空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中] 作:特殊作戦群
首相官邸
日本国総理大臣 伊部仁三
副総理兼財務大臣 天羽良治
防衛大臣 西郷孝頼
外務大臣 木戸繁晴
官房長官 福澤富雄
「小笠原諸島で海上自衛隊のイージス護衛艦「はぐろ」が火器管制レーダー照射を受けただと」
総理大臣伊部仁三は言い
「はい、先ほど艦長の一ノ瀬優希一等海佐より報告を受けております。東亜連邦の艦載機MIG35かと思われます。更に「はぐろ」には東亜連邦により襲撃され沈められ漂流していた所を「はぐろ」に救助された台湾漁船の乗組員もいます。」
西郷防衛大臣は報告し
「それで護衛艦「はぐろ」に対処は」
天羽副総理は言い
「はぐろは回避行動に徹しています。ですが総理ここで「撃たねば」彼らは殺されます相手は、東亜連邦が常識の通じるような相手ではないという事はよくわかっているはずです。なにより東亜連邦が付け上がる事になります。「自衛隊は一発も撃ってこない」いや「撃ってくる事ができないと」総理ッご決断を」
西郷防衛大臣は言い伊部総理に武器使用の決断を迫るが
「バカを言うな、一発でも撃てばもう後戻りはできなくなるんだぞッもっとよく考えろ、東亜連邦と事を構える事になれば大事なるんだぞ、先の有事を忘れたのか」
外務大臣の木戸が西郷防衛大臣を怒鳴り返し
「この状態で撃たずしてどう切り抜けろと言うのだ貴様は現場の自衛官に死ねと言うのかこの大馬鹿野郎ッ」
木戸外務大臣を怒鳴り散らしたのは官房長官の福澤だった
「ッ」
木戸外務大臣は黙り
「総理、事は緊急です。敵機への攻撃は許可しない方針で「対ミサイル防御」のみに限定し武器の使用を許可すべきです。」
冷静に官房長官の福澤は伊部総理に進言し
「敵機が放つミサイルのみです。敵は自衛隊の優秀さを全く知らない。かつての尖閣有事の際に艦隊の防御を中国はほぼ突破できなかった、絶壁の守りを誇ったその腕を彼らに見せれば良い。自衛隊と事を構える事がどう言う事かを教えれば良いのですそれにはぐろは日本の領海に居るのですから」
極めて冷静に福澤官房長官は言った。
「敵機の発する対艦ミサイルに限定しての防御か」
伊部総理は言い
「確かに、それならば筋は通っている「防衛戦」は我々の十八番だろ」
天羽副総理が言うなか
「外務省としては認められない、一発でも撃てば東亜連邦に口実を与える事になりかねない」
食い下がる中
「ではお聞きします、木戸外務大臣。先の中国籍商船の撃沈や乗員の虐殺等などを行うやからを誰が信じますか?外交とは互の信頼があって成り立つものでは?人の庭に銃を持って入って来るやからに警告し引かないなら実力を持って排除する。こうして不毛な争いをしている間にも一ノ瀬一佐以下300人の乗組員が危険に晒されているんだぞ」
福澤官房長官は言い何かに気づいたように
「さてはお前、前のように一ノ瀬一佐が暴発でもすればとか考えてんじゃないだろうな。」
言い
「・・・・・・・・・・・・」
何も言えずに木戸が黙り
「情けない・・・・本当に情けない。一ノ瀬一佐がかつて中国籍商船を東亜連邦海軍の潜水艦の雷撃から救った時、自分の首が飛ぶのを承知で命令に背いた。彼はあの時艦隊司令に言った言葉がある、伊部総理はご存知ですよね」
福澤官房長官は尋ね
「もちんろんだ彼は「誰かを処分せねば終わらないでしょうこの問題は。私一人が解任される事でこの問題が沈静化されるなら安い物です」そう言ったんだ。」
伊部総理は言い
「その意味が分かるか?事態の沈静化のため、政権にダメージがいかぬように自ら人身御供になった、ハラキリを行った。彼は世間中からの非難に晒された。「暴発した自衛官」と言うレッテルを貼られそれでも彼は燻らなかった。今度は我々が現場を守るべきではないのか?今考える事は己の保身なのか?外務省の人間ならお前だって知っているはずだろう、あのあと当時の一ノ瀬二佐が世間の非難にさらされる中、中国政府は公式の場で彼を指して国家元首が感謝の意とそして謝意を表明した事日本にある中国大使館から外務省・官邸と抗議の電話が鳴り響いた事、それを知っていてそういう考えを持ってるのなら、お前は官僚失格だ」
福澤官房長官は言い
「私は現場の乗員の身の安全を守る為、並びに自衛隊法第95条の2「武器等防護」が十二分に適用されると思われます。よって武器の限定的使用の許可を進言致します。」
伊部総理に向き直り、福澤官房長官は言い
「なる程な確かに法律に則っている。問題はないだろう。」
伊部総理は言い
「天羽副総理はどう思うかね」
尋ね
「はい、私も総理と同じ考えです。依存は全くございません」
天羽副総理は頷き
「西郷防衛大臣」
次に聞き
「依存ありません」」
防衛大臣も頷く。
「木戸外務大臣・・・・・・言わなくとも分かるね」
伊部総理は言い
「はい・・・・全面的に同意致します。」
木戸外務大臣は不服そうではあったが渋々というように従った。
「西郷防衛大臣、艦隊司令に通達、イージス護衛艦はぐろに連絡「武器の使用」を限定的に許可すると。但し「敵機」の撃墜は許可しない。これを厳守してくれ」
西郷防衛大臣に命じ
「了解致しました」
部屋から出ていくそして
「木戸外務大臣君は少し待ってくれ、話す事があるんだがいいかね」
伊部総理は物腰柔らかく言っているが目が笑っていないと見えるのはまた別の話。
次回~対空戦闘~を予定しています。