ワールドトリガー〔Another〕   作:麒麟@

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ここから少しの間オリ回です


彼らボーダー隊員は備える

 ふぅ、危ない危ない。あれがアフトからの連絡にあった子か。ずいぶんかっこいい子だと思うけどそんなに危険には感じなかったかな。とりあえず戻って隊長の指示を仰ごうかな。

 

 そう考えたその人物は一度帰る。そして今回の遠征のメンバーがそこでゆっくりしている。

 

 

「お疲れ様ー」

「それでどう?玄界は?」

「アフトから言われてた子見つけたよ。かなりかっこよかった。隊長も好みだと思う」

「そっちじゃなくて!」

「あーそれならかなり強いと思う。あの子見た感じ何かしらのサイドエフェクトを持ってると思う。ワタシにも気づいたし」

「ならやっぱりやるしかないね。ここにいる人数は六人。そのうち半分が相手しないといけないけど」

「うん、アフトからのこのトリガーが本当に役にたつかはわからないけど」

 

 

 そういいその人物は隊長の顔を見る。隊長と言われた女はトリガーを見る。このトリガーは聞いた話によると玄界のあるトリガーを封殺できるらしいけどそんなものでここ数年で規模が大きくなった玄界に勝てるとは思えないんだけど。今回の遠征にはうちの国ガーデンブルグの精鋭が集まっている。

 黒トリガー3人までなら勝てる戦力だ。それでも今の玄界には勝てる気はしないけど。

 

 

「隊長、どうする?」

「とりあえずそろそろ攻め込もうか。ただ今回は街を狙うのはなし。アフトからの命令は天羽々矢を取り返すことだからね」

「それうちがもらえないの?」

「アフトから攻められたらうちでも勝てない。それに玄界の恨みは買いたくないからね」

「了解」

 

 

 そういい彼女たちは出撃の準備をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黒江とのあんみつを食べた次の日背中の悪寒が止まらない。そして少しすると本部からの連絡が入る。なんでも緊急の会議らしい。呼ばれているのはA級の隊長、迅さん、それに二宮さん、東さんらしい。

 とりあえず服を着替えてボーダー本部に向かう。歩いて行くとかなり距離があるために少し時間がかかってしまう。

 トリガーを起動していこうかと思ったがその必要はなくなった。

 すぐにレイジさんと出会って拾っていってくれたのだ。そして呼ばれた部屋に行くとすでにちらほら隊長たちがいる。

 

 そこから適当に座る。そしてレイジさんたちも適当に座り全員が集まって会議が始まって行く。会議の内容は本日中にでもあると予想される近界民の侵攻である。

 ガロプラと乱星国家ガーデンブルグらしい。この乱星国家はアフトの支配下にありながらアフトと同じぐらいの力を持ってるという。それはつまりあれだけのしんこうをしてきてもおかしくないということだ。

 しかし司令が迅さんを見ても何も言わない。つまり迅さんの見ている未来では民間人には被害が出ないということだ。

 

 

「それじゃあ今回の狙いはなんなんです?」

「それがわからん」

「まぁなんでもいいじゃないですか。敵は倒すだけでしょ」

 

 

 川原はそういう。しかしその言葉に反応したのは迅だった。未来予知のサイドエフェクトを持っている迅。そのサイドエフェクトで見えたものを防ぐのはかなり難しい。なにせ川原自身黒トリガーを持っていてそれを起動した時には今の本部で勝てる奴はいないだろうと思っていたのだ。

 そのことを伝えようか悩んでいると嵐山が寄って行く。もうすでに会議は終わっていて話しかけてくる。

 

 

「迅、どうした?川原くんを見て」

「嵐山。川原が負けると思うか?」

「どうだろうな。ただ黒トリガーを使った時の彼には勝てる奴はいないと思うぞ」

「だよな〜」

 

 

 嵐山の意見に納得する迅。しかしその顔色はあまりよろしくなかった。それに気づいた嵐山は迅を連れて別の部屋で話を聞くことになっていたのだ。それを知ってるいるのは最後まで部屋にいた忍田さんだけだったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 会議が終わり隊室に戻る。なんでもA級隊員、そしてB級中位以上でランク戦がない隊員全員はボーダー本部にいるらしい。なにせ今回の戦闘はできるだけ秘密裏に行いたいとのことなのでかなりの人数で攻めるようだ。

 

 

「お疲れ〜」

「はぁ、やっぱり隊長って嫌だわ。綾香変わらない?」

「嫌。私たちは新一がいいと思って言ってるんだから」

「わかったよ。だからそのオーラしまって」

 

 

 ちょっと疲れたはずみでつい言ってしまった。綾香は自身が隊長になるのを嫌っている。正確には嫌っているわけではなく自分よりも新一にやって欲しいと言ったのだ。それがこの時2人で始まったチームの約束だったのだ。

 

 

「悪かったよ」

「わかったならいいよ。私も言いすぎた」

「俺が悪かったよ」

「あはは、2人とも始めた時みたいだよ」

 

 

 真琴は笑いながらそういう。実際に2人の始めた時を知るものはこのチームにはいない。しかし真琴が知っているのは自身が部隊に入ってからなのだ。入った時にはすでにB級2位までいて後はA級に挑戦するだけだっだのだ。

 その時に真琴が入ることによってA級への挑戦で勝つことができたのだ。

 

 

「それでなんの話だったの?私たちまで本部に呼び出されるなんて」

「また侵攻があるんだって。けど今回は誰にもバレないぐらいにしたいらしいんだとさ」

「それ難しくない?」

「たしかに。昼なら門が開いたらわかるから来たのもバレないなら夜にしないと」

「それもそうだ。とりあえずはゆっくりしておこう。何かあってからじゃないと動けない」

「「了解」」

「はーい」

 

 

 うちの隊はこれでいい。何かあったら責任を取るのは俺の役目なのだ。だからこそ誰になんと言われようともこのトリガーを使うつもりだ。

 そう思って首にかかっているネックレス型のトリガーに雨羽々矢に触れたのだった。




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