔物も倒して行く。
パニックを起こしていた生徒達はその轟音で我に帰り、全員が音源の方向に視線を向けた。
鈴「ハクノン?」
そこには、トラウムソルジャーの大軍に向けて、銃を構える白野の姿があった。
生徒達は別の意味で動揺する。白野が銃を持っている事もそうだが、一番の理由はその雰囲気だ。顔からは何時もの微笑が消え無表情になっており、瞳は氷の様に冷め切っていた。自分達の知る白野の人物像とは余りにも掛け離れている。
白野「前衛組は前へ、後衛は下がって詠唱を始めろ。隊列を組み直せ。」
恵理「え...?」
礼一「お、お前、何言って――。」
白野の静かな、それでいてよく響く声が生徒達に投げ掛けられる。
近藤が混乱して白野に問い詰めようとするが、言葉が続けられる前に再び銃声が鳴り、強引に黙らせられる。
白野「急げ。
白野は残弾が尽きた弾倉を引き抜き、腰に下げた鞄から新しい弾倉を取り出し、流れる様に装填する。とても素人の動きには見えない、熟練した動作だった。
白野「早くしろ! 訓練を思い出せ!」
白野の怒号で生徒達は正気に戻り、慌てて隊列を組む。前衛組が最前列で各々の武器を構え整列し、後衛組が攻撃性魔法の詠唱を始める。その後ろに負傷者を下がらせ、治癒魔法を使える者が治療にあたる。何とか思考を取り戻した生徒達は、物の数分で体制を立て直し準備を整える。
その間、白野は銃を撃ち続けた。一発の弾丸が複数の敵を撃ち殺し、戦線を維持し続けている。
恵理「白野! こっちは用意出来たよ! 」
恵理の号令で白野は後退し、隊列の最後尾まで下がる。そして、生徒達の強力な武技と魔法の波状攻撃が敵を殲滅して行く。
着々とその数を減らして行くが、魔法陣からも次々に魔物が出現している為、中々思う様に戦線を進める事が出来無い。終わりの見え無い戦闘が精神を疲弊させ、生徒達の士気が目に見えて下がる。しかしそこに、待ち望んでいた救援が来た。
光輝「皆! 諦めるな! 道は俺が切り開く!」
純白の斬撃がトラウムソルジャーの群れを駆け抜け、一気に数を減らす。我等が勇者、光輝だ。彼のカリスマに生徒達が活気づく。
そこへ雫やメルド団長と、一行の主戦力が加わる事で活力が戻る。精神的に立ち直った彼らはそのスペックを遺憾無く発揮し、遂に上階への道に辿り着いた。
メルド「白野、その武器は一体...?」
白野「後で幾らでも話します。それより、南雲さんは?」
メルドの質問を一蹴し、この場に居ないハジメの姿を探す。白野から逆に質問されたメルドは、橋の先で動きを封じられているベヒモスを指差す。そこには石橋に体を沈めているベヒモスと、橋に手をつき”錬成”を繰り返し発動しているハジメの姿があった。
これはハジメ本人の作戦だった。メルド達は負傷者を抱え退路の確保にあたり、ハジメは一人でベヒモスの足止めをする。
もう直ぐハジメの魔力も尽きる。これ以上ベヒモスを封じ込める事は出来無い。しかしそれは、生徒達が加勢しなければの話だ。
メルド「前衛組! ソルジャーどもを寄せ付けるな! 後衛組は遠距離魔法準備! アイツが離脱したら一斉攻撃で、あの化け物を足止めしろ!」
メルドの怒号で、生徒達は気を引き締め直し詠唱を始める。中には階段を未練がましく見つめる生徒もいたが、団長の怒声により視線を戦場へと戻す。
しかし突如、後ろの存在に気付いたのか数体のトラウムソルジャーが振り返り、ハジメがいる方向に走り出す。標的は言うまでもなく彼だろう。
魔力の尽きかけたハジメに魔物の対処は荷が重い。しかし、救援に向かおうにも道は既に魔物で埋め尽くされており、ハジメが居る場所に向かう事は出来無い。
白野「暗き炎渦巻いて 敵の尽く......恵理さん続きを。」
恵理「私が言うの!?」
白野は道を作るべく、腕を前に出し詠唱を始める。しかし、呪文を覚え切れておらず途中で途切れた。恵理の助力もあり詠唱を完成させ、群れに向けて炎の竜巻を放つ。
螺旋状に渦巻く炎は、トラウムソルジャーを巻き上げ突き進む。多くの魔物を吹き飛ばし橋から落としていった。白野は少なくなった群れを滑り込む事で通過し、ハジメに向かって走って行った。
銃の残弾は少ない。白野は鞄からトレンチナイフを取り出し、駆け抜けた。剣や槍は使えないが、これだけは使える。
今度は白野に気付いたのか、階段側に振り返る。直後ナイフに付いているフィンガーガードによる、渾身の右ストレートが放たれる。拳が綺麗に魔物の顔に直撃し、そのまま文字通り殴り飛ばす。そして次の標的の腹にケンカキックを入れ、橋から蹴り落とす。
トラウムソルジャーが一体武器を振り下ろして来るが、白野は魔物の武器を持っている手を掴む事で攻撃を逸らし、逆にナイフで背骨の繋ぎ目を狙い切り落とす。
更に向かって来た魔物を、ラフファイト宛らな拳を放ち地面に倒し、顎に蹴りを入れて踏み砕く。下顎が砕け散り辺りに散らばる。尚も魔物は動き出そうと抗うが、白野が素早く銃を引き抜き、銃弾を頭に叩き込まれ即死する。
ハジメ「は、白野さん、意外と荒っぽいね?」
白野「離脱する。急ぐぞ。」
顔を引きつらせてたじろぐハジメに、手持ちの魔力回復薬を飲ませる。
既に後衛組の詠唱が終わり、魔法の一斉掃射が始まっている。殺傷能力のある攻勢魔法がベヒモスを捉え、無傷ではある物の足止めとなっている。白野は退避するべくハジメの腕を掴み、階段へと走り始めた。
その時、白野は気付けなかった。火球が一つ、自分達に向かって飛んで来ている事に。
ハジメ「避けて!!」
白野「!?」
ハジメの警告で、白野は慌てて腕を離し彼を突き飛ばす。直後、火球は白野とハジメの間に着弾した。衝撃で白野の手から銃が落ち、橋から奈落へと落とされる。
ハジメは吹き飛ばされるだけで済んだが、火球は白野に直撃し、階段側に大きく吹き飛ばす。その衝撃で意識を失ったのか、白野は倒れたまま動かない。ハジメは立ち上がり白野に駆け寄ろうとするが、三半規管をやられ思うように動けない。
そして、とうとうベヒモスが動き出した。角を赤熱化させ、ハジメに突進する。力を振り絞りその場から飛び退く事で何とか避けるが、ベヒモスの突進によって橋に亀裂が入る。度重なるベヒモスの衝突と錬成による変形が、橋の耐久性を大きく下げていた。
そして遂に橋が崩落し、ベヒモスと一人の生徒が奈落に落とされてしまった。
••••••••••••••••••••••••••••••
香織「離して! 南雲くんの所に行かないと! 約束したのに! 私がぁ、私が守るって! 離してぇ!」
雫「香織っ、ダメよ! 香織!」
飛び出そうとする香織を、雫と光輝が必死に羽交い締めにして食い止める。それでも尚、香織はハジメを助け出そうと尋常ではない力で引き剥がそうとする。
光輝「香織! 君まで死ぬ気か! 南雲はもう無理だ! 落ち着くんだ! このままじゃ、体が壊れてしまう!」
香織「無理って何!? 南雲くんは死んでない! 行かないと、きっと助けを求めてる!」
光輝達は何とか落ち着かせようとするが、香織は更に反発して後を追おうとする。周りの生徒達もどうすれば良いか分からず右往左往する。
「...暗き炎渦巻いて 敵の尽く焼き払わん ゲホッ、灰となりて大地へ帰れ ”螺炎”。」
その時、今も尚沸き続けていたトラウムソルジャーの群れに、炎の竜巻が上がった。残りの魔物が全て焼き払われ、骨で敷き詰められていた魔法陣が露出する。彼女は唯一手元に残ったナイフを突き立て、魔法陣を破壊する。これでもう魔物が現れる事は無いだろう。
光輝「白野!?」
香織「白野ちゃん!!」
そこに居たのは、火球の直撃を喰らい満身創痍となった白野だった。上着は火が付いたからか脱ぎ捨てられ、体には所々火傷を負っている。橋が崩れた時、白野は崩壊していないギリギリの所に居た為、転落していなかったのだ。
突然の出来事に気を取られた光輝達は、思わず拘束を緩めてしまう。香織はその隙に抜け出し、傷を負っている白野に近付き治療にあたる。
香織「白野ちゃん、大丈夫!?」
白野「思いの外、な。...南雲さんは? 何で居ない?」
白野は気絶していたからか、事の一部始終を知らない様だ。香織は最低限の治療を終えると、白野を置いて崩落した橋に向かおうとする。しかし、直ぐに腕を掴まれる。
白野「待て、何処に行く気だ。」
香織「離して! 南雲君を助けないと――!?」
香織は次の瞬間、強引に腕を引かれ橋から連れ戻される。そして、白野の左腕で殴り飛ばされた。肉が叩かれる音が響き、突然の暴行に生徒達が怯える。
香織は対抗しようと起き上がるが、その前に胸倉を掴まれ地面に叩きつけられる。
白野「話を聞かせろ。あの後、何があった?」
香織「な、南雲君が、魔物から逃げようとして...でも、橋が崩れて、南雲君が...そこから、落ちて...っ!」
話している内に感情が昂ったのか、悲痛な顔で泣きながら説明する。しかし白野は、その様子に微塵も表情を変えず、無表情で話を聞いていた。
白野「南雲さんが、落ちた。それだけ?」
香織「それ...だけ?」
白野「途中で致命傷を負ったとか、殺された訳じゃ無いんだな?」
香織「そんな事無い! 南雲君は最後まで、足掻いて...!」
白野「なら、まだ生きている。」
香織「え...?」
白野の宣言に、香織は呆然とした顔を向ける。香織はまだ受け入れられていないが、あの高さから落ちれば人は助からない。誰がどう考えても、ハジメは死んでいる。
それでも白野は言い切った。表情こそ無いが、その目には歴とした覚悟と意思が見られる。生きていると盲信している訳では無い。それ程の覇気が感じられた。
白野「遺体を見ていないなら、そいつはまだ死んでいない。だから、ここで死にに行くのはやめろ。意味が無い。」
香織「白野...ちゃん...。」
白野「戦え、そして探し続けろ。今ここで進んでも力不足だ。だから、一度戻って鍛え直せ。そして南雲さんを見つけ出せ。いいな?」
白野の言葉で、絶望していた香織の瞳に希望が宿る。それを確認した白野は胸倉から手を離し、香織の手を取り立ち上がらせる。
香織「...わかったよ、白野ちゃん。絶対に、南雲君を助ける!」
白野「...それで良い。早く離脱しましょう。まだここは安全ではありません。」
白野の口調が戻り、いつもの雰囲気が戻って来る。その変化に皆がたじろぐが、今はそんな事を気にしている暇は無い。急ぎ撤退に向けて行動する。光輝とメルドが先導し、生徒達を連れて階段を登り脱出した。
階段を登り切ると、その先に魔法陣が描かれた壁が現れた。メルドが魔法陣に魔力を込め、仕掛けを発動させる。すると壁が動き奥に続く道が現れた。そこは一行が転移される前の、20階層の部屋だった。
帰って来れた事に全員が安堵し、生徒達はその場にへたり込む。しかしここは未だ迷宮の中。いつ魔物に襲われるか分からない。今の彼等の精神状態では敵うものも敵わない。
メルドは生徒達を鼓舞し立ち上がらせた。光輝も疲労を隠して先導する。そして道中の敵を最低限倒しながら出口を目指した。
――ウオォォォォオン...
光輝「!? 今のは!?」
メルド「喋るな!」
しかし、恐れていた事が起きた。突如魔物の遠吠えが洞窟に響き渡る。光輝が動揺し声をあげるが、メルドは魔物に気付かれると判断し光輝の口を塞ぐ。
その声は、この階層に居ない筈の魔物の物だった。この階層に狼型の魔物はいない。そして遠吠えを上げたという事は、群れを集めているか、周りの群れを威嚇しているという事だ。つまり――
気付かれた。彼等の後ろから、複数の足音が近付いている。四つ目の狼の群れが、生徒達に押し寄せていた。
メルド「逃げろ!」
団長の怒声が引金となり、生徒達は一斉に走り出す。メルド達騎士はここで群れを抑えようとするが、四つ目狼は騎士を無視して生徒達に襲い掛かる。負けじと追撃しようとするが、別の四つ目狼が騎士達を囲み、素早い動きで翻弄する。
その間にも、生徒達は出口に向けて走り出す。直ぐ後ろには四つ目狼が牙を剥いて噛み付こうとしている。その行動に更に怯え、騎士達と分断された事にも気付かず、ガムシャラに走り続ける。幾つかの部屋を抜け、洞窟を必死に駆け抜けて行った。
後ろで、助けを呼ぶ声に気付かぬまま――
命辛々、生徒達は迷宮の出入口に辿り着いていた。複数の階層を全力で走り抜けたのと、先の戦闘による消耗で全員が疲労で倒れ伏し、体力の回復に努めていた。
そして数分後、メルド達騎士団も無事出入口に到着し、生存確認を行う頃には何とか落ち着き始めていた。
恵理「...え?」
鈴「エリリン、どうしたの?」
そこで漸く、各々が異変に気が付いた。一人、生徒が足りない。ハジメの分を引いたとしても、数が合わない。ここに居ないのは――
恵理「...白野は?」
メルド「...まさか、お前達、白野を見ていないのか?」
雫「嘘でしょ? さっきの襲撃の時に...!?」
白野だった。辺りを見回したり、誰か彼女を見ていないか確認するが、誰も知らない。騎士達が直ぐに引き返し白野を探しに行ったが、結局彼女を見つける事は愚か、足取りを掴む事さえ出来なかった。
この日勇者一行は、生徒を二人失った。
••••••••••••••••••••••••••••••
恵理「そして一ヶ月後、僕達は君に再会して、たった今南雲の無事が分かった。めでたく全員生きていたって訳。」
白野「しかし、肝心の私が行方不明になった理由が分かりません。」
恵理「まぁね。多分あの日襲い掛かって来た四つ目狼とフランケン野郎が関わってるんだろうけど、詳細は魔人族を調べないと分からないね。」
話が終わり、白野は内容を頭の中で纏めていた。過去の自分について分かったのは、誰にでも助力していた事、素顔と表の面が違う事、地球にいた頃は一般人の筈なのに、やけに戦場慣れしていたのと武器を隠し持っていた事くらいだ。判明した事は多いものの、不可解な点が多い。結局記憶を失う前の自分の事ですら分からないままだ。
もう夜も更けて来た頃だ。これ以上会談を続けると明日の予定に支障を来す。白野は恵理に情報提供のお礼を言うと、席を立ち部屋に戻ろうとした。
その時、白野の鞄からヴァイオリンの様な弦楽器の音が聞こえて来た。その旋律は、何処からどう聞いても「ツィゴイネルワイゼン」の物だった。恵理が突然鳴り始めたクラシック曲に驚いていると、白野は鞄から何やら水晶玉の様な物を取り出した。
白野「はい、ハクノです。」
恵理「今の着メロなの!? 」
愛子『あ、玖珠木さんですか!? 助けて下さい!』
そして、水晶玉に話しかけ始めた。どうやら連絡して来た人物は、作農師として色々な場所へ飛び回っている愛子の様だ。
この水晶玉は、清水が何か起こした際に白野が愛子達に渡していた、連絡用のアーティファクトだ。何やら慌てた様子で白野に助けを求めている。そして二人は、愛子の口から出た言葉に首を傾げる事になった。
白野「何があったんですか?」
愛子『清水君が、清水君がハムスターになってしまったんです!』