メガネくんの護衛について少し経つと新型があらわれた。俺はブラックトリガーですぐに蹴散らした。このブラックトリガーなかなか使い勝手がいい。
そして局面はいよいよ正念場に来た。かなりの数の隊員が脱落し、戦況としても厳しい。
「メガネくん、ここからは基地までひたすらに走るぞ」
「わかりました。けど基地の扉が開かない時はどうしますか?」
「やりたくないけど最悪壊して中に入る。そのまま鬼怒田さんに直してもらおうかな?それかグラスホッパーで上まで飛んでいくよ。上から狙撃してる連中もいるみたいだし」
そこで俺に対して連絡が入った。
「隊長、烏丸くんからの情報だよ────」
「了解、さすが」
俺は得た情報を元にすると目の前に向けるとゲートが開いた。中からは人型ネイバーが2人出てきた。
「標的確認、処理を開始する」
「三輪!?」
「川原か。それに三雲」
「三輪先輩、この2つをお願いします。僕たちがネイバーを食い止めます」
すると三輪は頭に来たようで思いっきり三雲を蹴った。どうやら三輪には気に召さなかったみたいだ。まぁ仕方ないと言えば仕方ないが、厳しいと思う。
「三雲ここから逃げろ。こいつらは俺と三輪でやる」
「はい!気をつけてください」
「あぁ」
[運び手が逃げ出した。ミラ]
[かしこまりました]
俺はすぐに打ったが、間に合わずそいつはゲートの中に消えていった。
「川原、今はこいつを処理するのが先だ」
「あぁ、すぐに三雲を追う。三輪やるぞ」
「貴様に言われるまでもない」
俺たちは攻撃を開始した。が想像以上に魚のガードが硬い。いくら攻撃しても攻撃が当たらない。これじゃあこっちのトリオンがなくなっていずれ終わる。
「三輪どうする?」
「それを考えるのはお前の仕事だろう」
「相変わらず勝手だな」
本当に勝手なやつだ。けど今の俺にはあの親父がくれた天羽々矢がある。これ頭の中に使える技がどんどん出てくる。使い方まで教えてくれるし。
「三輪、30秒俺を完全に守れるか?」
「余裕だ」
「なら30秒守ってくれ。一つ試したいことがある」
「わかった」
俺は弓を引きしばらくするとどんどん矢がデカくなっていく。引く量によって大きさは変わったり、これを使うことができるのはなかなかいないみたいだ。
自慢じゃないけどトリオン量にならそこそこ自信がある。
「三輪よけろ!」
「なに!?」
「
その一撃は地面をえぐりトリオン魚たちを貫いてそのまま人型ネイバーごと貫いた。前もって軌道を上に行くように打っていてよかった。その一撃は雲までも吹き飛ばした。
「なんで威力だ」
「俺もビビった。けどトリオン半分ぐらい無くなった感じだわ」
「貴様で半分ならほとんどのやつには使えないな」
見るとその人型ネイバーはトリオン体が砕けてこのまま攻撃すると確実に倒せる。
けど言葉にはできないけど嫌な予感がする。
「これで終わりだネイバー」
「待て!三輪」
「なんだと?」
「そいつを捕えろ。あとでなら始末しても構わない」
「どういうことだ?」
「嫌な予感が止まらない。早くしろ」
「わかった」
三輪は言葉通りそいつの首に孤月を当てて動けなくしていた。それは功をそうした。
[隊長!!]
「なんでお前がここに?メガネくんは?」
[ミラ金の雛鳥は]
[回収済みです、それともう一つ]
「待て!それを返せ」
[あら、あなたにそんなこと言われる義務はないわ]
「三輪そのまま押さえとけ。俺はこいつも倒す」
「わかった」
三輪がこの時素直に従ったのはわけがあった。今川原が放っているさっきはただ事じゃない。これは本気で切れた時の川原だと初めて知ることになった。
「消えろ、
[あなたは厄介ね。さようなら]
「待て」
そいつは人型ネイバーをさらって消えようとしたので俺のワープの中に飛び込んだ。
「おい!川原!!!!!」
[ミラ殿その方は?]
[ヴィザ翁一体なにを?]
「おい、お前がもってるトリオンキューブを全て寄越せ。そうしないと俺はこの船を壊す」
[あなたどうやって!?]
「俺は選択権をあげてるんだ。今ここで破壊されて死んでブラックトリガーを全て回収されるか、今回手に入れたものを渡すか。どっちがいい?」
[ミラすべて渡せ。今回の事はすべて放棄する]
[かしこまりました]
俺はトリオンキューブをすべて受け取った。向こうも本当なら反撃しようとしたけど全員トリオン体を破壊されたから反撃のしようがない。だからこっちの要求を聞いてくれたんだろう。
そして俺は基地の前に落とされた。周りはすでにもう暗い。
そのまま基地の中に入ってすぐに会議室に向かった。すでに今回の犠牲のことで会議を始めてるんだろう。俺はそれを止めるために乗り込んだ。
「失礼」
「川原くん、無事だったか」
「忍田さん、こっちは大変でしたよ。それとこれ」
俺は机の上に今回の返してもらったトリオンキューブをすべて転がした。
「貴様これはまさか!?」
「鬼怒田さんこれ今すぐ解ける?あとこれを最優先で」
「それはまさか」
「そうそう今回の犠牲のC級」
「君は本当に」
「根付さん、これでメディアへの対処はかなり楽になるでしょ。それと俺はこれで」
「川原、今回はうちの修と千佳を助けてくれてありがとう」
「林藤さん、ありがとうございます。なら今度また基地に飯誘ってください」
「あぁ、まかしとけ」
「川原くん、まちたまえ。君が今回手に入れたブラックトリガー、それでS級への任命をする」
「城戸さん、今回の件で俺に報酬をくれるなら3つ頼みがあります」
「いいだろう」
「1つ目俺たちをまだA級の川原隊として続行させてください」
「それはこちらとしても助かる」
「2つ目、このブラックトリガーは俺がもっておきます」
「まぁそれも構わない」
「そして最後に俺の父親と母親の葬儀を行なって欲しいです。家族葬で」
「わかったその条件たしかに引き受けよう」
「ありがとうございます」
「なに、こちらこそ礼を言う。よくぞC級を助けてくれた」
俺は頭を下げて会議室から出て行った。もう既にブラックトリガーは解いている。トリオン体なら疲れを感じないと言うがさすがに疲れた。
俺は作戦室に戻って少し寝るつもりだった。
けど作戦室に戻るとそんなことにはならなかった。なぜなら
「かんぱーい」
「はぁ俺は寝るつもりなんだけど」
「まぁそう言うなよ川原。こんなのもたまにはいいだろ」
「あの太刀川さん、このうちの作戦室なんですけど」
「川原、今回は疲れたな。こう言うのもたまにはいいだろう」
「風間さん、お疲れ様です」
「川原、お前昔に比べると随分顔つきが変わったな。随分と柔らかくなった」
「たしかにそうかもしれません。それも桜や真琴、綾香にも助けてもらいましたし、ボーダーに入ってみんなに助けてもらいました。それが影響しているのかもしれません」
「そうか、それは良かった」
俺は結局寝る事なくそのままみんなと楽しんだ。結局綺麗していた俺たちの詰所はぐちゃぐちゃになり大概の人は寝落ちしていた。一人ひとりに布団をかけたあと俺は2人の人物に会いに行くことにした。
「そろそろ来ることだと思ってたよ川原」
「迅さん、今回の俺の死ぬ未来ってどんなんだったんですか?」
「それはな、お前が桜ちゃんを庇って親父さんとお袋さんに殺される未来だったんだ」
「そうですか」
「親父さんとお袋さんのことは聞いた。俺がもっとしっかりしていれば」
「いえ、迅さんは今回最大限に答えてくれました。本当にありがとうございました。おかげで桜を守ることをできました」
「川原、言葉と顔があってないぞ。そういう時は思いっきり泣いていいんだ。だから」
「はい、けど俺が泣くわけにはいかないんです。俺は隊長でみんなを支える立場ですから」
「そうか、いつか川原自身のすべてを受け止めてくれる人が」
迅さんはそう言って何処かに行った。俺はもう1人会わないといけない奴がいる。今回世話になって本当に助かった相手に……
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