不定期オブ不定期更新です(`・ω・´)キリッ
小説家になろう様、カクヨム様、ハーメルン様に同時投稿予定、、あくまでも予定☆
ハーメルン様には絶対投稿するけど、、、
「秋斗君もう時間だから上がっていいわよ。」
店長のその一言で俺はすぐにタイムカードを押す。
「わかりました!お先に失礼します。」
タイムカード押す時にちらっとホールを見渡すが、まばらだがお客さんはまだいるようだった。
(こんな日なのに外食か、いやこんな日だからか。)
更衣室の扉を開けるとひんやりとした空気が俺を包み込むように流れてくる
(暖房くらいつけてくれてもいいと思うが、、、)
更衣室でバイトの制服を脱ぎ着替え
鞄に制服を突っ込み、ジャンパーを羽織る。
(さて行くか。)
ホールとは反対方向に歩き裏口の扉を開くと
強い風がまるでそこから出るなと言うように吹いているが
俺は家に帰らなければならない、
一歩踏み出し、表通りに出る、まだ日が沈み始めた頃で空が明るいがすごく寒い。
季節は冬の後半、今日はクリスマスイブだ
街はサンタやらトナカイやらクリスマスツリーなど、
色とりどりに飾り付けられ、
毎年毎年飽きもせずにカップルで溢れかえっている。
その道を俺は1人で歩く、
途中にある広場を通る、別に通らなくてもいいのだが通った方が家に早く着くのだ。
青や白、赤などイルミネーションで着飾った広場で俺はとある少年が気になった。
少年は通路の真ん中で落ち着きなくキョロキョロしていた、
不安そうな表情をしているし、周囲に両親っぽい人の姿も見えない、つまり
(迷子だな。)
彼の心は今親という太陽が消えた
真っ暗な世界で歩いている
太陽にはなれないけど、
足元を照らす懐中電灯くらいになら俺でもなれるだろう
そう思い俺は彼に近づく。
「大丈夫か?」
屈み、少年の目線と同じ高さになり、話しかける
少年は俺をじっと見つめる
「迷子?」
少年はコクリと頷く
「そっかっ」
俺は立ち上がり、少年の頭に手を置いて撫でる。
「よし、お兄ちゃんが一緒に探してあげるから安心していいぞ。」
少年は大きく頷く、良かった少し曇り顔が晴れたようだ。
「俺はあきとだ、君の名前は?」
「ゆうや」
少年は小さく声を出す。
「よし、ゆうや腕をちょっとあげてみ。」
「?」
少年は疑問に思ったようだが大人しく手を上げる。
脇に手を入れ、そのまま首に持ってきて少年を肩車する。
「これで少しは周りが見えやすいだろ?落ちないようにしっかり頭に捕まっててな。」
少年が頭に手を乗っけた感触を確かめながら、足を軽く掴む、
(ま、適当にその辺の人にききながら探すか。)
青年と少年は周囲にいた人に聞き込みを始める
少年はお母さんと買い物に来たらしい
もっと特徴を聞いても良かったが、服装など理解出来る自信が無い、だったら周りの人に子供を探いている親が居ないか聞いてまわったほうが早い気がしたからだ。
聞いて行くが誰も知らないようだった、誰しも仕事や目的がある自分の事ばかりで他人の事を気にしている場合じゃないからな、
次第に少年の体が震えて来ているのが伝わってくる、
不安なのだろう。
「お母さんは何買うって言ってた?」
「大きなケーキ、僕が欲しいって言ったから。」
なるほどなら広場の確率は少ないな、商店街とかそっちの方か、人も多くなるだろうし、探すのが困難になるな、少年の目だけが頼りだな。
商店街の道を歩いていると
「あっ!お母さん!」
少年が右を刺してそう言う、いや右は道路なのだが、、、道路の挟んだ向かい側の道か、やっぱり小さい子はは目が良いな、俺には顔までは判別できない。
「お母さん!!お母さん!!僕はここだよ!」
少年は必死に何度も呼びかけているが、呼び掛けが止まないと言うことは向こうは少年の存在に気づいてないのだろう。
「ゆうやくんのおかあさああああああああああああああん!!!!!!!」
大きな声でお母さんを呼ぶ、周りの人の視線が俺に刺さって恥ずかしかったがそんなことを気にしている場合ではない。
「お兄ちゃん気づいた!気づいたよ!」
そう言いながら両手をブンブンと振る少年、危ないから捕まってなさい。
「クリスマスケーキはいかがですか?」
ふと少女の声が聞こえる、
声をした方を向くとミニスカサンタのコスチュームをした少女が呼び込みをしているようだった。
(サンタはわかるが何故ミニスカ?絶対寒いだろあれ、多分時給が高くなってるから受けたんだろうなあの子、あのコスはあの店の店長か誰かの趣味だろ、可哀想に、、、、それよりもいつも通ってる道なのにケーキ屋なんかあったか?あったような無かったような、いつも考え事しながら歩いていたから気づかなかっただけか?)
横目でガラス越しに店内を見ながら歩く、
少女の横に来た所で店内のあるものに目を奪われる、
俺の視線上に少女が入る事になるがそんなことを気にしている場合ではない、
「あのう?」
少女が話しかけてくるがそれどころではない、
少女の横を通り過ぎて店内へ入る
「いらっしゃいませ!!」
レジの店員の声が元気よく店内に響く、
俺の他にも数人お客がいた、
ショーケースを端から端までゆっくりと眺める、
いや眺めてる風に装っている、何を買うかは既に決まっている。
端まで見た後に、レジの前に行く。
「この特性クリスマスケーキ2つとミルクレープひとつ下さい。」
すっと注文する。
「クリスマスケーキお二つとミルクレープがひとつですね。」
店員は慣れた手付きで素早く取り出し箱に入れていく、
3つのケーキを入れレジに何かを打ち込んでいる。
「1300円になります。」
ピッタリお金を払い箱を受け取り素早く店内を出る
「ありがとうございましたっ!またのお越しをお待ちしております!」
店員の声が聞こえる、
(また、、、そうだなまた買いに来よう、まだ食べてはないが、割と近所にあるからないい発見だった。)
店内は暖房で暖かったが外に出ると寒風が吹き荒れていた、ふと空を見上げると夜空から白い物がふわふわと落ちてきてた。
(雪か、、、たしか去年の今頃もこうして雪が降っていた気がする、、、)
「もうあれから1年か。」
帰路を急ぐ、外は寒いから早く帰ってこたつで温まりたい。
商店街から少し離れた住宅街の中に俺の住んでいるアパートはある、
築30年のボロっちいアパートだが大家さんは優しいし何かと気遣ってくれている、家賃も高くはないし、俺は気に入っている、
まあ強いて言うならすきま風が最近寒いと思うが。
木製の扉の鍵穴に鍵を差し込みドアを開ける、
自分の部屋の匂いが鼻を駆ける、自分の部屋の香りでは無いかもしれないが俺はこの匂いが気に入っている、
冷蔵庫の中にケーキを入れ。
すぐにコンセントを差し込みこたつのスイッチを入れる、
亀のようにこたつの中に潜りながら暖かくなるのを待つ、
ふと思うなぜクリスマスイブはカップルが町中に居るのだろうか?
正直普段もどこにでもいるがクリスマスイブ前後はさらに増えている気がする、
思い出をつくりたいのはわかるが、、、
リア充爆
などと思っていた時期が俺にもあった。
ピンポーンというインターホンの音に思考がかき消される、
正直こたつから出たくはないがインターホンを押した人物と約束があるため出ない訳にも行かない。
こたつとは不思議なものだ1度入るとずっと入っていたい誘惑に誘われる。
その誘惑を一時断ち切り玄関のドアを開ける、
開けると少女が1人立っていた。
彼女は最上 明香里(もがみ あかり)
同じ大学の同級生で、バイト先の後輩でもあり、、、
彼女でもある。
「ごめんね?あきくん待ったかな?」
「いや、気にしてない。」
少女を招き入れ、すぐさまこたつに入る。
「あーおこただ!」
少女もすぐに俺の右横の位置からこたつに足を入れる
「あかりはほんと優しいって言うか、あれだな当日欠勤した、小林の変わりに入るなんて。」
少女は笑う
「この前は急に予定が入った美穂先輩の代わりだろ?俺だったら絶対入らない。」
「他に出てくれる人も居なかったし、私は暇だったから大丈夫だよ!さすがに用事があったら断るし。」
などと言うが今年は何度もそういう状態になって、1回も断っている姿を見たことは無い。
「そうか、、、、」
大丈夫と言うなら俺から言うことは無い、
「ご飯まだだよな大したものは作れないが、ちょっと待ってろ。」
俺が立ち上がろうとすると
「私も手伝うよ。」
「お前は休んでろ、良いな。」
手伝おうとする明香里を止めキッチンへ向かう、
家を出る前にスイッチを入れて置いた炊飯器を開けるとふっくらとしたご飯が顔を出す。
少し混ぜ一旦置いておく、
冷蔵庫から鶏肉とハムを取り出し細かく切る、
ほうれん草と人参も1口サイズに切る、
皿にご飯を乗せ切った食材を乗せ、更によくスーパーで売っている細かい溶けるチーズ乗っけて、
電子レンジに入れグリルで焼く、
しばらく待つとドリアの完成だ。
「待たせたな。」
彼女の元に完成したドリアを持っていく、ドリアだけでは少し味気ない気がするが、貧乏学生の俺にはこれが精一杯だ、よくドラマなどで見かける豚か何かの丸焼きのようなものを買うのも考えたが高そうだったのでやめた。
「わー美味しそう!あきくんすごーい!!」
キラキラした目で俺とドリアを見る明香里、
いや食材を切ってレンチンしただけだから簡単なものだが、、、
「「いただきます!」」
食べてる最中に明香里は俺の顔をみて何やらニコニコしていた。
「どうした?俺の顔に何か着いてるのか?」
「あきくん、バイトの帰りに迷子の子助けてあげたんだって?」
どうやらあの事が知られているらしい、たしかその時間明香里はバイトだったはすだが、、、
「誰から聞いた?」
「恵先輩から、帰る時更衣室で一緒になって聞いたの。」
なるほどたしか恵先輩は夜からかのバイトだったはずだ、
バイト先に向かう途中で俺の事を見かけたのだろう。
「ああ、泣きそうになっていたからちょっとな、クリスマスイブに涙なんて悲しいだろ?」
「さすが私の彼氏君です!」
何を言っているんだこいつは、まるで自分の事のように誇らしげにそう言う明香里。
「ごちそーさんした。」
お皿を流しに持っていき皿の中にお湯を貯める、すぐに洗ってもいいのだが、チーズが皿にこびりついていて簡単には取れない、
「ご馳走様でした!また食べたいなあきくん!」
明香里が皿を持ってくる、それを受け取り同じくお湯を入れる
「機会があったらな。」
キッチンから戻ると、明香里が俺を見て床をポンポンと叩いている、ここに座れということだろうか?
明香里の横に座りこたつに足を通すと、膝の上に頭を乗せてくる、
「どうした?食べてすぐ寝ると太るぞ?」
「もーそういう所ダメだよ?」
退いてくれる気配はない、
俺は明香里の頭を撫でる、
それから少し時間が経ち、
「ねえ、あきくん。」
俺を見ながら明香里は言う。
「1年前はさ、こうしてあきくんの部屋でこうして2人で過ごせるって思ってなかったよ。」
まあそうだろうな1年前は同じ講義を受けているだけで
友達でも知り合いでもなかったのだから。
「俺もだ、この1年沢山あったよな、過ごしている時は長く感じるけど、振り返ってみると一瞬だったな。」
「私あきくんと出会えて幸せだよ?」
「何故そこで疑問形?俺も、、、、、」
「俺も?」
「、、、、、、、明香里と出会えて良かった。」
顔が赤くなっているのがわかる、明香里と目を合わせられず逸らす。
「ーーーー」
何か声にならない悲鳴のようなものが聞こえ明香里の方を見ると彼女も赤くなっていた、
そんな彼女が愛しく感じた。
「ねえあきくん、来年もさこんな風に2人で過ごせるのかな?」
来年か、まだ今年も1週間くらいあるが。
「過ごそうぜ、来年はさ色んな所に遊びに行って、そうだ明香里がこの前言っていた遊園地に行くのもいいな、明香里とならなんだって楽しい。」
我ながら恥ずかしいことを口走った気がするが足した言葉を引っ込めることはもう出来ない。
「あきくん、そういう所がずるいよ。」
ずるいとか言われても思った事を言っただけなのだが、、、、
「そうだケーキを買ってきたんだ、食べるか?」
「ケーキ!?食べる!!」
ガバッと起き上がり食い入るように俺の顔を見つめる、
冷蔵庫に入れて置いたケーキを皿の上に乗せ持っていく、
もちろんクリスマスケーキの方だミルクレープは後でのお楽しみだぜ。
「わー美味しそう!!」
「帰る途中にミニスカサンタの子が呼び込みをしているケーキ屋があってなそこで買ってきた。」
「そのお店つい最近できたんだよ!私も行ってみたいなーと思ってたんだよ!でもあきくんがミニスカサンタの女の子にほいほいついて行っちゃうなんて珍しいね。」
突然何を言い出すのだろうか明香里は
「何の話だ?」
「その売り子さんに進められて買っちゃったんでしょ?」
なにかピリピリした物を感じるが機能性だと思いたい
「ぷっあはは冗談だよあきくん!あきくんが女の子にほいほいついて行っちゃうような人じゃないことはわかってるから!」
ほんとになんなんだ、、、、
「あれでしょ?ミルクレープに惹かれたんでしょ?あそこのミルクレープ美味しいって噂になってるからね。」
そうなのかますます食べるのが楽しみになってきたな
「ご馳走様でした!」
元気よく明香里の声が響く
食べるの早いな!?俺がまだ一口しか食べてないと言うのに、いつの間に[女の子の甘いものは別腹]という物なのかこれが、、、、
じっと俺のケーキを見つめる明日香、
全くいつもの事だが、
俺はフォークでケーキを取り彼女の前に差し出す。
「はい。」
彼女の口の中に吸い込まれていくケーキ、
吸い込まれていくようには間違いかもしれないが、
もしかしたらコピー能力が使えるのではないか?
などと思ってしまう。
「ご馳走様でした。」
ケーキをよそったお皿を洗い干す、
水で洗ったので手が冷たくなる、お湯にしてもいいのだが、お湯になるまでには時間がかかるし、だったら多少冷たい思いをしても水で洗った方が早い。
(そういえばもうすぐクリスマスか、プレゼントは何処に、、、、)
棚を探すと目的の物が見つかる。
無駄に緊張しながら明香里にバレないようにコタツまで持っていき頃合を待つ。
「そう言えばあきくん。」
「どうした?」
「明日さ遊びに行かないかな?」
明日、つまりクリスマスに遊びに行くかどうか、寒いから家でごろごろしてたいが、可愛い彼女が遊びに行こうと言っているのだから断る彼氏はいないだろう。
「行こうか。」
彼女は嬉しそうに笑う、
それから話している間に時間が経ち、日付が変わろうとしていた。
「もうすぐで日付変わっちゃうね。」
「そうだな。」
何時もなら日付の変わり目など気にしないがクリスマスイブと大晦日は何故か気にしてしまうことに疑問を覚えながら時を待つ
23:59 55
5.4.3.2.1
「「メリークリスマス」」
合わせた訳でもないのに被ってしまって照れくさくなる、
「あきくんちょっと目を閉じて?」
俺がプレゼントを渡す前に明香里にそう言われ、
言われたまま目を瞑る
ガサゴソと何かを出す音、そして何か服のようなものが擦れる音、そして足音、俺の横に来たのだろうか、
すぐ横には明香里の息遣いを感じる気がする。
「目を開けていいよ。」
真横から声が聞こえるという事はそういうことなのだろう。
ゆっくりと目を開けると綺麗とは言い難いが頑張って自分をラッピングした明香里がそこにいた。
「プレゼットは私なんt、、きゃあっ」
明香里を胸に抱き寄せる、何故か無性にそうしたくなった、
明香里の温もり、吐息、心臓の鼓動を感じる。
「あっ、、あきくん?」
戸惑ったように、でも嬉しそうに言う明香里
そんな明香里が愛おしい。
「もうすこs『ドンドンドンドンドン』
「!?」
隣から壁を叩く音が聞こえる、
「怒られちゃったかな?」
「そうかもしれないな。」
邪魔したのがどこのどいつかは知らないが、気にしてる場合では無い、
俺は明香里に用意していたプレゼントを渡す。
「明香里メリークリスマス。」
「あきくん、、、、ありがとう!!開けてもいい?」
「明香里のために買ったんだから開けてもらわないと困る。」
包装をとき箱を開ける、
「これペンダント?」
「ロケットペンダントだ、中を開けて見て。」
中を開けると1枚の写真が既に入っている。
「これって、、、」
俺たちの初デートの時にとった写真が入っていた、
スマホカメラであまり触ったこともないのに不器用ながら俺が撮った写真、
「ちなみに俺とお揃いだ。」
首にかけて服の中に入れていた物を外に出す、
お揃いのロケットペンダント。
そして明香里から涙がこぼれる。
「どうした明香里!?そんなにダメだったか!?」
女の子にプレゼントなど初めてだったから、
色々考えたが、何もわからず、これなら思い出にも残るだろうと、頑張って考えたのだが、、、
「違う、違うよ、あきくんっ」
明香里が俺に抱きついてくる。
「私嬉しくて、」
俺の胸に顔を埋める明香里、泣き顔は見せたくないのだろうか嬉し泣きだとしても、俺はゆっくりと明香里の頭を撫でる。
青年と少女のクリスマスはまだ少し続きそうだ、、、
〜クリスマスイブの思い出〜
fin
どうも壁ドン作者です、恋愛ものというか、そういった物を書きたくて書いた奴なのですが、、、、
なんだこれ
ちょっと壁ドンしてきていいですか?
(余談ですが迷子のくだりほぼ実話ですwww
強いて言うなら肩車をしたかしてないかの違い、
僕が少年を肩車するほどの筋力をお持ちだと?
(ヾノ´°ω°)ナイナイ
この2人の出会いやら初デートやらこれからどうなっていくかは、
また書きたくなったら書く感じのスローペースでやっていきますので☆
以上 鏡月 空でしたー(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪