空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中]   作:特殊作戦群

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現場で追い詰められる一方、本国から朗報が飛び込んだ 「限定的に武器の使用を許可する」と


第13話~対空戦闘~

小笠原諸島近海 イージス護衛艦「はぐろ」CIC

 

「本当ですか、司令」

 

俺はヘッドセット越しに言い

 

「ああ、だが「対ミサイル防御」のみだ。敵機の撃墜は許可しない。防御能力の高さを見せてやれ」

 

司令は言われ

 

「感謝します」

 

言い艦長の席に座り

 

「総員対空戦闘用意ッ、繰り返す対空戦闘用意こいつは訓練にあらず」

 

乗組員たちは頼もしい事に慌てる事なく配置につき

 

「艦長、対空戦闘総員配置につきました」

 

砲雷長の子林三佐は言い

 

「敵機三機共に対艦ミサイルを発射確認ッ」

 

レーダー要員は言い

 

「対ミサイル防御、目に物見せてやれ」

 

俺は言い

 

「6発接近」

 

レーダー要員は言う中この艦の欠点とも言える物が一つあった。本来なら最初にミサイル攻撃を受けた際にはECM妨害電波を発して目潰しをかけるがこのはぐろにはECMは装備されていない、というより機能を排除されている形になっているのだ。

 

「クソッ目潰しができないんじゃ対処法は限られる」

 

俺は毒付き

 

「艦長、敵対艦ミサイル接近距離12600」

 

レーダー要員は言い

 

「対空ミサイル発射用意ッ」

 

子林三佐が言い

 

「ぶちかませっ」

 

俺も言い

 

「テーーーッ」

 

前甲板VLSから6発の対空ミサイルが発射され、敵機から発射された対艦ミサイルに向かう

 

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

息を呑みディスプレーを見る本艦より発射されたミサイルは4発に着弾したが

 

「二発すり抜けました、距離7600」

 

言い

 

「主砲で対処」

 

俺は子林三佐に指示をだし

 

「主砲用意ッ」

 

子林三佐は言い

 

「左75°まっすぐ突っ込んでくる」

 

主砲のけたたましい射撃音が聞こえ

 

「一発撃墜、更に一発突っ込んできます」

 

レーダー要員は言い

 

「近接防空火器オープンコントロール」

 

20mm機関砲の射撃音が鳴り響き最後の一発を叩き落とす。がまだ安心はできない

 

「レーダー、敵機からの再度突入は」

 

言い

 

「諦めの悪い連中ですよ、最初の三機は撤退したようですが、更に4機確認、ミサイル発射を探知ッ、数8発」

 

レーダー要員は報告し

 

「砲雷長ッ」

 

俺は言い

 

「お任せをッ、データー入力発射用意ッ」

 

「撃てっ」

 

俺が言い

 

「テーーーーーッ」

 

更に前後甲板から4発づつ合計8発のミサイルが飛んでくるが

 

「5発名中、3発が突っ込んできます、距離2500近すぎますッ」

 

状況を報告され

 

「主砲じゃ間に合わない、CIWSで対処、チャフ発射ッ」

 

命令する。20mm機関砲の射撃音と共にチャフが発射され

 

「CIWSで2発仕留めましたッ」

 

「残り一発はッ」

 

翼が言い

 

「本艦命中コースですッ」

 

焦ったように報告する、当然だイージス艦は被弾しない事を前提に作られている。一発でも被弾しようものなら確実に海の藻屑だ。

 

「チャフの効力はッ」

 

俺は横から聞き

 

「以前本艦上空に」

 

「チャフをくらえッ」

 

「くらいやがれ」

 

「くらえっ」

 

俺達は叫んでいた。

 

「命中軌道それますッ」

 

その刹那に振動と揺れが艦を襲い

 

「うおっ」

 

「うわっ」

 

「おわっ」

 

「艦首右舷破損浸水、命中軌道を逸れた敵対艦ミサイルの爆圧により破損したと思われます。」

 

報告と共に警報が鳴り響く

 

「破損付近に応急班を送れ、浸水を止めろッ」

 

その時俺の視界がぐにゃりと歪み

 

「{まさか・・・・さっきの}」

 

爆圧の衝撃でよろけた際に近くの機器に頭部を強打してしまっていたのだ。

 

「く・・・くそっ・・・・・・」

 

翼や山本三佐が何か言っているように聞こえるが、そこで俺の意識はぷつっと途切れてしまったのだった。




次回~つのる危機感~を予定しています。
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