空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中] 作:特殊作戦群
第6護衛隊群 イージス護衛艦「はぐろ」 甲板
「ふぅ・・やっと終わった・・・やはり此処でないと落ち着かない」
俺はイージス護衛艦「はぐろ」甲板上にいた。先程まで防衛省が許可したマスコミの取材の為軍服を着て取材を受けていた
「艦長、お疲れ様ですようやく休暇ですね」
甲板にいた乗組員に言われるが
「まぁな、でも海上自衛官の性かな・・・護衛艦の上にいないと落ち着きそうにない」
俺は言い艦を見上げる。そして
「例え艦の中でも休めるうちにゆっくり休んでおけよ・・・今に目の回るレベルで忙しくなる」
言い艦を下りた。俺はそのままレストランに入り昼食を取る。
「ビーフシチューランチとブラックコーヒー一つ」
お冷を飲みつつメニューが運ばれてくるのを待っていると
「お客様、申し訳ありませんが相席よろしいでしょうか?」
店員に言われ
「構いませんよ」
答えそのままお冷をついで飲んでいると
「しつれいしま・・・・」
顔を上げると、そこに居たのは高校の先輩だった佐伯真珠だった。彼女は座り
「ひ、久しぶりね・・・」
彼女は恐る恐る俺に声をかけ
「びくつかないで下さいよ、[色彩の女王]の名が泣きますよ?」
言った。方や海自一等海佐、方や世界に名が知れた名画家思ってると
「そんな事ないわ、私も日向も菖蒲も父さんもお母さんもずっと心配してた、先の事件でハラキリさせられて閑職に追いやられたって。せっかく護衛艦の艦長になったのに解任されたと・・・・・」
真珠先輩は言い
「仕方がなかった事です、艦のトップが全責任を負うのは当然の事ですからね。命令を逸脱し、艦を乗組員を危険に晒せば責任はとらねばなるまいそれが幹部の責任ですよ」
俺は言った。ランチがが運ばれ
「ふぅ・・・うまい」
俺は言い真珠はサンドイッチを食べ終え会計を済ませ外に出ると
「一ノ瀬、少しいいかな?」
真珠先輩は言い
「ええ、構わないですよ」
俺は言い真珠先輩に案内されるままに連れて行かれ
「ここは・・・・」
俺は呟く。ここはよく高校の時俺や翼それに木村とも来ていたもちろん真珠ともそして真珠は振り返り
「一ノ瀬、今の日本に・・そこまで・・貴方が命を賭けてまで守る価値はあると思う?」
真珠先輩は悲しそうな顔をして言い
「政治家はなんでもかんでも嘘を付き、この前のような時もそうだった。絵かき仲間に中国の方がいたけども「なぜ一ノ瀬中佐が処罰されるんだ、日本の法律は明らかにおかしい」言う方もいた、貴方の行動が間違っていないと言う人も、それでも貴方は処罰されて艦長職を解任された。ねぇ優希もう十分じゃない、国にそして私達国民に対する義務・責任は十分果たした。先の尖閣紛争時にだって自衛官としてそして軍人としても戦ったもう十分だよ。」
普段あまり感情を表に出さないような真珠先輩がそこまで言うのは珍しいと思いつつも
「いつも気にかけてくれてありがとうございます。それと行ってなかったですけども俺、もう一線に復帰したんです。どの艦とは言えないですけれど昇進付きで艦長職に復帰したんです」
答え
「えっ・・・・」
真珠先輩は言い
「イージス艦の艦長に推薦されてね、それとさっきの問いに答えるならば、どんなに腐っていても俺は今の国は守るべきだと思う。自分の命を賭ける価値があると思っています」
答え
「そう・・・言うと思った」
真珠先輩は言い
「私はこれ以上貴方に危ない事をして欲しくない、仕事ならいっぱいある。私や日向に菖蒲達と一緒に絵の道に戻る事だって」
真珠先輩は言い
「木村や部下の高本それに風吹に大勢の仲間をほおりだしてそんな無責任な事は俺にはできない。真珠が絵を書く事に誇りを持ってるならば俺も同じだ、制服の袖の印に誇りを持ってる。」
自分の意思を言い
「それが貴方の答え・・・・・」
真珠先輩は言い、俺は時計を確認し
「スミマセン、おじさんやおばさん達によろしく言っていたと伝えてくれ」
俺は言うとそのままその場を後にする。その場に残された真珠先輩は
「・・・・いい加減気づいてよ・・・・・・鈍感・・・・」
つぶやいたのだった。優希が第6護衛隊群所属と知る事になるのは先の話。休暇明けに第6護衛隊群は更なる練度向上の為に演習に出航するのだった。
次回第十話~想い~を予定しています。